テュービンゲン大学古生物博物館 その2

2011年4月8日 / 2011年 ドイツ

テュービンゲン中心街にある化石販売店。

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この犬の像を見て
「ちょっとゴルゴノプスっぽいですよね」とBuhler氏。マニアックな例えだ(笑)。
昼食&ちょっとした観光の後はテュービンゲン大学へ。

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古生物棟に行く前に、Buhler氏の取り計らいで、先ほど気になった動物学展示へ。規模はそれほど大きくないものの、動物の骨格&剥製が充実していました。画像使用の許可は取っていないので、画像紹介はパス。
さて、ここからが本番。何せ撮りたい展示が目白押しなので、ダラダラしてると終わらない!
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ヘノドゥス! 念願かなってついに見れました!
しかも、展示台は底面もガラス張り、さらにその下の床には鏡があり、腹側からもバッチリ見れてしまうのです! まさに驚愕の展示。長年不思議だった腹側の装甲は!?、、、アレ?無い。どうやら未発見or展示されていないようです。 とはいえ、至近距離で細部をじっくり見れるのです。ウヒャウヒャ言いながら画像撮っていると、Buhler氏「あの、ヘノドゥスなら、上のフロアにもう一体あるよ」
、、、、、、、ナニーーーー!
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ほんとだ! 板歯類解説コーナーが階段上がった所に飛び地のように。

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ヘノドゥス2体目。状態や展示方法は1体目とほぼ一緒。こちらにも腹側の装甲無し。

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一体目のヘノドゥスすぐ脇の板歯類コーナー。 ここの展示を見限り、プラコケリスの一般的なウミガメのような復元、やっぱりおかしいのでは?
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プラコケリス、ヘノドゥスとくれば、忘れてはいけないのがプラコドゥス。全身立体骨格、初めて見ました。
では、ここからは簡単に展示紹介。

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ケントロサウルスプラテオサウルス
30代以上の恐竜好きなら、本等で見慣れた骨格達かと。
実際に見ると感慨深いものがあります。

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魚竜がさらにさらに。
立体骨格はオフタルモサウルス。
まだまだ他にも魚竜が展示されています。

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海ワニコーナー。メトリオリンクスの立体骨格も!
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プレシオサウルス類
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単弓類部屋。
リユーアル作業中のため、こんな状態でした。

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これもリニューアル作業のため、一部パーツが外されています。

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ディメトロドンはこれまで何度と無く見てますが、頭骨はまるまるレプリカとは言え、これだけ実骨化石が使われているのは初めてかも。
この他にも、アンモナイト等無脊椎部屋、小規模でですが哺乳類部屋もありました。改装中につき、普段は一般解放していないようなので、画像の紹介はパス。
決して大きい施設では無いのですが、驚くべき濃さの博物館でした。もう魚竜とか、これでお腹一杯、と思っていたのですが、、、
次回予告
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まだまだ俺たちの闘いは始まったばかり!
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テュービンゲン大学古生物博物館 その1

2011年4月6日 / 2011年 ドイツ

前日、ベルリンからICEでシュトゥットガルトに移動。
翌日、そのシュトゥットガルトからローカル線で1時間ほどのテュービンゲンに。

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駅から歩いて十数分で、目的のテュービンゲン大学古生物学博物館

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ちなみに入場無料。というか、研究棟の一角が展示室になっています。
で、入り口すぐに、、、
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「恐竜学最前線」での金子隆一氏のレポートや、事前に研究者さん方にいろいろ情報は貰っており、ある程度予測していたとは言え、ヤバい! ここは絶対にヤバい!
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壁の模様と思いきや、、、
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全部に化石が嵌ってる!どれも見事な保存状態。
2Fの展示室に上がった所で、フィリップ・ハブリック氏マークス・ブラー氏と合流。ハブリック氏は、今回の訪問にあたって事前に博物館に連絡した所、その担当の方から、またベルリン自然史博のハインリヒ・マリソン氏からも紹介して頂き博物館を案内して下さる事になっていました。
ブラー氏は、古生物・現生動物・未確認動物造形が趣味で、これまではネット上でのやり取りがあったのですが、会うのは今回が初めて。

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そこはかとなくクラフトワークの「マン・マシーン」のジャケット風味。向きが逆&一人足りないけれど。
とりあえず展示の撮影は後回し、お二人といろいろとお話しつつ見学。昼過ぎになり、ハブリック氏は仕事に戻られ、ブラー氏はそのまま同行して頂ける事に。そこで「展示の画像を撮る前に、ランチ食べたいです。 どこかこの近所で美味しいテュービンゲンな料理食べられる所あります?」と聞くと「特にテュービンゲン料理的なものは無いけど、案内しますよ」と中心街へ。
と移動し始めてすぐに、、
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大学の動物学研究棟だそうで、骨格・剥製等の展示があるとの事。
「一応一般開放もしているけど、担当者の許可がいるから、もし見たいなら後で聞いてあげますよ」とブラー氏。

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昼食。普通の観光客だとまず入らないようなお店。

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日本なら、肉一枚で一人分、なボリューム。旨い!
食事中、肉食恐竜の唇の話に。ブラー氏の見解を聞いてみると、「軟組織の痕が見つかってないと思うし、なんとも言えないかな。でも、そういう話なら私はバシロサウルスの頭部の復元に興味があって、、、」 そう来たか! 私もいろいろ考えていた所です。解説の為にブラー氏が描いたバシロ頭骨は、ちゃんと歯の形状が合ってました。この人、ちゃんと判ってる!「クジラって言えば、日本でも凄く面白いのが見つかってますよね。ナントカカントカって学名で、、、」「?????、、、ちょっと学名を書いて貰えます?」で、その学名見ながら氏の説明を聞く事、2~3分、、、、「Brygmophyseter shigensis、、、、シガマッコウか!」 もっとはやく気付よ、俺。というか、和名だけ覚えてちゃダメだ。反省。

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Buhler氏自作のペンダント。かわいい。
食事の後は、ちょっと観光。中心街すぐそばのホーエンテュービンゲン城へ。

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らしくなく、観光旅行な感じ。
という事で、長くなったので展示の画像がほとんど無いまま次回に。
次回予告
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ついに念願の!

ベルリン2日目>移動日

2011年4月4日 / 2011年 ドイツ

ベルリン2日目は、午前中は再度、ベルリン自然史博物館へ。
午後からはベルリン動物園&水族館へ。

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このパンダの人気の無さっぷり(笑)。
列の必要などなく、普通にこの距離で見れます。もしかして、運が良かったのかな?でも、ライオンやアシカの餌やりのほうがずっと人が集まってたし。なんせ「地球の歩き方」にさえ、パンダよりもゴリラやシロクマ(クヌート・先日死亡してしまいましたが)のほうが人気、ってあるくらいだし
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途中、動物園内で遅めの昼食。
次は動物園の同じ敷地内にある水族館。
水族館なのですが、外側が何故か恐竜、しかも
なかなかのレトロ感。

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凄い胴体のトリケラ。

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なんと、メイオラニア。

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ベロドンって誰?と思ったら、現在はフィトサウルスになっているそうです。

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そしてイグアノドン。
古い復元と建物の雰囲気が合っていて、風格があります。
水族館、とありますが、規模は大きく無く、また魚類だけでなく、爬虫・両生類、昆虫の展示に非常に力が入っています。特に珍しいものが揃っている訳ではなく、一般的にはペットとして飼われている種類も多いのですが、ケージ内のレイアウトや個体の状態の良さが目を引きます。

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とか良いつつ、何気にムカシトカゲがいたり。
遠くにいたのを無理矢理撮ったので、こんな画像。

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魚類フロアの一角
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爬虫類フロアの一角
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休憩場所
帰りに駅の近くでCD屋見つけたので、ミヒャエル・ローテルのCDとか探しましたが見つからず。っていうか、ノイ!とか日本発売版売ってるし。
4/3
この日は移動日。
今回の旅の目的の一つが、電車を使っての移動。いつものSVP参加は、空港とホテルの移動はタクシーで済んでしまいますし、電車やバスを使う事は稀。ですが、そこは鉄道・バスの交通機関が発達しているドイツなのですから、極力そういうのを使ってみよう、という事で、ドイツの新幹線・ICEで次の目的地へ移動。チケットは事前に日本からネットで取りました。料金が飛行機に近い感じで、三ヶ月前から販売開始、時間帯にもよりますが、場合によっては定価の1/4程度で買える事も。今回はちょっと贅沢して1等席に乗ってみました。といっても、値段がそんなに高くなる訳ではありません。

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割とシンプル。席が少ないので開放感はありますが、日本の新幹線のグリーン席のほうが高級感はあるかな。
・・・・・
オマケ ドイツのテレビで流れてるCM

ドイツ編、続く

ベルリン自然史博物館 その2

2011年4月3日 / 2011年 ドイツ

博物館見学中に、「サウルス」「ソーラス」
「ザウルス」の3通りの読み方を聞きました。
「ザウルス読みの元はドイツ語読み」を実感。
・・・・・・・
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恐竜画像追加。
プラテオサウルス舌骨付き!
前回の記事の
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の画像。
ARCHAEOPTERYX、
つまりあの始祖鳥ベルリン標本の間です。

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 照明が3方向に設定されていて、時間が経つと照明の方向が変わります。それにより微妙な凹凸の影の具合が変わり、様々なディテールを観る事が出来るのです。
では、ここからは解説は簡単に
(細かく紹介しだすと、ホントにキリがない)
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化石展示室。リニューアル前のちょっと年代を感じさせる展示に、新しい展示も混在してます。

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鉱物・岩石展示室。

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中~大型哺乳類剥製
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小~中型動物の剥製
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ペンギン
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剥製製作や化石のクリーニング等、博物館の展示に使われる様々な物の製作を紹介する一角。

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剥製製作紹介
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昆虫拡大模型展示
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 ピンボケで申し訳ないですが、模型のおおよその大きさが判るかと。
 この一連の模型を製作したのはAlfred Keller氏。そして製作されたのは1930~50年代! 模型製作の映像もありましたが、作り方は展示用模型としては至ってオーソドックス。それだけに、このリアルだけではない、美しさも兼ね備えた作品を制作したAlfred Keller氏の知識と美意識の高さに溜め息がでるばかり。
また、博物館の過去の展示物を紹介する(?)企画展が開催されていました。

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 英語の解説がない展示も多くて、それが残念な一方で、もし英語解説があったらそれも読み始めて、本当に時間と体力が足りなかったかも。
 念のためと、ベルリンで2日まるまる時間を取っておいて良かったです。
ドイツ編 続く
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ベルリン自然史博物館 その1

2011年4月2日 / 2011年 ドイツ

ホテルから数分のベルリン自然史博物館
(博物館に近いホテルを取ったのです=他の場所の観光・見学をする気がほとんどない)
 博物館見学の折には、とりあえず全部をぐるっと見て展示物を一通り把握する事にしていますが、、、
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 入っていきなりです。ここで一旦魂抜かれます。私くらいの世代なら、恐竜骨格の象徴の一つと言っても良かったベルリンのブラキオサウルス・ブランカイ。あれと同じ標本からより精度の高いレプリカを再制作、博物館リニューアル時に再組み立てしたもの。以前の組み立てよりもさらに頭の高さが高くなったそうで、それに合わせホールの天井も改修したのだとか。首の角度に関しては、関節部の軟骨の厚み等を考慮すると可動範囲が結構広い、という説があり、それを取り入れているようです。ここまで頭を上げることは可能であっても、それが基本的な姿勢でも無い、という見解もあるようです。これほど上には上がらない、という説が最近の主流ではあるのですが、この辺は未だ諸説あります。
 前肢の動きも結構思い切った感じではあります。首の角度も含めて、結構アクティブな動物としての表現です。ちなみに、ブラキオサウルス・ブランカイは現在はギラッファティタン・ブランカイと言われる事が多くなっています(博物館の展示解説はまだブラキオサウルスのままでしたが)。
 気を取り直して次に進もうにも、やはりアチコチで足が止まってしまい、恐竜ホールをなかなか出れない。
そしてダメ押しで
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アレですよ!アレ!
詳細はまた後ほど。
 さて、あとは他の展示をグルっと見て、また古脊椎関係の展示に戻ってくるか、と見学始めましたが、、、、
 ヤバい!っていうか、俺この博物館甘く見過ぎてた!(と、毎回どこの博物館行っても同じ事言ってますが)。
いや、甘く見てたつもりは無かったのですが、予想を遥かに越えた凄さ! 人間、凄いもの見ると本当に口が開きっぱなしになるのです。あと、凄いもの連続で見ると、今自分が驚いているかさえ判らなくなるのです。なんていうか、感情のアップダウンが無くなる(トップギア入りっぱなし)ので困ります。
とりあえず、恐竜ホールに戻って落ち着く、っていうか、ここが落ち着く場所になってるのが既におかしい。

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 ディクラエオサウルス! 
 これも子供の頃から見たかったんですよ~(感涙)。他の展示でも見た事なかったので、初ディクラエオ。このブログらしく、この真横からの画像を。このアングルの画像は、他でもほとんど無いはず。

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ディプロドクス
 この竜脚類3体が並ぶホール中央は「Parade der Titanen」(巨人のパレード)と題されています。そのまんま、ですが楽しいです。

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 最初、これ誰?と思って解説見たらエラフロサウルスでちょっとビックリ。以前の展示では、もっと細長い顔をしていて、その写真を子供の頃から本で見ていたのですが、リニューアル時に、近年のケラトサウルス類のアベリサウルス類に属するという説を元に頭骨を新調したようです。前肢も以前と違うような、、、。

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 ケントロサウルス
 これもリニューアルで再組み立てされてます。
と、恐竜ホールで撮影しているところで、この博物館の研究者であるHeinrich Mallison氏と合流。Mallison氏は、プラテオサウルスやケントロサウルスの標本のデジタル3Dデータを取り、それを元にコンピューター上での骨格組み立てや可動範囲の考察の論文を発表されています。以前からメールのやりとりがあったのですが、直接会うのは初めて。で、挨拶もそこそこにバックヤード(収蔵庫)へ案内して頂く事に!
 でも、バックヤードで見聞きした事はここでは書けませんので、あしからず。 Mallison氏の次の予定の都合で二時間ほどの案内でしたが、終わった時は眼も頭もヘロヘロでした。
 また、Mallison氏の解説が面白い!こちらの英語力に合わせた言葉選びと、それを補う身振り手振り、それに加えてのネタの仕込みっぷり。もちろん、貴重な実物化石も相当な量見せて貰いました。というか、模式標本とか、この種類では一番状態が良い、とか、そんなんばっかだ! 化石そのものの存在感・情報量に加え、ラベルに度々見るJANENSCHの文字に感慨もひとしお。子供の頃から、詳しい事は判らなくても、その名前だけは記憶していましたから。
 そんな大変お世話になったMalisson氏自身の画像も撮ったのですが、全部バックヤード内で撮ったのでお見せ出来ません。残念。チャールズ・ナイトのハドロサウルス復元画を基にした、昔の模型を手に写ってくれた画像とか、良い画像があるんですが、、、、。
 という事で、その代わりに
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Mallison氏オススメの撮影ポイント、
ブラキオサウルス・ブランカイの肩甲骨でのMallison氏が撮ってくれた画像。
 別れ際に、お土産&これまでの資料提供今回の案内のお礼に私の古生物根付風ストラップ5種をプレゼント。
「こんなにいろいろ貰えるほどの事はしてないから、申し訳ないよ」とMallison氏。いや、こっちはこれでもお礼に足りなくくらいで、本当に申し訳ないと思ってますよ!5種類の中では、ドレパノサウルスとリカエノプスがウケてました。その2つって、5種類の中ではマニアック過ぎるのか、あまり売れないほうの2種(笑)。でもこういう反応が見れて、造ってよかった、としみじみ。
 さて、恐竜ホール以外の展示も紹介。
 前回の記事でネタ振りしたコレ。

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 同じ場所から90度右を向くと
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 画像ピンボケで申し訳ない。完全空調の部屋の中に全面ガラス張りの液浸標本室が丸ごと入っているのです! どちらかと言えば、一般的には気味が悪いとさえ思われがちな液浸標本をこれほどに美しく見せられるとは!! 現場で実際に見ると、この画像なんかよりももっと幻想的で美しい、しかし非常に科学的な光景です。

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壁面だけでなく、中も空間も標本でギッシリ。
長くなったので、続きはまた次回。
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遂にやって来ました

2011年4月1日 / 2011年 ドイツ

「ルビコン」「フェードラ」のタンジェリン・ドリームで、
カンでアシュ・ラ・テンペルで(ここまではMH並び)、
ノイ!でクラスターでマイクやポールのヴァン・ダイクで、
ハードフロアでマウス・オン・マーズで(最近の人、
ほとんど知らないなぁ、、、、)、
そして何と言っても、

そんな国にやって参りました。
4月1日だからって、嘘じゃないですよ。
ついでに、日本では真剣勝負の事を「ガチ」と
言いますが、こちらでは「ゴッチ」と言うらしいです。
ホントかどうかは、是非皆さん実際にこっちの国で
お試し下さい! もちろん自己責任で。
キャッチ・アズ・キャッチ・キャンの餌食になっても
知りません。
・・・・・
次回予告
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壁一面の液浸標本、、、なんて甘いもんじゃ無いのです!

アクロカントサウルス更新

2011年3月21日 / 造形・イラスト作品

新作・アクロカントサウルスを更新>こちら
アクロカントサウルスは全身骨格が、今開催中の
「大恐竜展 in 恐竜タワー」で展示されています。
個人的に好きな骨格ですので、この機会に是非。
・・・・・・・・・・・・
 ツイッターや、先日のUstream配信(録画し忘れたのですが)でも触れたのですが、海外の恐竜・古生物・造形関係の知人・友人から私や小田隆さん宛てに「大丈夫か」「日本のみなさん、応援してます」というメール・メッセージを頂きました。震災地からは離れていて、停電等の影響も無い身としては申し訳のない思いもしたり。お礼のメールには「あなたの国から救援隊が来てます。ありがとう」と添えています。海外の方々が私だけでなく、日本の同好の士の事も心配して下さっている事もお伝えしておきます。

鉄で城で辰で竜で薔薇

2011年2月28日 / その他

先日参加した飲み会で、速水仁司さんに頂きました。

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鉄人28号ストラップ。
原型を速水さんが製作。高さが3.5cmの小さな物ですが、
シャープな出来です。
そしてデフォルメとは言え、そこはやはりの「速水ポーズ」。
そもそも、速水さんがこのフィギュアの基になった
神戸・長田の実物大鉄人28号の原型製作&その後の工程
にも参加されたのです。

黒目の位置を指示&書き込んでいるのが速水さん。
現代の開眼式。
鉄人ストラップは長田限定品とのこと。
実物大鉄人見学の折には、是非お忘れなく。
飲み会参加者の山本さん企画の
熊本城プラモデルも「振り切った仕事」として
是非多くの方に見て貰いたい品。
組み立てながら「自分が攻めるなら、守るなら」
と想いを馳せるのも良いでしょう。
まぁ、天守閣まで攻め寄られた時点で勝負は
決まってるかとも思いますが。
マ○チョド○ゴンさんは購入されたのかしら。
・・・・・・・・・・・・・・・
やっとアクロカントサウルスの塗装始めました。

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まだ下塗り段階ですが。
塗装の時、油断してると「薔薇は美しく散る」
勝手に頭の中で流れるのです。
他の作業の時はそんな事全然無いのにな~。
おまけに本編ほとんど見た事無いし。

混成チームで飲み会

2011年2月25日 / その他

2月22日
meribenniさん川中さんと共に京都大学へ。
まずはmeribenniさんと一緒に担当している某案件の
監修作業のため、古生物の先生のお部屋にお邪魔。
そして、その後は3人で疋田努先生の研究室の飲み会
に参加。今回も美味しい日本酒と食事、そして研究の
お話を堪能。meribenniさんと川中さんは
疋田先生と会うのも初めて、またこういう研究室の
飲み会も初めてだったそうですが、
そこはお二人とも動物または古生物に関わる仕事を
されているだけあり、すぐに研究者さんや
学生さんとも会話が弾み、それぞれに収穫が
あったようです。
私は、当然現生の動物にも興味はあるのですが、
やはりメインは古生物な訳です。疋田先生の
飲み会には何度も参加していますが、そこで
いろんな現生動物の研究のお話を伺う度に、
「俺よりももっとこの話を楽しめる人を
ここに連れて来たいな~」とも思っていました。
そういう思いから、以前ちょうどタイミング良く関西に
来られていたアクアプラント・守亜さんと御一緒した事が
ありましたが、今回それに続き、特に哺乳類に強い
meribenniさんや、ペット業界の中で動物に接している
川中さんを誘って参加。お二人が私では出来ない
動物話を皆さんとされているのを聴いていて、
こちらもいつも以上に楽しむ事が出来ました。
というか、話は2人に任せて、私は日本酒を楽しむ事に
専念していたような。この飲み会に出るのは、毎回
ホント美味しいお酒ばかりなんですよ。
お酒は弱い私でも、そこそこの量を飲んでも変な酔い方しないし。
いつも気持ちのいいお酒飲ませて頂いてます。
以前も紹介しましたが、疋田先生の動画
アクアプラント製マダガスカルTシャツを着ておられます。
アクアプラントの新作にはモササウルスパーカ&Tシャツ
(一部は予約受付終了ですが)。
モササウルスはちゃんと最新復元になってます。

いろいろと

2011年2月19日 / 恐竜・古生物

●2月17日
京都大学の古脊椎動物学ゼミに参加。
その後は恒例の飲み会、、、なのですが、
今回はちょっとお仕事相談。
製作中の作品の監修作業を飲み会の席で。
芯(簡易な骨格状態)を研究者さんにお見せして、
その場で修正点を直接書き込んだり、場合によっては
一端バラして再組み立てしたり。
これまでの一般的な復元とはちょっと違った
イメージになりそうで、これからの作業が楽しみ。
「Extinct Creatures」更新しました。
●その「Extinct Creatures」にはイラストで参加して
貰っているヤマモトさんのブログにプロトケラトプスの
イラスト
が更新されています。
林原自然科学博物館開催の「ようこそ恐竜ラボへ!」で
展示されている骨格を基に描かれています。
丁寧に組み立てられており、個人的にとても
好きな骨格の一つです。

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今、大変な状況の林原ですが、その恐竜・古生物研究に
関しては、非常に素晴らしい標本を多数所蔵、もちろん
これまで重要な研究が行われており、また化石の
クリーニングや修復、展示物製作を担当する
プレパレーターの育成とその活動は国内でも
特筆するべきものです。先のプロトケラトプスの
骨格も研究者とプレパレーターが密に連携出来る
林原の組織だからこその精度だと思います。
今後もこれらの貴重な標本の保存・維持と、研究者・
プレパレーター・その他のスタッフの皆さんの活躍が
良い方向で行われる事を願っています。
日本古生物学会
「林原グループにおける
 古生物学研究事業の今後に関する声明」
(pdf)

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