到着しました

2007年5月19日 / 2007年 オクラホマ・シカゴ

で、唐突ですが、ただ今オクラホマです。
本当に辿り着けるか、全く自信がなかったので
前フリしなかったのです。
なんとか飛行機が遅れる事なく、荷物も行方不明になる事なく
無事到着したのでした。
ちなみに、オクラホマ行きの経緯についてはこちら
出発前日夜は、
先日のレプリカント「フィギュア日和。」でお世話になった作者北条さん、編集のF井さん、
そして飛車さんこと久正人さんと食事。
それだけでももう十分楽しかったんだけど、
本番はその後。
今回は成田>ダラス>オクラホマシティ
というルート。
その後の移動も含めて、ずっとアメリカン航空なのですが、
ダラスへの便は非常に快適でした。
帰りも同じ感じだったら良いなぁ。
ダラス到着。
乗り換えのため荷物を預けに行くと、
チケット見せてないのに、顔を見るなり
「オクラホマだろ? 荷物はイチバン(窓口)
 であずけなさい、イチバンだぞ!」
と、「イチバン」を日本語で連呼しつつ誘導。
っていうか、このタイミングで
ダラスで乗り換えるアジア人、俺だけって事か?
手荷物検査では、係の兄ちゃんの「Hello!」が
エラく訛ってて分かんないし。
「????」な反応してたら、
「ああ! Hello! コンニチワ!(日本語)」と。
オクラホマシティ着。
空港でRoberta Pailesさんと合流。
Pailesさんは今回のコンテスト会場・
サムノーブル博物館のスタッフで、
事前に「コンテストの授賞式観に行くから、宜しく」と
メールしたところ、今滞在中のホテル(オクラホマ州大学の
ビジター用施設)を紹介してくれた上に、空港まで
迎えに来てくれたのでした。
ボケ&ツッコミ、ゴジラネタが通用しないのがキツい!。
向こうが気を使ってくれているだけに
思うように応えられないのが余計に辛いです。
英語、あんまり上達してないっぽいぞ、俺。
という事で続く。
アメリカ行き前とはいえ、オタク心は忘れません。

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アキバのゲーセンで見つけた「原始島」。どこかで見た顔です。

作品展です。

2007年5月17日 / 作品展示

作品展のお知らせです。

0706.jpg

会場は去年と同じ大阪・四ツ橋Erioです。
作品解説は、7/1、5、7、8の予定。
その日なら、解説の時間でなくても
会場にはずっといます。
詳細はまた後日お知らせします。
案内ハガキも出しますので。
恐竜・古生物関係の知り合いにも
来てもらいやすい、という事で
6/29~7/1に大阪市立大学で開催の
日本古生物学会総会に日程を合わせてみました。
尚、総会は学会員でなくても参加費を払えば
参加・見学が出来ます、多分。
大阪近辺での例会、総会の開催はしばらく無さそうなので、
古生物に興味のある方は参加されてみては如何でしょうか。

きしわだ自然資料館友の会総会

2007年5月14日 / 恐竜・古生物

13日
きしわだ自然資料館友の会総会に出席。
この度自然資料館館長を退官された
千地万造先生の記念講演も行われました。
味のある話をされる先生で、
パワーポイントで用意された画像で、
文章による解説が入っても、
それを丁寧に全て読むような事はあまりなく、
「、、、、、、ま、こういう事です」で
済ませちゃうのがお茶目というか、
講演を聞く側の気持を判っておられます。
私がきしわだ自然資料館に出入りするように
なってまだ2年程ですので、千地先生と話を
させて頂く機会はそれほど多くは無かったのですが、
大阪市立自然史博物館設立のために、
筒井嘉隆氏(筒井康隆氏のお父さん)と共に
奔走された話等、興味深い話を聞く事が出来ました。
千地先生のお人柄と、自然資料館の開放的な
雰囲気が良く合っていたように思います。
自然資料館と一緒に恐竜・古生物ネタで
定期的に催し物する事を検討中です。
恐竜の全身骨格を展示するような大掛かりな
企画は難しいかも知れませんが、フットワークの
軽い自然資料館ならではの何かが出来ればいいかな、と。

「プレヒストリック・タイムズ」

2007年4月27日 / 恐竜・古生物

これまでもたまに紹介して来ましたが、
最新号が届いたので再度紹介。

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アメリカの恐竜雑誌「プレヒストリック・タイムズ」
季刊で発行されてます。画像左側が最新号。
右は数年前の号です。ウィリアム・スタウトの表紙がカッコイイ。
内容はというと、新学説を追うというより、
イベント、映画、本、グッズなどの情報に、読者投稿等結構軽いノリ。
といっても、そこは恐竜の本場・アメリカの雑誌、
研究者やアーティストへのインタビュー、
復元についての考察等の記事も毎号掲載。
何度か読者投稿した事があるんですが、
編集者から「サイトもってるなら、そのアドレスも
紹介しておこうか」と、わざわざメールしてくれるフレンドリーさ。
そんな雰囲気が紙面に出てます。

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最新号の「今月の恐竜・ケラトサウルス」ページ。
読者投稿に古今の復元画で構成されてます。
ちなみに「今月の恐竜」とは別に
「今月の古生物」のコーナーが別にあり、
この号ではドエディクルス(渋っ!)。
ネアンデルタール人特集の時は笑ったけど、
そうだよなぁ、確かに古生物だ。
英語が読めなくても、見てるだけで楽しいです。
日本への発送だと、1年間の定期購読で50ドル。
一冊あたり約1500円で、決して安いという訳では無いですが、
毎号結構楽しませて貰ってます。
支払いにはpaypalに口座を開く必要がありますが、
それほど難しくはないです。

オススメ本

2007年4月21日 / 恐竜・古生物

今回は、真面目にオススメの古生物本の紹介。

「The Big Cats and their fossil relatives」サーベルタイガー(スミロドン)に代表されるような、
化石種の大型ネコ科動物の専門書。
イラストも豊富。全身骨格・筋肉図・復元図が
並んでいるのは非常に参考になります。
英語が読めるに越した事は無いですが、
イラストだけでも結構楽しめます。

「Magnificent Mihirungs」絶滅した大型の飛べない鳥・Dromornithidaeを
扱った本。骨格写真・図がかなり充実してます。
この手の動物の専門書はなかなか無いので、
興味のある方は手に入れておいて損は無いかも.
「Glorified Dinosaurs The Origin and Early Evolution of Birds」鳥と恐竜の関係について纏められてます。
化石写真やイラストも多く、しかもすべてカラー。
ただ、イラストに関しては他の媒体からの
引用も多いので、特に目新しい物は少ないかも。
とはいえ、それでも十分にオススメの本です。
著者のChiappe博士とは去年の
SVPのパーティーで同じテーブルになり、
これまた同じテーブルだったマーク・ハレット氏
紹介もして頂き、一緒に「カンパ~イ!」とかしたんですが、
こちらに「ええっと、鳥と恐竜で有名な先生だっけ」
くらいの知識しかなく、おまけに英語力も無いわで
な~~~んにも話せなかったのが悔しいったら。

「Dawn of The Dinosaurs」恐竜時代の初期・三畳紀の専門書。
三畳紀という題材も嬉しいのですが、
何と言ってもあのダグラス・ヘンダーソン氏
イラストを担当しているのがポイント。
質の高い復元画を描かれる古生物アーティストは
数多くおられますが、「古生物がいる風景」を描かせたら
ヘンダーソン氏が一番だと個人的に思っています。
実質、ヘンダーソン氏の画集だった同名の本
「Dawn of The Dinosaurs 」と重複したイラストも多いですが、
その旧「Dawn~」も日本では入手困難ですし、
また文章・骨格図等の資料も充実しているので、
この本を買っておけば問題なしです。

コンテスト

2007年3月21日 / 作品展示

恐竜アートコンテスト・プロフェッショナル部門で
佳作になりました。
応募締め切り直前に期限が延長されるあたり、
いたってローカルなコンテストな感じが
ありますが、審査員には古生物学者の方も
おられますし、応募要項には
「ちゃんと恐竜の時代や植物相も
 合わせた作品にするように」
という注意書きも。
ですが、実際の受賞作を見ると、
復元の精度を競うのではなく、あくまで
恐竜・古生物を題材にしたアート作品の
コンテストのようです。受賞者の名前を見ても、
有名な恐竜アーティストはいないので、
本格的な復元に取り組むタイプの作品とは
ちょっと雰囲気が違うのは確か。
何にせよ佳作とはいえ、とりあえず何かに
選ばれてホッとしてます。
という事で、お近くの方は是非展示期間中に
会場に足を御運び下さい。
会場はサムノーブル・オクラホマ自然史博物館
アメリカ合衆国のどこかです。

サムノーブル博物館は2002年には
SVP・古脊椎動物学会の
会場にもなった博物館。
ペンタケラトプスや、サウロファガナクス等の
「まさに恐竜」な骨格に加え、
コティロリンクスやディプロカウルスといった、
ちょっと変わった連中の立体全身骨格があるんですよ。
佳作じゃ授賞式とか関係ないだろうけど、
現地に行きたい~~~!
こちらが今回出品した作品。

pliosaurusprotospinax.2.jpg futabasaurus.2.jpg
左 プリオサウルス&プロトスピナクス
右 フタバサウルス
あえて海棲爬虫類を出品。
折角の日本からの出品なんで
フタバサウルス(旧フタバスズキリュウ)を
選んでみました。
佳作だろうが何だろうが、
アメリカの博物館に約2ヶ月、自分の作品が
展示されるというのが嬉しいです。
でも、何が悔しいって
corvoさんこと小田隆さんはしっかり2位獲ってるし!
日頃散々世話になってるとはいえ、
な~んか素直に喜べない!(笑)

挑戦者あらわる

2007年2月16日 / 恐竜・古生物

(↑サムスピ調で)
昨日、大阪・日本橋のGILLGILL
お会いした、とある方のティラノ。

DSC01085.jpg  DSC01093.jpg

恐竜造形に挑戦したのは、約1年前。
このティラノで4作目だそうです。
サイズは約1/15。
最近ではちょっと珍しい派手なポーズ・表現。
とはいえ、最新の学説・復元をほぼ把握した上で、
あえてこの作風(ジュラシックパークの
イメージイラストをベースにしているようです)
を選んでいるので、作品の細かい所まで、
なぜこういう表現をしたのかをキッチリ説明出来るんです。
オマケにまだ非常に若い!
造形テクニック的には、もう私に言える事なんて
何もございません。
なんか褒めてて悔しくなって来た。
いや、是非是非この調子で頑張って下さい。
今後のご活躍を期待してます。
そして、まさかこんな所で京サマネタが
威力を発揮するとは。
いろいろブログに書いてみるもんだ。
京サマ好きに悪い奴いない!

古生物学会 in 徳島 その2

2007年2月8日 / 日本古生物学会

学会2日目
2日目といっても、研究発表は無く、
ワークショップと記念講演がメイン。
小中学生対象のワークショップ「三葉虫を調べよう」
担当される京都大学総合博物館・大野先生にご挨拶。
大野先生には、去年の京大での学会の折にお世話に
なったのです。
挨拶の後は、また博物館の展示を見に行こうと
思っていたのですが、学会員はワークショップの見学が可、
という事でちょっと覗いて行く事に。
10分程様子を見て退室するつもりだったんですが、
大野先生の軽妙な話術によるワークショプが
メチャクチャ面白い! 結局最後まで観てしまいました。
京都大学総合博物館等で定期的に行われているそうなので、
機会があれば参加・見学をオススメします。
見学中、きしわだ自然資料館友の会会員の方が会場へ。
ワークショップ終了後、その方曰く
「5分程覗いたら、博物館の展示室に行こうと
 思ってたんだけど(以下略)」。
御本人も自然資料館では古生物の説明会等を
担当されているので、大野先生のワークショップには
とても感心しておられました。
今回の学会では、いつも研究者の方を紹介して下さる
corvoさんこと小田隆さんが不参加という事で、
少し不安でもあったんですが、恐竜倶楽部の皆さんに
非常に助けられました。っていうか、凄いな恐竜倶楽部人脈。
博物館の展示標本・ティラノ
GP3695.jpg

ティラノを展示する博物館、随分増えましたね。
私が子供の頃なんて、大規模な恐竜展ですら
なかなか観れなかったもんです。
チタノサウルス(ティタノサウルス)
P3686.jpg
この骨格は小型の個体(種類?)ですが、
近縁種には非常に大きくなる物もいます。
先日話題になった、兵庫県で見つかった恐竜は
このティタノサウルスの仲間だそうです。
手前の小型の恐竜はプロトケラトプス。
会場の休憩室では、お茶・コーヒーが用意されていて
自由に飲めるのですが、紙コップには各自名前を
書いて再利用、というルールがなんだか部活っぽくて
良い感じ。
日本古生物学会、次回は6月、大阪。
会場が近くて嬉しい!

古生物学会 in 徳島 その1

2007年2月6日 / 日本古生物学会

3日(土曜)、午前10時半頃
会場の徳島県立博物館到着。
始発の高速バスで来たんですが、SVPで知り合った
荻野さんの発表には間に合わず残念。
前日から参加しているSHINZENさんと合流。
前日夜の懇親会(というかパーティー)では、
参加者の皆さんで阿波踊り踊ってたそうで。
カメが専門の早稲田大・平山先生にアーケロンの
写真を見て頂いた所、丁寧に時間を掛けて見て下さり、
間違いの指摘も含め、感想を伺う事が出来ました。
ハドロサウルス類の上顎の構造について発表された
東大生研・大橋智之さんに話を伺っている途中、
現在製作中のトリケラにデンタルバッテリーの
表現を忘れている事に気付いたり。

北九州市立いのちのたび博物館
薮本先生からは、この夏の翼竜展についての話を。
ますます翼竜展が楽しみに。
夜は、茨城県自然博物館の國府田先生の食事会に
同席させて頂く事に。
約2時間、ぎっちり古生物学話。
同席の皆さん、私やSHINZENさんのような
いわば部外者にも非常に気を使って下さり、
楽しい食事会でした。
学会会場の博物館の展示標本からメガテリウム
GP3302.jpg

こちらも絶滅哺乳類・トクソドン。
国内では結構珍しい展示じゃないかと。

GP3321.jpg

アシスタント 2日目

2007年1月9日 / その他

2日目と言っても、基本的には1日目と一緒。
詳しくは、荒木さんのブログを。
荒木さん作品講評中。

IMGP3588.jpg

教室の最後には、荒木さんが1人1人の作品を
皆さんに見せながら、作品の講評をされるのですが、
これがなかなかの名調子。
1日目に見学に来られたタブリンさんが
「いや~、聴き惚れた!!」」と言われたのに同感。
途中で集中力が切れた子供さんに代わって、
後半殆ど1人で作り上げたお父さんが、
完成した作品を「仕事をやり遂げた男」の
表情でじっくり眺めている姿が印象的。
っていうか、自分も作品完成の時は、
同じ事を同じポーズでやってる、多分。
参加者・会場の「わたしの仕事館」スタッフの方々、
皆さん良い方ばかりで、2日間、楽しく過ごさせて
頂きました。またこういう機会があれば良いなと。

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