オススメ本

2007年4月21日 / 恐竜・古生物


今回は、真面目にオススメの古生物本の紹介。

「The Big Cats and their fossil relatives」サーベルタイガー(スミロドン)に代表されるような、
化石種の大型ネコ科動物の専門書。
イラストも豊富。全身骨格・筋肉図・復元図が
並んでいるのは非常に参考になります。
英語が読めるに越した事は無いですが、
イラストだけでも結構楽しめます。

「Magnificent Mihirungs」絶滅した大型の飛べない鳥・Dromornithidaeを
扱った本。骨格写真・図がかなり充実してます。
この手の動物の専門書はなかなか無いので、
興味のある方は手に入れておいて損は無いかも.
「Glorified Dinosaurs The Origin and Early Evolution of Birds」鳥と恐竜の関係について纏められてます。
化石写真やイラストも多く、しかもすべてカラー。
ただ、イラストに関しては他の媒体からの
引用も多いので、特に目新しい物は少ないかも。
とはいえ、それでも十分にオススメの本です。
著者のChiappe博士とは去年の
SVPのパーティーで同じテーブルになり、
これまた同じテーブルだったマーク・ハレット氏
紹介もして頂き、一緒に「カンパ~イ!」とかしたんですが、
こちらに「ええっと、鳥と恐竜で有名な先生だっけ」
くらいの知識しかなく、おまけに英語力も無いわで
な~~~んにも話せなかったのが悔しいったら。

「Dawn of The Dinosaurs」恐竜時代の初期・三畳紀の専門書。
三畳紀という題材も嬉しいのですが、
何と言ってもあのダグラス・ヘンダーソン氏
イラストを担当しているのがポイント。
質の高い復元画を描かれる古生物アーティストは
数多くおられますが、「古生物がいる風景」を描かせたら
ヘンダーソン氏が一番だと個人的に思っています。
実質、ヘンダーソン氏の画集だった同名の本
「Dawn of The Dinosaurs 」と重複したイラストも多いですが、
その旧「Dawn~」も日本では入手困難ですし、
また文章・骨格図等の資料も充実しているので、
この本を買っておけば問題なしです。

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