カテゴリー「海外」の記事

ベルリン自然史博物館(2014)

2014年12月20日 / 2014年 ドイツ

●11月4日
ベルリン自然史博物館見学。
恐竜・古生物関係の展示は2011年訪問の際の記事を>記事その1その2
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中央ホールのギラッファティタン(元ブラキオサウルス)等。

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鉱物展示室。
鉱物の事はさっぱり判らないのですが、
この展示室の、古いながらもしっかり磨かれているキャビネットがずらりと
並んだ、歴史を感じさせる雰囲気は魅力的です。

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魚類の液浸標本展示。

1930〜50年代に製作された100倍体模型
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製作工程の紹介。
素材や方法は非常にベーシック。
それだけに、これだけのクオリティは作品に掛けられた手間と時間に
よるもの、という事が実感出来ます。

見事な剥製の数々。
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製作されたのが、もう数十年前というのも多いようです。

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ベルリン動物園で人気者だったホッキョクグマ・クヌート。

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今まで見た中で、一番美人と思う剥製。
オスメスの確認は忘れましたが。

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この博物館に所属の剥製師が2014年の剥製世界大会の
小型鳥類部門で優勝したという事で、その記念の展示。

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体についた水滴まで表現されています。

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オウムの仲間が多かったのですが、他の鳥類の剥製も幾つか。
「世界最高レベル」の折り紙付きの物が見られるのも
博物館の凄さでもあるんだな、と改めて。
この剥製の展示を含め、展示物の製作工程等、展示物自体のついての
解説が多いのも、この博物館の特徴かと思います。
自分たちが、どれだけ真剣に展示に関わっているか、を自信を持って
見せてくれる訳で、この雰囲気が博物館という場所とその活動への
憧れをより具体的に感じさせてくれる部分も多いような気がします。
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ベルリン・ペルガモン博物館

2014年12月8日 / 2014年 ドイツ

●11月3日
ドイツ・ベルリンのペルガモン博物館を見学。

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念願叶ってイシュタルの門のドラゴン・ムシュフシュと対面。
子供の頃から、このレリーフのデザインが好きだったのです。
なんともシンプルでカッコ良くてカワイくてスマートなデザイン。
最初は白黒写真で見たんですが、後でカラー写真見た時には二度惚れしました。

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保存状態や左右の向きの違い等で、個体差が結構あり、
表情の違い等で自分のお気に入りムシュフシュを決められるのが楽しい。

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復元模型。

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現地で見るとレリーフの凹凸も確認出来て嬉しい。
ネットでも、この角度からの画像はなかなかありません。
予想以上に凹凸があり、筋肉なども意識して造られているのが判ります。

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ムシュフシュグッズも揃っていました。
特にフィギュアは「あれば良いな〜」と期待せずに期待していたので嬉しい。
という事で、当然2体買い。頭の角が一本でなく二本(一対)解釈なのも
このフィギュアで初めて知り、驚きました(石版等にはちゃんと2本角で描いているんですよね)。

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ちなみに、博物館は現在大規模改修中で、展示の半分くらいが
閉鎖されています。館名の由来になっているペルガモン大祭壇も
見られません。個人的にはムシュフシュが見られたので納得なのですが、
でもちょっと残念ではありました。

ハンブルグ・ハーゲンベック動物園

2014年12月1日 / 2014年 ドイツ

●11月2日
ハーゲンベック動物園を見学。

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ここの紹介にもある通り、開放的な空間での動物飼育・展示を
取り入れた最初の動物園として有名な施設だそうです。

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入口すぐのアジアゾウ舎。
開園してすぐの時間だったので、まだこちらに
ゾウがいました。インド的な内装・演出が珍しい。
ちょっと博物画的な情緒を感じます。

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セイウチ
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ペンギン、崖っぷち。

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お昼ご飯。

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屋外のアジアゾウ。
園内で売っているエサをゾウに直接渡せます。

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ちょっと予想外の恐竜物件。
いい塩梅のレトロ感が素晴らしい。

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池にいる魚竜&大型両生類。いかにもドイツなチョイス。

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キャプションが結構本気。
両生類は、ちゃんとパラキクトロサウルス.”SP”
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この池からズリズリ這い上がって来る首長竜を見ては、
「恐竜・怪鳥の伝説」を思い出さずにはおれません。
頭部形状が結構正確なのが小生意気。

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すぐ側には、小さな吊り橋もあるので、
「吊り橋を渡っている途中に恐竜(<敢えて)に襲われる
 緊迫のシーン」も堪能出来ます。

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この動物園の創設者、カール・ハーゲンベック像。
各動物の展示方法は、その広さも含めて「凄いなぁ」と思うのですが、
動物園全体の感想となると、「楽しい」になる動物園。
各所にある東洋趣味な建物、装飾品と動物達による
エキゾチックな空間を楽しむ場所、という感が強く、
また歴史のある施設という事もあってか、何となく懐かしい雰囲気も。
王道にして不思議、という印象の動物園でした。
・・・・・
これまで訪れた海外の博物館等の紹介は
「世界の恐竜博物館見聞記」に纏めています。

ミニチュア・ワンダーランド

2014年11月25日 / 2014年 ドイツ

2014年10月31日 
ドイツ・ハンブルグ、ミニチュア・ワンダーランド見学。

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最初は日本のテレビ番組での紹介で知り、「凄いな〜」とは
思っていたのですが、その後この動画を見つけ

こんな動画が撮れるミニチュア、そしてそういうものを作れる
スタッフの熱意に驚き、機会があれば絶対行きたいと思っていたのです。
年間100万人以上の入場者で、日によっては入場に並ぶ、という事も
聞いていたので、事前入場時間指定予約をネットでして行きました。
結局は、この日はそこまでしなくても普通に入れたんですが、
こういった準備があるのは、なんとなくドイツ的な合理性です。
で、結構期待してたんですが、その期待を上回る&少しベクトルのズレた
上回り方をしてくれて、もう楽しかった!。

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駐車場。

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奥までちゃんと車や人が配置されています。

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ジオラマの端に合わせてカットされた車。

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飛行場も
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搭乗口・建物の中まで完璧。

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サッカー場。観客がギッシリ。

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空港の税関で待機中(?)の動物達。
すぐ側の部分の画像を撮ってたら、横のオジサマが
「こっちも面白いぞ!撮っときなさい」と。
そういうやりとりもまた楽しかったです。

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こっそり(でもないけど)あった、世界を裏で操る秘密結社の基地。
その中では、恐るべき陰謀の数々が、、、、
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月面着陸を捏造したり、
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フィラデルフィア実験を行っていたり、
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エイリアンがナスカの地上絵を解説していたり。
さぞ、殺伐とした組織と思いきや
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ダンスホールもあるし、
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恐竜型潜水艦のドックでは海水浴も出来たりで
福利厚生も充実。

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ミニチュア内を走る&移動する車や飛行機等の管理ルーム。

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個人的には、もの凄い密度&造り込みの中に
紛れ込まされた「ボケ」を見つけて笑う場所だと思ってます。
なので、笑いのツボが一緒の人と来るのがオススメ。
つか、1人だと結構寂しいぞ(笑)
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館内のレストラン。列車の席を模した客席が良いです。

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日本語パンフレットの紹介文。
こう書かれては、是非ここでケーキ一切れでも食べたくなるね。


この施設1つで国民性どうのこうの言うのはナンセンスとは判りつつ、
でもやっぱり「ドイツ人って、、、、、」と思ってしまう場所でした。
とか言いつつも、結局この動画見てもらうのが一番!

ドイツ・ハンブルグ〜ベルリン

2014年11月19日 / 2014年 ドイツ

突然ですが、「アンソニー・世界を喰らう」という
番組があります。詳細は各自ググって頂くとして、
そのベルリンの回の冒頭にてアンソニーが
「ドイツといえば」という物を幾つか挙げるのですが、
そのなかに「工芸品」が。
その選択が何だか唐突な気がするので、
英語音声を聞いてみると「クラフトワーク」。
確かに直訳すると「工芸品(仕事)」ですが、
音楽好きのアンソニーが言いたかったのは、多分、、、、、、、

こっちだと思うよ!
・・・・・・・・・
という事で、11月5日ー8日にドイツ・ベルリンで開催の
SVP・古脊椎動物学会に参加のためドイツへ行って参りました。
今回はベルリンの前にハンブルグに滞在する事に。
成田〜ヘルシンキ間はダブルブッキングでビジネスクラスに。
初ビジネスクラスを堪能しました。

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ヘルシンキ空港で見つけたムーミンショップ。
10月31日夜にハンブルグ着。
11月1日
ハンブルグ1日目。
早朝に散歩と朝食購入がてらアルスター湖へ。

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この日のメインはミニチュア・ワンダーランド。

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ドイツでは、恐竜・古生物関係や動物園等自然史系施設以外では
ここと中世騎士祭りに行くのが目標のだったのですが、その1つを達成。
期待以上の内容で本当に満足しました。詳細はまた後日。

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ミニチュア・ワンダーランドはハンブルグの観光名所でもある
倉庫街の一角にあります。最寄り駅からの道の眺めも良いです。

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帰りは、散歩がてらホテルまで歩いたのですが、
適当に方角だけ見定めて歩いたら、案の定道を間違えて
予定の倍かかりました。
まぁ、「いざとなったら電車・地下鉄の駅かバス停見つければ
どうにかなる!」と割り切れるのがドイツ都市部の良い所
(とはいえ、やはり見知らぬ土地なので、あまり無茶はオススメしませんが)。
11月2日
ハンブルグ2日目。
ハーゲンベック動物園へ。

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動物園の歴史の上では記念碑的な存在の場所。
詳しい事はこちらを。
こちらも詳細はまた後日。

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ハンブルグで滞在したホテル。
ハンブルグ駅前なので、朝食等の買い物、移動には非常に便利。
フロントのスタッフもフレンドリーで良いホテルです。
11月3日
ハンブルグからベルリンへ新幹線・ICEで移動。
時間は遅れる&到着ホームが突然変わる等もありましたが、
無事到着。というか、それくらいはドイツでは当たり前の事なので。

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ドイツのターミナル駅のフラットな場所に車両が何列も並ぶ
風景は毎回嬉しくなります。
ベルリン到着、ホテルにチェックイン後、まだ夕方まで時間があったので
電車でペルガモン博物館へ。

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イシュタルの門! 詳細はまた後日。
という事で、2014年ドイツ編、次回に続く。

台湾・博物館&動物園ツアー2014

2014年10月1日 / 2014年 台湾・博物館&動物園見学ツアー

25日
台湾・桃園空港でツアー参加者・現地ガイドが
集合。

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最初の見学場所は土銀展示館。
ホテルで少し休憩、夕食後、
参加者さんのリクエストで足ツボマッサージ。

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その後、台湾最大級の書店・誠品書店・信義店
訪れて、初日は終了。
2日目
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台北市動物園へ
今回は動物園の特別ガイドを張東君さん
お願いする事が出来ました。
張さんは、台北動物園保育教育基金会秘書組組長として
さまざまな動物園・動物保護活動に関わっておられ、
昨年は上野動物園でパンダについての
講演を行われています。
10月1〜7日までは、張さんの執筆の絵本を
ミニブック版が台湾のマクドナルドの
ハッピーセットの付属アイテムになるそうです>告知ページ

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張さんのベルトのバックル。アルマジロになっています。

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去年、この動物園で生まれたパンダの圓仔。
ちょうどエサタイム。

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コアラ。こちらもちょうどエサの時間。

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センザンコウもエサタイム。

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動物園の後は、熱帯魚店が集中する地区、
通称「水族街」もしくは「金魚街」。

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夕食は士林夜市。
3日目は新幹線で台中へ。

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国立自然科学博物館を見学。
同じ博物館好きとしての視点で展示を語れる台湾人と
一緒に見学出来れば、という事で、
友人の造形作家・Shu-yu Hsuさんに案内をお願いしました。
博物館の展示は去年見学の際の記事を。

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博物館の近くにある人形劇カフェ。
ちょうど休憩時間で営業はしていなかったのですが、
1Fの人形展示のみ見せて貰えました。
4年前に訪れた時の様子はこちら

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台北へ戻った後には、台北地下街のオタク街を散策
ちょっと時間が遅くて、閉店したお店も多かったのが残念。
最終日は、飛行機の時間まで市内観光。

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龍山寺。

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中正記念堂の衛兵交代。

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昼食に小龍包。

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デザートにマンゴーかき氷。

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桃園空港へ移動の後、出発登場口・D-7にある
人形劇「霹靂」展示コーナーを見学して、
ツアー解散となりました。
今回の企画は、
「海外の博物館や動物園等の自然史系施設見学に特化した
 ツアーって無いよなぁ」という所からスタートしました。
現地ガイドさんにも「長くガイドやっていて、こんな内容の
ツアーは初めて」と驚かれ、それには私も
「無いから自分で企画したんですよ!」と。
初めての試みでしたので、声を掛けた人数も少なかったのですが、
参加者も集まり、無事開催する事が出来ました。
参加者の皆さん、事前に様々なアドバイスを下さった
旅行会社等の方々、各施設のガイドを担当した頂いた
皆さん、ありがとうございました。
台湾ツアーは第2回開催も構想中です。
また、台湾以外の国へのツアーの要望も出ていますので、
こちらも将来的にはお応え出来ればと考えています。

クリーブランド・ロイド発掘地

2014年6月9日 / 2014年 コロラド・ユタ

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クリーブランド・ロイド発掘地
恐竜、その中でもアロサウルスの聖地といって
良い場所。約70体以上の恐竜が発見され、
そのうちの46体がアロサウルス・フラギリス。
日本で初めて公開された恐竜骨格である
国立科学博物館所蔵のアロサウルスもここで
発掘されたものです。
(ちなみに、日本に最初に来たレプリカ恐竜骨格は
大阪市立自然史博物館のステゴサウルス)。

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クリーブランド・ロイドで発見された肉食恐竜の頭骨。
左からトルヴォサウルス、(ワニ)、アロサウルス、ケラトサウルス。
ケラトサウルスがデカい!
こんなに大きな恐竜だったかな?
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大きさが分かりやすいよう、スケール代わりに立ってもらいました。
アロサウルスはそれほど大きい個体では無いようですが。
アロサウルスが46体見つかっているのに、トルヴォやケラトは1体だけらしいです。
これも不思議です。

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化石が発見された状態を記録した産状図。
緑色がアロサウルス。

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アロサウルス全身骨格。
今回の集会で結局5回、アロサウルス全身骨格を見る事に。
そしてティラノはゼロ。さすがユタ&コロラド(ソルトレイクに行かなかったし)。

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ゴム製のアロサウルス頭骨バラバラ状態を
組み立てる、というハンズオン。

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アロサウルスの各成長段階の大腿骨。

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壁からこっちに”出て来て”いるディプロドクス。
これも面白い展示。

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発掘現場にそのまま建物を建てています。
先日、新属新種のティラノサウルス類・リトロナクス
発表したマーク・ローウェン氏が解説中。

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化石レプリカが支柱で支えられ、発見された時の状態を
3次元的に見せている一角。
この場所は恐竜研究史にとっては勿論、
日本の恐竜好きにとっても重要な場所かと。
先に紹介した通り、恐竜の全身骨格として日本で最初に展示された
アロサウルスは、ここで発掘されたもの。
46体という数が見つかっているからこそ、
日本にも1体来る事が出来たとも言えるのでは。
もし、この地での発見が無ければ、日本に恐竜が来るのが
何年か遅くなっていたかも知れません。
となると、日本での恐竜のイメージの浸透にも
何年かのズレ・遅れがあったのかも、と想像してしまいます
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東ユタ大学・先史博物館

2014年6月7日 / 2014年 コロラド・ユタ

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なんか、大変な事になってます。

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ユタラプトル
エントランスホールにユタラプトル全身骨格。

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先の画像のモニュメントとポーズが
揃えられています。

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足下には模式標本!
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2階から背中を見れるのも嬉しい。

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恐竜ホール。
カマラサウルス・ステゴサウルスは組み立て途中で
バラバラのパーツが並べられています。
作業途中を見られる、というのも良いですね。

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アロサウルス&カンプトサウルス
アロサウルスがガストラリア(腹肋骨・腹側の骨)付きなのが
ポイント高し。

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ヨロイ竜コーナー。
手前からペロロプリテス、ガストニア、アニマンタルクス。

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ヨロイ竜の専門家で、ガストニアの記載命名者でもある
ジム・カークランド氏による解説。

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カスモサウルス全身骨格と、前肢と足跡を組み合わせた展示。
かなり珍しいです。

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ジョン・ウェスレイ・パウエル・リバー歴史博物館にも作品が
展示されていたクリフ・グリーン氏の作品。

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こちらは新生代ホール
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ショップ。小規模ですが、品揃えはかなりしっかりしています。

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ジム・カークランド氏、この博物館の研究者・ケネス・カーペンター氏、
この集会に一緒に参加した日本人研究者さんと記念撮影。

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カーペンター氏には、これまでいろいろお世話になっている
お礼に丹波竜フィギュアを。
いかにも大学付属、という落ち着いた雰囲気が良い
博物館。ステゴサウルス、カマラサウルスが組み上がった後に
もう一度来れれば良いなぁ、と。
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ジョン・ウェスレイ・パウエル・リバー歴史博物館

2014年5月28日 / 2014年 コロラド・ユタ

ジョン・ウェスレイ・パウエル・リバー歴史博物館
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ユタ州・グリーンリバーにある、
この地で地質学・植物学等の様々な調査を行った
ジョン・ウェスレイ・パウエル氏の記念資料館的施設。
少しですが、なかなか見応えのある
古生物展示があります。

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ユタケラトプス
2010年に記載・発表された大型角竜。
頭骨レプリカは見た事がありましたが、
胴体付きは初めて。

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プログナトドン。
これも全身復元骨格は初めて見ました。
ティロサウルス以外の大型モササウルス類全身骨格は
結構珍しいかと。

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ファルカリウス
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ジェミニラプトルの模式標本レプリカ。

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展示背面のイラストはラッセル・ハウレイ氏によるもの。
そういえば、以前お会いした時には、ここのイラストを製作中と
伺ったような。

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SVPでもお会いした事のある、クリフ・グリーン氏による
ガストニア、ファルカリウス模型。
グリーン氏には、この博物館が会場の研究発表の日に
会う事が出来ました。

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施設の規模からすると、随分としっかりしたショップ。
さすがに恐竜関係は少ないですが。
グリーン・リーバーは街自体も小さく、
この博物館も自然史や恐竜がメインでは無いという事で、
今回のような企画・学会でもなければ、まず訪れる事の無い場所。
それだけに予想外の恐竜・古生物関係展示は
嬉しかったですね。
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ダイナソー・ジャーニー博物館

2014年5月24日 / 2014年 コロラド・ユタ

コロラド州・フルータ・
西コロラド大学・ダイナソー・ジャーニー博物館
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入り口のメッセージボードが可愛い。

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館内へはカマラサウルスの下を通って。

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大きな施設ではありませんが、中身はギュッと詰まった濃さ。

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ケラトサウルス上顎の実物。
この博物館の収蔵標本番号1番。

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アパトサウルスの腰の実物化石。

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トリケラトプス。
解説文によれば
世界最大級のトリケラトプス頭骨だそう。
しかも、これも実物化石。

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アロサウルス。

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ステゴサウルス
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カンプトサウルス
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カマラサウルス幼体
ジュラ紀の主要な恐竜も一通り揃ってます。

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ミモオラペルタ
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この博物館のあるフルータ市が学名の由来のフルイタデンス。
まさにご当地古生物。
標本の展示はありませんが、実物大復元模型が
展示されています。

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準備中の化石発掘体験コーナー。
砂の中から化石を見つけよう、という主旨なのですが、
準備のために置いてあるのが本物の化石のように
見えるのですが、、、、。

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化石クリーニングルーム。
横からだけではなく、上からも見えるのが珍しい作りです。

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ディロフォサウルスロボット。
タイミングが悪い(良い?)と、毒、ではなく水を掛けられます。

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ミュージアムショップから。
カエルのヌイグルミ。
お腹を押すと鳴きます。
全8種(だったかな?)で、それぞれ形が違う上に
鳴き声も違うのです。
陳列用の台も良いですね。

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アメリカの恐竜番組「DINO DAN」に登場する
恐竜フィギュア。この番組の恐竜のデザインは
結構好きなのですが、フィギュアでの再現度は惜しい感じ。
それでも欲しかったのですが、箱も含めると結構な大きさですし、
1、2種類だけ、というのも中途半端なので見送りました
(今になって、少し後悔中)
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ダークサイドならぬダイノサイドに落ちる感。

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サスカッチ・ハンド。
ミュージアムショップの品揃えはなかなかの物。
結構な散財をしてしまいました。
この博物館もバックヤードを見せて頂きましたが、
やはり物凄い物がゴロゴロとあり唖然。
最初にパッと目に入った印象では、
博物館というよりもパビリオン的な印象なのですが、
じっくりと見ると貴重な展示物、工夫された見せ方が多く
硬軟のバランスが楽しい博物館でした。
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