カテゴリー「恐竜・古生物」の記事

新作更新

2012年9月16日 / 恐竜・古生物

●造形作品ギャラリーに、新作・グアンロンを更新>こちら
●イラストブログ「Extinct Creatures」も更新。
今回は
「マンテッリサウルス&イグアノドン&ムッタブラサウルス」
前回に続きデフォルメ風のイラストです。

パラサウロロフス

2012年5月27日 / 恐竜・古生物

前回の紹介の「きしわだ恐竜教室」に参加してくれた
中学生の作品。

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見事にパラサウロロフス。
骨格もしっかり入ってますし、顔つきも美人(オスかもしれませんが)。
頭部形状の再現度が高く、トサカがなくても「パラサウロロフス」と
判るのでは。肩周りの表現等もかなりのもの。
色の選択やグラーデーション、模様も丁寧で、
本当に綺麗なパラサウロロフスです。

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何となく、製作者の本人の雰囲気も出ているような。
尻尾が短いのがちょっと惜しいかな。
とはいえ、細かい造型には不向きな軽量粘土で
ここまで作品を仕上げた事は驚きです。
次回作が凄く楽しみですが、、、、、
もちろんまずは学業優先で!(笑)

イベント紹介・その他

2012年5月4日 / 恐竜・古生物

5月中の私が参加・担当するイベントのお知らせ
●5/12,13
東京ビッグサイトで開催とデザインフェスタに参加。
去年のデザフェス、そしてホネホネサミットの時と同じく
「Skull! Skull! Skull!」として参加です。
そして、ウチのブースの隣は、関西のホネホネ界の
あの有名チームのメンバーが陣を張るとか。
同じ日に、大阪市立自然史博物館では
福井県恐竜博物館・柴田正輝さんの講演が開催。
参加出来ないのが残念。
●5/19
成安造形大学での公開講座
古生物学者と復元アーティストが語る
「恐竜は怪獣か!? ~化石特捜隊 成安へ!~」

に参加。見たままの内容です(笑)。
参加は事前申し込みが必要ですので。 
で、この日は大阪大学博物館で
久保田克博さん(神流町恐竜センター)による
「恐竜時代の日本:ワニと恐竜」 
が開催。
これも行きたかったんですが、、、。
●5/20
きしわだ自然資料館で、もう恒例になりました
「きしわだ恐竜教室 子どもの部」開催です。
今回も、子供の部終了後は恒例の
「きしわだ古生物ゼミ(通称・大人の部)」を開催。
こちらに関しての詳細は、私のメールアドレスまで。
●5/26
大阪大学総合学術博物館で開催中の特別展
「巨大ワニと恐竜の世界」関連企画の
「マチカネワニ復元の話&ティラノサウルス復元に挑戦」の
講師を担当します。参加は事前申し込みですが、
会場の様子の見学は自由です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
大阪大学博物館で開催された、所十三さんのワークショップを
お手伝い、というかお邪魔してきました。
ところが、現場では所さんのお話に聞き入ってしまい、
気が付いたら会場の様子の画像を撮り忘れていたという、、、。
会場には、非常に熱心で詳しい参加者が多く来場されていました、
その中の一人に教えて頂いたのが

最後のクレジット「ジム・ヘンソン・カンパニー」が何気にツボ。
で、そのハンガリー語版(?)。恐竜の名前の発音が、英語版よりも
日本語でお馴染みの読み方にほとんど近いのが判るでしょうか。
日本語での発音がローマ字読み基準で、ラテン語にも寄り近いせいかと。

特別展「巨大ワニと恐竜の世界」 真鍋真先生講演会

2012年4月15日 / 恐竜・古生物

・4月14日
大阪大学総合学術博物館で開催中の
特別展「巨大ワニと恐竜の世界」内イベントの
国立科学博物館・真鍋真先生の講演会へ。
予定の定員は満席となり、急遽、椅子を相当数追加しての
対応に。
ワニと恐竜の比較を導入に、わかりやすい話から徐々に内容を
専門的なレベルに上げて行き、最後は現在の恐竜研究の最先端を
がっつりお話する構成と、それを聴かせる話術は流石です。
質問受け付けの時間も長く取られていたので、質問一つ一つに
非常に丁寧に答えておられたのも印象的でした。

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講演の後は、展示を前に解説。
骨格の特徴等を、かなりじっくりと、でも判り易く
お話されていました。その後も、時間ギリギリまで
会場に残られ、熱心な参加者の方とお話されていました。
これだけ真鍋先生とゆっくりお話出来る機会も、
なかなか無いのでは?
若手研究者さんや、古生物専攻の学生さん、
きしわだ自然資料館での恐竜企画の常連組、
ツイッター等での知り合いの方々も多く集まって下さり、
一緒に特別展を見学したり、真鍋先生のお話を
聞いたり、楽しい機会になりました。

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また、この日から、当社が企画・監修で参加した
テラダモケイ・1/100 建築模型添景シリーズ・古生物編
博物館のショップで販売開始になりました。
この商品のみ、他のグッズと違いレジカウンター脇に置いてあります、
準備終了後の最初の購入者は真鍋先生でした(笑)。
次の特別展内イベントは4/28の小林快次先生の講演。
小林先生は特別展の監修者でもあります。
私も参加予定です。こちらも是非!

特別展「巨大ワニと恐竜の世界」 内覧会

2012年4月7日 / 恐竜・古生物

4月7日から開幕の特別展「巨大ワニと恐竜の世界」
内覧会の様子です。

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今回の特別展の監修・小林快次先生による展示解説中。

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同じ地層から発見された、カマラサウルス幼体
(約50%が実物化石!)と、ジュラ紀のワニ・ゴニオフォリス
(こちらはほとんどが実物!)
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お座りタルボ。大阪初、じゃないかな?
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そして、こっそり(?)サイカニアも!これも大阪初では。

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今回の特別展のメインテーマは、ワニ。
白亜紀後期の巨大ワニとして有名な
デイノスクス頭骨が。

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で、そのデイノスクスの前でお話中の所十三先生と
小林快次先生、、、、と思ったら画像ボケボケ。
所先生と私は、特別展会期中のワークショップ担当組なのです。
そして、大阪大学博物館と言えば、常設展示の
マチカネワニを外してはいけません。
というか、今回の特別展は、このマチカネワニの前座と言っても
良いかも(?)
国内で発見された大型古脊椎動物としては屈指の大きさ、
保存状態の一つ。その実物化石が非常に見事に展示されています。
また、私が製作した復元模型も展示されています。
会場が特別展とは別の部屋になりますが、お忘れなく!
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ミュージアムショップの特別展用グッズ販売コーナー。
小田隆さんのイラストを使用した恐竜グッズに、
私の作品画像を使用した缶バッジ&カードセットが
並んでいます。
また、各種マチカネワニグッズや、大阪大学博物館出版の
「巨大絶滅動物 マチカネワニ化石」も是非。
マチカネワニについてだけでなく、現生のワニの記述も多い
日本語で読めるワニに関する書籍としては珍しいものです。
私の製作した模型も掲載されています。

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博物館入り口のドロマエオサウルス&デイノニクス。
ドロマエオもかなりレアですが、さらにこの並びで見れるとは。
特別展会場には、あの格闘化石もあるんですから、
ヴェロキラプトルも含め、ドロマエオサウルス類が一度に3体
見られるという事に!
決して規模の大きな展示ではありませんが、その分展示の質の
高さはかなりのもの。実物化石の展示比率が高いのも
注目です。また、会期中の講演会の講師陣が豪華。
こちらも是非ご参加を!
但し、会場が大学博物館という事で、
4/30・5/3・5/4・5/5を除き、日曜・祝日は休館なので、
その点ご注意を!

特別展「巨大ワニと恐竜の世界」」準備風景

2012年4月4日 / 恐竜・古生物

少し前の事になりますが、
大阪大学総合学術博物館にて4月7日開幕の
特別展「巨大ワニと恐竜の世界」の準備のお手伝い、、、、
というか見学に行ってきました。
私が会場に着いた時は、ちょうどアマルガサウルスの
脊椎(背骨)が鉄骨の骨組みに並び始めた所。

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仕上げに頭骨を私が、、、、、、と言いたい所ですが、
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レプリカといっても、貴重な頭骨。
専門家の方にお任せしました。

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レプリカですが、あのヴェロキラプトルvsプロトケラトプスの
格闘化石も!
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やはり、まずは現地でのお楽しみ、という事で、画像の紹介は
控えめにしておきます。大きな規模の展示ではありませんが、
監修の小林快次先生こだわりの質の高い展示物が
数多く並びます。大阪初公開、というのも結構あるような。
この春は、大阪市立自然史博の「新説・恐竜の成長」とセットで
恐竜目当ての大阪訪問も、それだけの価値は十分有るかと。
*尚、「巨大ワニと恐竜の世界」展は、会場が大学博物館という事で、
4/30・5/3・5/4・5/5を除き、日曜・祝日は休館なので、
その点ご注意を!

特別展「新説 恐竜の成長」 内覧会

2012年3月9日 / 恐竜・古生物

大阪市立自然史博物館にて開催の
特別展「新説 恐竜の成長」。3月10日からの開催に
先駆けてのマスコミ・関係者内覧会に参加。

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トリケラトプス頭骨の成長過程の展示。
影がカッコイイです。

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ティラノ全身骨格&実物大ロボット。

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何故かテレビ取材を受けている @ACTOWogino
某学生さん。2人とも、素性は最後まで明かさなかったとの事。

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今回の展示の目玉の一つ、ティラノ頭骨実物化石展示。

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しっかりアピールされてます。
福井でも展示されていましたが、こんな貴重な物、
よく展示に出してくれましたよね~。

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福井県立恐竜博物館での開催時には無かった、
大阪会場での特別展示の一つ、ヒパクロサウルス全身、
しかも実物化石。この保存状態は凄い。

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恐竜が専門では無い方も、これには唸ってました。
一つの学説・仮説を軸にした企画展というのは、
珍しい試みかと思います。また、こうして一つの
仮説をじっくりと知れば、その反論やさらに新しい説が
出た時の理解にも繋がります。
単にティラノやトリケラを観に行く、というのではなく
学説と研究の成り立ちを意識して楽しんで欲しい、
またそれだけの内容になっていると思います。

丹波竜化石工房へ

2012年2月23日 / 恐竜・古生物

2/22
丹波竜化石工房へ
と、その途中の丹波並木道中央公園へ。
去年、デイノニコサウルス類の化石が発見された
発表のあった場所です。

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これだけ町中にある化石産地も珍しい。

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そのすぐ傍の公園管理棟には、化石の解説も。
私が製作した模型の画像が使われています。
丹波竜化石工房に到着。
メインはもちろん丹波竜を始め、この地域で見つかった化石ですが、
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化石工房が新設されてから初めて来たのですが、
このガストニア全身骨格には驚きました。
ガストニアの全身骨格を見るのは2002年の幕張の恐竜博以来
なのですが、このガストニアは2002年の物より大きい個体で、
背中のスパイクの形状も違います。
国内でガストニアが見れる機会はなかなか無いはず。
各パーツの精度も高いレプリカで、組み立ても綺麗。
という事で、3月20日、この丹波竜化石工房で
ティラノサウルス頭部復元ワークショップを行います>詳細
大人の方の参加も歓迎です。
お近くの方は是非!

日本古生物学会in群馬

2012年1月23日 / 恐竜・古生物

1/20-22に開催の日本古生物学会・例会に参加。
20-21日は、富岡市生涯学習センターが会場
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RC GRARアクアプラントと合同で出展。
ポスター発表会場より
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いつも恐竜教室等で一緒に活動する事も多い
大野さん(大阪市立大学大学院理学研究科・
恐竜愛好会「ジェラシックパー君」会長)の発表。
サンゴを専門に研究されています。
恐竜教室で活躍するトリケラパペットも来てます、、、、
でも、画像がピンボケ。申し訳ない。

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こちらは、瑞浪市化石博物館の発表。
学会発表としては異色の内容ですが、
多くの方が興味を持っておられました。
当社のOginoが共同発表者として、
私は発表協力者としてクレジットされています。
(*発表の様子は、発表者さんの許可を頂いた上で撮影しています)
22日は群馬県立自然史博物館が会場。

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カマラサウルス
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マメンチサウルス
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ブラキオサウルス
大型竜脚類が3体もある博物館は、日本だけでなく
世界的にも多くは無いはず。
しかも、ブラキオの全身骨格があるのは日本ではここだけです。

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ブラキオは、胴体真下に入れます。
これは、本家ドイツ・ベルリンの展示にも無いポイント。

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ちゃんとキャプションで新しい研究・学説のフォローも。
ここのブラキオサウルスは、ベルリンのブラキオサウルス・
ブランカイのレプリカなので、ギラッファティタン・
ブランカイに名前が変わる可能性が高いのです。

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新生代コーナー。

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系統樹に化石を張り付けた、腕足類の進化の展示。
非常に判り易いです。 
同様の展示が三葉虫やアンモナイトにも。

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「博物学者の部屋」
群馬県博攻略のポイントは、
1・竜脚類全身骨格のような大きな展示物以上に、
 小さな展示に珍しい物が多いので、見逃さない事。
2・館内・また近くに食事が出来る場所・店舗が無いので
 食料は事前に用意して臨むべし。
3・公共機関での訪問の際は、帰りのシャトルバスの時間を
  しっかり確認しておくこと(ちなみに7~9月は、週末・祝日に
  加え金曜日もバスがあるそうですが、基本的に
  平日はバスありません)。
・・・・・・・
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そして、アクアプラント製ペルム紀Tシャツも入手。
背中の絵柄がコティロリンクスという、何とも酔狂な図案。
ちなみに前面はディメトロドン
今回の学会に関しては、こちら
(というか、こっちのほうが詳しい)。
次回の古生物学会は6月29日、30日、7月1日。
会場は名古屋大学環境学研究科・名古屋大学博物館です。
学会発表は、それなりに難易度が高かったりもしますが、
研究の雰囲気を知るだけでも良い経験になりますし、
研究や研究者さんの存在を身近に感じれれば、
その後、書籍やテレビ、ネット等で古生物の情報に
接する時に少し見方が変わるかと思います。
恐竜や古生物、化石に興味のある方は、是非。

「ひみつの図鑑」&「辰さんようこそ」

2011年12月23日 / 恐竜・古生物

●学研から出版された「ひみつの図鑑」
見返し部分のティラノサウルス解説に私の作品が
使われています。私の作品はその部分だけですが、
他のページも大人が読んでも十分に勉強になる本です。
●兵庫県立人と自然の博物館で開催中の
干支展「辰さんようこそ」に、私が製作した
マチカネワニ復元模型が、普段常設展示されている
大阪大学総合学術博物館より出張しています。
●25日は、きしわだ自然資料館で恐竜教室中級編
モササウルス新展示の解説と、化石レプリカ作りを
行う予定。化石レプリカは子供さん対象で行われる事が
多いのですが、今回は対象年齢を上げて、研究者さんの
解説・蘊蓄を聞きながら、じっくりレプリカ製作を
して貰おうかと。
恐竜教室と言いながら、いきなり恐竜じゃない
モササウルスメインの内容という(笑)。

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