兵庫篠山産・小型獣脚類化石記者発表

2011年7月16日 / 恐竜・古生物


7月15日、各メディアで報道された通り、
兵庫県篠山市で発見された小型獣脚類の化石の
記者発表がありました。
私の製作した模型も発表に使わると言う事で
会場へ。

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私の作品を撮影している方を撮影の逆取材。

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この化石を研究している兵庫県立人と自然の博物館・
三枝春生先生、池田忠広先生と同席。
まぁ、自分が話す事は無いわな、と油断してたら
発表途中で三枝先生に話振られて慌てたり。
会場の会議室は、取材の方でぎっしり。
丹波竜に始まった丹波・篠山地域での発掘調査への
関心の高さが伺えます。
化石の画像・その他情報はは、ひと博サイトや、こちら他の
ニュースサイト等を。ほぼ完全で、かつ関節した左前肢は
まさに”手羽先状態”。
また、この化石のクリーニングを担当されたのは、
先日の古生物学会での夜間小集会にも参加された
和田さん。今回も素晴らしいクリーニングです。
この種の恐竜化石で、指の骨がこれだけ揃っていて、
しかも関節までしている、さらに立体的に残っている、
というのは世界的にも珍しい事だそうです。
私の模型は「想像模型」として紹介されました。
一般的には「復元模型」、とされる所ですが、
まだ研究がこれからである事、また今後の発掘・調査で
さらに化石が発見され、より高い精度での復元が出来れば、
という期待も込めて、三枝先生や博物館の方と
話し合い、今回は「復元」でなく、あくまで「想像」という
表現にしました。
この化石は8月31日まで、兵庫県立人と自然の博物館に
展示されています。私の模型も一緒に展示されていますので、
夏休みに是非!
っていうか、あれだけ大勢に囲まれて名刺交換したの
初めてで、ちょっと焦りましたが良い経験に
なりました(笑)。

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今回発表に使われた作品画像を。
展示中の作品でもあるので、画像は小さめで。

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