カテゴリー「日本古生物学会」の記事

日本古生物学会 in 宇都宮 その3

2008年2月4日 / 日本古生物学会

朝、起きて外を見たら雪で真っ白。
この日の会場である栃木県立博物館への
バスの中では、林原・古生物学研究センター
實好玄貴先生から今学会のポスターセッションで発表された、
プロトケラトプスの営巣地の研究について伺う事が出来ました。
会場だけでなく、こういうチャンスに研究者の方から
じっくりマンツーマンで解説が聞けるのも学会参加
ならではの楽しみです。
バス下車後は、同じバスだった
女子学生さんコンビも合流。
その学生さんの一人が、ハドロサウルスの首から背中への
ラインの美しさを語るのを聴きつつ、博物館へ。
同じ事を男が語ると濃いマニアにしか
見えないのに、女性が語ると品の良い話に
聞こえるのは何故なんだろう。

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博物館のある中央公園入り口付近。
この日は、一般講演&記念講演。
もちろん、博物館見学も。

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地質コーナーはそれほど広くないですね。

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守亜「関八州っすよ!」
私 「御用旅っすよ!」
守亜「西郷輝彦っすよ!!」
一般講演の後は、毎回恒例の博物館食堂で食事をしつつ
仕事の打ち合わせ。面白いネタをいろいろと造らせて頂けそうです。
以上で今回の学会参加は終了。
今回も、大変多くの方にお世話になりました。
特に今回はいつにもまして、若手研究者・学生さんと
話をする事が多く、楽しかったです。
学会でお会いする学生さん達は皆さん、明るくて
社交的で、礼儀正しくて、真面目。
彼らを見ていると「今時の若いモンは」なんて台詞、
説得力ないですね。彼らが活躍できる場所が日本にも世界にも
もっと増えて欲しいと思います。
皆さん、エラくなってね
、、、、、で、復元模型ご入用の時は是非こちらへ(笑)。
次回の古生物学会は7/4~6、仙台・東北大学。
餃子の次は牛タンだ!

日本古生物学会 in 宇都宮 その2

2008年2月3日 / 日本古生物学会

古生物学会 2日目
この日は、一般講演とポスターセッション。
このブログのコメントでは常連さんの
A.E.Gさんと合流。
その昔、荒木一成さんの模型雑誌での
恐竜造形連載記事で読者投稿特集が
定期的に行われていて、私とA.E.Gさんも作品を
投稿していました。それ以来、お互いの存在は知っていて、
またネットを始めてからは頻繁に連絡を取り合うように
なっていたのですが、直接お会いするのは今回が初めて。
作品を投稿していた頃はお互いまだ高校生だったので、
あれから17年。ついに対面で感無量です。
でも、30分もすれば、以前からの知り合いの
ようにボケツッコミしてたり。
昼食のため、生協食堂に行くと
午前中にウタツサウルス(歌津魚竜)の復元に
関する発表をされた相原大介さん(北海道大学)を発見。
図々しく同席させて頂き、ウタツサウルスについて
いろいろと。また、その場には同じく北大の院生で
今回の学会で首長竜に関する発表をされる
望月直さんも。望月さんは以前からネットで
交流があったものの、初対面。
こちらからも首長竜の話を伺い、
海棲爬虫類漬けのお昼休み。

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ポスターセッション会場風景。
会場休憩室には、お茶・コーヒーなどが
用意されていますが、取り違え&無駄使いしないように
との配慮から、各自紙コップに名前を書いておくルール。
という事で、
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三葉虫描いたり、
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何か得体のしれないイラストがあったり
(どっちも連れやん)。
この日の発表も終わり、
毎回恒例・恐竜倶楽部会報編集長セッティングの飲み会。
毎回、指定されたお店に行くまで
どんな方が参加されているか判らない
福袋的な集まりです。
で、やっぱり餃子でしょう!
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最初の挨拶は、長谷川善和先生!
といっても、決して堅苦しい集まりではなく、
参加者も研究者の方から、学生、私たちの
ような素人まで多種多様で賑やか。
という事で、明日は最終日。

日本古生物学会 in 宇都宮 その1

2008年2月2日 / 日本古生物学会

学会初日はシンポジウム&懇親会。
シンポジウムでは、佐藤たまき先生の
首長竜についての講演、甲能直樹先生の
アシカ科鰭脚類についての講演がお目当て。
佐藤たまき先生は、ピー助ことフタバスズキリュウの
記載論文を執筆され、
正式な学名フタバサウルス・スズキイを命名された方。
で、懇親会。

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宇都宮大学の生協が会場。
生協でパーティーってのも、なかなか良いもんです。
今回の懇親会で初めてお会いした、
佐野市葛生化石館の学芸員さんといろいろと。
「イノストランケビア造ったんですけど、資料で
 やっぱり苦労しまして。全身骨格の画像で良いのが無くて、、」
「あの、イノストランケビア、ウチの化石館に
 全身骨格あるんですけど、、、、、」
「(絶句)いや、まさか日本に全身骨格があるとは
 思ってもみなかったんですが、、、、」
懇親会終了後は、宇都宮駅前にて2次会。

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やっぱ餃子でしょ!
本当にびっくりするくらい餃子屋だらけです。

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大学教授、学芸員、学生さん、化石ハンター、造形屋、
大手恐竜サイト管理人等等。

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またもや!
横山さん、高桑祐司先生(群馬県立自然史博物館)
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「トリケラが餃子食べてるよ!」
高桑先生、人の作品で遊ばんといて下さい、、、、。

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いや、食べましたけどね。
で、1日目終了。

日本古生物学会in 大阪市立大学 その2

2007年7月2日 / 日本古生物学会

6/30
この日の目玉は何と言っても丹波竜の発表。
テレビカメラも数台入るという事で、
立ち見も覚悟かと思いましたが、
それほどの混雑も無く、いつもの学会発表より
ちょっと聴講者多めかな、とう言う感じ。
丹波竜は、これからのさらなる研究に期待が
出来そうな様子。頭骨の一部が出ただけでも
スゴいですが、やはり残りの部分も出て欲しいところ。
っていうか、出たらさらに大変な事になりそうですが。
ポスターセッションでは、
京大・霊長類研・荻野さんによるイタチ上科化石についての発表、
東大・久保さんのワニの足跡についての発表、
オタワでお会いした東大・冨田さんによるサメの歯に
ついての発表が興味深く、また発表者の皆さんからも
お話を伺う事が出来ました。
会場では、現在大学で古生物学・地質学を学んでいる学生さんと
お会いする機会が多かったのですが、皆さん明るくて
かつ非常に礼儀正しいのが印象的でした。
発表終了後は食事会>二次会。
食事会では、学生さん、若手研究者を中心とした
テーブルに同席させて頂いた事もあって、
前日の飲み会よりはくだけたモードで色々雑談。
次の日も、学会の講演はあるのですが、
私の学会参加はこの日まで。
次回の学会は
2008.02.01~03 宇都宮大学・栃木県立博物館 
だそうです。私も出来る限り参加したいと思っています。
今回の学会も、多くの方にお世話になりました。
ありがとうございました。

日本古生物学会in大阪市立大学 その1

2007年7月2日 / 日本古生物学会

ちょっと遡って6/29。
この日は、午後6時からの懇親会に参加。
懇親会参加の前に、会場で今回丹波竜の発表をされる
三枝先生を発見。思い切って話しかけると、
お忙しいにも関わらず、結構な時間お話させて
頂く事が出来ました。三枝先生の御専門である
絶滅ゾウについていろいろと伺えて、
私のデイノテリウムへの指摘も幾つか。
慣れない絶滅哺乳類造形、しかもゾウという事で
手探り状態での製作の作品だったので、専門家から
指摘して頂いたのは、非常に勉強になりました。
作品に間違いがあっても、それは次に活かす事にして
完成した作品を修正する事は基本的にはしないのですが、
デイノテリウムについては、今回の指摘を元に
ちょっと修正してみたいな。
懇親会は立食パーティー。
ここでcorvoさんSHINZENさんの、造形・イラストチーム集合。
といっても、それぞれに顔馴染みの研究者の方が
微妙に違うので、会場では別行動の時間が
結構長かったり。
2次会は天王寺の居酒屋。
御名前は挙げませんが、
日本古生物界のそうそうたる面々と
御同席させて頂く事に。気持的にはずっと正座状態。
といっても研究者の皆さん、気さくで、私のような
人間にも非常に気を使われるような方ばかりなので、
決して堅苦しい飲み会ではありません。
楽しく、かつ勉強になる時間でした。
続きます。

古生物学会 in 徳島 その2

2007年2月8日 / 日本古生物学会

学会2日目
2日目といっても、研究発表は無く、
ワークショップと記念講演がメイン。
小中学生対象のワークショップ「三葉虫を調べよう」
担当される京都大学総合博物館・大野先生にご挨拶。
大野先生には、去年の京大での学会の折にお世話に
なったのです。
挨拶の後は、また博物館の展示を見に行こうと
思っていたのですが、学会員はワークショップの見学が可、
という事でちょっと覗いて行く事に。
10分程様子を見て退室するつもりだったんですが、
大野先生の軽妙な話術によるワークショプが
メチャクチャ面白い! 結局最後まで観てしまいました。
京都大学総合博物館等で定期的に行われているそうなので、
機会があれば参加・見学をオススメします。
見学中、きしわだ自然資料館友の会会員の方が会場へ。
ワークショップ終了後、その方曰く
「5分程覗いたら、博物館の展示室に行こうと
 思ってたんだけど(以下略)」。
御本人も自然資料館では古生物の説明会等を
担当されているので、大野先生のワークショップには
とても感心しておられました。
今回の学会では、いつも研究者の方を紹介して下さる
corvoさんこと小田隆さんが不参加という事で、
少し不安でもあったんですが、恐竜倶楽部の皆さんに
非常に助けられました。っていうか、凄いな恐竜倶楽部人脈。
博物館の展示標本・ティラノ
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ティラノを展示する博物館、随分増えましたね。
私が子供の頃なんて、大規模な恐竜展ですら
なかなか観れなかったもんです。
チタノサウルス(ティタノサウルス)
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この骨格は小型の個体(種類?)ですが、
近縁種には非常に大きくなる物もいます。
先日話題になった、兵庫県で見つかった恐竜は
このティタノサウルスの仲間だそうです。
手前の小型の恐竜はプロトケラトプス。
会場の休憩室では、お茶・コーヒーが用意されていて
自由に飲めるのですが、紙コップには各自名前を
書いて再利用、というルールがなんだか部活っぽくて
良い感じ。
日本古生物学会、次回は6月、大阪。
会場が近くて嬉しい!

古生物学会 in 徳島 その1

2007年2月6日 / 日本古生物学会

3日(土曜)、午前10時半頃
会場の徳島県立博物館到着。
始発の高速バスで来たんですが、SVPで知り合った
荻野さんの発表には間に合わず残念。
前日から参加しているSHINZENさんと合流。
前日夜の懇親会(というかパーティー)では、
参加者の皆さんで阿波踊り踊ってたそうで。
カメが専門の早稲田大・平山先生にアーケロンの
写真を見て頂いた所、丁寧に時間を掛けて見て下さり、
間違いの指摘も含め、感想を伺う事が出来ました。
ハドロサウルス類の上顎の構造について発表された
東大生研・大橋智之さんに話を伺っている途中、
現在製作中のトリケラにデンタルバッテリーの
表現を忘れている事に気付いたり。

北九州市立いのちのたび博物館
薮本先生からは、この夏の翼竜展についての話を。
ますます翼竜展が楽しみに。
夜は、茨城県自然博物館の國府田先生の食事会に
同席させて頂く事に。
約2時間、ぎっちり古生物学話。
同席の皆さん、私やSHINZENさんのような
いわば部外者にも非常に気を使って下さり、
楽しい食事会でした。
学会会場の博物館の展示標本からメガテリウム
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こちらも絶滅哺乳類・トクソドン。
国内では結構珍しい展示じゃないかと。

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