カテゴリー「イベント・教室・講演」の記事

恐竜復元ワークショップat丹波竜化石工房

2013年5月21日 / イベント・教室・講演

●5月18日
兵庫県丹波市・丹波竜化石工房にて
恐竜復元ワークショップを開催。
午前は、丹波竜骨格組み立てワークショップ。

s-CIMG2057.jpg
当社オリジナルの、シール(ポストイット)になったバラバラの
丹波竜の骨を組み立て。恐竜復元の面白さと
難しさを体験出来ます。
メインの講師は当社所属の古生物研究者・荻野さん。
また、偶然お仕事で会場に来られていた
兵庫県立・人と自然の博物館・池田先生にも参加して頂きました。

s-CIMG2058.jpg
s-CIMG2060.jpg
s-CIMG2065.jpg
骨格完成後には、竜脚類復元の歴史を紹介。
昔の復元の紹介の辺りは、大人にも子供にもウケます。
ただ、その前に参加者自身が復元の難しさを体験しているので、
過去の研究者や作家へのシンパシーも多少感じてくれてるようなのが
嬉しいです。

s-s-CIMG2072.jpg
午後は、ディノケシ・ティラノサウルスを使った
頭部復元。精密に頭骨が再現されているディノケシの上に
色つき粘土をかぶせ、生きていたときの顔を想像して作ります。

s-CIMG2069.jpg
s-CIMG2076.jpg
午前は骨格復元、午後は肉付き復元、
その間に丹波竜発掘地を見学したり、石割体験をされると
発掘>骨格復元>生体復元を一通り体験できる事に。
また、午前・午後の内容共に、ただ恐竜の形を追うのではなく、
骨の形状との関連や、骨の見方、その向こうにある
研究者の仕事の面白さも感じ取って貰えればと
製作したプログラムです。

恐竜ワークショップat丹波竜化石工房&福崎町・神崎郡歴史民俗資料館

2013年4月28日 / イベント・教室・講演

●4月14日
もう恒例になりました丹波竜化石工房での
恐竜復元ワークショップ。
午前中は、丹波竜骨格復元ワークショップ。

s-CIMG1938.jpg
s-CIMG1939.jpg
篠山層群復元画・丹波プロジェクトの一環として描かれた
小田隆さんによる丹波竜骨格図データを基に
当社が製作した教材を使用。
骨がある程度バラバラになったシールを
台紙に貼り付け、骨格を組み立てます。
少しの角度・位置の差が、完成後には
大きなプロポーションの違いになって表れます。
骨格復元の難しさと面白さを楽しんで貰えれば、と思い
考案した内容です。
午後は、ディノケシ・ティラノサウルス頭部復元ワークショップ。

s-CIMG1967.jpg
s-CIMG1961.jpg
フェバリット社製・ディノケシ・ティラノサウルス頭骨に
色つき粘土を付けて行き、復元模型製作を体験します。

s-CIMG1970.jpg
テレビの取材も。

s-CIMG1940.jpg
丹波竜化石工房には、カマラサウルスの頭骨レプリカが
追加されていました。
頭骨だけではなく、首の骨も幾つかあり、
頭部と首の関節部分が良く判ります。
ここの展示物は、他の施設にあるものとは
似たものにならないよう、かつ今後の篠山層群の
恐竜研究の資料にもなるものを、という視点で
選ばれているようです。

s-CIMG1972.jpg
s-CIMG1974.jpg
小田隆さんによるイラストの展示と、
篠山層群復元画・丹波プロジェクトの紹介パネル。

s-CIMG1978.jpg
私が製作した丹波竜模型2013年度版も展示されています。
次回の丹波竜化石工房での恐竜ワークショップは、
5月18日の開催を予定しています。
●4月27日
兵庫県福崎町立神崎郡歴史民俗資料館にて
恐竜復元画ワークショップ。

s-P1000175.jpg
資料館では、兵庫県立人と自然の博物館から
篠山層群で発見された恐竜の歯を10~20倍に拡大した
模型や、地元で発見された放散虫に関する展示も。
毎年、この時期に化石関連の特別展示を行われているそうです。
同じ場所に柳田國男記念館が隣接
s-CIMG2052.jpg
s-P1000170.jpg
柳田國男生家。
今回は、頭骨から復元イラストを製作してもらう内容です。

s-CIMG2046.jpg
s-CIMG2048.jpg
この日、資料館の周りは『民俗辻広場』まつり。

s-P1000172.jpg
名産のもちむぎを使ったぜんざい。
食べ易い粘りと柔らかさのお餅。美味しかったです。

s-CIMG2054.jpg
資料館近くの三木家住宅
現在、修復作業中の様子を見学出来ます。

ハンズカフェ「恐竜・化石グッズトーク」

2013年3月29日 / イベント・教室・講演

●3月28日
東急ハンズ大阪梅田店ハンズカフェにて
第6回恐竜古生物トーク「恐竜・化石グッズトーク」を開催。
これまでの開催の様子>その1その2
会場はJR大阪駅すぐの大丸百貨店内の東急ハンズ。
恐竜・古生物関係の定期開催企画としては
日本一良い立地のイベントのような。
今回は、恐竜・化石グッズが題材という事で、
大阪市立大学・博士課程で古生物を専攻中、
私の恐竜教室の3代目恐竜お姉さんでもある大野さんの
グッズコレクションを中心に披露。

s-s-sP1000155.jpg
開始前のテーブルの様子。
雑然と並べられているように見えますが、
古生物研究中の学生さんのチョイスしたもの、という
視点で見ると、なかなか興味深いかも。
中には?な部分のツッコミ用のアイテムもあったり。

s-s-qP1000156.jpg
お話中の様子。
結果的には、グッズメインというより、グッズの解説を
キッカケに恐竜・古生物分野のアレコレをお話、という展開でしたが、
フリートーク的な雰囲気も含め、こういうのもアリかな、と。
グッズ自体についても、まだまだ語りつくせていないので、
また機会があれば第2回もやってみたいな、と思っています。

きしわだ恐竜教室

2013年3月28日 / イベント・教室・講演

●3月23日 
きしわだ恐竜教室。
2009年に始めたこのプログラムも今回で10回目となりました。

s-CIMG1591.jpg
最初は大阪市立大学・博士課程&恐竜愛好会会長・大野さんの
恒例の「掴み」。

s-CIMG1592.jpg
今回、恐竜・古生物の基礎についてのお話は
恐竜愛好会の若手メンバーさんから。
これまでの大野さんのお話とも違った内容で、
リピーターの方のリアクションも上々。
スライドの内容や、質問の設定もなかなか上手い。
こうしてプログラム内容に変化と厚みが加わるのは嬉しいですね。
次は、私が講師の恐竜復元画製作。
で、また画像を撮り忘れるのも恒例。
最後は、ティラノサウルスフィギュア塗装。

s-CIMG1594.jpg
s-CIMG1597.jpg
恐竜教室は、他の施設への出張開催も多く行っていますが、
このフィギュア塗装は他の施設での開催では行っていません。
材料の準備が大変、という事もありますが、
この恐竜教室はきしわだ自然資料館で始めたプログラムなので、
このきしわだでの開催が言わば「元祖」。
ですので、ここでしか参加出来ない内容が一つあっても良いかと
思っています。
「子どもの部」のあとは、これも恒例の「大人の部」。
今回は8人ほどの参加者。恐竜の復元に関するネタや、
去年のノースカロライナ&シカゴ・フィールド博物館見学の
報告等をお話しました。
きしわだ自然資料館では、この「恐竜教室」や他の恐竜・古生物関係の
プログラムの開催も、また予定しています。

恐竜ワークショップatモンゴル恐竜化石展

2013年3月13日 / イベント・教室・講演

●3月9日
「モンゴル恐竜化石展」関連イベント
「恐竜復元に挑戦~ティラノサウルスの顔を再現しよう~」
を開催。
私と大野さん(大阪市立大学・大学院)で講師を担当しました。

s-CIMG1566.jpg
s-sCIMG1541.jpg
毎回、参加者さんの顔は極力写らないようにしているのですが、
「顔が出ても大丈夫。載せて欲しいくらい」
という事だったので(ありがとう!)
s-CIMG1568.jpg
綺麗な色とグラデーションの作品。眼の周りも手間が掛かってます。

s-s-CIMG1563.jpg
午前と午後の回の合間に、同じ日に開催の
林原自然科学博物館・実吉さんのギャラリートークにも参加
(時間の都合で最後まで居られなかったのが残念!)
今回の様子は、「モンゴル恐竜化石展」サイトでも紹介されています。
やはり、あれだけの凄い展示物の犇く恐竜展会場
という事でしょうか、じっくり時間を掛けて取り組む
凄い集中力の子供さんもいました。
作業中、邪魔かな、と思いつつもいろいろ
話掛けていると、やはり相当に恐竜に詳しく、
こちらも恐竜話を楽しませて貰いました。

恐竜教室 at 泉南市埋蔵文化財センター

2013年2月27日 / イベント・教室・講演

●2月23日
大阪府泉南市埋蔵文化財センターにて
「なっとく!恐竜教室-はじめての古生物学」を開催。
古生物学と考古学、良く混同される2分野ですが、
その2つの異色の組み合わせの企画と言えるかも。

s-P1000109.jpg
歴史・考古系の施設ならではの外観。

s-P1000113.jpg
内容は、きしわだ自然資料館のレギュラー企画である
「きしわだ恐竜教室 子どもの部」の内容を一部変更した出張版。
で、また自分の担当部分の画像を撮ってもらうの忘れてた。
バックヤードも見学させて頂きました。
考古学系の施設のバックヤードは初めて。
似て非なるような、違うようでやっぱり似てるような、
ちょっと不思議な感覚を堪能。
今回の経験を基に、何か考古学系でもワークショップを
開発出来ないかと、思案中、、、、。
今回は、いつもよりも平均年齢は微妙に低めでしたが、
皆さん熱心で最後までしっかり集中してくれました。
会場で集めたアンケートへの感想の書き込み量が多く、
施設の方がビックリするほど。
参加してくださった皆さん、ありがとうございました!

恐竜復元ワークショップat丹波竜化石工房

2013年1月17日 / イベント・教室・講演

●1月14日
丹波竜化石工房「ちーたんの館」にて
恐竜復元ワークショップを開催。
午前はアパトサウルス骨格復元
午後はディノケシ・ティラノサウルス頭部復元ワークショップ。

s-CIMG1156.jpg
午前の部は、会場の様子を撮り忘れてしまいました。

s-CIMG1144.jpg
で、午後のワークショップの様子から。
丹波竜化石工房には、非常に質の高いティラノサウルス
頭骨レプリカが、しかも観察し易い位置で展示されているので、
その前でも解説。

s-CIMG1145.jpg
教材として使うディノケシ・ティラノサウルス頭骨と
見比べて貰ったり。ディノケシのクオリティだからこそ、
こうして比べても遜色がありませんし、参加者の皆さんにも
良いものを使う重要性を伝え易いのです。

s-CIMG1148.jpg
作業中の様子。
そして、今回は完成した皆さんの作品の画像を
撮り忘れてしまったのでした。
丹波竜化石工房でのワークショップも、もう4回目くらいかな?
最近、ずいぶん詳しい子供さんが増えてきました。
またリピーターさんも増え、ワークショップ終了後も
そういった参加者さんと長々と恐竜話をする事も。
こちらも楽しいですし、勉強になる事も多いです。

s-CIMG1160.jpg
午前と午後のワークショップの合間に、参加者の小学1年生が
描いたマジュンガサウルス。プロポーションや各特徴が
かなり正確なのにビックリ。試しにカルノタウルスとアロサウルスの
頭部を描いて貰うと、ちゃんと描き分けてます。
凄いなぁ~。

恐竜教室at山直図書館

2012年12月26日 / イベント・教室・講演

12月22日
岸和田市・山直図書館で恐竜教室を開催。
きしわだ自然資料館のレギュラー企画
「きしわだ恐竜教室 子どもの部」の内容を一部変更した
出張版です。

s-s-CIMG1128.jpg
まずは、大野さん(大阪市立大学大学院博士後期課程&恐竜愛好会会長)
による古生物研究のお話。今回も恐竜愛好会の会員の学生さんが
手伝いに来てくれました。

s-s-CIMG1135.jpg
次に私の担当の恐竜復元画ワークショップ。

s-s-CIMG1132.jpg
s-s-CIMG1134.jpg
最近、恐竜にかなり詳しい子どもさんが多い印象なのですが、
この教室の時もそうで、質問には多くの子どもさんが手を上げて
答えてくれました。また、私の教室のリピーターの子も何組か
おられ、おおよそノリが分かっているので、一緒に教室を盛り上げて
助けてくれたりも。
この教室が今年最後の教室・ワークショップでした。
皆さん、熱心に取り組んでくださり、気持ち良い仕事納めと
なりました。
来年の教室開催もすでにいくつか決まっています。
また、来年の皆さんのご参加、楽しみにしています。

丹波竜フェスタ2012

2012年12月4日 / イベント・教室・講演

●12月2日
兵庫県丹波市で開催の丹波竜フェスタの講演会に
登壇、またワークショップの講師を担当しましたので、その報告。

s-CIMG1086.jpg
先日、丹波竜化石工房・ちーたんの館の常設展示に
加わった原始的なテリジノサウルス類・ファルカリウスの
全身骨格。ファルカリウスの常設展示は国内では珍しいはずです。
また至近距離でじっくり見られるのも良いですね。
この館には、ファルカリウスの他にも国内では展示が珍しい
ヨロイ竜・ガストニアの全身骨格もあります。
丹波竜他、篠山層群で見つかった化石の展示・情報も充実し、
規模は小さくとも内容の濃い施設です。
午前中は講演会・「しゃべくり恐竜セブン+〜丹波竜の世界を徹底検証」
現在進行中の「篠山層群復元画丹波プロジェクト」を中心に
発掘現場で見つかる化石からどのように過去の世界を復元していくかを解説。

s-DSCN6771.jpg
(平山廉さん撮影)
s-CIMG1098.jpg
檀上の様子をこちら側から。
左側から平山廉さん(早稲田大学)、
三枝春生さん(兵庫県立人と自然の博物館)、
山田敏弘さん(金沢大学)、
池田忠広さん(兵庫県立人と自然の博物館)。
小田隆さんによる丹波竜頭骨図製作過程での、研究者による修正指示と
その際のやりとりを解説中。こうした、「裏側」を堂々と見せられるのも、
研究者との密なやりとりの上での作業が出来ているからこそ。

s-CIMG1101.jpg
お昼のお弁当。
午後は、私はディノケシ・ティラノサウルス復元ワークショップ、
小田さんは、アパトサウルス骨格復元ワークショップの講師を担当。

s-CIMG1108_20121203192001.jpg
s-CIMG1107.jpg
漫画家・所十三さんも子供たちに交じってディノケシ・ワークショップに参加。
途中から、午前中の講演にも登壇された池田忠広さんも
駆けつけて下さり、古生物の研究などについて熱心に質問される
参加者さんも多数。

s-aCIMG1110.jpg
こちらは小田さんのアパトサウルス骨格ワークショップ。
教材は当社オリジナルで、以前ハンズカフェでの
恐竜・古生物トーク企画
でも使った物。

s-CIMG1113.jpg
ワークショップ終了後に、この教材をまた別に購入される方も。
講演やワークショップなど、古生物学研究を軸にした
内容がある一方で、丹波竜ストラップ作りなど、
気軽に丹波竜に親しんでもらえる企画も行われていました。
イベント全体としては、会場の駐車場が満杯になり、
物産品などの出店の中には午前中に早々に品切れの物も出る盛況ぶり。
市内だけでなく県外からの来場者も多かったようです。
丹波竜化石工房では、来年1月14日まで私の作品展が
開催中です。こちらも是非、宜しくお願い致します。

恐竜教室at岸和田・交野・篠山

2012年11月26日 / イベント・教室・講演

11月の恐竜教室&ワークショップの報告を纏めて
●11月11日 きしわだ自然資料館にてミニ実習
 ディノケシ・ティラノサウルス復元ワークショップ。

s-CIMG0999.jpg
●11月17,23日
兵庫県・並木道中央公園にて
ディノケシ・ティラノサウルス復元ワークショップ
s-CIMG1026.jpg
s-CIMG1029.jpg
s-CIMG1031.jpg
並木道中央公園は、デイノニコサウルス類化石の発見場所でも
あるので、兵庫県丹波・篠山地域で発見された恐竜などの化石の
話もしつつの作業になりました。
●11月18日 
大阪府・交野市倉治図書館にて恐竜教室。
普段はきしわだ自然資料館で行っている恐竜教室の出張版。

s-CIMG1016.jpg
大阪市立大学大学院・大野さんによる古生物研究のお話。
その次は、私が担当の恐竜復元画に挑戦。

s-CIMG1018.jpg
大人顔負けの作品も。

s-DSCN1679.jpg
大人の部の様子。
大人の部、ですが熱心な小学生も参加してくれました。
今回の教室の参加には「交野市に在住もしくは勤務」という
条件があったにも関わらず、子供の部は満席、
大人の部も10人を超える参加。
また、どちらも熱心に質問される方が多く、
こちらのほうが楽しませて貰った教室でした。
・・・・・・・・・・・・
年内は、12月1日の丹波竜フェスタでのディノケシワークショップと、
岸和田市立山直図書館での恐竜教室・出張版が開催です。
こちらも是非、宜しくお願い致します。

■プロフィール

■カテゴリー

■アーカイブ

TOPへ戻る