恐竜倶楽部25周年&東京・丸の内恐竜展示

2013年8月16日 / 恐竜・古生物

●8月10日
恐竜倶楽部25周年記念祝賀会に参加
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*今回は、祝賀会実行委員の方の撮影した画像も
使用させて頂いています。

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今回は、記念講演のトップバッターとしても参加。
演目は、
「世界の前眼窩窓から~模型が紡ぐ恐竜人の縁~」
いろいろなアプローチでの「恐竜好き」の集まりという事で
模型の話に限定せず、模型のお陰で出会え、そしてお世話に
なっている方々との縁をお話しました。
何せ、私の後の講演者のお二人がヒサクニヒコ先生、
長谷川善和・群馬県立自然史博物館・名誉館長ですから、
最初に盛り下げては申し訳ないと、気合入れたら
ちょっと時間オーバーしてしまいました(ゴメンナサイ!)
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こちらはヒサクニヒコ先生の「昭和恐竜物語」講演中。
恐竜の本に関わるようになったキッカケ、経緯の話などなど。
私が子どもの頃に読んでいた本に、そんな裏話があったとは!
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もちろん、トリは長谷川先生。
中国山東省の恐竜研究史と現在の状況の報告。
私とヒサ先生の講演もしっかりと聞いてくださった上に、
要所要所で「これは先ほどの講演でもお話になっていた~」
とアドリブで話題に入れる柔軟さは流石の貫禄。
記念講演会の後はパーティ。

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本田俊之さん(「マルサの女」「ガンヘッド」の映画音楽作曲者)、
日本有数の恐竜グッズのコレクター・田村博さん
木村秀子さんのトリオによるジャズセッション。
本田俊之さんのサックスは会員にはお馴染みの恐竜柄の彫刻の入った
「ダイノサックス」。

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記念講演の講演者+1で記念撮影。
左から、日本中の恐竜展・博物館で恐竜の展示骨格の設営・
組み立てを手掛けるパレオサイエンス・中川さん、
長谷川善和・群馬県立自然史博物館名誉館長、
ヒサクニヒコ先生。
子どもの頃から今まで、直接的にも間接的にもとにかく
様々な形でお世話になった方ばかり。
これまで、冗談で恐竜倶楽部を「謎の秘密結社」と
言っていたのですが、今回の祝賀会の参加者には
学生や女性が増えただけでなく小学生も居られ、
これはもう全然「謎」でも「秘密」でも無いな~と(笑)。
もちろん、元々「謎」でも「秘密」でも無いですが。
この記念パーティに関しては、こちらで更に詳しくレポート
されていますので是非。
●翌11日
前日の祝賀会で恐竜倶楽部会員をお誘いして
東京駅前・丸の内の恐竜展示を見学。
福井県立恐竜博物館の所蔵品が展示されています。

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1年ほど前にネットで見つけ、是非実物を見てみたかった
バリオニクス全身骨格。

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展示会場すぐ傍にカフェがあるので、もちろん一番展示に近い席へ。

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こちらは、丸の内オアゾにある植物食恐竜展示。
肉食恐竜と別の場所なので注意。

恐竜骨格CG

2013年8月9日 / 恐竜・古生物

当社所属の古生物研究者・荻野が何やらコソコソ
やってるな、と思ってたら
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3DCGで恐竜骨格を作ってました。
各骨はバラバラに製作しているので、組み替えも簡単だそう。

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という訳で、現在の復元姿勢で製作したティラノサウルスを
わざわざアメリカ自然史博物館の昔の展示風に組み替えて貰ったり。
これは、いろいろ遊べそうです。
まだ、細部の形状の詰めが甘かったりするので、
修正していく予定。
出来れば「あの博物館の標本の頭骨の歪みを再現」
なんてのもやっていきたいな、とも。

8/3 きしわだ恐竜教室

2013年8月7日 / イベント・教室・講演

●8月3日
きしわだ自然資料館にて、きしわだ恐竜教室。

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大阪市立大学・博士課程で古生物を専攻中の
大野さんによる化石研究の解説からスタート。

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次は私が担当の恐竜復元画製作
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最後はティラノサウルスフィギュア塗装
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私の作品が掲載されている書籍にサイン中。
子どもの部の後は大人の部。
子どもの部出身(?)の参加者も。

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今回は、この教室にも何度も参加してくださっている
大学院生さんの発表。
2011年の震災前後に訪れた、東北の古生物関連展示施設の
見学レポートでした。

7/24 丹波竜化石工房・恐竜復元教室

2013年8月6日 / イベント・教室・講演

●7月24日
丹波竜化石工房にて恐竜復元教室を開催。
8月25日までは特別展を開催中。
ココロ製・ティラノサウルスロボットと
小田隆氏の原画展。

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ティラノサウルス、ラプトレックスはこの特別展のための
新作です。
午前中は当社オリジナルの丹波竜骨格シールを
使っての、恐竜骨格復元。

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午後は、ティラノサウルス復元模型製作。
プラスチック製のティラノサウルス骨格に
粘土で肉付け、色付けまで。
肉付けは骨格の半面のみ。
逆側を骨のまま残す事で、骨と肉付け後(=復元後)を
比べる事が出来ます。

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骨格復元、肉付け復元、両方のプログラム共に
恐竜の形を作る、という事よりも
骨や体のつくりの観察を少しでも覚えて貰えれば、
と思っています。
この数年、各地で行ってきたこのティラノサウルス復元ワークショップですが、
教材のプラスチック製骨格の纏まった入手が難しくなってきたため、
開催はこの日が一旦最後。また同じような教材が準備できるように
なれば再開の予定です。

恐竜教室in新潟&きしわだ恐竜教室・大人の部(追記有り)

2013年7月31日 / 恐竜・古生物

●先日もお知らせしました
新潟・クロスパルにいがたで開催の
「第四銀行 だいしアカデミー・恐竜復元教室」
の参加受付が始まりました。
「県内にお住まいの小中学生」という参加条件が
ありますので、ご注意を。
新潟での教室開催は久々です。
大学で地質学を学ばれた方にもお手伝いに来て頂きますので、
将来そういう勉強をしたい、という方にとっても
いろいろお話を聞いたり、相談が出来る
良い機会になるかと思います。
*7月31日追記
恐竜教室・見学について
「子どものための教室」という今回の「だいしアカデミー」の
主旨をご理解の上で、大人の方の見学のみの参加も
出来る事になりました。
見学参加には事前の登録が必要になります。
見学希望の方は、私のメールアドレスにその旨、ご連絡下さい。
登録方法をお知らせ致します。
●8月3日開催の「きしわだ恐竜教室・子どもの部」に合わせて、
子どもの部終了後、恒例の「大人の部」を開催致します>過去の様子
参加希望の方は、午後4時30分までに来館の上、
受付で大人の部参加希望の旨、お伝えください。

「THE世界一展」恐竜ウィーク

2013年7月25日 / その他

●7月16日
大阪・グランフロント大阪にて開催中の
「THE世界一展」内の企画として7月14日~20日に
行われた「恐竜ウィーク」のプログラムの一つとして
私も恐竜復元教室を、大阪市立自然史博物館・林昭次さん
一緒に担当しました。
2回の講演のうち、前半は復元画製作、
後半は骨格復元製作でした。

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前半の復元画製作の様子。
会場の様子はUstreamでも配信されました。


Video streaming by Ustream

Video streaming by Ustreamマイク無でも十分に声が通ったもので、あまりマイクを使わずに
しゃべってしまったため、あまり声が拾われてません。
申し訳ない、、、。
恐竜ウィークの他の講演も録画で見る事が出来ます。
14日 
恐竜ウィークオープニング対談「やっぱり恐竜っておもしろい!」
 小林快次、江口太郎、林昭次

求愛のツバサ!羽毛恐竜の発見 小林快次
太古の昔、大阪にもワニがいた!? 江口太郎15日
世界の恐竜研究最前線!わくわく恐竜ワールド 小林快次
ステゴサウルスの板とトゲの謎を探る 林昭次
17日
御堂筋は恐竜時代の並木道
 ~イチョウは中生代の生きている化石~

19日
世界最新の研究成果で知るティラノサウルスの秘密
 ~トッパンVRバーチャルダイナソー~ 凸版印刷①

世界最新の研究成果で知るティラノサウルスの秘密
 ~トッパンバーチャルダイナソー~ 凸版印刷②

20日
骨から始まる古生物復元の世界 小田隆①
骨から始まる古生物復元の世界 小田隆②
骨の形からどこまで詳細に復元できる?
 ~トリケラトプスの歩きっぷり~ 藤原慎一①

骨の形からどこまで詳細に復元できる?
 ~トリケラトプスの歩きっぷり~ 藤原慎一②

こいこん・第52回日本SF大会・広島

2013年7月24日 / イベント・教室・講演

●7月20、21日開催の
こいこん・第52回日本SF大会・広島開催に参加。
20日に分科会企画
「SF古代生物の部屋-Kawaii! 古生物学-」
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この「SF古代生物の部屋」も3回目>1回目2回目
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今回は”萌えと古生物学”という事で
瑞浪Mioプロジェクトへのこだわりを
瑞浪市化石博物館学芸員・安藤さんが解説。
「コダワリ」の部分に共感・面白がり、また場を盛り上げて下さる
ノリの良い聴講者さん達。流石はSF大会!
そして後半は、渡部先生による
「恐竜学者 Dr.ワタベの怪獣研究室」
恐竜戦車考察完結編。

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講演終了後も、瑞浪Mio等身大ポップを囲んで。

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今年はディーラーズルームへの出店も。
講演の感想を伝えに来てくださる方も。

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さらに「夏休みの宿題発表」にも参加。
いわゆるポスター発表。
これまでのSF大会での講演を纏めたものや、
「モンゴル恐竜化石展」会場限定フィギュアの解説など。

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ポスター発表の一部
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限定フィギュアを監修者の渡部先生、自ら解説中。

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古生物チームのSF大会参加の企画&立役者・富永浩史さんサイン中。
SF大会にて多くの方にサインを貰い続けているという
ベストに。有名人の名前がズラリと並んでいるのが壮観!
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会場で販売のお弁当。
パッケージがSF大会使用。
広島だけにも、もみじ饅頭も販売。バラ売りされて
いたので、いろんな味を楽しめました。

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会場外の屋台で販売のお好み焼き。
もちろん広島風。大人気でした。

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瑞浪Mio・等身大ポップ&加藤直之氏
ライブペイント作品の記念撮影。

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最後に、今回の古生物組で記念撮影。
SF大会は、規模とまったり感の絶妙なバランスが
魅力的なイベント。
そして、スタッフの皆さんの終始楽しそう、かつ
テキパキとした仕事ぶり、頼もしさには毎回感心しますし、
気持ち良いです。
今回、講演に来て下さった皆さん、会場でお会いした皆さん、
ありがとうございました!

「大人の恐竜大図鑑」

2013年7月17日 / 恐竜・古生物

現在、発売中の「大人の恐竜大図鑑」
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見開き2ページだけですが、私の紹介記事があります。
取材の折、結構好き勝手長時間お話してしまい、
これは纏めるのが難しいかなぁ、と心配していたのですが、
流石そこはプロ、というか修士号を取られた編集者さんという事で、
私の造形や復元という作業への考えの要点を見事に纏めて、
かつ雰囲気の良い文章にして下さいました。
逆に、私の方が「こういう風に話せば良いんだ」と勉強になります。
「大人の~」と謳っているだけあり、取り上げられた恐竜・古生物の
解説はそれぞれの専門の研究者さんが監修をしておられ、
最新かつ充実の内容です。
是非、宜しくお願い致します。

ディプロドクス骨格トイ

2013年7月9日 / 恐竜・古生物

アメリカから取り寄せた
ディプロドクス全身骨格トイ

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全長140cmで、なかなかの迫力。
子供向けの組立式トイなので、全体的にはザックリな出来とはいえ、
プロポーションは良好。概ね骨格も間違ってはない
(首やシッポの骨一つ一つは相当簡略化されてますが)。
でも、歯が無かったり、前肢の爪の数が間違っているのが
惜しい。という事で、最低限の改造を施す事に。

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まず、歯を追加します。

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何本か支柱となる真鍮線を埋め込み、
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パテを盛り、
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歯の形状を削り出し、
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塗装して完成。

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こちらは前肢。
このディプロドクス骨格の前肢には、第1~3指までの
3本に爪の基部となる末節骨があります。
ですが、大型竜脚類の場合、基本的には末節骨は
第1指(=親指)のみ(例外あったかな?)。
より後に現れるティタノサウルス種の中のさらに進化型になると、
その1本の爪も無くなるという説も。
ちなみに、画像の資料画像はブラキオサウルスの前肢。

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第2,3指の末節骨を切除して、整形・塗装。

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完成です。
素材は壊れにくいもので、組立&分解も簡単なので、
恐竜教室等での解説で活躍してくれそうです。
オマケ。

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改造しようと頭部と前肢を取り外すと、後肢だけで見事に
自立(判りにくいですが、シッポの先は浮いてます)。
竜脚類が後肢メインで体を支えている事をオモチャとはいえ実感。

日本古生物学会at熊本大学

2013年7月8日 / 日本古生物学会

●6月28-30日
熊本大学にて開催の日本古生物学会に参加。

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初日夜の懇親会会場にて。

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瑞浪Mio車も熊本大学に。

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物販・展示スペース。
瑞浪市化石博物館+各博物館、パイライトスマイルと共に
当社も出店。

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今回、御所浦ツアーを御一緒した服部さん(東京大学・大学院)が
ポスター発表賞を受賞。おめでとうございます!
今回の学会では、中学生・高校生による発表や
化石友の会の企画として学会会場案内や
研究室見学ツアーなど、新しい試みも行われていました。
化石友の会担当の先生方がサポートして下さるので、
安心して&迷う事なく学会参加が出来るかと思いますので、
学会に興味のある方は化石友の会入会から始められる事を
お薦めします。

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