海外自然史系施設見学情報交換会

2015年2月16日 / イベント・教室・講演

NHFM12.jpg
会場の場所や参加申し込み先についてはこちら

日本古生物学会 at 豊橋市自然史博物館

2015年2月6日 / 日本古生物学会

●1月30日〜2月1日まで開催の日本古生物学会に
参加してきました。

th_DSCN9218.jpg
th_DSCN9217.jpg
今回は物販ブースのRC GEARさんのブースに居候で
当社の関わった商品や書籍を置かせてもらいました。
博物館ショップで買った古生物スケルトンのオモチャを
th_DSCN9227.jpg
マンモスはゾウの専門家に(最近はクマの人っぽいですが)、
th_DSCN9231.jpg
スミロドンは食肉類の専門家に組ませて、いや組んで頂き
それぞれ感想を聞いたり。

th_IMG_5177.jpg
そして、新規ワークショップ開発会議中。

th_P1000122.jpg
最終日の各賞の授賞式。
ここ2〜3回、古生物学会に化石友の会会員として参加する
小、中、高校生がチラホラ。
私よりずっと真面目に口頭発表を聞き、ポスター発表を
見ている姿に毎回驚きます。「来たからには見る・聴く事に妥協しない」という
静かな覚悟が見えるというか。その覚悟が故か、立ち振る舞いもしっかりしていて、
本当に感心しました。
数回前(かな?)から始められた、高校生のポスター発表も
発表数が増えて来ました。
専門家達の前でしっかりと説明出来る高校生の皆さんにも
驚かされます。
学会参加し始めの頃は、自分にとっては雲の上の存在である
研究者の皆さんの集まる場にいる事に緊張し、また学ぶ事も多かったのですが、
ここ最近は自分よりずっと年下の参加者の真剣な姿を見て、
改めて初心に帰る事の出来る機会にもなっています。

恐竜ワークショップ at 丹波竜化石工房

2015年1月27日 / イベント・教室・講演

●1月18日
丹波市・丹波竜化石工房にて
恐竜ワークショップ。
私にとっては今年最初の恐竜関連イベントでの講師担当。
アシスタントは大阪市立大学大学院・大野さんです。

th_DSCF2527.jpg
午前中はディノケシ・ティラノサウルス頭部復元ワークショップ。

th_DSCF2540.jpg
ディノケシと丹波竜化石工房のティラノサウルス頭骨を比較観察中。

th_DSCF2560.jpg
ディノケシに粘土で肉付け作業中。

th_DSCF2589.jpg
午後はフェバリット社製・ブラキオサウルスフィギュア塗装。
ブラキオサウルスは、丹波竜ことタンバティタニスに比較的近い種類の恐竜です。
子供さんだけでなく、付き添いの大人の方も参加されていました。
朝のうちは雪も見られる寒い日でしたが、丹波市外からの
参加者も多く来て下さいました。また今後も丹波竜化石工房での
各恐竜関連ワークショップ開催を予定しております。
宜しくお願い致します。

葛生化石館・イノストランケビア

2015年1月16日 / 作品展示

佐野市・葛生化石館にて私の製作した
イノストランケビアの模型が常設展示になりました。

イノストランケビア葛生2
画像のアクリルケースの中に収まっています。
元々、この作品は私の個人作品。
今回の葛生化石館所蔵、常設展示にあたり、
色は再塗装しました。
以前の色は個人作品という事もあり、結構派手に「攻めた」ものでしたが、
やはり常設展示となると、もう少し自然な色で、かつ展示現場の照明等にも
考慮する必要があると考え、学芸員さんと相談の上、配色を決定。

e0133764_1219152.jpg
再塗装前。

イノストランケビア葛生1
再塗装後(納品状態)。
イノストランケビアの立体全身骨格の常設展示は、現時点では
国内では葛生だけのはず。その場所に復元模型として
自分の作品が置かれるのは嬉しい事です。

恐竜ワークショップat丹波竜化石工房

2015年1月13日 / イベント・教室・講演

●1月18日
丹波竜化石工房・ちーたんの館にて
恐竜ワークショップ開催。私が講師担当となります。
くわしくはこちら
今年最初の恐竜ワークショップです。
宜しくお願いします。

Happy New Year!

2015年1月2日 / その他

B6TtRKACQAAaxqZ.jpg
あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いします。
画像は「SF巨大生物の島」に登場する巨大アンモナイト。 
以前、私が原型担当の1人として参加した
ハリーハウゼン・モンスターフィギュアシリーズの1つです
(もう10年以上前の事ですが)。
アンモナイトの語源は、羊に似た角を持つ古代エジプトの太陽神アモンから、
という事でこれにしました。

足立区生物園

2014年12月26日 / その他

●12月16日
足立区生物園見学。
知り合いが今年からここに所属されているので、
その挨拶も兼ねて。

B5At70yCEAAIRjz.jpg
毎日行われる放蝶イベントにも参加。
この館で羽化した蝶を温室内に放すのをお手伝いします。

B5AubnFCIAA38wp.jpg
「いもむし総選挙」開催中。

B5Aw3G4CYAAx_ej.jpg
クリスマスシーズンにゴキブリ特別展示をぶつけて来る”攻め”に好感(笑)
 ヨロイモグラゴキブリ、カッコイイ。

th_DSCN0005.jpg
カンガルー&ワラビー
B5AytRVCQAA3Ado.jpg
小さい施設ですが、それだけにそれぞれの展示を
じっくり見る余裕がありますし、展示手法やキャプションの工夫が
楽しいです。放蝶やエサやり・解説等のプログラムも豊富。
また、この日は平日で人も少なめという事もあり、
スタッフの皆さんの解説をじっくり聞く事が出来て良かったです。

ベルリン自然史博物館(2014)

2014年12月20日 / 2014年 ドイツ

●11月4日
ベルリン自然史博物館見学。
恐竜・古生物関係の展示は2011年訪問の際の記事を>記事その1その2
th_DSCN1310_201412191151209e9.jpg
中央ホールのギラッファティタン(元ブラキオサウルス)等。

th_DSCN1372.jpg
th_DSCN1379.jpg
鉱物展示室。
鉱物の事はさっぱり判らないのですが、
この展示室の、古いながらもしっかり磨かれているキャビネットがずらりと
並んだ、歴史を感じさせる雰囲気は魅力的です。

th_DSCN1394.jpg
魚類の液浸標本展示。

1930〜50年代に製作された100倍体模型
th_DSCN1402.jpg
th_DSCN1404.jpg

th_DSCN1071.jpg

th_DSCN1024.jpg
製作工程の紹介。
素材や方法は非常にベーシック。
それだけに、これだけのクオリティは作品に掛けられた手間と時間に
よるもの、という事が実感出来ます。

見事な剥製の数々。
th_DSCN0967.jpg
th_DSCN0963.jpg
th_DSCN0969.jpg
th_DSCN0999.jpg
th_DSCN0977.jpg
製作されたのが、もう数十年前というのも多いようです。

th_DSCN1117.jpg
th_DSCN1149.jpg
ベルリン動物園で人気者だったホッキョクグマ・クヌート。

th_DSCN1386.jpg
今まで見た中で、一番美人と思う剥製。
オスメスの確認は忘れましたが。

th_DSCN1065.jpg
この博物館に所属の剥製師が2014年の剥製世界大会の
小型鳥類部門で優勝したという事で、その記念の展示。

th_DSCN1407.jpg
th_DSCN1063.jpg
th_DSCN1408.jpg
th_DSCN1054.jpg
th_DSCN1056.jpg
体についた水滴まで表現されています。

th_DSCN1034.jpg
オウムの仲間が多かったのですが、他の鳥類の剥製も幾つか。
「世界最高レベル」の折り紙付きの物が見られるのも
博物館の凄さでもあるんだな、と改めて。
この剥製の展示を含め、展示物の製作工程等、展示物自体のついての
解説が多いのも、この博物館の特徴かと思います。
自分たちが、どれだけ真剣に展示に関わっているか、を自信を持って
見せてくれる訳で、この雰囲気が博物館という場所とその活動への
憧れをより具体的に感じさせてくれる部分も多いような気がします。
>「世界の恐竜博物館見聞記」ホームへ

きしわだ恐竜教室・子供の部 2014年12月

2014年12月18日 / イベント・教室・講演

12月14日
きしわだ自然資料館主催
きしわだ恐竜教室・子供の部開催。
今回は、まず大阪市立大学・恐竜愛好会の皆さんによる
恐竜・化石に関するお話。

th_DSCF1628.jpg
th_DSCF1652.jpg
次に私が担当の恐竜復元イラスト製作
th_CIMG4233.jpg
th_CIMG4236.jpg
最後は、今回初のアロサウルスフィギュアの塗装、
というプログラムでした。
今までの恐竜教室のプログラムから少しですが
変更もあったという事で、リピーターの方にも楽しんで貰えたようです。
子供の部の後は、大人の部。
今年6月と11月の化石研究会での私の発表をベースに
お話しました。今回も小学生の参加者さんもおられ、
少々難し内容にも関わらず、最後までしっかり聴いてくれました。
小さい集まりなので、参加者さんの反応も掴み易く、
この大人の部が大きな場での発表のための
良い練習にもなっています。

th_DSCF1683.jpg
きしわだ自然資料館のモササウルス展示を見学中。
きしわだ自然資料館では、
これまで同様に、来年も複数回の恐竜教室の開催を検討中です。
大人の部も出来るだけ行う予定です。
宜しくお願いします。

第二回・たんば恐竜塾

2014年12月11日 / その他

12月6−7日
第二回・たんば恐竜塾が開催されました。
6日 13時
丹波竜化石工房・ちーたんの館に講師・参加者が集合。
丹波市恐竜課担当者さんからの簡単な挨拶と
講師紹介の後、館内見学。

th_DSCN9968.jpg
丹波竜ことタンバティタニスの第一発見者の1人・村上茂さんによる解説。

th_DSCF1480.jpg
th_DSCF1486.jpg
タンバティタニス学名発表に合わせた企画展・特別展示も。
丹波竜発掘現場へ移動。

th_DSCF1390.jpg
ここでも村上さんによる解説が続きます。

th_DSCF1436.jpg
丹波竜発掘現場。現在は発掘も終わりコンクリートで
蓋をされ、その上に丹波竜の埋まっていた状態を
イメージした絵が描かれています。

th_DSCF1478.jpg
発掘現場l見学後は、近くの元気村かみくげにて
化石発掘体験コーナー。
丹波竜が発掘された地層の岩石を細かく割り、
化石を探します。
残念ながら今回は化石は見つからず。
寒波で気温も低い中、参加者皆さん集中して
いたせいか、寒さも忘れていたとか。

th_P1000102.jpg
とはいえ、やはり寒いので、早速すぐ側の売店で
恐竜焼きで一休み。
丹波竜化石工房に戻り、
大阪市立自然史博物館・林昭次先生による
最新恐竜講座。

th_DSCN9975.jpg
ヨロイ竜・剣竜類の研究を行われている林先生の
研究成果をメインにお話されました。
また、篠山層群から発見されている化石の世界的な意義と、
ヨロイ竜の更なる発見の可能性にも言及。
その後、参加者との質疑応答が続き、
この後の夕食会で延長戦という事に。
夕食・宿泊は前回に第一回と同じ
丹波市柏原の丹波悠遊の森にて。
夕食の後もコテージにて二次会が続きました。
7日
朝食の後、丹波竜化石工房にて
丹波竜復元ワークショップ。

th_DSCF1521.jpg
th_DSCN9983.jpg
作業の合間に、化石クリーニング用の
エアチゼル使用体験。なかなか貴重な機会。

th_DSCF1550.jpg
骨格復元完成品。
このワークショップは2度目・3度目という方は
敢えて旧復元等に挑戦。
産出状態を作ったのは小学5年生。
前日の村上さんの解説を基に、頭とシッポを近づけ、
未発見の四肢は遠くに流された、もしくは
肉食恐竜に喰いちぎられた、という解釈です。
恐竜塾のプログラムはこれで終了ですが、
この日は丹波竜及び篠山層群の化石を研究している
兵庫県立人と自然の博物館にて展示解説があるとの事で、
そちらに移動。解説に参加し、館内を見学して解散となりました。

th_th_DSCF1587.jpg
今回も関西圏だけでなく、愛知や関東からの参加者もおられ、
中には前回からのリピーターも。
皆さん熱心なだけに、講師の林先生や村上さん、
また参加者同士との交流も活発で、
丹波竜・そして恐竜を楽しみ尽くして頂けたように感じます。
このような企画が実現、しかも第二回まで行えたのは
丹波市・恐竜課の皆さんのサポートあってこそです。
臨機応変の対応や提案、各手配等で、
私の当初の企画以上の内容になりました。
また、その企画をしっかりと楽しんで下さった参加者の皆さんにも
感謝しております。
参加者さんによるレポートはこちら
また、前回の様子はこちら

■プロフィール

■カテゴリー

■アーカイブ

TOPへ戻る