カテゴリー「イベント・教室・講演」の記事

恐竜復元模型教室at瑞浪市化石博物館

2012年11月7日 / イベント・教室・講演

●11月4日 
瑞浪市化石博物館にて
「恐竜の復元模型を作ろう!」が開催。

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常設展示。
この博物館は、日本で最初の化石専門の博物館。
また瑞浪市は世界で最初のデスモスチルス頭骨化石が
発見された場所。なので、デスモスチルスやパレオパラドキシアの
束柱目の展示が充実しています。

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パレオパラドキシア。
束柱目の復元は諸説ありますが、それは別として
この組み立て骨格はカッコイイ。
そして、この博物館といえばマスコットキャラクターの
瑞浪Mio。

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このブログではお馴染み(?)のMioカー。
この車に乗るのも慣れました。

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特別展「デスモスチルスが見たみずなみ」も
開催中。束柱目に関する貴重な化石が展示されており、
常設展示と合わせると、束柱目展示としては相当な
充実度になっています。

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ヤマモトさんによるデスモスチルス新復元版模型
国立科学博物館・甲能直樹先生の見解に基づいた復元です。

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特別展会場前にある魚竜化石。
ホルツマーデン産の本物!
・・・・・・・
教室の様子から。

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完成品。

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その筋の皆さんの作品
左から、恐竜研究者さん、ヤマモトさん、
最後は化石哺乳類研究者さんの作品、、、、、、って、
今回はティラノサウルスの骨格に肉づけ、という内容なんですが?
妙に哺乳類っぽくなってるし、、、。
後脚の踵の形状とか、芸細、、、、流石研究者、ってそういう問題か?
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「ほら、怖くない」的な何か。
この教室には、地元メディアがメインとはいえ4社が
取材に来られていました。教室の取材は珍しくはありませんが、
この4社という数の多さは初めて。
この博物館の広報への積極的な取り組みは伺っていましたが、
それがしっかり根付いている事を実感しました。
教室の様子は、こちらでも紹介されていますので、
是非。
・・・・・・
夜は、名古屋市内のビストロ・ラブレへ。

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オリジナルカクテル・Mio。
瑞浪Mioをイメージしたものだそう。

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落ち着いた雰囲気の、隠れ家的なお店です。
名古屋に来た時の楽しみの一つになっています。
・・・・・・

第3回「サロン・ド・六甲昆虫館」

2012年10月14日 / イベント・教室・講演

●10月12日
第3回「サロン・ド・六甲昆虫館」を開催
今回は、昆虫館・館長さんによる
「異形の美を持つ虫達」がメインテーマ。
とはいえ、話は虫に関する事を軸にしつつも
さまざまな方向に広がるのは、この集りらしさ。

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平日の夜という事もあり、参加者は少なめでしたが、
その分、じっくりと館長さんとの「虫話」を楽しめたかと思います。
私も、久々に館長さんの虫話を堪能出来ました。
次回以降も、「虫話lだけでなく、それ以外の分野のテーマでの
開催も予定しています。

第5回「恐竜・古生物トークatハンズカフェ」

2012年10月7日 / イベント・教室・講演

10月4日の第5回「恐竜・古生物トークatハンズカフェ」
の様子を。

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準備中。毎回、このテーブルが会場です。
まず1時間で骨格組み立て、その後30分ほど
竜脚類復元の歴史をスライドでお話、という構成です。

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参加者さん、作業中。付箋紙シートに印刷した
アパトサウルスの骨を台紙の上に貼付けて組み立てて行きます。

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胴体、尻尾が終わり、首〜頭の工程中。
竜脚類の首の角度、可動範囲には諸説あります。
今回は大きく脱臼していない限り、各参加者の好みで決めて貰いました。

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参加者の1人、小田隆さんの作品。
そもそも、今回の教材は小田さんのアパトサウルス骨格図を
素材に製作したものです。
ワークショップの内容は骨格組み立てまでですが、
小田さんは即興で生態図まで描き加えました。

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その作品のアップ。以前、アパトサウルスの絵本
出版されているだけに、これくらいはお手の物、
という感じでしょうか。
ホワイトのペンが、カフェを出てすぐの所で入手出来るのが、
会場が東急ハンズの良い所。
二次元とは言え、骨格を組み立てると
「肩甲骨の傾き」「肩の位置」「軟骨は?」
「関節の可動範囲は?」と様々な疑問が自然と湧いて来るようで、
その辺の研究等のお話をしながらの作業に。
今後も機会があれば、このワークショップは
他の場所でも開催する予定です。

恐竜復元ワークショップat丹波竜化石工房

2012年8月27日 / イベント・教室・講演

●8月24,25日は、丹波竜化石工房にて
恐竜復元ワークショップを開催。

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午前は復元画、午後はディノケシ・復元模型の内容。
午前・午後、両方参加の方も多く、空いた時間に
化石工房から車で15分ほどの丹波竜発掘現場を見学に
行かれた、という方も。
午前の部の様子は、神戸新聞に紹介記事が。

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これは午後の部の様子。
今回も非常に恐竜・古生物に詳しい、また興味のあるという方が
子供・大人双方に居られ、ワークショップの合間、また終了後に
いろいろと話が出来たのが愉しかったです。
また、丹波竜化石工房には丹波竜関係の充実はもちろん、
ティラノサウルスやラプトレックスの頭骨レプリカ、
ヨロイ竜・ガストニアの全身骨格と質の高い展示物、
また化石クリーニングラボもあるので、こういった物を見ながら
じっくり話が出来るのも良いところ。
夏の恐竜・古生物関連の教室・ワークショップは
これで終了。
年末に向けては、関西を中心に幾つか教室の予定が
ありますので、またその機会にご参加頂ければと
思っています。

豊橋市自然史博物館&ゾウ復元ワークショップ

2012年8月23日 / イベント・教室・講演

●8月19日
豊橋市自然史博物館にて、
ワークショップ「ゾウを復元しよう」の講師を
担当してきました。
ワークショップの前に、特別企画展
「でっかい動物化石」を見学。
マンモス等の化石ゾウをメインに、哺乳類化石が
数多く展示されています。

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個人的に今回の目玉、シガマッコウクジラ(Brygmophyseter)。
現生のマッコウクジラと違い、上顎にも大きな歯がならんでいます。
上下に歯があるといえば、もっと大きなレヴィヤタンが話題になりましたが、
国内でもよい標本が見つかっているのです。
マッコウクジラ類としては、世界最古の化石だとか。
また、化石種クジラで全身まであるのもあまり多くないはずです。

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哺乳類化石メインという事で、化石や骨には残り難い
鼻や耳、角等の解説がかなり詳しく、かつ判り易く工夫された
展示になっていました。
このアジアゾウとアフリカゾウの鼻の形の違いは、
私もワークショップでお話したいと思っていたポイントだったので、
勉強になりました。

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サイの頭骨の並び。これも珍しいです。
角の構造が判り易く展示されています。
もちろん、常設展示も一回り。

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大型竜脚類・ユアンモサウルスを中心とした中生代ホール。
この中生代ホールと古生代ホールの復元画は小田隆さんが
担当されています。

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エドモントサウルス。貴重な実物化石の展示という事で、
別のホールを用意されています。
壁画も小田さんによるもの。

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ティラノ&トリケラ。ここのティラノはワンケル・レックスの
愛称で呼ばれる標本のレプリカ。国内にある常設展示のティラノの中では
珍しいタイプ(のはず)。
ティラノvsトリケラの構図をこの角度で見下ろせる博物館も
あまりないような。




ワークショップは化石ゾウの復元に挑戦がテーマ。
ゾウといえば「もし今、生きていなかったら、
骨からあの鼻や耳を復元するのは難しい」という事で、
復元の難しさの例に良く挙げられます。
いきなり化石ゾウの復元では、教える方、教わる方共に
ハードルが高いと感じたので、まずは現生のアジアゾウを
骨格から「復元」してもらい、ゾウの体の基本を知ってもらった上で、
その次に化石ゾウの復元に挑戦する、という構成にしました。

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皆さんの作品。今回はゴンフォテリウムを描いて貰いました。
この博物館の学芸員・安井先生の解説を元に、
耳の大きさ等、皆さんそれぞれに考えて貰いました。
大きく姿形が変わる事はありませんが、鼻や耳に結構違いが出ていますし、
その少しの違いが復元の重要な所でもあります。
一部、最初に描いて貰ったアジアゾウ(頭部&前半身のみ)も
混ざってますね。
ゾウの復元というテーマは初めてだったのですが、
参加者の皆さんの熱心さが予想以上で、小学生低学年の
参加者さんも多かったにも関わらず、当初の予想以上の
レベルの内容をお話出来たのが嬉しかったです。
また、安井先生やボランティアスタッフの皆さんも
一緒に盛り上げてくださったり、アドバイスして下さったりと
大変お世話になりました。ありがとうございました!

恐竜ミニレクチャー&模型ワークショップ

2012年8月17日 / イベント・教室・講演

●8月11、12日
逆瀬川駅前のアピア1にて
「丹波の恐竜化石ミニレクチャーと恐竜復元模型ワークショップ」
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まずは、兵庫県立人と自然の博物館研究員・池田さんが
恐竜、そして丹波竜を初めとした丹波での化石発掘・研究に
ついてお話。
定員は各回15組でしたが、会場はオープンなスペースという事で、
参加者以外にも足を止めて聴いて居られる方も。
その後は、私がメインで担当する恐竜模型製作ワークショップ。
市販のプラスチック製・恐竜骨格に粘土で肉付け。
今回は、人と自然の博物館のほうで絵の具を用意して下さったので、
着色まで行いました。

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同じ骨格に肉付けしていますが、少しの肉付け量の違い、
そして色の違いで随分違いが出ます。これが恐竜・古生物復元の
面白い所の一つ、というのが何となくでも伝われば嬉しいです。
当日の様子は、こちら恐竜.INFOでもっと詳しく紹介されていますので、
是非ご覧下さい!

「きしわだ 夏の恐竜教室 」

2012年7月22日 / イベント・教室・講演

●7月16日
ちょっと報告が遅くなりましたが、
きしわだ自然資料館にて、「きしわだ 夏の恐竜教室」いつもの恐竜教室とは違う内容・構成での開催。

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午前中は、大野さん(大阪市立大学大学院博士後期課程)による
恐竜復元画ワークショップ。大野さんが会長を務める
大阪市立大学・恐竜愛好会の部員さんもお手伝いに来てくれました。
午後は、私と荻野さん(古生物学者(株)ACTOW)に、
大野さん等もお手伝いに加わって頂き、恐竜造型ワークショップ。
既製品のティラノサウルス骨格モデルに粘土で肉付けをします。
普段は小学生以上の対象年齢で行うのですが、今回は
小学4年生以上で設定。いつもより細かく造型のポイントを解説、
また色も付けてもらいました。
完成品を幾つか。

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これは、先日、パラサウロロフス製作の
中学生の作品。

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こちらは大人の参加者の作品。
子どもの部の後は、恒例の大人の部。
先日訪れたベルギー王立自然科学博物館見学のレポート。
今回も大人だけでなく、中学生の参加もありました。
ところどころ結構専門的な話もするんですが、
しっかり聞いてくれました。
「きしわだ恐竜教室」は、また年内の開催を予定しています。
次回も宜しくお願いします!

「きしわだ 恐竜教室」

2012年5月25日 / イベント・教室・講演

●5月20日
きしわだ自然資料館「きしわだ恐竜教室 子どもの部」
このプログラムでの開催はもう8回目。
他の教室や、講演等を含めると、きしわだ自然資料館では、
2~3か月に一度は恐竜・古生物関係のイベントが
行われている事になります。
最近はリピーターが増えてきましたが、それでも新しい参加者が
まだまだ多いです。対象年齢が小学生以上と言う事で、
小学生になるのを待ってやっと参加できました、という方も。

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大阪市立大学・恐竜愛好会会長・大野さん(大学では
古生物学を専攻)の話からはじまり、私が担当の
恐竜復元画教室、最後はティラノサウルスフィギュア塗装、
という構成です。
子どもの部の後は、恒例の大人の部。
きしわだ自然資料館のスタッフさん達や、教室を手伝いに
来てくれる方達に、ちょっと本格的な話をします。

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今回の話のタイトル。でも、あまり内容とは関係なかったり。
私がいろいろな博物館で見た同じ恐竜の展示比較。
最近は、もっと専門的な話を聞いてみたい、という子どもさんの参加も
少しずつ増えてます。今回は中学生が2人参加してくれました。
出来るだけいろんな年齢層にも興味を持って貰えるように話をしますが、
一方で、そういう専門的な話の場の雰囲気を、内容を良く判らなくても
体験して貰う機会になれば、とも考えています。
次回は夏ごろの開催を計画中。
内容は今回のものとは変わるかも(変わらないかも)。
もちろん、今回の内容のものも、引き続き開催します。
これからも宜しくお願いします。

『恐竜は怪獣か!?〜化石特捜隊 成安へ〜』

2012年5月22日 / イベント・教室・講演

5月19日
『恐竜は怪獣か!? 〜化石特捜隊 成安へ〜』
に講演者として参加。詳しくはこちらを見て頂ければ。
で、終わっては何なので、、、、、
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最後のディスカッションに飛び入り参加の漫画家・久正人さん
恐竜学者・渡部先生の恐竜・怪獣トークバトル。
この2人、今回が初対面で、話をするのもこのディスカッションが
ほぼ初めて(講演前に少し挨拶したくらい)なのですが、
見事に試合が噛み合ってました。
挟まれた2人(<怪獣は不得意分野)が、完全に置いてけぼりにされてます(笑)
私も、お二人の話とこの状況が面白くて割って入るのが勿体ないので、傍観。
渡部先生の恐竜・怪獣話は一昨年、そして去年のSF大会以外では
かなり珍しい、というかほぼ初めてでは?(違うかな)。
この後も、今度は客席からは恐竜と怪獣を絡めた面白い視点の質問が相次ぎ、
逆にこちらが楽しませて頂きました。

デザイン・フェスタ vol.35

2012年5月17日 / イベント・教室・講演

5月12,13日
デザイン・フェスタ vol.35に出展。
今回は『SKULL! SKULL! SKULL! 』と『なにわホネホネ団』が
横並びで出展。
1日目開場前。まだちょっと散らかってますが、ほぼ設営終了。

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『SKULL! SKULL! SKULL! 』サイド
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『なにわホネホネ団』サイド
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アクアプラント(画像右)とRC GEAR(左)のアイテムが並ぶ
ショーケースの間がウチのスペース。
「FBIに捕まえられた宇宙人ポジション」と言えば
判り易いでしょうか。良く言えば「センター」だけど。

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お求め安くさせて頂きました。
スミロドン頭骨レプリカは小田さんコレクションを借りました。
サーベルタイガー語ります、と謳ってる割に、話の導入が
「タイガーじゃ無いんですよ」なんですが。
その他、諸々詳細は、こちら(その1その2)を。
デザフェスは、ワンフェスや博物館等で会う方とはまた違った客層なので、
話をしていて、こちらがいろいろと気付かされる事も多いです。
また、2回目の参加にも関わらず、リピーターの方も結構来て下さり、
嬉しかったです。

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