足立区生物園

2014年12月26日 / その他

●12月16日
足立区生物園見学。
知り合いが今年からここに所属されているので、
その挨拶も兼ねて。

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毎日行われる放蝶イベントにも参加。
この館で羽化した蝶を温室内に放すのをお手伝いします。

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「いもむし総選挙」開催中。

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クリスマスシーズンにゴキブリ特別展示をぶつけて来る”攻め”に好感(笑)
 ヨロイモグラゴキブリ、カッコイイ。

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カンガルー&ワラビー
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小さい施設ですが、それだけにそれぞれの展示を
じっくり見る余裕がありますし、展示手法やキャプションの工夫が
楽しいです。放蝶やエサやり・解説等のプログラムも豊富。
また、この日は平日で人も少なめという事もあり、
スタッフの皆さんの解説をじっくり聞く事が出来て良かったです。

ベルリン自然史博物館(2014)

2014年12月20日 / 2014年 ドイツ

●11月4日
ベルリン自然史博物館見学。
恐竜・古生物関係の展示は2011年訪問の際の記事を>記事その1その2
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中央ホールのギラッファティタン(元ブラキオサウルス)等。

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鉱物展示室。
鉱物の事はさっぱり判らないのですが、
この展示室の、古いながらもしっかり磨かれているキャビネットがずらりと
並んだ、歴史を感じさせる雰囲気は魅力的です。

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魚類の液浸標本展示。

1930〜50年代に製作された100倍体模型
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製作工程の紹介。
素材や方法は非常にベーシック。
それだけに、これだけのクオリティは作品に掛けられた手間と時間に
よるもの、という事が実感出来ます。

見事な剥製の数々。
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製作されたのが、もう数十年前というのも多いようです。

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ベルリン動物園で人気者だったホッキョクグマ・クヌート。

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今まで見た中で、一番美人と思う剥製。
オスメスの確認は忘れましたが。

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この博物館に所属の剥製師が2014年の剥製世界大会の
小型鳥類部門で優勝したという事で、その記念の展示。

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体についた水滴まで表現されています。

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オウムの仲間が多かったのですが、他の鳥類の剥製も幾つか。
「世界最高レベル」の折り紙付きの物が見られるのも
博物館の凄さでもあるんだな、と改めて。
この剥製の展示を含め、展示物の製作工程等、展示物自体のついての
解説が多いのも、この博物館の特徴かと思います。
自分たちが、どれだけ真剣に展示に関わっているか、を自信を持って
見せてくれる訳で、この雰囲気が博物館という場所とその活動への
憧れをより具体的に感じさせてくれる部分も多いような気がします。
>「世界の恐竜博物館見聞記」ホームへ

きしわだ恐竜教室・子供の部 2014年12月

2014年12月18日 / イベント・教室・講演

12月14日
きしわだ自然資料館主催
きしわだ恐竜教室・子供の部開催。
今回は、まず大阪市立大学・恐竜愛好会の皆さんによる
恐竜・化石に関するお話。

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次に私が担当の恐竜復元イラスト製作
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最後は、今回初のアロサウルスフィギュアの塗装、
というプログラムでした。
今までの恐竜教室のプログラムから少しですが
変更もあったという事で、リピーターの方にも楽しんで貰えたようです。
子供の部の後は、大人の部。
今年6月と11月の化石研究会での私の発表をベースに
お話しました。今回も小学生の参加者さんもおられ、
少々難し内容にも関わらず、最後までしっかり聴いてくれました。
小さい集まりなので、参加者さんの反応も掴み易く、
この大人の部が大きな場での発表のための
良い練習にもなっています。

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きしわだ自然資料館のモササウルス展示を見学中。
きしわだ自然資料館では、
これまで同様に、来年も複数回の恐竜教室の開催を検討中です。
大人の部も出来るだけ行う予定です。
宜しくお願いします。

第二回・たんば恐竜塾

2014年12月11日 / その他

12月6−7日
第二回・たんば恐竜塾が開催されました。
6日 13時
丹波竜化石工房・ちーたんの館に講師・参加者が集合。
丹波市恐竜課担当者さんからの簡単な挨拶と
講師紹介の後、館内見学。

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丹波竜ことタンバティタニスの第一発見者の1人・村上茂さんによる解説。

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タンバティタニス学名発表に合わせた企画展・特別展示も。
丹波竜発掘現場へ移動。

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ここでも村上さんによる解説が続きます。

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丹波竜発掘現場。現在は発掘も終わりコンクリートで
蓋をされ、その上に丹波竜の埋まっていた状態を
イメージした絵が描かれています。

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発掘現場l見学後は、近くの元気村かみくげにて
化石発掘体験コーナー。
丹波竜が発掘された地層の岩石を細かく割り、
化石を探します。
残念ながら今回は化石は見つからず。
寒波で気温も低い中、参加者皆さん集中して
いたせいか、寒さも忘れていたとか。

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とはいえ、やはり寒いので、早速すぐ側の売店で
恐竜焼きで一休み。
丹波竜化石工房に戻り、
大阪市立自然史博物館・林昭次先生による
最新恐竜講座。

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ヨロイ竜・剣竜類の研究を行われている林先生の
研究成果をメインにお話されました。
また、篠山層群から発見されている化石の世界的な意義と、
ヨロイ竜の更なる発見の可能性にも言及。
その後、参加者との質疑応答が続き、
この後の夕食会で延長戦という事に。
夕食・宿泊は前回に第一回と同じ
丹波市柏原の丹波悠遊の森にて。
夕食の後もコテージにて二次会が続きました。
7日
朝食の後、丹波竜化石工房にて
丹波竜復元ワークショップ。

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作業の合間に、化石クリーニング用の
エアチゼル使用体験。なかなか貴重な機会。

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骨格復元完成品。
このワークショップは2度目・3度目という方は
敢えて旧復元等に挑戦。
産出状態を作ったのは小学5年生。
前日の村上さんの解説を基に、頭とシッポを近づけ、
未発見の四肢は遠くに流された、もしくは
肉食恐竜に喰いちぎられた、という解釈です。
恐竜塾のプログラムはこれで終了ですが、
この日は丹波竜及び篠山層群の化石を研究している
兵庫県立人と自然の博物館にて展示解説があるとの事で、
そちらに移動。解説に参加し、館内を見学して解散となりました。

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今回も関西圏だけでなく、愛知や関東からの参加者もおられ、
中には前回からのリピーターも。
皆さん熱心なだけに、講師の林先生や村上さん、
また参加者同士との交流も活発で、
丹波竜・そして恐竜を楽しみ尽くして頂けたように感じます。
このような企画が実現、しかも第二回まで行えたのは
丹波市・恐竜課の皆さんのサポートあってこそです。
臨機応変の対応や提案、各手配等で、
私の当初の企画以上の内容になりました。
また、その企画をしっかりと楽しんで下さった参加者の皆さんにも
感謝しております。
参加者さんによるレポートはこちら
また、前回の様子はこちら

ベルリン・ペルガモン博物館

2014年12月8日 / 2014年 ドイツ

●11月3日
ドイツ・ベルリンのペルガモン博物館を見学。

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念願叶ってイシュタルの門のドラゴン・ムシュフシュと対面。
子供の頃から、このレリーフのデザインが好きだったのです。
なんともシンプルでカッコ良くてカワイくてスマートなデザイン。
最初は白黒写真で見たんですが、後でカラー写真見た時には二度惚れしました。

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保存状態や左右の向きの違い等で、個体差が結構あり、
表情の違い等で自分のお気に入りムシュフシュを決められるのが楽しい。

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復元模型。

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現地で見るとレリーフの凹凸も確認出来て嬉しい。
ネットでも、この角度からの画像はなかなかありません。
予想以上に凹凸があり、筋肉なども意識して造られているのが判ります。

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ムシュフシュグッズも揃っていました。
特にフィギュアは「あれば良いな〜」と期待せずに期待していたので嬉しい。
という事で、当然2体買い。頭の角が一本でなく二本(一対)解釈なのも
このフィギュアで初めて知り、驚きました(石版等にはちゃんと2本角で描いているんですよね)。

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ちなみに、博物館は現在大規模改修中で、展示の半分くらいが
閉鎖されています。館名の由来になっているペルガモン大祭壇も
見られません。個人的にはムシュフシュが見られたので納得なのですが、
でもちょっと残念ではありました。

きしわだ恐竜教室のお知らせ

2014年12月2日 / お知らせ

●12月14日、今年最後の
きしわだ恐竜教室開催です。
申し込み方法などはこちら
また、子供の部終了後は、大人の部を開催します。
と言っても、私が何か話すだけなのですが。
大人の部、とはしていますが、難しい話でも聞いてみたい、
という方なら小学生でも参加OK。
実際、これまでも小学生の参加者も居られましたし、
「ちょっと難し過ぎるかな」と思えば、途中退席も自由です。
参加希望者は午後4時30分頃までに、きしわだ自然資料館へ来館の上、
大人の部参加の旨を受け付けにお伝え下さい。
今回の内容は、今年の6月と11月の化石研究会で発表した
タンバティタニス(丹波竜)、長岡市妙見産ダイカイギュウ模型の
製作工程紹介のダイジェスト版の予定。
他にもっと面白そうなネタがあれば、そちらに変えますが。
多分、その後は飲み会、というか、きしわだ古生物ゼミ忘年会。

ハンブルグ・ハーゲンベック動物園

2014年12月1日 / 2014年 ドイツ

●11月2日
ハーゲンベック動物園を見学。

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ここの紹介にもある通り、開放的な空間での動物飼育・展示を
取り入れた最初の動物園として有名な施設だそうです。

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入口すぐのアジアゾウ舎。
開園してすぐの時間だったので、まだこちらに
ゾウがいました。インド的な内装・演出が珍しい。
ちょっと博物画的な情緒を感じます。

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セイウチ
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ペンギン、崖っぷち。

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お昼ご飯。

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屋外のアジアゾウ。
園内で売っているエサをゾウに直接渡せます。

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ちょっと予想外の恐竜物件。
いい塩梅のレトロ感が素晴らしい。

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池にいる魚竜&大型両生類。いかにもドイツなチョイス。

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キャプションが結構本気。
両生類は、ちゃんとパラキクトロサウルス.”SP”
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この池からズリズリ這い上がって来る首長竜を見ては、
「恐竜・怪鳥の伝説」を思い出さずにはおれません。
頭部形状が結構正確なのが小生意気。

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すぐ側には、小さな吊り橋もあるので、
「吊り橋を渡っている途中に恐竜(<敢えて)に襲われる
 緊迫のシーン」も堪能出来ます。

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この動物園の創設者、カール・ハーゲンベック像。
各動物の展示方法は、その広さも含めて「凄いなぁ」と思うのですが、
動物園全体の感想となると、「楽しい」になる動物園。
各所にある東洋趣味な建物、装飾品と動物達による
エキゾチックな空間を楽しむ場所、という感が強く、
また歴史のある施設という事もあってか、何となく懐かしい雰囲気も。
王道にして不思議、という印象の動物園でした。
・・・・・
これまで訪れた海外の博物館等の紹介は
「世界の恐竜博物館見聞記」に纏めています。

ミニチュア・ワンダーランド

2014年11月25日 / 2014年 ドイツ

2014年10月31日 
ドイツ・ハンブルグ、ミニチュア・ワンダーランド見学。

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最初は日本のテレビ番組での紹介で知り、「凄いな〜」とは
思っていたのですが、その後この動画を見つけ

こんな動画が撮れるミニチュア、そしてそういうものを作れる
スタッフの熱意に驚き、機会があれば絶対行きたいと思っていたのです。
年間100万人以上の入場者で、日によっては入場に並ぶ、という事も
聞いていたので、事前入場時間指定予約をネットでして行きました。
結局は、この日はそこまでしなくても普通に入れたんですが、
こういった準備があるのは、なんとなくドイツ的な合理性です。
で、結構期待してたんですが、その期待を上回る&少しベクトルのズレた
上回り方をしてくれて、もう楽しかった!。

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駐車場。

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奥までちゃんと車や人が配置されています。

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ジオラマの端に合わせてカットされた車。

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飛行場も
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搭乗口・建物の中まで完璧。

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サッカー場。観客がギッシリ。

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空港の税関で待機中(?)の動物達。
すぐ側の部分の画像を撮ってたら、横のオジサマが
「こっちも面白いぞ!撮っときなさい」と。
そういうやりとりもまた楽しかったです。

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こっそり(でもないけど)あった、世界を裏で操る秘密結社の基地。
その中では、恐るべき陰謀の数々が、、、、
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月面着陸を捏造したり、
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フィラデルフィア実験を行っていたり、
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エイリアンがナスカの地上絵を解説していたり。
さぞ、殺伐とした組織と思いきや
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ダンスホールもあるし、
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恐竜型潜水艦のドックでは海水浴も出来たりで
福利厚生も充実。

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ミニチュア内を走る&移動する車や飛行機等の管理ルーム。

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個人的には、もの凄い密度&造り込みの中に
紛れ込まされた「ボケ」を見つけて笑う場所だと思ってます。
なので、笑いのツボが一緒の人と来るのがオススメ。
つか、1人だと結構寂しいぞ(笑)
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館内のレストラン。列車の席を模した客席が良いです。

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日本語パンフレットの紹介文。
こう書かれては、是非ここでケーキ一切れでも食べたくなるね。


この施設1つで国民性どうのこうの言うのはナンセンスとは判りつつ、
でもやっぱり「ドイツ人って、、、、、」と思ってしまう場所でした。
とか言いつつも、結局この動画見てもらうのが一番!

SVP・古脊椎動物学会2014 in ベルリン

2014年11月22日 / SVP2014・ベルリン, SVP・古脊椎動物学会

11月5〜8日にドイツ・ベルリンで開催された
SVP・古脊椎動物学会に参加してきました。
私は今回で9回目の参加です。
●11月4日
学会前日にベルリン自然史博物館を見学。
約4年半ぶり二度目の訪問で、古生物展示室は閉鎖中でしたが、
見事な剥製、魅力的な建物等等で見飽きません。
また、今回はドイツ人の友人のMarkus Bühlerさんとも合流。
Bühlerさんにはドイツに来る度に博物館を案内して貰っていますが、
ベルリンでも一緒に博物館を回れるとは思いませんでした。
ただ、古生物展示室の展示に使われている Bühlerさん製作の模型を
一緒に見られなかったのは残念。

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Bühlerさんと記念撮影。
古生物・現生動物に関しては相変わらずの博識ぶり。
ついでに未確認動物マニアでもあり
話の流れで(どんな流れだ)
「ミゴーって知ってる? パプアニューギニアのモササウルスの生き残り、
って言われてるヤツ」と聞くと
「あぁ、日本のテレビ番組で探しにいったやつでしょ!」と即答。
なんでそんな事、知ってんだよ。
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を見ながら「ジェニ〜ハニヴァ〜!」とか盛り上がってる様は、
端から見ればただのイタい奴でしょうが、それがもうバカで楽しい。
彼には初対面の時に金属製のツチノコフィギュアを貰ったのですが、
今では「世界広しと言えど、ドイツ人にツチノコ貰った日本人は
自分しかいない、、、ハズ!」というのは、持ちネタになっています。
その後、SVPとは別件でドイツに来られていた
ロバート・ジェンキンズさんと博物館でバッタリ。
思わぬ遭遇に2人で驚いていた所に、知り合いで
この博物館の研究者でもあるHeinrich Mallisonさん
バックヤード見学に誘われ、ブラキオサウルス
(今はギラッファティタンですが)の実物化石を見て来ました。

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そのバックヤードへの扉をくぐる皆さん。
バックヤード内の画像はブログにはアップ出来ませんので。
その後、Bühlerさんさんとは別れ、学会会場のホテルへ。

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とりあえず、早速ビールだ。
そして日本人参加者と合流し、夕食へ。

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●11月5〜8日
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SVP本番です。
朝8時〜午後4時までは3つの会場で口頭発表が行われ、
午後4時〜6時まではポスター発表の質疑応答タイム。
4日間で恐らく700以上の発表が行われます。

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SVP1日目の夜は、ベルリン自然史博物館でウェルカムパーティ。

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館内が学会参加者に解放され、館内には飲み物(アルコール含む)や食べ物の
ブースもあり、飲食OK。

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始祖鳥・ベルリン標本を見るための行列。
逆に一般見学の時間にこんあ行列が出来るのは見た事が無いので、
これも学会のパーティだからこその現象(?)
・・・・・・
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学会会場で見かけた肩乗り(?)羽毛恐竜ヌイグルミ。この方のお手製だそうです。

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同じ方のアンモナイトバッグ。これもお手製。チャックの位置が良いのです。
3日目夜は恒例のオークション。

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まずはサイレント・オークション。
机に並べられた出品物に希望額を書き入れて、最後に最高額を書いた人が勝ち。

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私は今回、私が原型を担当したスミロドン、マンモス、アノマロカリス、
タンバティタニス(丹波竜)のフィギュアを出品。
どれも定価を結構上回る値段がついたのですが、
その中でもブッチギリで一番人気はアノマロカリス。
古脊椎動物の学会なのに無脊椎が一番強いって、、、、。

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オークションに出品のロシア語の古脊椎動物学(爬虫類〜単弓類)の教科書。
他ではなかなか見ないロシアな図版所々にあり、私も入札。
でも、お世話になっている先生、業界の大御所も入札参加で勝てませんでした。
そんな方々が欲しがるんだから、やっぱり良い(というか面白い?)本だったんだろうなぁ。

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毎年恒例。ライブオークションでのオークショニアの衣装はキャバレーがモチーフ。
例年は映画ネタのコスプレが多いんですが、
流石に大掛かりな衣装をドイツに持って来るのは大変だったかな?
(というか、毎年大変だよなぁ)
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何かとお世話になっているHeinrich Mallisonさんに
タンバティタニス(丹波竜)フィギュアをプレゼント。
それをネタにディスカッションをするさんと平山廉さん
「ここがちゃんと最新の説になってるのが良いね」等の
感想が貰えたり、作品をネタに研究者の話が盛り上がるのは
原型担当冥利に尽きます。
最終日夜は、授賞式ディナー。
なのですが、私は申し込みを忘れたので参加出来ず。
その分、部屋でゆっくり休んで授賞式後の打ち上げパーティへ。

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・・・・・・・・
今回は、私が製作に関わったフェバリット社・ダンクレオステウス
会場に持って来ました。
「獲ったど〜!」ポーズって、英語で何て言ったら良いのかなぁ、と
考えていたんですが、モノを見せたら直ぐに向うから
「こういうポーズだろ」と言われて、問題解決という。

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去年のドレパノサウルスの時ほどではありませんが、
多くの方に”獲ったど”画像に協力して貰いました>画像はこちら
というか、Facebookでの「今年コレ持って来ました」という記事を
見た方や、「今年は何か持って来た?」と声を掛けて下さった方をメインに
撮影させて貰いました。
こういう遊びが出来るのは立体作品だからこそ、でもあり
「この仕事やってて良かったな〜」と、しみじみする瞬間でもあります。
・・・・・・
ベルリン自然史博物館での記念の一枚。

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ディクラエオサウルスと乾杯!
ディクラエオサウルスは子供の頃に本で見て以来、
ずっと「ブラキオの側にいる、ちょっと気になるあの娘(オスメス知りませんが)」
だったんですが、今回こうして一緒に乾杯(?)出来て感無量です。
見る事は何とか出来ても、乾杯は無理ですからね
(本当に口先までビールを持って行った訳では無いですが)。
SVPに参加したからこそ、の画像です。
まさかこんな画像を撮れるとは、子供の時には思いもよりませんでした
というか、その頃はこの博物館は東ドイツ側&フンボルト大学付属だったし、
ブラキオサウルスもディクラエオサウルスもシッポ引きずってました。
撮影は、京都大学・丸山さんが撮ってくれました。
日頃からの知り合いだけに、アングル等、いろいろ細かい指示を
お願いする事が出来、お陰で満足の画像になりました。
・・・・・・・・・・・・
今年も沢山の方にお世話になり、助けて頂いたSVPでした。
SVP前日に夕食を調達しようと入ったケバブ屋で、
ドイツ語だけのメニューで呆然としていると、偶然店内に居た
知り合いの研究者さんに助けてもらったり、
次々に研究者さんや同業者を紹介して貰ったり、
朝食をごちそうして頂いたり、通訳して貰ったり。
普段はアメリカでの開催がほとんどなのですが、
今回はドイツ開催という事で、これまでよりも
ヨーロッパの研究者さんとお話する機会も多く、
「ここが知りたかった!」という点が幾つもスッキリしたのも
嬉しかったです。
学会2日目から、ドイツ都市部主要2路線のうちの
1路線がストライキに入ったりもありましたが
(私個人は影響なかったのですが)、
いろいろと念願の叶う事が多かったドイツ滞在でした。
またドイツを再訪出来れば、と思いますが、
出来ればそれが仕事絡みであれば、という野望も。
先日の台湾ツアーのような、博物館・動物園巡り企画でも良いし
(そういう要望もありましたし)。
と、公言しとくと、意外に実現したり、、、かな?
という淡い期待をこめて。

ドイツ・ハンブルグ〜ベルリン

2014年11月19日 / 2014年 ドイツ

突然ですが、「アンソニー・世界を喰らう」という
番組があります。詳細は各自ググって頂くとして、
そのベルリンの回の冒頭にてアンソニーが
「ドイツといえば」という物を幾つか挙げるのですが、
そのなかに「工芸品」が。
その選択が何だか唐突な気がするので、
英語音声を聞いてみると「クラフトワーク」。
確かに直訳すると「工芸品(仕事)」ですが、
音楽好きのアンソニーが言いたかったのは、多分、、、、、、、

こっちだと思うよ!
・・・・・・・・・
という事で、11月5日ー8日にドイツ・ベルリンで開催の
SVP・古脊椎動物学会に参加のためドイツへ行って参りました。
今回はベルリンの前にハンブルグに滞在する事に。
成田〜ヘルシンキ間はダブルブッキングでビジネスクラスに。
初ビジネスクラスを堪能しました。

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ヘルシンキ空港で見つけたムーミンショップ。
10月31日夜にハンブルグ着。
11月1日
ハンブルグ1日目。
早朝に散歩と朝食購入がてらアルスター湖へ。

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この日のメインはミニチュア・ワンダーランド。

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ドイツでは、恐竜・古生物関係や動物園等自然史系施設以外では
ここと中世騎士祭りに行くのが目標のだったのですが、その1つを達成。
期待以上の内容で本当に満足しました。詳細はまた後日。

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ミニチュア・ワンダーランドはハンブルグの観光名所でもある
倉庫街の一角にあります。最寄り駅からの道の眺めも良いです。

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帰りは、散歩がてらホテルまで歩いたのですが、
適当に方角だけ見定めて歩いたら、案の定道を間違えて
予定の倍かかりました。
まぁ、「いざとなったら電車・地下鉄の駅かバス停見つければ
どうにかなる!」と割り切れるのがドイツ都市部の良い所
(とはいえ、やはり見知らぬ土地なので、あまり無茶はオススメしませんが)。
11月2日
ハンブルグ2日目。
ハーゲンベック動物園へ。

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動物園の歴史の上では記念碑的な存在の場所。
詳しい事はこちらを。
こちらも詳細はまた後日。

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ハンブルグで滞在したホテル。
ハンブルグ駅前なので、朝食等の買い物、移動には非常に便利。
フロントのスタッフもフレンドリーで良いホテルです。
11月3日
ハンブルグからベルリンへ新幹線・ICEで移動。
時間は遅れる&到着ホームが突然変わる等もありましたが、
無事到着。というか、それくらいはドイツでは当たり前の事なので。

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ドイツのターミナル駅のフラットな場所に車両が何列も並ぶ
風景は毎回嬉しくなります。
ベルリン到着、ホテルにチェックイン後、まだ夕方まで時間があったので
電車でペルガモン博物館へ。

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イシュタルの門! 詳細はまた後日。
という事で、2014年ドイツ編、次回に続く。

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