カテゴリー「学会」の記事

日本古生物学会 in 名古屋

2012年7月7日 / 日本古生物学会

6/28
古生物学会前日
瑞浪市化石博物館の学芸員・安藤さんの
呼びかけで古生物関連の食事会。
研究者さんや学生さん、恐竜・古生物好きが
約15人集合。

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舞台は、ビストロ・ラブレ

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美味しい料理に、
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気の効いたお酒のチョイス(瑞浪市化石博物館の
キャラクター・瑞浪MIOに合わせて用意されたとか)、
それにシェフのトークも加わり、楽しい時間になりました。
6/29-7/1
名古屋大学にて日本古生物学会。

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夜間小集会
「それぞれの立場から語る古生物学の普及」の会場。
以前、「恐竜・古生物トーク配信」の化石象の回や、
博物館トークの回にも出演して頂いた
北川さん(埼玉県立自然の博物館)が発言中。
今回の学会では、一般の参加者さんが随分増えました。
日頃から博物館等の活動やイベントに積極的に
参加されている方が多いせいか、学会という
ちょっと特殊な場所でも上手く楽しんでおられたように感じます。
また、個人的には普段なかなかゆっくりとお話しの出来ない方と
運良くかなり長時間お話出来る機会に恵まれたのも
嬉しかった学会でした。

ベルギー&ドイツ 戦利品編

2012年6月21日 / カメ進化シンポジウム・2012, 学会, 2012年 ベルギー・ドイツ

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テュービンゲンで滞在したホテル HOTEL HOSPIZ。
去年のテュービンゲン訪問の際に
「もう一度ここに来る時は、街の中心の宿に泊まりたいな」
と思ったのですが、今回その希望通りの場所に泊まることが
出来ました。
すぐ傍が街の中心の広場、すこし歩けばホーエンテュービンゲン城
という立地。
部屋も綺麗で、朝食も充実、スタッフも親切です。
駅からは徒歩10分ほど。途中、石畳の緩い上り坂があるので、
大きなスーツケース引っ張っての移動はちょっと大変かも。
また、ほんの少し入り組んだ場所にあるので、
事前の地図のチェックと、駅の案内所や街のお店で道を
聞ける準備をしておくと良いかと。
勿論、テュービンゲンには、他にも駅に近いホテルや、
もっと価格の安いホテルもあります。
今回、シンポジウム参加者の方に伺いましたが、
それぞれ快適に過ごせたとの事。
テュービンゲンは大きな町では無いので、
シュトゥットガルトからの日帰りでも
大学の古生物学博物館と街の観光は十分楽しめるでしょう。
ただ、ゆったりと取る夕食や早朝の雰囲気は泊りがけならではの
魅力です。
・・・・・・・・・
戦利品、と言っても、単に博物館で
購入して来た物の紹介なだけですが、、、
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ベルギー王立自然科学博物館で購入。
左側3冊は、博物館の図録や恐竜ホール改装の様子を
纏めた物。右下の2冊はイグアノドン本。
左がフランス語版、右が英語版。フランス語は全く判らないの
ですが、表紙が綺麗なのでフランス語版も購入。

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ベルギー王立博の記念メダル。2ユーロ。
500円硬貨よりも大きく、デザインや造りもしっかりしています。

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左上はベルギー王立博で購入の古生物の描き方本。
モスコプスやエオギリヌスEogyrinusが載ってます、、、、
って、どういうチョイスなんだか。
その下はハウフ博物館で購入の化石種サメ・ヒポドゥスの小冊子。
右2冊もハウフ博物館で購入。博物館のコレクションが紹介されています。

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ハウフ博物館のポストカード。
見事な魚竜や海ユリの展示があるにも関わらず、要所要所で海ワニを
推してきます。もちろん、魚竜等のポストカードもありましたが。

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ゾルンホーフェン・ジュラ博物館のTシャツ。
左が始祖鳥・アイヒシュタット標本、右がジュラベナトル。

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左はジュラ博物館の始祖鳥バッグ、左は今回のカメ進化シンポジウムの
記念バッグ。

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カメ進化シンポジウム記念のビアマグ。
受け付けでコレを渡された時は驚きましたが、
決して大規模な集まりでは無いにも関わらず、
こういうものを用意してしまう主催者の意気込み&
楽しもう感が伝わりました。
というか、プロガノケリスがデザインされたビアマグなんて
もう二度と造られないんじゃないだろうか。
・・・・・・・・
これで今回のベルギー・ドイツ編のレポートは終了。
本当はもっと紹介したい展示物も多いのですが、
やりはじめるとキリが無いのでこの辺で。

ゾルンホーフェン・ジュラ博物館

2012年6月18日 / カメ進化シンポジウム・2012, 学会, 2012年 ベルギー・ドイツ

6月4日
カメ進化シンポジウムのツアーで、ゾルンホーフェンへ。
テュービンゲンからはバスで約3時間。

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ゾルンホーフェンは、何といっても始祖鳥が発見された場所として
数ある有名な化石産地の中でもトップクラスの知名度でしょう。
今回訪れたのは、その中でも始祖鳥・ロンドン標本が見つかった
場所だそう。
ゾルンホーフェンは石版画用の石材の産地として有名。
最初に発見された羽毛化石に付けられた
始祖鳥の学名・Archaeopteryx lithographica
(アルカエオプテリュクス・リトグラフィカ)の種小名は、
石版画=リトグラフィが語源になっています。

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採石場の一部が開放されていて、化石採集をする事が出来ます。
とはいえ、ホルツマーデンの時と違って、こちらはなかなか化石は
出ません。
研究者さんが集まっているので、何か見つかったのか?と
行ってみると、、、、
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「カメの甲羅の化石見つけました!
 皆さんで学名付けて下さい!」
この集まりならではのジョークです。
1時間ほどの化石探し(化石はほとんど見つからなかったようです)の後、
アイヒシュタットの街中に移動して昼食。

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街中を散策中に見つけた、建物の壁にあった画。
始祖鳥の翼です。

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昼食後は、ゾルンホーフェン産の化石を展示する
ジュラ博物館へ。丘の上にあるお城の内部の一部が
博物館になっています。

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入り口すぐ傍にあるオリジナルグッズ紹介。
そこで「あ、ジュラベナトルってココだったんだ!」
と、やっと気付く。

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その、ジュラベナトル。見事な保存状態。

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始祖鳥・アイヒシュタット標本。

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でも、一番人だかりが出来ているのはカメ化石展示。
こういう風景も、今回の集まりならではかと。

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確かに、見事な化石です。

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翼竜標本。

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ランフォリンクス。書籍等でお馴染みの標本。

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化石種との比較のため、オウムガイ等の現生の動物の展示水槽も。
綺麗に管理されています。

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丘の上のお城にゾルンホーフェンの見事な化石。
それが美しく展示されているという、その雰囲気だけでも
十分な上に、始祖鳥まであるという、小規模ながら贅沢な
博物館です。ここも私一人では自力で来るのは難しかったはず。
そこに研究者の皆さんと一緒に、バスでの快適な移動で来れたのは、
素晴らしい経験になりました。
ベルギー・ドイツ編、もう少し続きます。
次回は戦利品紹介編。
・・・・・・・

 
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ホルツマーデン・その2

2012年6月11日 / カメ進化シンポジウム・2012, 学会, 2012年 ベルギー・ドイツ

ハウフ博物館を満喫、もういろいろ満腹・満足と外にでると、
道を挟んで向かい側にもう一つ博物館の看板が。

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入り口のプラテオサウルス。
シュトゥットガルトのレーヴェントール博物館の前に
設置されている物と同じ物のような。
改めて見ると、なかなか良い顔してます。

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流石に前回紹介のハウフ博物館ほどの規模、洗練された施設では無いですが、
展示物は良い物があります。

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大型魚竜の頭骨。後ろの実物大模型でその大きさを実感。
ちょっと気持ち悪い位の大きさ。
で、こちらの博物館の売り(?)は、
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裏が化石発掘場なのです。ハンマーも貸してくれます。

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でも、ハンマーをふるうまでも無く、数分も探せば
これくらいのものが見つかります。
勝負はアンモナイトを見つける、ではなく、如何に良い状態のものを
見つけるか。
欲張りだすと大変&荷物が重くなるので、
小さいものを幾つかだけ持って帰って来ました。
・・・・
夕方前にテュービンゲンに戻り、夕食まで時間があるので
ホーエンテュービンゲン城へ。城内が考古学博物館になっているのです。

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博物館入り口
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・・・・
夕食はシンポジウム参加の皆さんと合流。

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ドイツ編続く
・・・・
次回
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リトグラフかつリトグラフィカな場所へ!
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ホルツマーデン・その1 ハウフ博物館

2012年6月9日 / カメ進化シンポジウム・2012, 学会, 2012年 ベルギー・ドイツ

テュービンゲン大学が会場のカメ進化シンポジウムは、
6月2,3日の2日間が発表日。

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シンポジウムの休憩時間は単弓類部屋でコーヒー&お菓子。 
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シンポジウム1日目の夕食は、参加者全員でレストランへ。
6月3日
今回の旅行計画中にその旨、去年もお世話になった
マークスさんに連絡した所、
「車出すから、ホルツマーデンに行こう!」と。
ホルツマーデンと言えば、ゾルンホーフェン、メッセル、
ブンデンバッハ等と並ぶドイツ国内はもちろん、
世界でも有数の化石産地。
シュトゥットガルトテュービンゲンの素晴らしい標本も
その多くはホルツマーデン産。
実は、ホルツマーデンは前回も今回も是非とも行きたかったのですが、
スケジュール的に&自力では難しいかな、と諦めていたのです。
そんな所になんと素晴らしい提案!
シンポジウムに来ておいて発表を聞かない、というのは
不真面目極まりない感もありますが、
そんな御馳走ぶら下げられたら、もう仕方無いやん!

朝、マークスさんと合流。
いやぁ、こんなに直ぐに再会する事になるとは。
でも、ネットで連絡取り合っていたので、特別な久々感も無かったり。
アウトバーンに乗ると、巡航速度120km。
といっても、周りも同じ速度で走ってますし、
カーブも少なく、眺めも良いので逆にのんびり感さえ。
あ! この感覚は、、、、

そうか、ホントにこんな感じだったんだ!!


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と、海ワニの看板!
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テュービンゲンから約1時間でハウフ博物館着。
って、実物大ディプロドクスが2体。
ホルツマーデンって、こんなデカイ恐竜出てませんよね。
と不思議に思いながら博物館内へ。
このハウフ博物館は、ホルツマーデンで発見された化石が
地元にも残るようにと、ハウフ親子が創設した私設博物館。
現在はその3代目が館長だそうです。
歴代館長はそれぞれ古生物研究者でもあります。

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階段状の一枚一枚に、見事な海ワニや魚竜、海ユリ等が
入っています。

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魚竜
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海ワニ。右のステネオサウルスは、最大級の海ワニの1つだとか。

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プレシオサウルス類。

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ウミユリ。世界最大のウミユリ化石だそうです。

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展示物の見事さに加えて、館内の造りがまた綺麗なのです。
化石が芸術品のように飾られてます。

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さらに、この博物館、復元画と模型のクオリティが相当高い!
マークスさん曰く「標本や展示はもちろん、コレを見せたかったんですよ」と。
参考にする化石が良すぎて、造る側もごまかしが効かないのも
あるんでしょうけど、復元としてだけでなく、作品としての質も高いです。
というか、こんな綺麗な博物館にがっかりなイラストや模型が
あったら、逆に目立つだろうなぁ、、、。
受付の方に作品製作担当が誰なのかを聞いたんですが、
あいにく詳しい方が居られないようでした。
で、館内には恐竜の展示は全くありません(のはず)。
そこがまた潔く、「ホルツマーデン産の化石の博物館」という
主旨の徹底ぶりでもありますが、では先のディプロドクスは何かと言うと、、、
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庭には他にも実物大恐竜達。
恐竜化石の展示は無いので、化石=恐竜なイメージの見学者への
サービスな感じでしょうか? 
確かに庭に海ワニや魚竜ってのは無理がありますしね。

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小さいけれど、品揃えの良いミュージアムショップ。
ハウフコレクションを纏めた本や、オリジナルDVDも。

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化石も売ってたり。
買い物すると、海ワニがプリントされたビニール袋に
入れてくれます。

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恒例・博物館ご飯(ケーキとお茶ですが)。
お皿に魚竜マーク。
館内のキャプションはドイツ語のみ。
ですが、そこはマークスさんが同じ造型者・古生物好きとしての
ツボをついた解説をしてくださり、本当に助かりました。
去年もそうでしたが、展示の写真の撮り方がお互いソックリなんですよね。
「大きさが判るように、スケール代わりにそこに立ってくれない?」っていうポイントが
こっちが思ってるのと一緒だったり。
見事な標本と美しい展示手法の双方が素晴らしい博物館。
ただ、やはり自力で行くのは交通機関の事前の下調べが必要みたいです。
もしくは、タクシーで行くか(ちょっと高そうだけど)。
ちなみに、テュービンゲンからよりシュトゥットガルトからのほうが
近いようです。
ドイツ編続く
・・・・
次回予告
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ホルツマーデン・ボーナスステージ。
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カメ進化シンポジウム前日&テュービンゲン大学古生物博物館

2012年6月8日 / カメ進化シンポジウム・2012, 学会, 2012年 ベルギー・ドイツ

6月1日
シュトゥットガルトに一泊の後、午前中はヴィルヘルム動物園、
午後はテュービンゲンへの移動の前にもう一度レーヴェントール博物館に
行くと、早稲田大学・平山先生とバッタリ。
まぁ、誰か関係者と会うかな~、と予想はしていましたが(笑)
という事で、テュービンゲンまで一緒に移動。
シュトゥットガルトからローカル線で1時間ほどでテュービンゲン到着。

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そもそも、今回のベルギー・ドイツの旅は
テュービンゲン大学で開催のカメの進化シンポジウムに参加するため。
世界中からテュービンゲンに専門家が集まるなら、きっと面白いし
勉強になるに違いない、と思ったのです。

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シンポジウム本番は翌日から。
この日は、博物館裏でパーティー。
シンポジウムオリジナルのプロガノケリス・マグカップに
ビールを注ぎ、
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炭火焼の肉、ソーセージを楽しむ。そして周囲は
錚々たる古生物研究者の皆さん。贅沢なまったり感。
日本からは、平山さんと、高橋さん(岡山理科大学)のお二人が参加・発表。
SVPですでに顔馴染みの方も居られるので、ちょっと場違いな
肩書の私でも声を掛けて貰えたり、他の方に紹介して頂けたり。
テュービンゲン大学古生物学博物館。
去年訪れた時は改装中だったのですが、それが完成。
去年はその素晴らしい展示物に驚きましたが、
今年はそれに展示の美しさも加わり、さらに魅力的な
博物館になっていました。
これも今回の旅行の目的の一つ。

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右下はリストロサウルス、左上はディメトロドン。
残りの2体は、去年はキャプションが無く、名前が判らなかったのですが、
今回ステナウロリンクスと判りすっきり。

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スタレクケリア。去年はこの角度で画像が撮れなかったのです。

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こういうのもあったりしますが、、、、
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ブラキオサウルスではなく、ギラッファティタンになっています。
その他のキャプションも、専門家が見ても、しっかり最新の研究が
盛り込まれた納得の内容だとか。
約30年前に出版された「世界の博物館シリーズ・ヨーロッパ自然史博物館」
での紹介や、約17年前の「恐竜学最前線」での金子隆一氏のレポートと
見比べても、展示物自体はそれほど大きく入れ替わっては居ないようです。
が、定期的な内装の改修や、時代に合わせキャプションを更新する事で、
常に研究の進展に耐える展示を見せている、そんな博物館に感じました。

フレデリック・フォン・ヒューネアドルフ・ザイラッハー
世界的に著名な古生物学者が在籍し、今でも古生物学では
名門校、という威厳と自信も伝わってくるようです。
ちなみに、見学は自由。入場料は必要無し。
ただし、大学内施設なので日曜は休館です
(念のため、訪問の際は事前に確認を)。
ドイツ編続く
次回予告
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看板(?)に逆の意味で偽りあり!

 
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日本古生物学会年会in金沢

2011年7月4日 / 日本古生物学会

7月1日~3日は日本古生物学会・年会参加のため
金沢へ。

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1日の夕方、金沢着。懇親会会場へ。

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飲んで食べて喋る。

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お酒もいろいろ。
で、その後は二次会>三次会。
翌日からは会場を金沢大学に移し、
一般発表。

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今回はACTOWで出店も。
STUDIO CORVOアクアプラントRC GEAR製品も
並んでます。

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現在開催中の瑞浪市化石博物館特別展
展示されている私の製作したコペプテリクス模型の
紹介等等。

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賑わっております。
ACTOW
ミュージアムショップ用等に製作している
恐竜・古生物カンバッジ&カードセットを
一部販売。今回は3種用意しましたが、
コティロリンクス>ダンクレオステウス>ティラノ、の
順に売れるのは流石は古生物学会(笑)。

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ポスター発表会場。

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夜間小集会「日本のプレパレーションの現在」
として、日本で化石クリーニングに携わる方、
研究者による発表とディスカッション。
ACTOW・Oginoがコーディネートした集会です。
林原生物化学研究所・河原康浩さんによる
日米のクリーニングテクニックの比較や、
丹波竜の発掘・研究で著名な
兵庫県立・人と自然の博物館からは池田忠広さんによる
プレパレーター育成等の報告。

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見事なカエル化石のクリーニングを行った、
和田さんの自家製ツール披露に興味深々の皆さん。

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で、やっぱり飲み会。
3日(最終日)は午前中までは学会発表。
学会終了後は、車で瑞浪市化石博物館へ。
所要時間は3時間ほど。

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まずは常設展示。
デスモスチルス&パレオパラドキシア。この束柱類の
復元に関しては、今回の学会でも発表、議論がありました。
何度見ても不思議な動物です。
ちなみに、瑞浪は世界で最初にデスモスチルスの
頭骨が発見された地でもあります。

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最近、リニューアルされた部分。
クジラ化石も追加されていましたが、画像撮り忘れ(泣)。
立派な標本でした。
こちらは特別展
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プロトプテルム類展示。
イラストはmeribenniさん(展示には別の名前で
表示さてますが)。

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模型は私が担当。
会場の一角には、瑞浪mioイラスト展も。
なんとアノ人も参加。
見学される時は、mioちゃんの持っている
ハンマーに是非ご注目下さい。

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会場のホワイトボードには、見学者さんによる
瑞浪mio・プロトプテルムフォームのイラストが。
なかなか愛されてますな。
・・・・・・・・
最近はコンスタントに参加を続けているヤマモトさん他、
恐竜・古生物に興味のある美大の学生さんや、
プレパレーターさん達等、研究者以外の学会参加者もあり、
もちろん興味深い学術発表も多く、今回も楽しい学会でした。
イラストが得意、という学生さんに
「ExtinctCreatures」用イラスト・記事に挑戦して
下さいとスカウト。学会まで来る熱心さや知識欲が
イラストに表現出来ればと期待。
一方で、東日本大震災で被害を受けた博物館の
状況や、標本レスキューに関する発表もあり、
これからの活動への大きな課題が提起された
学会でもありました。
・・・・・・・・・・・・・・・・
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出店ブースで使っていたポップがウチの
荷物に紛れ込んでいました。
「ガイド付き」って、私が展示解説したり
Mioちゃんについて語る訳じゃありません。
プロトプテルム新復元の説明役でした。
ポップは今度、ちゃんと返却致しますので。

第160回 日本古生物学会例会

2011年1月31日 / 日本古生物学会

1月28~30日
高知大学にて開催の日本古生物学会例会
参加して来ました。
高知到着後、ちょうど同じタイミングで高知に到着した
meribenniさんと合流、高知大学へ。

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高知大学の学生食堂で懇親会。
地酒も沢山。

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ウツボのタタキ。
2日目、瑞浪市化石博物館・安藤佑介さん
ご厚意で、、、、
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駅前のホテルからMio車で高知大学へ。

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車中。

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駐車中のアピールにも抜かりなし。

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お昼も学食。なかなかの美味しさ。もちろん安いのです。
大学の学食や博物館の食堂での食事は毎回の楽しみです。

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瑞浪市化石博物館・安藤さんの発表。
Mioちゃんや、特別展の復元画(Meribenniさん担当)を
中心に、博物館の活動や試みを報告。
今迄に無い内容(笑)という事で、分野・専門を越えた方
からの注目があったようです。
学会で真面目に発表される萌えキャラ、ってのも
なかなか面白いです。

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新村龍也さん
(足寄動物化石博物館)のポスター発表から。
新村さんによるエティオケタス・イラスト。
ディフォルメされているとはいえ、きっちり
特徴が押さえられてます。
新村さん曰く、「こいつの重要なポイントである
歯の数も合わせてます!」
こちらも負けてはいられません。

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きしわだ自然資料館特別展「モササウルス」チームは
夜間小集会を開催。休憩室には小田隆さんによる
告知もバッチリ。

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会場の様子。
私も発表者だったので画像をほとんど
撮って無いのです。
この小集会の発起人である荻野さんの提案で、
発表よりも参加者の皆さんとの質疑に比重を置いた
内容に。本来なら答えるだけでも緊張物の錚々たる
皆さんとのやりとりでしたが、逆に質問者の皆さんの
話術の巧みさに助けられた部分も。
会場の雰囲気については恐竜パンテオンのブログ
それにこちらも。
飲み会は瑞浪の安藤さんおススメの鯨料理屋。

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2次会は、アジアカップ決勝が見れる居酒屋で。
私を含め数人は途中で退席しましたが、
皆さん試合終了まで盛り上がったそうで。
オマケ
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Mioちゃんからプレゼントを頂きました
、、、、、、今年のSVPにコレを付けて行けと!?

Red Panda

2011年1月16日 / 日本古生物学会

1月14日
京都大学で古生物関係の発表が別枠で2つ。
それぞれ案内を頂いたり、知り合いの研究者さんに
誘って頂いたりで参加する事に。
その内の一つ。

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レッサーパンダってRed Pandaとも呼ばれる、
というか英名としてはこっちのほうが多用されているようです。
なんか強そうだ。
”「レッドパンダ2010」主演 ドルフ・ラングレン”的な。
ちなみに発表は英語。聞き取り易い丁寧な英語でしたが、
もちろん私の英語力では内容を理解出来る訳ではありません。
そもそも日本語の発表でも私には難しい内容だったような(笑)。
それでも、ほんの少し分る部分だけでも勉強になります。
その後は懇親会。
Wolsanさんにポーランドの古生物アーティストの
お話を短い時間ですが伺えたのが良かったです。SVPでも東欧の古生物アーティストにはまず会えませんしね。

日本古生物学会2010年年会

2010年6月15日 / 日本古生物学会

前回の記事で紹介し忘れてました。

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RC GEAR製・古生物学会75周年記念グッズ。

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こちらは、75周年記念バッグ。
学会参加者への記念品。

小田隆さんの大学の学生さんによるイラスト。
といっても、そこは学会公式バッグ、
しっかり研究者チェック入ってます。
ハンマーの形とか、地層の感じとか。
●12、13日
この2日間は筑波大学にて古生物学会年会。
つくば駅のバス停で、作家・富永浩史さんと合流。
富永さんとは、夏に古生物関係でちょっとした悪巧み(?)を
しており、その打ち合わせ&取材で学会に参加。

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こちらはポスター発表会場。
なお、このブログで学会発表の内容を詳しく紹介しないのは、
学会発表は正式な論文になる前のものなので、扱いがデリケートな
場合が多い事、それに私の知識では発表の主旨を完璧に把握、
かつそれを要約して紹介、というのはなかなか難しい
(というか、自信が無い)点があります。
間違って理解してる可能性もありますし。
それに、学会発表には、現場で実際に見聞きするからこその
楽しさもあるんじゃないかな、とも思ったり。
発表内容に関して気になる方は、学会サイトに
過去の学会の予稿集のデータがありますので、
そちらを参考にされると良いでしょう。

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懇親会
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化石ハンター・大倉正敏さんが、
学会・研究への貢献で表彰。
大倉さんのスピーチ短いから、
良い画像撮り損ないましたよ(泣)
懇親会後も当然二次会。
今回は古脊椎研究者・学生さんメインの
飲み会に混ぜて頂きました。
で、さらにそれでは終わらず、二次会終了後は
同じホテル宿泊の面子で、ホテルのロビーで三次会。
結局、お開きになったのは午前1時。
13日は、午前中は学会会場へ。
その後はRC GEAR横山さんと共に、
アクアプラント・守亜さんが参加している作品展へ。
前もって召還していた漫画家・久正人さんに、
古生物学会帰りの学生さん等も
遊びに来られていて、予想外に楽しい集まりに。
突然、あれだけの濃い面子に会場を埋められてしまった
守亜さん始め、ギャラリーの皆さんには
迷惑掛けてしまいましたが。
今回は、75周年記念行事と年会で、通常よりも
日程が長く、また懇親会に加え75周年記念パーティーが
あったり、日程が長い分、飲み会の回数も多かったりで、
いつもの学会よりも多くの方とお話しが出来たのが
嬉しかったですね。それにRC GEARさん・アクアプラントさんが
出店されていたので、アーティスト側の仲間が期間中
常駐していたのも楽しかったです。
オマケ
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足寄動物化石博物館・澤村寛さんが持っておられた
アショロアバッグ。化石館のオリジナルグッズとか。
良いな~コレ。

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