アンペロサウルス・2007年物

2011年6月13日 / その他

●私の誕生日&Oginoさん、新種記載論文受理の
お祝いにワインを頂きました。

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ラベルに注目。良く判ってらっしゃる(笑)。
フランス産の白ワインです。
恐竜・古生物トーク配信で恐竜研究者さんが
ゲストに来られた時に開けようと思ってます。
楽しみだ。ありがとうございました!
恐竜・古生物トークatハンズカフェ
会場参加申し込み受け付け中です。
開催は24日ですが、申し込み締め切りは17日なので、
ご希望の方はお忘れなく。

「第5回 きしわだ恐竜教室」

2011年5月23日 / イベント・教室・講演

5月22日、きしわだ自然資料館にて
「第5回 きしわだ恐竜教室」開催。

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まずは、大阪市立大学・大野さんによる古生物学のお話。
大野さんは大阪市大の恐竜愛好会の2代目会長。
きしわだ恐竜教室開始の頃からお手伝いに来てくれていて、
最近は講師としても活躍して貰っています。
今回も恐竜愛好会からは前会長、新入会員の
皆さんが手伝いに来て下さいました。

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次は、私の担当の恐竜復元画ワークショップ。
最近は、参加者だけでなく他の施設からの
見学の方も多くなりました。見学の皆さんからの
感想も参考になるので、見学は大歓迎です。

sRIMG3384_edited-1s-s-s-のコピー
大人&専門家の本気を見せてみろ!と
子供たちと一緒に復元画に挑戦させられる
古生物学者&恐竜愛好会前会長。
真剣ですね。
最後は、恐竜フィギュア塗装。

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見学に来ていたのに、フィギュアに塗った絵具の乾燥作業を
手伝わされる古生物学者2人。子供さんとお話しながらの作業。

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私が関わった書籍を購入して下さった方に、
その場でサイン&好きな恐竜を描きます。
「好きな恐竜は?」と聞くと、真剣に悩む子も多くて、
微笑ましい。
だいたい、最後の2択で
「そっちはちょっと描くの難しいんだよね~」と
言うと、簡単なほうで決めてくれます。
結構みんなやさしい(笑)。
で、子供対象の教室の後は大人の部。
手伝いに来て下さった方や、資料館スタッフメインの
参加者ですが、今回は一般からの参加者も居られ、
中には小学生も。元々、子供の部の内容からステップアップ
したいという子供さんのために大人の部を設定していた面も
あるので、小学生の参加も大歓迎。
内容は予定通り、先日のドイツの古生物博物館めぐり
レポート。
決して簡単な内容の話では無かったのですが、
子供達も最後までちゃんと聞いてくれていました。
きしわだ自然資料館では、去年の11月から今年1月まで
開催されていた「モササウルス展」の展示素材を使用した
モササウルス・トートバッグが完成、販売が始まりました。

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モササウルス類復元イラスト・イラストは小田隆さん
グロビデンスの胴体が輪郭のみなのは、資料が少なく
復元が難しいため。

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反対側。イラスト担当は寺崎さん、松本さん。
監修は、「モササウルス展」監修者でもある
カナダ王立ティレル古生物学博物館の小西卓哉さん。
その道の専門家がしっかり作っている、まさに
ミュージアムクオリティ。
次回の「きしわだ恐竜教室」は8月開催を予定しています。

デザフェスレポート

2011年5月18日 / イベント・教室・講演

5月14,15日の2日間、デザインフェスタに
「SKULL! SKULL! SKULL!」の一員として参加。
各自、頭骨をお題に作品やトークをアピールする、
という主旨。そして、もうひとつのルールが全員スーツ着用!
スーツ姿で頭骨を語る一団という一般的には妙な空間に。

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首謀者・小田隆
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アクアプラント・守亜
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RC GEAR
良い画像だなぁ(笑)。

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左の帽子男はmeribenni。右のスーツが私。

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Ogino
デザフェス会場で学会さながらの霊長類の進化の講座。
これが結構な人気で、一度Oginoさんの話を聞き始めると、
皆さんなかなかその場を離れない。
私は、コティロリンクスの頭骨レプリカと自作の
模型を並べ、ただコティロリンクスの魅力について
語るだけ。皆さん、コティロリンクス、
覚えて下さったでしょうか?
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平山廉先生とコティロリンクス談義中。
コティロリンクス標本のレプリカを国内で個人で
持っているのは私以外では平山先生では、
と思っていたのですが、先生もお持ちで無いとの事。
勝った(何が?)。
平山先生の他にも、所十三さん久正人さん
遊びに来て下さり、また会場からのUstream配信にも
参加して下さり、場を盛り上げて頂きました。感謝!
デザフェスという場では、かなりのアウェー戦を
覚悟していたのですが、いざ蓋を開ければ各自
ほとんど休むヒマ無しの盛況。
友人やネットで知り合った方が遊びに来て
下さったり、差し入れまで頂いたり。
どうしても初めての方優先で話してしまうので、
せっかく来てくれたのに満足に挨拶も出来ない
知人・友人も居たりで申し訳ない。

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最後に記念撮影。RC GEARさんは仕事で途中離脱
だったので、他の面子と平山廉先生、一般客で
遊びに来て下さったにも関わらず撤収作業まで
手伝って下さったBasilioさんも一緒に。
ブースに遊びに来て下さった皆様、
ありがとうございました。
来年も参加の方向で検討中です。

デザフェス1日目

2011年5月15日 / その他

Ustream配信用の機材の事を気にするあまり、
デジカメを持って来るのを忘れました。
という事で、1日目はデザフェス会場からの
Ustream配信を試してみました。
お客さんのプライバシーに配慮すると
カメラアングルも限定されますし、
接客中には配信のトラブルの対応も出来なく
なりますので、ほぼ画像のみ配信、音声はたまに。
それでも楽しんで下さった方も居られるようなので、
2日目も会場から配信してみようと思います。
お時間がありましたら、ちょっと覗いてやって下さい。
もちろん、デザフェス2日目も出店しております。
ブース名は「SKULL! SKULL! SKULL!」
(ブース番号 J-43,44,45)>その他詳細
宜しくです!

「きしわだ恐竜教室」久々開催

2011年4月23日 / お知らせ

5月22日、きしわだ自然資料館にて
「第5回・きしわだ恐竜教室」開催です。
詳細はこちら
参加は子供さん(&その保護者さん)優先ですが、
実習に参加しない見学のみの方も若干名受け付けます。
そして子供の部の後、恒例の大人の部やります。
今回は先日のドイツ旅行のレポートを
やろうと思っています。ブログでは紹介していない
画像が山ほどありますからね~。

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こんなのとか。
大人の部のみの参加もOKです。
時間はだいたい午後4時頃から1時間くらいかな?
Ustream配信にも度々出演している
ACTOW若頭こと、古生物学者のOginoさん
参加しますので、生Oginoを見たいという方も是非。
*恐竜教室見学、もしくは大人の部参加希望の方は
人数把握、また急な予定変更時の対処のため
私のメールアドレスにご連絡下さい。宜しくお願い致します。

“あくとう”になってみた

2011年4月20日 / その他

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詳細はACTOWウェブサイトを。
設立したばかりですが、有能な若頭、いや部下の
働きで、小規模とは言えなかなか面白い案件が
すでに動き出している模様。
私の仕事ですが、とりあえずこちらの仕事にかまけずに、
造形作家として、ちゃんと良い作品を造る事、のようです。
そして、銀行等の窓口で「あくとう様~」と
呼び出される事に慣れる、
Ustream配信の録画ボタンの押し忘れに気をつける。
なかなか大変な仕事ばかりです。
頑張ります。

エウロパサウルス・アートコンテスト

2011年4月19日 / 恐竜・古生物

ドイツのDinosaurier-Park Muenchehagenで募集された
エウロパサウルス・アートコンテストで選外佳作
(Honorable Mentions)になりました。

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Europasaurus2
作品サイズ 全長約60cm
縮尺 約1/10
エウロパサウルスは、大型竜脚類のブラキオサウルスに近縁(地理的にはギラッファティタン(ブラキオサウルス)・ブランカイにより近縁かな?)と言われていますが、当時の島に生息していたため島嶼性、つまり大人でも全長6m程度と、小型化していた種類と考えられています。

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(「世界最大の恐竜博2006」にて撮影)
最初、コンテストの募集を見た時は、実物大模型の展示メインのいわゆる「恐竜公園」的な施設という事で、子供向けのコンテストと思ったのですが、施設内には化石クリーニングラボや足跡や全身骨格の展示もあるようですし、またコンテストの募集要項には作品製作の参考資料として各論文も挙げられており、本格的な感じも。そもそも今回のコンテストが、施設内にエウロパサウルスの展示新設に伴って、という事ですし、こういう機会でも無いとエウロパサウルスはなかなか造らないだろうな~と、応募してみました。

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何気に苦労したのがオマケの翼竜。エウロパサウルスと全く同じ地層からははっきりと種類や姿が断定出来る翼竜は出ていないようだったので、なるべく近い時期・地域から発見されている翼竜を調べる事になります。で、今回のズンガリプテルス型の姿を選んだのですが、ここで間違えてたらヤバいな~とエウロパサウルス本体の事よりも不安(笑)。結果的にはコンテスト上位陣も同じような選択をしており、安心しました。というか、上位陣はそれくらいの考証は基本というレベルです。
本当はベースももっと凝りたかったんですが、時間とドイツへの作品輸送のための強度を考えると難しかったんですよね。残念です。このコンテストを通じて、ドイツの古生物研究者さんの知り合いも増えましたし、一時的とは言え、ドイツに自分の作品が置かれている、というのは嬉しいものです。

ドイツ戦利品

2011年4月13日 / 2011年 ドイツ

まずは、喜びそうな人がいるかな~と
この手の画像を。

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、、、、人は何故、旅先で俄テツになるのだろうか。
車内の画像とか、もっと撮りたかったんですけど、
人の眼が気になってダメでした。
・・・・・・・
さて戦利品編(別に戦った訳じゃないですが)
まずはベルリン自然史博物館
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Tシャツ・展示解説本・絵ハガキ。
解説本は英語版とドイツ語版があり、英語版を購入。
Tシャツの絵柄が、ブラキオサウルス、ケントロサウルス、
ディプロドクス。そこはディプロじゃなくてディクラエオだろ~。
テュービンゲン大学
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小冊子。ドイツ語だから全然判らないけど。
黒の表紙は、日本でも展示会があった「Fossil Arts」の
ドイツ語版。オマケで貰いました。

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絵ハガキ。他じゃまずあり得ないネタのチョイス。
獣弓類絵ハガキとか感動もの。ここらへんを嬉々として
買い漁る私を見て、案内して下さった研究者さんが
「コイツ、変わってるな~」な微笑みを浮かべてましたが、
その笑みは私には勲章だと思います。
っていうか、そういう人間だから研究者でも無いのに
ここまで来たんだよ。
シュトゥットガルト自然史博物館
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Bullyland製フィギュア。別にここ以外でも買えますが、
この博物館の展示がベースになっていると思われる
ネタを購入。博物館の名前が入ったタグ付きが
欲しかったし
(他で売ってる奴にも付いてるかも知れんが)。

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展示カタログ&絵ハガキ。 
水色の表紙の本はリニューアル前の展示の様子が分かります。
リニューアル展示のベースになった特別展の図録もありますが、
そちらはすでにアマゾン・ドイツで購入済みだったのでパス。
プロガノケリスの絵ハガキとか、またネタのチョイスが渋い。
CD-ROM,DVD類
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・左上 シュトゥットガルドで購入の特別展DVD。
・右上 ゼンケンベルグで購入のメッセル解説DVD。
発掘の様子や標本が動画で紹介されています。
・下 テュービンゲン大学古生物学研究の歴史と
展示解説のCD-ROM。BGMが他ではまずありえない
ノヨ~ン・ミヨ~ンなジャーマンプログレ風味で
個人的には「や~、ドイツだな~」とご満悦ですが、
日本の子供に夜一人で見せたら泣きかねん。
そして、今回一番の問題作
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ツチノコ! しかも金属製。
テュービンゲン、シュトゥットガルドでご一緒してくれた
Markus Buhler氏の作品。
頭の鱗の形状とかかなり気を遣っています。
まさかテュービンゲンまで来てツチノコフィギュアを
頂く事になるとは! でも、向こうもまさか日本人から
ヘノドゥスやゲロトラックスのフィギュアストラップ貰うとは
予想もしなかったに違いない。
という事で、ここは引き分け、な! 
次は負けねぇぜ!
Buhler氏からは他にもDVDを2枚頂きました。
一枚目はBuhler氏がこれまで回ったドイツやヨーロッパの
博物館で撮った画像。これがもう凄い量。今回行けなかった
ホルツマーデンの博物館の画像もあり、嬉しい。
二枚目は、これまでBuhler氏が造形の資料として
集めたデータ。直接古生物に関係ないネタも多数で、
これPCの資料用のフォルダそのまま放り込んだだろう、
という雑多さ。でも、それが面白いですし、現生動物関係の
データ見てると、その半端無い興味の幅広さが判ります。
実際、話しているとその知識量と考察の深さには
感嘆しました。私より11歳も若いのに。
自分が同じ年齢の頃なんて、彼の足もとにも及びません。
そんなBuhler氏ですが、同じような動物造形の仲間が国内には
他にいないのだそうです。というか、そもそもそういう事を
趣味でやっている人間が今のところ見つからないのだとか。
こっちの英語力がもっとマシだったら、きっと彼ももっと
話甲斐があったと思うんですよね。ホント、俺なんか相手で
申し訳ない、と思いつつ、俺で良ければまた話相手に
ドイツ行ってやるぜ、と心に誓ったのでした。
スカイプ使えば良いじゃん、とかいう
無粋なツッコミは無しな。
それに今回は、ゾルンホーフェン、
ホルツマーデン、そしてバウムクーヘンを
やっつけて無いし。
・・・・・・・・・・・・・
ドイツでのオススメの博物館やルート、展示物情報、
向こうでの行動のコツ等何度も酒の席、学会などで
教えて下さった研究者・学生の皆さん、それでも覚悟が
決まらないヘタレの私の背中を押して下さり
現地での行動中も何かとサポートして下さった方、
そして快く迎えてくれたドイツの皆さん、
そのどの一つが欠けても、恐らくドイツ行きは
決めなかったでしょうし、また向こうでアレだけ
いろんな機会に恵まれる事もなかったかと思います。
本当に皆さんに助けられてのドイツ満喫でした。

ゼンケンベルグ自然史博物館

2011年4月11日 / 2011年 ドイツ

朝、シュトゥットガルトから列車で1時間40分ほどのフランクフルトへ移動。今回の最終目的地です。

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ゼンケンベルグ自然史博物館
ここには、特に来てみたい理由が。

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このディプロドクスを直接見てみたかったのです。
子供の頃、本で見るディプロドクスアパトサウルスブラキオサウルス等の竜脚類の全身骨格は、ほとんどが今でいう旧復元、シッポが下がったものでした。その中で、たまに本で見るこのディプロドクスの独特のスタイルは子供の私にとって非常に印象が強かったのです。子供の頃からの憧れの存在的な骨格。とは言え、ここまで来ちゃうような酔狂な人間になるとは、我ながらビックリだ。
さて、博物館到着早々、この博物館の研究者・Gerald Mayr氏と合流。もちろん初対面。というか、メールで連絡したのもドイツへの出発1週間前。最初はゼンケンベルグは見学のみの予定だったのですが、たまたま見返していたJVP(古脊椎動物学会誌)の骨質歯鳥類の論文の著者がこの博物館のMayr氏である事に気付き、骨質歯鳥類は以前私も仕事で製作しているので、出来れば話を伺いたいとメールした所、快諾して下さったのです。Mayr氏のオフィスで様々な資料を見せて頂き、簡単にバックヤードも見学し、
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博物館のレストランで昼食をご馳走になってしまいました。ここの料理、美味しいです。
バックヤードの標本の収納方法が、それだけでカッコイイ、っていうかもうドイツ!って感じだったんですが、画像をお見せ出来ないのが残念。

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Mayr氏と、氏が論文を書かれたPelagornisの復元骨格。

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Pelagornis、別角度で。
mayr氏との会話中「テュービンゲンやシュトウットガルトで板歯類沢山見れてビックリしました」と言うと「この博物館にもプラコドゥスとかありますよ」。「プラコドゥスももう他ので見ました」と答えると、「ここのプラコドゥスは、副模式標本、つまり実物化石の展示なんですよ」「ええっ!?」
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うわー! 
で、ヘノドゥス4体目(笑)。もうヘノドゥスでは驚かないぜ!
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と思ったら、背中の装甲のはがれ具合が他の展示と違う。

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これもプラコドゥス。1つの標本の産状を左右両面で展示(多分)。板歯類業界のウィンク、というかザ・ピーナッツ?
(怪獣&80~90年代の人なもんでな)。

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ゼンケンベルグと言えば恐竜の骨格が沢山ある&メッセルの展示が充実、というのが売りと聞いてたんですが、海棲爬虫類もなかなか凄い!
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ん? 普通にワニ?と最初、その地味さに驚く。
いや、頭の形が違う、そして、、、
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シッポ曲がってる!メトリオリンクスだ! 
テュービンゲンに立体骨格があるのは知っていましたが、
ここにもある、しかも上面から見れるとは!! 
こんな展示、誰が喜ぶんだよ!? って俺か。
テュービンゲンのは下から&ちょっと展示物まで距離があったので、
こちらの展示と合わせるとちょうど良い具合の資料になります。

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恐竜ホール。

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カウディプテリクス。これのポーズ違いはシュトゥットガルトにも。

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哺乳類ホール。
空間の使い方が贅沢すぎ。

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ゴンフォテリウム。ゴンフォテリウムは地域や種類によってプロポーションが違うようですが、これは足が長いタイプですね。

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メッセル産化石展示室。

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こちらは現生のカバとセイウチ。
肉付き状態のシルエットとの組み合わせが面白い。

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剥製。特に鳥類が充実してます。

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剥製ジオラマコーナー
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そういえば、Buhler氏も「日本と言えば、タカアシガニが面白いですね~」って言ってたなぁ。

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ジオラマ内のワニ。水面の表現が良い。スイスイ。



尻尾に繊維質状の痕があるプシッタコサウルス標本(恐らく実物)。

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プシッタコサウルス復元模型。
今回ドイツで見た復元模型の中では、一番のお気に入り。

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「異議あり!!」

という事で、ドイツ編、次回は戦利品編。
オマケ。
ゼンケンベルグのミュージアムショップで
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この春はゼンケンベルグアイテムがお洒落!


「世界の恐竜博物館見聞記」ホームへ

州立シュトゥットガルト自然史博物館

2011年4月9日 / 2011年 ドイツ

無事、帰国致しました。
でも、ドイツレポートはまだ折り返し地点です。
シュトゥットガルト中央駅
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流石、メルセデス・ベンツのお膝元。駅舎の上にあのマーク。

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テュービンゲン行きで乗った電車。

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車内(2階席)。
・・・・・・・・・・
知り合いの研究者さんにオススメの博物館を聞くと、何人からも伺ったのがこの博物館。「あなたの好みなら、是非!」とも言われたり。
テュービンゲンでの見学の時も、翌日はここに行くと言うと、地元の人間が「あそこは凄いですよ~」と。
そしてベルリンでMallison氏に収蔵庫を案内して頂いている時にも「この種類だったら、あそこに行けばもっと凄いですよ」と言われる事、数度。ナニその「兄・ヒクソンは私の10倍強い」的な発言。

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そして、やって来ました、今回の旅の一番の目的地
州立シュトゥットガルト自然史博物館!!
博物館は、古生物中心のレーヴェントール博物館と剥製を中心としたローゼンステイン博物館の2館に分れています。
古生物博物館は、ドイツで見つかった化石を中心とした展示。
というか、大型の恐竜骨格はプラテオサウルスを除けばアロサウルスだけ、という潔さ。
まぁ、散々凄いと聴かされてるし、ベルリン、テュービンゲンで凄いものにも耐性付いてきてるはずだし、もうそう簡単には魂抜かれないぜ、と入場。まず場内一周、、、、、、、、、スイマセン、ゴメンナサイ、もうお腹一杯で吐きそうです。これの画像撮るって、どれだけの体力使うんだか予想付かない!
まず、博物館表から。

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博物館前の新旧プラテオサウルス。
プラテオサウルスがこの博物館のシンボル的な存在。
ここで、前日テュービンゲンでご一緒したBuhler氏が合流。一緒に見学しましょう、と、わざわざテュービンゲンから来て下さったのです。という事で、2人でアレコレ話しながらの撮影大会。

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テュービンゲンと同じ骨格のプラコドゥス&ノトサウルス。

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一般的な種類の約2倍の長さの頭のノトサウルス。
種小名も直球でギガンテウス。気持ち悪いくらい大きいのです。

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マストドンサウルスバトラコトムスマストドンサウルスは、未発見部位は銅、もしくは銅色の塗装パーツで補われてます(詳細は不明)。欠損部の存在も美しく見せる手法です。バトラコトムスはガストラリア(腹肋骨)、背中の装甲板までついている見事さ。

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そして、これもやたらと大きいマストドンサウルスの下顎。

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ゲロトラックス! 「The Rise of Amphibians」で画像を見て驚きましたが、実際にそれを見る事が出来るとは!!
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またヘノドゥス(笑)。そしてプロガノケリス。

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アエトサウルスの集団。小さい個体です。

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こちらは大きいサイズのアエトサウルス。
背中の茶色が発見された部位、黒い部分は金属製のイメージモデル。見せ方が美しい。

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リリエンステルヌス
三畳紀後期でこの大きさの獣脚類の骨格の展示は結構珍しいかも。

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プラテオサウルスメインの三畳紀後期のジオラマ。

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プラテオサウルス。復元的にはオールドスタイルかな。

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海ワニ
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海棲適応のワニ。ゲオサウルスだったかな?
シッポの曲がりが良く判ります。

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そして大型魚竜コーナー
上の画像は3体ともテムノドントサウルス

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ユーリノサウルス&テムノドントサウルス頭骨
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ユーリノサウルス全身。これも大きい。

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デイノテリウム
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マンモス
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鹿の仲間
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数年前のリニューアルの時に製作されたというジオラマ。

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ウミユリ。左下のプラテオサウルスが小さく見えます。
まだまだ数多くの展示物があるのですが、キリが無いので。
この博物館には翌日も見学に。そして、ひょんな事なら、バックヤードを見せて頂ける事になったのです。といっても、突然の事なのでこちらも時間が上手く合わず見学は1時間程度。それでもこの博物館の凄さは十分体感出来ました。案内して下さったのは、博物館のプレパレーターで、展示用の復元模型も手がける方。その方のオフィスにもお邪魔させて頂き、製作途中のものも見る事が出来ました。十分に余裕のある空間で、羨ましい事この上ないのです。
博物館としては、決して大きくは無いです。これくらいの規模の博物館は日本でも多くあります。もちろん古生物のみ、という点で言えば展示スペースは広い部類に入るかも知れませんが。しかし、その展示物の質の高さ、空間の使い方、見せ方の美しさは、個人的には博物館としての形態の理想の一つかも、とさえ感じます。
一つ残念なのは、展示解説がドイツ語だけ、って事ですね。
学名だけしか判らない(泣)。要所要所でBuhler氏が英語で説明してくれました。感謝。
ドイツ編、続く

次回はこちら
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