人と自然の博物館・特別展示×2
2014年3月6日 / 恐竜・古生物
2014年3月6日 / 恐竜・古生物
2014年3月1日 / その他
「絶対城先輩の妖怪学講座 三」
前巻に引き続き、あとがきに当社の名前が出来て来ます。
何故、妖怪がテーマの小説に古生物関係の人間が絡んでいるのか、は
是非この本を読んで頂ければ!(もちろん、その時は1巻から!)
特に今回出た3巻では、当社所属のOginoの研究が謎を解く鍵の
一つになっています。
私も、まさかこんな形で妖怪に関わる事になるとは思いも寄らずで、
楽しませて貰っています。
2014年2月23日 / 恐竜・古生物
「たんば恐竜塾」
3月15、16日の一泊二日の日程で開催です。
参加費は1人・1万2千円
その他、詳細は画像とこちらを
宿泊は丹波悠遊の森のコテージ。
一部屋6~8人での宿泊になりますが、
その分、塾・合宿ノリで楽しんで頂ければ。
丹波竜化石工房は、丹波竜はもちろん丹波・篠山産の恐竜化石に
関する展示の充実に加え、ファルカリウスやガストニア等の
国内では珍しい全身骨格展示もあります。
そこで、遠くから来られる熱心な恐竜ファンのために、
研究者と一緒にじっくりと展示を楽しみ、恐竜に関する知識を深める
機会を作ろう、という事で「たんば恐竜塾」を企画しました。
もちろん近くからの参加者も歓迎です。
今回の講師は化石カメの権威で、
恐竜関係の著作も多く、篠山層群復元丹波プロジェクトにも参加されている
平山廉先生です。
講演会や学会とはまた違う、研究者さんと距離の近い、
質問などもじっくりと出来る集まりになるかと思います。
「ちょっと遠いから、、」と、これまで丹波訪問を躊躇されていた方も、
ぜひこの機会にお越しください。
2014年2月10日 / 恐竜・古生物
●東京・国立科学博物館で開催の特別展
「大恐竜展 ゴビ砂漠の驚異」を見学>前回の見学
今回で2回目。
大阪開催の時には無かったベロキラプトル頭骨。
大阪では胴体部だけでした。
ベロキラプトルの頭骨、しかも実物をこの角度で
見られるとは!
オヴィラプトル類頭骨
実物をこの角度で(以下略)
錚々たる展示物の中では地味ですが、これも凄い
ガリミムス摸式標本。しかも子供の骨格まで!
この日に行われた對比地孝亘先生によるギャラリートーク。
先日発表されたばかりの新種・ゴビベナトルの解説。
展示されていたトロオドン類の論文が発表され
新属新種として名前が付けられたのです。
さらに新属というだけでなく、標本が少ないトロオドン類の中でも
非常に良い保存状態という事で、トロオドン類全体の
研究を大きく前進させる事になりそうです。
場内で集まった皆さん&バッタリ出会った真鍋真先生(中央)と
記念撮影。真鍋先生提案のタルボサウルス式ピースで。
人差指&中指ではなく親指&人差指なのがポイント。
もちろんタルボではなく、ティラノサウルス式でも良い訳ですが。
大阪開催も含めれば、もう10回近く見ていますが
何度見ても凄い展示です。
東京での開催は2月23日まで。恐竜や化石に興味のある方は
お見逃し無きよう。
その後は名古屋での開催のようです。
展示物に関しては、こちらの詳細な紹介も是非。
見学前に予習しておくと、さらに楽しめるかと。
最後に、私が原型製作を担当した会場限定フィギュアも
宜しくお願いします!
2014年1月30日 / 日本古生物学会
●1月24-26日
兵庫県立人と自然の博物館で開催の日本古生物学会に参加。
人と自然の博物館は、丹波竜研究の中心という事もあり、
私にとってはこの数年、何度も通った馴染み深い博物館で
スタッフにも顔見知りが多く、ちょっと気楽な学会。
24日、会場に着くと何やら慌ただしい感じ。
ちょうど淡路島で発見された化石カメ・メソダーモケリスの
新標本の記者発表中でした>公式発表&動画
メソダーモケリスは、去年の穂別博物館見学の時に
標本や復元骨格を見ており、その時に上顎がまだ出ていない事も
教えて頂いていました。そして、今回の新標本には見事な上顎が!
記者発表を周りで見ている研究者さん達のテンションが上がるのも
当然。皆さんで話が盛り上がるのでした。
初日は、物販ブースでの設営の後、シンポジウム聴講へ。
仕事柄、やはり復元に直結する発表「三葉虫の機能形態と古生態」は
特に興味深く。
当社のブース。
私が原型製作を担当した丹波竜フィギュアのサンプル展示。
3月の発売を予定しています。
こちらは学会物販ブースではお馴染みのRC GEAR。
近々、某博物館に納品の予定だとか。
博物館関係出展ブースの瑞浪市化石博物館スペース。
ここだけ見てると、別のイベントのようだ、、、。
その瑞浪市化石博物館のデスモスチルス復元模型を製作した
ヤマモトさんによるエドモントサウルス。トサカ付きの新復元版。
物販ブース
某研究者さんの白衣に落書き中。
25日
この日の午前中は、学術賞受賞者による記念講演。
海棲爬虫類好きとしては、やはり佐藤たまきさんの
「鰭竜類の古生物学的研究」。首長竜を含む鰭竜類全般についての
情報を纏めて聞ける貴重な機会。
午後からはポスター発表、口頭発表。
ポスター発表は、各博物館の復元模型・イラストを手掛けた
作家による発表が複数、また口頭発表では恐竜に関する発表が
多いのが今回の特色の一つ。
また、この日の夜間小集会は
「篠山層群復元画丹波プロジェクトの全貌」という事で、
復元画を手掛ける小田隆さんを世話人に行われました。
製作途中の作品を前に、意見交換中。
26日
発表は午前中で終了。
カメの発表が複数あり、座長から「カメ祭り」という言葉が
出るほど。
午後は、古生物学会・化石友の会のイベント
「ひとはく恐竜ラボツアー」
丹波竜等の化石クリーニングを行うラボの見学の後、
化石発掘・石割り体験。
短い時間にも関わらず、化石も見つかったとか。
また、この友の会イベントはサポートスタッフが豪華。
学会中には、お忙しそうでちょっと声をかけるのは躊躇われるような
先生方にも気軽にお話が出来る貴重な機会かも。
というか、参加者さんと一緒になって石割りされてましたが(笑)
化石友の会主催のイベントもこれで3回目。
学会参加は初めて、もしくはまだ参加経験が少ない、という方ほど
オススメしたいイベントです。
学会終了後は、若手学芸員3人によるUstream配信
Video streaming by Ustream
Video streaming by Ustream学会については、こちらのレポートも。
2014年1月18日 / 恐竜・古生物
「〈生きた化石〉生命40億年史」が届きました。
著者のリチャード・フォーティ氏は
2006年まで大英自然史博物館に在籍の三葉虫研究者で、
数々の著書でも有名な方。
そして翻訳の矢野さんと言えば、個人的にはやはり
「解剖医ジョン・ハンターの数奇な生涯」
「サイのクララの大旅行―幻獣、18世紀ヨーロッパを行く」。
翻訳書を読んだ後、縁あってご本人とも会うことが出来ました。
今回あのフォーティ氏の新刊の翻訳ということで
古生物好きとしては更に嬉しい事に。
リチャード・フォーティ氏著作一覧
個人的には「三葉虫の謎」「乾燥標本収蔵1号室」が
特にお気に入りです。
ついでに「解剖医ハンター」も
矢野さん翻訳の「解剖医ジョン・ハンター」を
ベースにした作品。
ストーリーはオリジナルですが、合わせて読まれると
双方の作品がより面白くなります。
その他、詳細は↓
『解剖医ハンター』おススメです!
ただ、こちらは現在入手難なのが残念。
2014年1月15日 / 恐竜・古生物
巨大な前肢以外の部位がほとんど発見されておらず、
長らく全身像が謎とされていたデイノケイルス。
(右が現在、国立科学博物館で開催中の
「大恐竜展・ゴビ砂漠の驚異」で展示中の
デイノケイルス・ホロタイプ標本。左はテリジノサウルス)
先日のSVP・古脊椎動物学会で頭部を除くほぼ完全な骨格の発見が
報告されました(一般には、骨格図等まだ未公開のようです)。
で、このイラストはそれをベースにした
クリスマス「サンタ”クロウ”ス(爪サンタ)」バージョン。
背中に突起があるのですが、そこには「タルボサウルスへの贈り物」が。
と言うのも、タルボサウルスに齧られた痕のあるデイノケイルスの化石が
発見されているから。また、デイノケイルスは植物食と考えられているので
「大きく丸いお腹」も合っています。
さすがに色には根拠は無いはずなのですが、
いい感じに「ありそうな」色調になっているかと。
描いたデュファウルトさんは、先日のSVP会場で、
私が自作のドレパノサウルスを研究者さんにお見せしている時に、
それを通りすがりに見て声をかけて下さった方。
その時の服装の色とイラストの配色が近いので、
余計に作者と作品の印象がつながり易かったり(笑)
デイノケイルスの全身イラストという話題性以上に、
各部位に散りばめられたネタの数々と、
それを品良く纏めたセンスが素敵な作品で、
最近見た恐竜イラストの中でも特に気に入った作品の一つです。
2014年1月10日 / その他
友人の漫画家(そして流浪の造形作家)
久正人さんの「ノブナガン」がアニメ化。
放送がスタートしました
↑最新話が無料視聴出来ます。
その「ノブナガン」アニメ化に伴い、
「グレイトフルデッド」「ジャバウォッキー」の
単行本も復刊!!
恐竜者としては、やはり「ジャバウォッキー」をお勧めしたいです。
「グレイトフルデッド」のコリン(フル武装)も好きなんですが。
で、発売された「ジャバウォッキー」1~3巻が
出版社さんより到着。
というのも、旧版用に私が製作した
久正人復元模型(=著者近影)が今回の新版にも
掲載される事になったから。まさに役得です。
まぁ、旧版もすべて著者直筆イラスト入りで
頂いたのですが。
7巻のうち、女性キャラ描いてくれたのは一度だけ
(しかも、こちらからのリクエスト)、あとは全部
男キャラだったんですけどね。いや、それで良いんですが。
「グレイトフルデット」「ジャバウォッキー」が絶版状態、
そしてまだ新しい連載が始まっていない頃に
「アニメ化されるような新作マンガ描いたら復刊されるんじゃね〜」
と意地悪&冗談言ってたら、実現しちゃいました。
やるな〜、、、というかスンマセンでした!
2014年1月7日 / イベント・教室・講演
●1月5日
岸和田市・山直市民センターにて
今年最初の恐竜教室開催。
今回も、大阪市立大学・恐竜愛好会の皆さんによるお話の後、
私が担当の恐竜復元イラスト製作という構成。
大阪市大の皆さんとの教室開催もかなりの回数になりました。
愛好会のメンバーも着実に増えています。
普段は恐竜展の見学や専門書を読んだりが
主な活動だそうですが、この教室にも毎回のように来てくださり、
今や私にとっても重要な戦力です。
恐竜教室に参加してくれた子供さんが、
大きくなって大阪市大の恐竜愛好会に入部、
なんて事になれば良いですね~。
山直市民センターでの恐竜教室開催は2回目。
担当の方も前回と一緒なので、段取りもスムーズ。
また、参加者にも顔見知りの方がいて、これもまた
緊張がほぐれる事に。
今年、恐竜教室の開催を予定している図書館の方も
見学に来られていて、教室終了後に打ち合わせ。
今年最初の教室として幸先の良いスタートになりました。