子ども恐竜教室at寝屋川市立中央図書館
2014年10月10日 / イベント・教室・講演
2014年10月10日 / イベント・教室・講演
2014年10月9日 / 博物館・特別展見学
国立科学博物館の恐竜ホールは現在閉鎖&改装作業中ですが、
その間、恐竜ミニ展示が設置されます。私の模型も3点、展示中です。
期間は来年6月末まで。
Dinosaur hall of National Museum of Nature and Science Tokyo is closed and under renovation now. During the period, there is a small exhibition of dinosaur, and my works(Triceratops, Lambeosaurus, and Pachycephalosaurus) are exhibited too. This exhibition is till end of June 2015.
私の紹介文もあるのですが、科博の展示でこうして作家の
紹介があるのは珍しいかな、と。
ミニ展示だからこその事かも知れませんが、嬉しいものです。
2014年10月8日 / 博物館・特別展見学
福井県立恐竜博物館・特別展
「スペイン・奇跡の恐竜たち」を見学。
The special exhibition on Spanish dinosaur, Fukui Prefectural Dinosaur Museum in Japan.
目玉のコンカベナトール。
実物化石、かつホロタイプです。
すでにこれを見た方から「アレは凄い!」とは
聞いていましたが、実物を見るとなるほどの凄さ。
4方からグルリと、かなり近い距離で
見られるのが、また嬉しい。
Concavenator type specimen
足先にパッド(肉球)の痕が残っています。
腰の部分を上(背中側)から。
コンカベナトールは、背中の神経棘が腰の直前で
高くなり、腰の部分では低く、そしてシッポの付け根で
また少し高くなります。
その腰の部分だけが低くなるのが不思議で、
「もしかして腰の部分の神経棘が折れているor残っていないのでは?」
と思ったりもしたので、もし見られるならこの角度で見たかったのです。
で、実際に見ての感想は、、、、まぁ素人が見ても何とも言えませんね(笑)
骨格模型。
パッドや他の軟組織痕も残っているホロタイプは、
完全にクリーニングして骨を取り出さないようなので、
ホロタイプを参考に造った骨格模型です。
ですので、実物の骨を利用した部分はありませんが、
各部の形状やバランス、特徴はしっかりと再現されています。
Concavenator reconstruction skeleton model
こちら実物大復元模型。
ペレカニミムス。これもホロタイプ。
Pelecanimimus
イグアノドンに近縁のマンテリサウルスの足先。
これもパッドの痕が。地味に凄い標本。
Mantellisaurus
まだ研究中で学名も付いていない竜脚類展示。
背中の装甲が立派です。
Lo Hueco Titanosauria
その他、両生類、爬虫類、鳥類、昆虫類も小さいながら見事な
保存状態で、見応え十分でした、
2014年10月1日 / 2014年 台湾・博物館&動物園見学ツアー
25日
台湾・桃園空港でツアー参加者・現地ガイドが
集合。
最初の見学場所は土銀展示館。
ホテルで少し休憩、夕食後、
参加者さんのリクエストで足ツボマッサージ。
その後、台湾最大級の書店・誠品書店・信義店を
訪れて、初日は終了。
2日目
台北市動物園へ。
今回は動物園の特別ガイドを張東君さんに
お願いする事が出来ました。
張さんは、台北動物園保育教育基金会秘書組組長として
さまざまな動物園・動物保護活動に関わっておられ、
昨年は上野動物園でパンダについての
講演を行われています。
10月1〜7日までは、張さんの執筆の絵本を
ミニブック版が台湾のマクドナルドの
ハッピーセットの付属アイテムになるそうです>告知ページ。
張さんのベルトのバックル。アルマジロになっています。
去年、この動物園で生まれたパンダの圓仔。
ちょうどエサタイム。
コアラ。こちらもちょうどエサの時間。
センザンコウもエサタイム。
動物園の後は、熱帯魚店が集中する地区、
通称「水族街」もしくは「金魚街」。
夕食は士林夜市。
3日目は新幹線で台中へ。
国立自然科学博物館を見学。
同じ博物館好きとしての視点で展示を語れる台湾人と
一緒に見学出来れば、という事で、
友人の造形作家・Shu-yu Hsuさんに案内をお願いしました。
博物館の展示は去年見学の際の記事を。
博物館の近くにある人形劇カフェ。
ちょうど休憩時間で営業はしていなかったのですが、
1Fの人形展示のみ見せて貰えました。
4年前に訪れた時の様子はこちら。
台北へ戻った後には、台北地下街のオタク街を散策
ちょっと時間が遅くて、閉店したお店も多かったのが残念。
最終日は、飛行機の時間まで市内観光。
龍山寺。
中正記念堂の衛兵交代。
昼食に小龍包。
デザートにマンゴーかき氷。
桃園空港へ移動の後、出発登場口・D-7にある
人形劇「霹靂」展示コーナーを見学して、
ツアー解散となりました。
今回の企画は、
「海外の博物館や動物園等の自然史系施設見学に特化した
ツアーって無いよなぁ」という所からスタートしました。
現地ガイドさんにも「長くガイドやっていて、こんな内容の
ツアーは初めて」と驚かれ、それには私も
「無いから自分で企画したんですよ!」と。
初めての試みでしたので、声を掛けた人数も少なかったのですが、
参加者も集まり、無事開催する事が出来ました。
参加者の皆さん、事前に様々なアドバイスを下さった
旅行会社等の方々、各施設のガイドを担当した頂いた
皆さん、ありがとうございました。
台湾ツアーは第2回開催も構想中です。
また、台湾以外の国へのツアーの要望も出ていますので、
こちらも将来的にはお応え出来ればと考えています。
2014年9月23日 / 造形・イラスト作品
フェバリット社・プレヒストリックライフ・シリーズの
1つとして発売中のダンクレオステウス。
そのソフトモデルの原型とビニールモデルの造形監修を
私が担当しました。
今回は、そのソフトモデル用原型製作の際の
監修作業について少し紹介。
ダンクレオステウスの造形にあたっては、化石サメを専門に研究されている
北海道大学総合博物館・冨田武照さんに監修をお願いしました。
以前より、機会があれば是非お仕事をご一緒しましょう、とお話していたので、
今回はその念願叶っての事となりました。
まずは、私が以前個人作品として製作したダンクレオステウスを元に
意見交換。
ダンクレオステウスは、化石として保存状態が良いのは
頭部とそれに続く装甲状の部分のみで、胴体部の情報はほぼなく、
胴体部や各ヒレの形状等は、小型の近縁種で全身のシルエットが
化石に残っていたコッコステウスや、サメ等を参考に
様々な復元が試みられて来ました。
ダンクレオステウス頭部。
クリーブランド自然史博物館にて2008年撮影。
右側の大きな標本が世界中にあるダンクレオステウスのレプリカの
オリジナル。展示解説にも「これがオリジナル」と
誇らしげに(?)紹介されています。
造形開始前のディスカッション中に
冨田さんから送られて来たイラスト。
これが非常に良いイラストで、勿論判り易い。
こちらは、三日月型の尾ビレを持つ、大型サメタイプの復元。
加えて、コッコステウスをベースにした横長の尾ビレでの
復元のものまで「念のために」という至れり尽くせり。
ダンクレオステウスの復元としては、昔からある
よりスタンダードなタイプ。
尾ビレの形状だけでなく、背ビレの形状等にも違いが
出ている事に注目。
今回は三日月型の大型サメタイプ復元で
造形する事に。幾つかの理由の1つとして、
数メートルを越える大きさで、かつ尾ビレを推進力にする動物は
サメもクジラも魚竜も三日月型の尾ビレを持っている事。
その尾ビレがハッキリしないのがダンクレオステウスや
その近縁種、そして例外的に違う姿で復元されていたのが
モササウルス類でしたが、近年ではモササウルス類も三日月型に
近い形状の尾ビレを持っていた事が示唆されています。
という事で、三日月型の尾ビレとしての造形のための
指示書。尾ビレ自体の形状だけでなく、尾ビレの根元の
断面まで解説されています。
というか、冨田さん、イラストが上手いんですよね。
私よりも確実に上手いので、こちらから検討用イラストを
送るときは、ちょっと気不味かったり(笑)。
文とイラスト、両方を冨田さん自身で担当して本が書けると
思います(読んでみたい!)
また、魚の胴体の側面にある側線については、
今回は現生のサメのような凸状ではなく、
化石種としても古いタイプのサメやギンザメのような凹状のラインとしました。
これはダンクレオステウスを含む板皮類が
魚としては系統的に古いため、同じように系統的に古いギンザメや
古いタイプのサメに合わせてみようと言う試みです。
口を開けたポーズでの造形のため、造形&商品生産の段階で
再現出来るか判らなかったのですが、念のため口の中の
状態、鰓の形状を推定して頂きました。
もちろん、口内の軟組織は残っていませんので、これは
あくまで想像ですが、かと言って造らない訳にも行きませんし、
好き勝手にする訳にも行きません。
こうして、完成しました。
ソフトモデルのほうは、商品でもほぼ見事に原型を再現しています。
今後の研究や新標本の発見では、大きく姿が変わる可能性もありますが、
とりあえず現時点で提示出来る精度の高い復元の1つには
なっているのではないかと思っています。
*指示書は、監修の冨田さんの許可を得た上で掲載していますが、
掲載はその一部、また念のため少し小さめの画像としています。
2014年9月15日 / 造形・イラスト作品
ブロントサウルス(手前)とアパトサウルス(奥)です。
ブロントサウルスは、チャールズ R.ナイトが
1930年代にシカゴ・フィールド博物館の依頼で描いた壁画を
立体化したもの。
ブロントサウルスは今では学名がアパトサウルスになっているので、
同じ恐竜の新旧復元の並び、という事になります
ブロントサウルスは以前、このブログでも紹介、
ギャラリーサイトにもアップしました。
で、旧復元があるなら現在の復元も並べたいのが人情(?)。
という事で、同縮尺でアパトサウルスを製作。
2体並べて1つの作品、といった感じでもあります。
改めて、他の竜脚類と比べてもスタンダードなようで
結構変わった恐竜だなぁ、と。
アパトのギャラリーサイトアップはまた後日。
2014年9月12日 / 博物館・特別展見学
●9月5日
東京・根津で開催中だった守亜さんの
作品展にお邪魔。
ツイッターやfacebookで相当話題になっていました。
初日の開場前には行列が出来ていたそうです。
●翌6日
葛生化石館へ。
常設展示も企画展仕様になっていました。
このシルエットの見せ方がカッコ良い!
コティロリンクス!
まさか日本でコティロリンクスを見れるとは。
コティロリンクス頭骨を裏返しにして展示。
良く判っておられる!
ちなみに、この頭骨レプリカは私の所蔵品なのです。
そして、私が製作の模型も展示されています。
これまで散々お世話になったこのコティロリンクスが、
全身骨格と一緒に展示して貰える日が来るとは(感無量)
ディメトロドン。
単弓類と言えば定番中の定番なのですが、
バラバラになった各パーツに触れたり、子供の骨格レプリカがあったりで
他ではまずお目にかかれない充実のディメトロドン展示になっています。
こちらは、常設展示のイノストランケビアの前の
ディメトロドン&イノストランケビア模型。
私の作品です。
企画展ロゴ。
「単」はエステメノスクスの顔、
「弓」の字の中にディメトロドン、
そして「類」の字の「頁」はコティロリンクスだそうです。
葛生化石館の後は、すぐ近くのお店で
名物いもフライを食べ
(佐野市のゆるキャラ・さのまるが腰に差してます)
車で移動してラーメン、
かき氷。どれも素敵に美味しい。
夏の仕事も一段落した後の、ちょっと遅い夏休みになりました。
2014年9月1日 / イベント・教室・講演
●8月24日
大阪府・大東市西部図書館にて
恐竜教室開催。
この図書館の特別企画「キッズ恐竜フェスティバル」の
プログラムの一つです。
22日には、大阪市立自然史博物館・林昭次さんの
講演も行われていました。
教室開始前に、アシスタントの大野さん(大阪市立大学大学院)と
参加の子供さん達が化石やグッズをネタにお話中。
教室中の画像は撮り忘れてしまいました。
キッズ恐竜フェスティバル期間中、毎日朝から図書館にやってくる
子供さんも多かったとか。
私の教室がフェスティバルの最後のプログラムでしたが、
皆さんそれまでのプログラム参加が予習になったのか、
質問等にも積極的に応える事が多かったような気がします。
●8月31日
きしわだ自然資料館で「恐竜教室・子供の部」
今回は夏休み特別版という事で、
まずは大阪市立自然史博物館の林さんの講演。
ステゴサウルス等の剣竜類の最新研究について。
次は私が担当の恐竜復元イラスト制作。
最後はきしわだ自然資料館収蔵庫見学となりました。
今回はスペースの都合上、会場が少し狭かったのですが、
その分、講師との距離が近くなる事もあり
林さんの講演中も子供さんとの自然なやり取りがある場面も。
参加の小学生持参の「恐竜日和」看板。
小学生にして、この遊び心。
この日の教室が、今年の夏の恐竜イベントの最後。
それをホームのきしわだ自然資料館で、かつ日頃から
何かとお世話になっている林さんと一緒の講師という事で、
夏の締めくくりとして良い形で終わる事が出来ました。
体を壊したりせず、無事に終わって良かった!
とはいえ、9月13日には早速、丹波竜化石工房で
ワークショップ開催です。こちらも宜しくです。
2014年8月25日 / その他
●8月19、20日
新潟県・新潟市にて恐竜教室を開催。
第四銀行の企画「だいしアカデミー」のプログラムの
1つとして、去年に続き2回目の開催です。
今年も新潟大学で地学専攻の小松さんにアシスタントを
お願いしました。
教室開始前に小松さん持参の化石の解説中。
この化石トークが小松さんのお話の上手さもあって
とても人気がありました。
恐竜教室は丹波竜・タンバティタニス骨格復元と
ディノケシ・ティラノサウルス頭部復元模型製作の2つ。
タンバティタニス(丹波竜)は、先日学名が発表された事も
含めて、これまでの発掘や研究についても解説。
丹波竜・そしてタンバティタニスの知名度が上がる事に
少しでも貢献出来れば嬉しいのですが。
こちらはディノケシ。
他の会場に比べると、銀行の企画、また「アカデミー」という
企画名もあってか、参加年齢が高め。
それに合わせて、ほんの少し話しの内容のレベルも上げたのですが、
低学年の子供達もしっかり聞いてくれていました。
去年と同じ第四銀行の方が担当して下さるという安心感と、
他のスタッッフの方も場の盛り上げに協力して下さり、
とても気持ちよく仕事をさせて頂きました。
去年の新潟での教室開催&滞在は自分にとっても
非常に良い印象があったので、今年は自分のミスで
それに傷をつけたくない、というプレッシャーもあったのですが、
無事に終わりホッとしています。そして今年も十分に新潟を
楽しませて頂きました。
・・・・・・
そして、新潟と言えばラーメン。
小松さんオススメのラーメンを、今回は2日間で3軒。
どれも本当に美味しかったです!
2014年8月19日 / 原型担当商品