「メガ恐竜展」初日ギャラリートーク

2015年7月22日 / 博物館・特別展見学

●7月18日
幕張メッセで開催の「メガ恐竜展」に行って来ました。
初日のギャラリートークが目的の1つ。

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まずは、トゥリアサウルスの記載・命名者でもある
ルイス・アルカラ氏の講演。

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次は、エウロパサウルスの研究者、アーミン・シミット氏の講演。
それぞれ通訳は大阪市立自然史博物館・林昭次氏。
シュミット氏とは先日大阪で夕食をご一緒し、アルカラ氏とは
去年のユタ・コロラドの中期中生代カンファレンス
参加の際に車の中で隣の席になり、いろいろとお話させて頂いた、
という縁があります。

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アルカラ氏と。
直前に発売になった「きょうりゅう デラックス」をお土産に。

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私とシミット氏、そして群馬県立自然史博物館・名誉館長、
長谷川善和先生(中央)と。

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日本初公開のライスロナックス骨格レプリカ。
その他、恐竜以外にも哺乳類等でそれぞれの分類の中でも
大型の種の骨格が数多く展示されています。
何となく、恐竜もそれ以外の古生物も
個性的なデザインのものが一緒に紹介されていた
私が子供の頃の恐竜図鑑の雰囲気を思い出しました。
勿論、各解説は最新のものですし、ライスロナックス等の
発表されたばかりの恐竜も来ていますし、トゥリアサウルスや
エウロパサウルスは貴重な実物化石が展示されていて、
恐竜展としても十分に濃い内容のイベントでした。

「きょうりゅう デラックス」

2015年7月15日 / 恐竜・古生物

きょうりゅうデラックス
私の作品だけで構成された子供向け恐竜図鑑です。
先日紹介した「きょうりゅうベスト50」から掲載作品数が増え、
対象年齢も少し上になっています。
監修は神流町恐竜センターの久保田先生。宜しくです。

作品展示とワークショップのお知らせ

2015年7月14日 / 作品展示

●丹波竜化石工房・ちーたんの館
平成27年度夏期特別展展「アジアの覇者・タルボサウルスと獣脚類展」にて
作品2点(アロサウルス・ベロキラプトル)が展示されています。
●群馬県立自然史博物館の企画展
「恐竜時代の海の支配者」にて作品4点
(アーケロン、フタバサウルス、ウタツサウルス、プリオサウルス)と
当社所蔵のクリダステス全身骨格レプリカが展示されています。
●8月12−18日に開催の
ワークショップフェスティバル・ドアーズ9thにて
恐竜復元画ワークショップを行います。
私の出番は14日。
詳細・申し込み等はこちらを。

「生命大躍進」展・内覧会

2015年7月8日 / 恐竜・古生物

●7月6日
東京・国立科学博物館特別展「生命大躍進」展の内覧会に参加。

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大物もいますが、、、、
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個人的には小さい標本により魅力を感じました。
特にバージェス頁岩の標本の充実度は凄い。
大きさが実感出来るのが良いですね。
有名どころはほぼ揃っている&並んでいるので
大きさの違いが判りやすい。
科博の内覧会といえば、
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レセプションパーティ。
これはなかなか他の博物館では無い企画です。
この日は,そのまま研究者の皆さんとアメ横で飲み会。
翌日は、再度特別展を見学、ヨルン・フールム教授の講演
「霊長類化石“イーダ”進化の象徴」を聴講してきました。

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会場で購入、サインも貰って来ました。
特別展のショップから。

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私が原型担当及び原型監修したフェバリット社の
古生物シリーズ
が販売中。

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また、当社が開発に関わった1/100 建築模型添景シリーズ・古生物編
販売中です。

新作・アロサウルス(「恐竜100万年」版)

2015年7月6日 / 恐竜・古生物

アロサウルス恐竜100万年
新作・アロサウルス(「恐竜100万年」版)をギャラリーサイトに追加しました。
作品詳細はこちら

恐竜ワークショップat 丹波竜化石工房

2015年7月3日 / イベント・教室・講演

●ちょっと前になりますが、6月21日の
丹波竜化石工房での恐竜復元ワークショップの様子を。
午前中は、当社オリジナルの丹波竜ことタンバティタニス骨格シールを
使った恐竜骨格復元ワークショップ。

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まず腰から背中の骨を並べ、
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背中の骨(脊椎)に肋骨を加えて行きます。

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胴体が出来たら、次は手足。
首〜頭
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最後にシッポ
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各骨の解説をしながら、順番に並べて貰うのですが、
少しの角度の違い等で最後の完成形に大きな違いが出ます。
恐竜骨格の復元の難しさと面白さを実感して貰えればと、思って考案した
プログラムです。
骨格完成後は、竜脚類を題材に恐竜復元の歴史と試行錯誤を
簡単にスライドで紹介しています。
午後は恐竜フィギュア塗装。
フェバリット社さんのご好意で特別に用意して戴いた無塗装の恐竜フィギュアに
アクリル塗料で塗装します。使用するのはタンバティタニスに比較的近いとされる
ブラキオサウルスなので、午前中の骨格シールのプログラムと組み合わせると
丹波竜プログラムセットという事になります。

プロガノケリス

2015年7月1日 / その他

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プロガノケリス
国内外の博物館を回って、展示物や時にはバックヤードも
見せて貰い、資料もどんどん増え、造りたいネタも増えるのですが、
やはり模型制作は時間も掛かるので、なかなかそれに追いつきません。
なので、模型制作の合間にイラストを描いています。
手を動かして初めて判る事も多いので。
プロガノケリスは、ドイツで初めて見たときは感動しました。
最初は、子供の頃に本等で見た常設展示がファーストコンタクトの予定、
それだけでも十分だったのですが、初めての対面は
ベルリン自然史博物館のバックヤードの実物化石という
夢のような経験でした。その後、シュトゥットガルト古生物博物館
バックヤードでも、たまたま?外に出ていた実物化石を見れたり、
SVPでは、出店ブースでプロガノケリスのモノグラフを購入したら、
すぐ傍にその著者のガフニー氏が居られ、またたまたま近くに
居られた平山先生の紹介で、そのモノグラフにサインを
貰ったりと、私にとっては妙に縁起の良いカメのようです
、、、、なら、さっさと模型にしろよ、って事でもありますが(笑)

日本古生物学会 in つくば

2015年6月30日 / 日本古生物学会

燃えろ、俺のコスモ・・・

星丸っ!
(つくばに来ると毎回これをやらないと気が済まないらしい)
という訳で、6月26〜28日、つくばで開催の
日本古生物学会に参加して来ました。

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物販スペースの当社の出店ブース。
今回は販売なし&見本展示のみ。
私が原型担当し、古生物学会会員の先生方に
監修して頂いたフェバリット社フィギュアをメインに展示しました。

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初日の懇親会の様子。
今回の学会での発表ですが、まさか日本の学会でディメトロドンの復元に
関する発表が見られるとは! 高校生のイルカの頭骨&首の化石から
可動域を推測する発表も面白く。比較のために現生のクジラ・イルカの
骨から取ったデータがすごかったです
ティラノサウルスの前肢についての発表は、ティラノだけでなく獣脚類全般の
生態復元にも影響がある内容かと。
インパクトあったのは巨大リクガメ。
「今まで史上最大のリクガメとされた○×の化石は、実は〜で、、、」
「新たな調査により〜が見つかり、、」
「それらから推測されるのが、コレ(画像)です」という展開は、
ちょっと怪獣映画の1シーンみたいでワクワクしました。
学会発表なので、念のため各発表の詳細は控えますが、予稿集には内容が
簡単に纏められていますので。
最終日は化石友の会主催の国立科学博物館収蔵庫ツアー。
私は参加しませんでしたが、普段は入れない収蔵庫を研究者さんの案内で
見学、その後は研究者さんとの交流会まであったそうで、
非常に盛り上がったようです。
私はつくば移転後の国立科学博物館の収蔵庫には入った事がないので、
とても羨ましく。
今回の学会の出店では、当社ブースで展示した私が原型担当したフィギュア商品の
全てに古生物学会会員の監修及び協力が入っている、という事もあってか
「アレやるんだったら、私で良ければ監修しますよ」と言って下さる先生も。
こちらも「そのときは是非ガッツリお願いします」と
以前の学会出店の折にフィギュアを購入された元学会会長の先生も、
「買ったのはウチに飾ってますよ〜」と声を掛けて下さったり。
仕事でご一緒した先生方は勿論、日頃関わりのあまり無い皆さんからの
感想・応援の言葉も、この仕事を続けるモチベーションになっています。

新作・デイノケイルス

2015年6月24日 / 造形・イラスト作品

新作・デイノケイルスをギャラリーに追加しました。

デイノケイルス
作品詳細はこちら

岐阜県博物館・ヤベオオツノジカ展示

2015年6月23日 / 作品展示

ヤベオオツノジカ1
ヤベオオツノジカ3
岐阜県博物館のヤベオオツノジカの展示に、私の作品の画像を使った
背景パネルが加わりました。
実際の風景に私の作品を合成していますが、その風景写真も
当時の環境と極力違いが少ない場所を選んで撮影しています。
今回使われたヤベオオツノジカは、自分でも気に入っている作品の1つですし、
また日本国内で数多く展示が見られる化石動物の1つでもあるので、
こうして展示に使われるのはとても嬉しいのです。

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