古生物復元模型トーク at ビストロ・ラブレ

2015年6月2日 / イベント・教室・講演

●5月30日
名古屋・ビストロ・ラブレにて夕食会。

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という企画のゲストでした。

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私が瑞浪市化石博物館の2011年特別展用に製作した
コペプテリクス(プロトプテルム類)模型と、それを元に
プロトプテルム類の解説をする河部さん(岐阜県博物館)。
河部さんはプロトプテルムの脳の研究を発表されています。

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私もいろいろ解説中。

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ジャンゴ。久正人さん「ジャバウォッキー」のキャラクター。
本体は私が、銃は久さんが製作。
この作品の実物を見るのは数年ぶり。
いろいろと感慨深い。

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「ジャバウォッキー」で著者近影として使われた模型&その本人。
これも私が製作しました。

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「横浜の「百頭」のご主人とは知り合いでして。
今日、久さんが来られると聞き、是非これをと、、、、」
と会場のビストロ・ラブレのオーナーシェフが、某所(秘密)で
当日朝に獲れたというダンクレオステウスを久さんに。
どんな味がしたんでしょうか。
・・・・・・・・・・・
自分が主賓の企画という事で
「もし人が集まらなかったらどうしよう」
とハラハラしましたが、結果は満員となりホッとしました。
古生物ファンとアーティスト、また研究者が
これだけ密に話が出来る機会もなかなかありません。
企画に沿ったメニューを次々と繰り出すオーナーシェフの
腕は相変わらず御見事でした。美味しい食事も堪能しました。
参加して下さった皆さん、ありがとうございました。
(安藤さん、たむらさん、画像ありがとうございました)





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記念の寄せ書きを頂きました。
イラストは久さん。
首から下げてるのがヘノドゥスというチョイスが流石。
というか、「物は言いよう」ならぬ「人は描きよう」で(笑)

名古屋大学博物館

2015年6月1日 / 恐竜・古生物

●5月30日
名古屋大学博物館を見学
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ウミユリ化石。
名古屋大学博物館には、日本古生物学会会長で
ウミユリがご専門の大路先生がおられます。

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エドモントサウルスのボーンベッド状態。
恐竜も多くは有りませんが、貴重なものが展示されています。
去年の大阪市立自然史博物館の特別展「トリケラトプス展」の
監修
を担当され、トリケラトプスの、そして恐竜の前肢の研究で
著名な藤原先生にもご挨拶出来ました。
特別展
「関戸弥太郎と宇宙線望遠鏡」
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宇宙線望遠鏡模型
宇宙線研究に関しては、流石にしっかりと理解するほどの
知識も無いのですが、望遠鏡ドームの構造や
関戸弥太郎氏の人柄と研究の人生が興味深く。
ちょうど、少し前に同じ名古屋大学に在籍されていた
大沢文夫氏の著書を読んでいた事もあり、なんとなく
戦後の名古屋大学の雰囲気が感じ取れたような気がします。

北九州市立いのちのたび博物館

2015年5月23日 / 博物館・特別展見学

北九州市立いのちのたび博物館を見学してきました。
2006年以来の9年ぶり。
2013年に恐竜・古生物展示をメインに大規模リニューアル
されています。

恐竜・北九州1
メインホール。
これだけの数の骨格を上から見下ろせる、という展示は
国内外でもなかなかありません。
一番大きい竜脚類は、ここのメインでもあるセイスモサウルス
(現在はディプロドクスの1種とされていますが)。

ティラノサウルス北九州
リニューアルの目玉・ティラノサウルス”スー”レプリカ全身骨格。
レプリカの常設展示は世界でここだけ。
この展示に尽力された先生に、その経緯もいろいろと伺えました。
レプリカとは言え、凄いモノが日本に来たんだなぁ、と。

北九州.ティラノサウルス.スー.2
シカゴ・フィールド博物館のオリジナルとは、微妙にポーズや
細部の組立が変えられています。

ティラノサウルス.スー.北九州
このアングルの画像は、オリジナルのあるシカゴ・フィールド博物館でも
撮れないはず。
またシカゴのものに比べ、左右の肩幅が狭くなっています。
このあたりはより新しい復元版になっているとも言えます。

北九州.ティラノサウルス.ギガノトサウルス
ティラノサウルス”スタン”とギガノトサウルス。スタンはスーより若干
小さいとは言え、最大の肉食恐竜の候補に挙る2種が並んでいて、
しかも上からも見られるというのはかなり珍しい
(個人的には他に知らない)展示です。

モササウルス.ティロサウルス.北九州
モササウルス類・ティロサウルス。これも国内では珍しいです。

プロトプテルム.ペングンモドキ.北九州
今回の見学の裏本命がコレ。
プロトプテルム類の復元骨格が2タイプというのも、泳いでいる
ポーズというのも他で見た事がありません。

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海棲ワニ・ステネオサウルス。
この大きさの海棲ワニの展示は国内では少ないかも。

シーラカンス.北九州.マウソニア
大型シーラカンスのマウソニア。
シーラカンスの立体復元骨格自体が珍しいのですが、
更にこの大きさ。この博物館の研究員でシーラカンスが
専門の薮本先生の監修で製作されたものです。
元々がセイスモサウルスをメインに、恐竜・古生物の展示が
充実していた博物館でしたが、リニューアルで更に展示物は
質・量共に充実。また、ここの魅力は何と言っても
セイスモサウルスが入っても余裕のあるメインホールでしょう。
広々とした空間を行進するように並ぶ数々の骨格は壮観。
それを上からも見下ろせるのも嬉しいです。
この空間は、国内だけではなく海外でも味わえる機会は
少ないように思います。
小倉駅からは在来線で移動ですが、乗車時間も15分ほど、
最寄りのスペースワールド駅からもすぐなので
遠くからでも訪れやすい場所です。

5月17日・きしわだ恐竜教室デラックス

2015年5月19日 / イベント・教室・講演

●5月17日
きしわだ自然資料館にて
「きしわだ恐竜教室デラックス」を開催。

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恐竜の全身の肉付けを行う内容のワークショップは約2年ぶり、
また使用教材も変わっているので、いろいろと段取りに
慣れていない部分もありましたが、参加者は全員
しっかり完成させてくれました。

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対象年齢も小学4年生以上と普段より上げたのですが、
高校生や大人の参加者もあり、様々な感想や意見も聴く事が出来、
今後のこのプログラム開催の参考にもなりそうです。
こういったテスト的な試みを受け入れて下さるだけでなく、
的確なサポートでより良い内容とスムーズな開催にしてくださる
資料館の皆さんに感謝です。

新作更新×2

2015年5月12日 / 造形・イラスト作品

新作を2つ、サイトに更新しました。
篠山層群産ティラノサウルス類イメージ模型
篠山丹波ティラノサウルス類フィギュア
詳細はこちら始祖鳥(アルカエオプテリクス)
Archaeopteryx始祖鳥1
詳細はこちら

体のふしぎ・83号 ティラノサウルス

2015年5月11日 / 書籍・商品原型・グッズ

体のふしぎ・83号 ティラノサウルス

付属の解説本をいろいろとお手伝いしています。
また、この号のティラノサウルスの骨格は
このサイズのオモチャとしては非常に出来がいいのです。

ティラノサウルス骨格オモチャ
ティラノサウルス&タルボサウルス
しかも、私が原型を担当したタルボサウルスフィギュアと
偶然ほぼ同じサイズだったり。
タルボサウルスフィギュアは、現在は大阪市立自然史博物館で開催の
「スペイン 奇跡の恐竜たち」ショップで販売中です。

第2回・恐竜女子会

2015年5月10日 / 恐竜女子会

●5月7日
東急ハンズ・大阪梅田店・ハンズカフェにて
第2回恐竜女子会を開催。
第1回の様子はこちら
開始前の準備中の様子。

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テーブルの上に、講師の大野さんのコレクションや
自作のグッズ(&私の私物も少し)がどんどん並べられて行きます。
これでも最初の予定から半分程に絞ったのだとか。

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フェラーリならぬ”ティラーリ”エンブレムも大野さん自作のもの。

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特に何か話題を提供する訳でもなく、ただ目の前のグッズ等で
思い思いに楽しんで頂ければ、という主旨。
終了後はビルの壁石にある化石を探すプチオプション?イベントも。
年齢は高校生からアラフィフまででしたが、恐竜グッズで
盛り上がっている様子には、年齢差は関係ないようでした。
次は秋に第3回が開催出来ればと考えています。

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参加者さんの靴。恐竜柄は手描き。
パッと見では目立たず、よく見るとガッツリ恐竜柄、というのがお洒落。

4月29日 丹波竜化石工房・恐竜ワークショップ

2015年5月5日 / イベント・教室・講演

●4月29日
丹波竜化石工房・ちーたんの館にて
恐竜復元ワークショップを開催。
午前中は丹波竜・タンバティタニス骨格シールを使った
骨格復元ワークショップ、
午後は恐竜フィギュア塗装ワークショップでした。

丹波竜恐竜ワークショップ20154291
丹波竜恐竜ワークショップ20154292
ここから車で15分ほどの丹波竜発掘現場近くの
丹波竜の里公園も行かれたという参加者さんも居られました。
ちーたんの館の展示にアーケオケラトプスの全身骨格が加わっていました。

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恐竜展見学オフ会&きしわだ恐竜教室デラックス

2015年5月4日 / イベント・教室・講演

●5月16日
大阪市立自然史博物館で開催中の特別展
「スペイン 奇跡の恐竜たち」見学オフ会です。
午前12時過ぎには会場に入ろうと思いますので。
参加希望の方は12時に会場入口前に集合(恐らく入場待ちの
行列は無いかと思いますが、、、)
私が「スペイン 奇跡の恐竜たち」の図録を持っていますので、
それが目印です。
見学会といっても、纏まってゾロゾロ回ると他の方の
迷惑にもなってしまうので、それぞれ自由に見学し、
要所要所でちょっと解説したり、何かあれば聞いてもらったり、
という緩い集まりで考えています。
●5月17日
「きしわだ恐竜教室デラックス」
詳細及び申し込みはこちらから。

茨城県自然博物館・特別展「マンモスが渡った橋」

2015年4月28日 / 博物館・特別展見学

茨城県自然博物館・特別展「マンモスが渡った橋」を見学
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恐竜古生物20154283
ロサンゼルス、ランチョ・ラ・ブレア・タールピットから発掘された
動物骨格の展示。

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スミロドン骨格。すべて実物化石で組まれています。
常設展示のものを含めると、館内には4体のスミロドン骨格があることに。
ここからは常設展示
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サーベル状の犬歯を持つネコ科動物(セイバー・トゥース・キャット)の頭骨展示。
これだけ集められた展示は珍しいかも。

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ティラノサウルス幼体の頭骨レプリカ。
元になったのは、茨城県自然博と姉妹館提携をしている
ロサンゼルス郡立自然史博物館の標本。

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松花江マンモス。デカい。

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ヌオエロサウルス
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茨城県博を訪れたのは、2008年の
初めての博物館展示用のお仕事を貰った時
以来です。
やはり7年も経つと物の見方も随分変わっていて
前回は気付かなかったような,でも重要な展示を見つけたり。
特別展も氷河期の動物の移動や、そもそも氷河期とは、という事が
じっくりと解説されており、良い内容でした。

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そして、人を猫人間に変えてしまう恐ろしい機械。
グリップを握る手が知らず知らずにネコハンドポーズになるという。

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