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ノースカロライナ&シカゴ 戦利品編

2012年11月3日 / SVP2012・ノースカロライナ

戦利品編(と言っても、戦った訳じゃ無いですが、、、
と毎回言ってますが)
まずはノースカロライナ自然科学博物館から
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マッコウクジラバッグ。
博物館のマークがプリントされています。
骨格&生体の組み合わせがカッコイイ。

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アクロカントサウルスマグカップ&ミント。
恐竜ではアクロカント推しです。
他にもいろいろ欲しい物もあったんですが、
旅の最初で荷物増やす訳には、、、と控えてしまったのでした。

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ミュージアムショップの恐竜グッズコーナー。
次はSVP会場での購入物。
今年はあまり買物はしなかったんですが。

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新生代メッセル産のトカゲ本。1種についてだけで本1冊。
ネットで漠然と探していては、まず出会えない本。
しかも出版がドイツとあっては尚更。
私も今回初めて見ました。
こういう物に出会えるのがSVPの楽しさの一つ。

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ニューメキシコ自然史博物館の三畳紀展示室開設の
様子を纏めたもの。
左は、あのアルフレッド・ローマーの歴史的名著
「Vertebrate Paleontology」。
初版は1930年代にも関わらず、未だ古脊椎動物学の
教科書の一つとされている本の1966年発行の第3版。
初版は持っていたのですが、この第3版とは
別の本、と言ってよいくらい内容が更新されているので、
欲しかったのです。それに、出来ればSVP会場で買いたかった
んですよね。
最後はフィールド博物館

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金属製アルマジロ・カード立て、
ティラノサウルス”スー”フィギュア2種、
トリケラトプスフィギュア、チョコレート。
スーのフィギュアは、プロポーションはあまり正確とは
言えませんが、ちょっと小さめのサイズも相まって、
なんだか魅力的な造形。
トリケラトプスは、前肢の指の爪が第1~3指
(親指~中指)までしか表現されていないのが芸細。
最近は第4、5指には爪がない表現が主流なので、
それを取り入れているかと(まさか爪の色の塗り忘れ、
って事はないよな)。
チョコレートは、チャールズ.R.ナイトの壁画が
パッケージに使われているのが嬉しいですね。

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最近は、トリガーを引くと口が開閉するティラノサウルスは
日本でもよく見ますが、これはそのスミロドン版。
現生コブラなんかもあり、それも結構出来が良かったのです。

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スーの発掘から展示までの解説本と、
フィールド博物館についての本。

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ショートフェイスベアとして知られる
アクトダスTシャツ。
何故かこれが結構目立つ処に飾られていて
不思議に思っていたのですが、理由はフィールド博物館が
このアクトダスの模式標本(その動物の研究の基本となる
標本)を所蔵しているからだそう。
博物館ならではのネタのチョイス&推し方と言って良いでしょう。
こういうの好感持てます。
フィールド博物館には、メインのショップの他にも
恐竜グッズメインのザ・スー・ストアに
各部門、特別展会場など複数のショップがあります。
品揃えも豊富で(ショップにより微妙な違いも有り)、
じっくりと見れば自分の得意分野以外のものでも
素敵な物が沢山見つかりそうなんですが、
今回も時間がなかったのが残念。

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シカゴ・オヘア空港にもフィールド博物館のショップが。
品揃えは限られますが、買い忘れがあっても安心(?)
・・・・・
という事で、今回アメリカ行きレポートは終了です。
おまけ
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アメリカではおなじみのチーズバーガー2個セット。
毎回気になるも、まだ試してみた事がないのです
(味はそれほど変わらないはずですが)。

SVP・古脊椎動物学会inノースカロライナ その4

2012年10月28日 / SVP・古脊椎動物学会, SVP2012・ノースカロライナ

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会期中の昼食から。
タイラー・ケイラーさんと共に、日本人若手研究者・学生さんの
昼食会にご一緒させて頂いた時のもの。
皆さん、研究の最前線で活躍しておられ、将来の古生物業界を
支える事になるであろう方ばかりです。
一方で、この世界のベテラン・重鎮といった方と
いつのまにか、その場の流れで食事をご一緒に
するような機会もあり、そういった思わぬハプニングも
楽しいのです(緊張もするけどね)。
20日 SVP・4日
この日は最終日。

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ポスター発表会場に出るミニバー。
ポスター発表の質疑応答タイムは、アルコールOK。
皆さんビールやワインを片手に盛んに議論しています。
夜はディナー&学会受賞式。

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今年は、女性の受賞者が多かったような。
そして、古生物アーティストに贈られるランツェンドルフ賞は
2D部門はジュリアス・クストーニさん、3D部門はタイラーさん! 
タイラーさんは2度目の受賞です。凄いな~。

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ディナー&受賞式で隣の席だったヘレンさん。
研究者かつアーティスト。扁平な胴体が特徴の首長竜・タテネクテス
論文共同発表者であり、またその論文の復元画&骨格図
描かれた方です。
その後ろは、今回ポスター発表をされた服部さん(名古屋大学・大学院)。
受賞式の後は、真夜中まで打ち上げパーティー。
人によっては、そのまま早朝の出発まで飲み明かす方もいるようで。

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毎回恒例のダンスフロア。
撮影した時間が早めだったので、まだ踊っている人が少ない。

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日本人研究者さん達と。
左から私、小林快次さん、鍔本武久さん(林原)、對比地孝亘さん
池田忠広さん
女性は、ちょうど画像を撮ろうとした時に小林さんに
声を掛けられていたので一緒に撮影に入って頂いたのですが、
直後にあの著名な恐竜学者であり、SVP会長でもある
フィリップ・カリー氏の奥様である事に気づいてビックリ。

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先ほど紹介の今年のランツェンドルフ賞2D部門受賞の
ジュリアス・クストーニさんと。
普段はFacebookで交流を続けている事もあり、今回も会場では
何かと声を掛けてくれました。

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左からゲイリー・スターヴさん、私、タイラー・ケイラーさん。
ゲイリー・スターヴさんも過去にランツェンドルフ賞を複数回受賞の
アーティスト。実物大のサルコスクス復元模型などが有名です。
そして、今回はそのゲイリー・スターヴさんと名札交換。
打ち上げパーティーの時は、面識のない人とでも名札交換をして
OKルール。
・・・・・・
毎年同じことを言ってますが、今回も学生さんからベテランの先生方まで、
多くの方に本当にお世話になりました。
また、アーティスト仲間の皆さんにも助けられる事が多くありました。
皆さん、自分の知り合いの研究者さんをどんどん紹介して下さり、
それにも拘わらず私の英語力の無さでうまく話が出来ない事があると、
そこを察して上手に補って下さったり。
SVPは、もちろん最前線の研究に触れられる場所という
価値がありますが、それと同じくらいに様々な国、分野の人との
出会いやコミュニケーションの楽しさ・嬉しさを経験出来る場所
でもあると感じています。たまに(いや、ちょくちょくかな?)
英語力の無さ等でうまくコミュニケーションが取れず凹む事も
ありますが、それも将来の笑い話に出来るよう次を楽しむ、
というか凹んでる間もなく次々楽しい出会いがある、
そんな機会なのです。
という事で、SVP編は終了ですが、アメリカ編はまだ続きます。

SVP・古脊椎動物学会inノースカロライナ その3

2012年10月26日 / SVP・古脊椎動物学会, SVP2012・ノースカロライナ

19日 SVP・3日目
今回の発表のもう一つの個人的な目玉が
この日のキシワダワニの発表。
キシワダワニは、私が専門員を務めさせて頂いている
きしわだ自然資料館の収蔵標本。私にとっては化石種ワニに
本格的に興味を持つきっかけになった標本であり、その後の
マチカネワニ復元模型製作にも繋がりました。
そのキシワダワニの世界デビューに、自然資料館の関係者として
立ち会えた事はとても光栄な事でした。

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今回の発表者の一人であり、会場での質疑応答にも対応された
小林快次さんと。(許可の上、撮影しています)
思えば、世界的にも著名な小林さんとの
繋がりを作ってくれたものキシワダワニでした。
私にとっては「恩人」と言っても良い標本です。
SVP・3日目夜は毎年恒例のオークション。
参加者がオークションに様々なものを出品し、
その売り上げはSVPに寄付となります。

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まず、最初のサイレントオークション。
出品物のそばに置かれた要旨に、名前を金額を記入。
最終的に最も高額な金額を書いた人が落札、となります。

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今年の私の出品物の一つ。
アクアプラント製・モササウルス新復元版Tシャツ&
ペルム紀Tシャツ。この画像を撮っている時に、
「これは君の出品だね。良いね、これ!」と言いつつ、
金額を書きこんで下さったり、というやりとりも。

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もう一つの出品物が私の製作したドレパノサウルス・ストラップ。
良くある事なのですが、こういう小さいモノを出品すると、
他の方の出品物と一緒にされてしまう場合が。
とはいえ、ちょうどこの画像を撮っている時に
「前にあなたの作品、競り落としたわよ」
と声を掛けられたり。

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レトロな雰囲気&味のある表情のプリオサウルス置物。
欲しかったんですが、競り負けてしまいました。
サイレントオークションの後は、ライブオークション。
このオークションを仕切るスタッフが何のネタのコスプレを
するかが毎年の注目なのですが、、、、
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今年はアベンジャーズ! さすがにアイアンマンは
アーマー無しのトニー・スターク姿でしたが、
胸のアーク・リアクターはバッチリ光ってました。
そのライブオークションへの出品物から大物を。

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ジェーンの頭骨レプリカ&何故か毎年恒例のバービー。

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今年一番の大物、プリオサウルス類頭骨
・・・・・・・・・・・・・・・・・
SVP編 続く

SVP・古脊椎動物学会inノースカロライナ その2

2012年10月26日 / SVP・古脊椎動物学会, SVP2012・ノースカロライナ

17日
この日からSociety of Vertebrate Paleontology
(古脊椎動物学会)・略称SVP
の年次総会が正式に開始。
SVPは、古生物の中でも脊椎動物、つまり魚類・両生類・爬虫類・
鳥類・哺乳類の研究者が世界中から集まる学会。
4日間の会期中に口頭・ポスター合わせて800近い
発表が行われます。
もちろん恐竜もその中に含まれますし、恐竜の発表がかなりの
割合を占めます。実質、世界最大の恐竜学会という面も。

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初日は、国際化石の日でもありました。
尚、学会発表に関しては、論文になる前の扱いがデリケートな
ものが多い事、私の英語では正確にお伝えできないという事で、
このブログでは紹介はしません。その点、ご了承を。

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口頭発表会場前のスペース。
休憩時間にはコーヒーが準備され、参加者の交流の場に
なります。

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学会、というと堅苦しいイメージですが、展示業者、書籍業者等
古生物に関わる様々な業種の出展もあり、場内は賑やかです。
私も去年は(株)ACTOWとして出展しました。
業者の出展スペースの奥がポスター発表会場。

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ゴルゴサウルス全身骨格。ブラックヒルズ研究所の出展。

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アパトサウルス幼体。ティラノサウルス”スー”や、
カーネギー博物館の素晴らしい骨格を組み立てた
PhilFraleyProductionsの出展。
ここの工房に見学に行った事もあり、今回も
「今年は出展しなかったのか~」と声を掛けてくれたり。

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Paleoartisians
Tシャツメインのお店。図案を選ぶとその場でプリントしてくれます。

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そのとおり!
Research Casting International
頭骨ピンバッジ。ティラノやトリケラという定番から、
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なんとチャンプソサウルスなんていうものまで。
名前の表記がなかったので、
「これ、チャンプソサウルスですよね」と確認すると
「そう! チャンプソですよ(ニヤリ)」と
「分かった」リアクション。
ベルリン自然史博のギラッファティタンの組み立て等を
手がけた会社だけに、形もしっかりしています。
これは勿論購入。会期中、ずっと付けてました。
・・
初日の夜は、前日に訪れた博物館・研究センター
ウェルカムパーティー。

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古生物ラボの中にも入れてもらえます。

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この骨格(ジェーン)の頭骨を復元、さらに生体復元模型も
製作したタイラー・ケイラーさんと記念撮影。
本人も「ここにジェーンがあるのは知らなかった!」と
驚いていましたが、思わぬところで自分の手掛けた物に
出会えたことが嬉しそうでした。

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すでに夜の10時前にも関わらず、
アクロカントサウルスホールで盛り上がる方々。
・・・・・・・・
18日 SVP・2日目
この日は、個人的に今回のSVP発表の目玉の一つが。
兵庫県立・人と自然の博物館でプリパレーターとして
化石クリーニングを担当されている和田和美さんがポスター発表を
されたのです。きっかけは昨年の恐竜シンポジウム
講演者として来日されたシカゴ・フィールド博物館の
チーフプリパレーター・新谷明子さんが和田さんの技術と
道具類の工夫に驚き、SVPでの発表を提案したのです。

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英語が不慣れな和田さんに、この発表の共同発表者でもある
新谷さんと兵庫県立・人と自然の博物館研究員・池田さんが
解説のサポートに付かれましたが、
そこは道具を見せれば伝わってしまう事が多く、
和田さん自身も結構海外とみなさんとコミュニケーションが
取れているようでした。
(発表会場での撮影は基本禁止。この画像も和田さんや
 その他の関係者さんの許可の上で撮影、掲載しています)
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SVP会場でも、ちょっと珍しいくらいの人だかり。
中には「ここ数年の発表の中でも、興味深いものの一つ」
と評された研究者さんもおられたとか。
恐らく、研究者以外での日本人による学術発表は
今回の和田さんのものが初めてではないかと思います。
私や小田隆さんも以前発表はしていますが、それは
ウェルカムパーティー会場で行われたアーティストセッション
なので、いわば番外編(ちゃんと内容の審査はありましたが)。
先を越されてしまったようで、ちょっと悔しくもありますが(笑)、
和田さんの技術力、そしてお人柄を身近に知っていると、
あっというまに世界へ通用してしまう存在になった事は、
納得の結果でもあり、嬉しくもあります。
SVP編、続く
タイラー・ケイラー氏の作品掲載書籍

SVP・古脊椎動物学会inノースカロライナ その1

2012年10月25日 / SVP・古脊椎動物学会, SVP2012・ノースカロライナ

無事、アメリカから帰国出来ました。
今回は現地での体力温存を優先したので
リアルタイムなブログ更新は出来ませんでしたが、
その分、時間を掛けてじっくりレポート出来ればと思ってます。
・・・・・・・・・・・
10月16日
前日夜に今回のSVP・古脊椎動物学会会場の
ノースカロライナ州・ローリーに到着。
学会発表は翌日からなので、この日は
ノースカロライナ自然科学博物館見学に
1日フルに使う事に。

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窓越しに見えるアクロカントサウルス骨格に
気分が盛り上がります。

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エントランスホール。

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そのアクロカントサウルス
ディスカバリーチャンネルのアクロカントサウルス特集番組で
この骨格が何度も出てきたので、
世界一有名なアクロカントの展示かも知れません。
こうやって実物の前に立てるとは。アクロカントは
日本でも何度も見ていますが、テレビや本で観た展示を見ると、
また違う思いが湧きます。

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というか、この上から見下ろすアングルで見れたのが
嬉しい!
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こちらの実物大模型はプレウロコエルス。
有名な獣脚類と竜脚類の並走しているような足跡化石は、
アクロカントサウルスとプレウロコエルスのものと言われています。

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前肢・後肢の爪の表現もしっかりしています。
爪の有無、本数はその復元にどのような情報・学説が
使われているかが良く分かるポイントの一つ。
大型竜脚類の前肢の爪は第1指(親指)のみ、という復元が
スタンダードですが、この模型では系統関係と足跡を参考に
爪は全く無しの表現のようです。また。後肢の爪も3本が
スタンダードですが、こちらでは4本ですね。これも、こういう
研究が出ています。

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2匹の上には翼竜。これも羽毛までしっかり表現されています。

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アルバートサウルス&エドモントサウルス

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エドモントに隠れるようにいるパキケファロサウルス

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そして、ここの恐竜展示の裏、いや表目玉の
テスケロサウルス。ウィロという愛称が付けられています。
心臓の痕跡が残っている、という事で話題になりましたが、
現在は反論も出ています。とはいえ、骨格の保存状態が良い上に、
皮膚痕も残っているという事で貴重な標本である事に
変わりはありません。

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心臓の痕跡と言われた部分と、腹側面に残る皮膚。

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メガテリウム(オオノマケモノ)
ほ乳類関係は少なめ。
古生物関連の展示はそれほど広くはありませんが、
自然史関係は充実しています。

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クジラ類
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博物館の展示物製作解説の部屋。
かなりしっかりした作りです。

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キッズコーナー。いろいろな物に触ったりできます。

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ミツバチの巣。窓に伸びた透明の通路を使って
ハチが建物の外と自由に
行き来が出来るようになっています。
全体的に歴史ある重厚な博物館、というより
子供~学生に自然の不思議さ・面白さを伝えることが
主目的の科学館、という構成&展示です。
ですが、その「子供向け」が本気なので
十分大人でも楽しめる内容になっています。

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館内にあるカフェ・「アクロカフェ」
一応軽食も販売してますが、しっかりと食事をしたいのなら、、、(後ほど紹介)
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ミュージアムショップ。
アメリカの博物館は規模が大きく、さらに個性的な品ぞろえに加え、
店内の雰囲気も素敵な所が多いように思います。

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捕らわれてしまった方たち(笑)
と、この博物館だけでも十分にノースカロライナに来た甲斐はある、
という内容なのですが、、、、、
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今年、博物館の隣に新しく開設された自然研究センター。
いわゆる研究棟に当たるかと思いますが、
館内の一部(だと思う)を一般に開放、科学普及の手段として
研究者の仕事場をそのままガラス張りに見せてしまう、
という思い切った構成です。
アメリカ国内でもあまり前例のない構成だそうで、これが凄い!
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「ナチュラリスト・センター」と名付けられた部屋。
スタッフの指示に従う事で中に入れます。

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こちらは古生物ラボ。研究者の部屋や化石クリーニングの
様子が見れます。実際、ここで皆さん仕事もされています。

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古生物ラボの前の展示。
小規模ですが、ティラノサウルスの幼体と言われる愛称ジェーンの
全身骨格等が展示されています。

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また、館内にはステージもあり、定期的に所属研究者による
ミニ講演が開催。私が訪れたのは平日でしたが、それでも2回、
講演を聞くことが出来ました。
さらに、講演の無い時間に流される映像が
カッコいいんだ!
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こちらにも小規模ですが、いろいろ展示があります。
これはセミクジラですが、お腹のところに子供が
入っています。

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館内のレストラン。もし先の博物館&この研究センターで
食事を取るなら、こちらをお勧めします。
また、こちらにもミニステージがあり、研究者による様々な
トークライブやイベントが行われているよう。

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「ア・テイスト・オブ・サイエンス」。
この言葉が、ここの博物館と研究センターの
魅力を一言で表しているのでは。
博物館・研究センター共に、子供から大人まで、自然科学に
興味を持ってもらうための様々な試みが、洗練された形で
行われている事が印象深い施設です。
ガラス越しに見える研究者、ステージでのトークを見ていると、
「研究者ってカッコいい!」「自然科学って面白そう!」
と理屈抜きに伝わるのではないでしょうか?
また、こういった最先端と言って良い試みが
決して規模の大きくない地方都市で行われている事にも
驚きました。
さて、この日の夜は博物館に於いて、SVP記念として現在の
恐竜番組では常連と言ってもよい
ローレンス・ウィトマー氏の講演が開催。
その後は、街に出て日本人研究者さん達の夕食に
ご一緒させて頂きました。夜の街に一人で出るのは
不安だったので、これはとても嬉しかったですね。
料理も美味しかったし。
SVP編続く
>「世界の恐竜博物館見聞記」ホームへ

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