カテゴリー「博物館・特別展見学」の記事

■きしわだ自然資料館特別展「タコの王国」

2019年12月19日 / 博物館・特別展見学, その他



きしわだ自然資料館特別展「タコの王国」を見学。











岸和田に伝わる蛸地蔵縁起絵巻


なかなかのスペクタクル!


もちろんタコの標本の展示も充実しているのですが、
画像を撮り忘れてしまいました。


この日は、瑞浪市化石博物館の安藤先生による
講演「おおむかしのタコのお食事あと」&ワークショップも。





常設展示から。



キシワダワニ。



そしてやっぱり、いろいろ食べました。

たこ焼き住吉のたこ焼き&おでん、みかさやのくるみ餅。



くぐり枡でがっちょのから揚げ&アナゴ天。

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■クイーンズランド博物館

2019年11月14日 / SVP2019・ブリスベン, 2019年 オーストラリア, 博物館・特別展見学, SVP・古脊椎動物学会, 海外

2019年10月
オーストラリア・ブリスベンにあるクイーンズランド博物館を見学しました。








ムッタブラサウルス
私世代ならオーストラリアの恐竜といえば
このムッタブラサウルスではないでしょうか?
ムッタブラサウルスの全身骨格は福井でも見られますが、
やはりこの本で何度も見たポーズを現地で見られるのは
嬉しいです。




クンバラサウルス。元はミンミとされていた標本。
見事な保存状態&クリーニング。体表の細かい鱗までしっかり残っています。



足跡化石。世界でもトップクラスの足跡集合化石だそうです。




メガラニア。全長約7mと推定されるオオトカゲ。



大型両生類・シデロプス
以前造形して以来、一度実物を見てみたいと思ていた
標本です。その割にはこの博物館にある事をすっかり
忘れていて、平山廉先生と集合した際に教えて貰って
ビックリしたりでしたが。


シデロプスとの対面で喜んでいると、平山先生が記念撮影を
して下さいました。


オーストラリアと言えばやはり有袋類。


大型カンガルー。現生カンガルーとは同属別種のようです。
左は現生カンガルー。




ディプロトドン。史上最大の有袋類。





現生動物もオーストラリアの動物で構成。













恒例の博物館で食事。美味しかったです。




ミュージアムショップ



ディプロトドンが主人公の絵本。


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古生物の展示はそれほど多く無く、クィーンズランド産の脊椎動物化石+足跡化石メイン
(というかほぼそれだけかな?)。
ただ、一つ一つが他の国ではあまり見られない&見事な保存状態のものが多く
見応え十分でした。また学会期間という事で、研究者の皆さんと一緒に
展示を見学出来たので、色々と解説して頂けてより楽しい見学になりました。


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これまで訪れた海外の博物館・学会等の様子は
「世界の恐竜博物館見聞記」で紹介しています。





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■国立民族学博物館特別展「驚異と怪異」

2019年11月6日 / 博物館・特別展見学


国立民族学博物館特別展「驚異と怪異」を見学。






特別展は撮影可能箇所が2か所のみなので。
とはいえ、まぁなんともスゴイ展示でした。どこ見てもイイ顔ばかり。
また「流石民博!」なのが、展示物のほとんどが自前、民博所蔵な所。
手持ちの武器でしっかりテーマを組めば、これだけの展示が出来てしまうのが
民博の凄さかも知れません。



展示物に関しては、図録がバッチリなので是非。
書店・アマゾン等でも購入可能です。



手ぬぐいを買いました。


更に!







企画展「アルテ・ポプラル――メキシコの造形表現のいま」も
見ごたえたっぷり。



答えます、ええ答えますとも!


勿論、常設も圧倒的&イイ顔揃い。






民博はレストランも素敵。





特別展で一つ残念だったのは、イイ顔集団として個人的一押しの
ガーゴイルが無かった事。まぁ、石だし建築物の一部ですしね。
「これ欲しい」で持って帰るのは難しそう。
なので、ガーゴイルはこちらから観に行くべきなのでしょう。
聖地・ノートルダム寺院のガーゴイル達はどれくらい
無事なのでしょうか・・・・。



民博は建物も良い。





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■カランビン・ワイルドライフ・サンクチュアリ

2019年11月3日 / SVP2019・ブリスベン, 2019年 オーストラリア, 博物館・特別展見学

2019年10月
SVP・ブリスベン大会最終日翌日。
研究者さんたちに誘って頂き、
オーストラリア・ゴールドコーストの
カランビン・ワイルドライフ・サンクチュアリを見学。


まず入口にあるレストランで昼食。







ディンゴ。
思いのほか「犬」で妙に感動









ツカツクリの巣


絶滅種・ディプロトドンの解説。



園内のアチコチにいる野良トカゲ。


アボリジニのダンスショー。


ビーチには行きませんでしたが、ゴールドコーストという場所に
ちょっと滞在出来ただけで、オーストラリアに来た感がより堪能出来ました。

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■御所浦訪問・2019年2月

2019年4月2日 / 博物館・特別展見学

2019年2月、某古生物学者さんからのお誘いで、一緒に久々の御所浦訪問。





地元の工房が製作している恐竜オブジェ。新作も増えています。



御所浦白亜紀資料館。












御所浦と言えば魚をメインに美味しい料理!







目一杯堪能しました。


御所浦白亜紀資料館の皆さんや化石採集に来られていた学生さん達と
いろいろとお話出来たり、食事をご一緒したりで、今回も御所浦ならではの
雰囲気や出会いに恵まれました。




ぽんきちくんも元気でしたよ。











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■アルバカーキ動物園

2019年1月15日 / SVP2018・アルバカーキ, 博物館・特別展見学, 海外

2018年10月
SVP・古脊椎動物学会翌日、アルバカーキ動物園 (ABQ BioPark zoo) を見学しました。















お昼ご飯。


レストランにいた孔雀。



おやつ。日本のソフトクリームとは味や質感が違いました。





ブチハイエナの赤ちゃんが見られて嬉しかった!
2ヶ月前くらいに生まれたばかりだったようです。



カメ展示にこっそりいた某忍者。


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これまで訪れた海外の博物館・学会等の様子は
「世界の恐竜博物館見聞記」に纏めています。


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■古生物アート特別展「Picturing the Past」at ニューメキシコ自然史科学博物館

2018年11月11日 / SVP2018・アルバカーキ, 作品展示, 博物館・特別展見学, 海外

2018年10月〜2019年1月までアメリカ・アルバカーキの
ニューメキシコ自然史科学博物館で古生物アートの特別展「Picturing the Past」が開催。
私の作品も展示される事になりました。

入口にはRJ Palmer氏のティラノサウルス。







2つの部屋に80点以上の作品が展示されています。


ほとんどがイラスト作品ですが、変わった手法の作品も幾つか。


紙製の三葉虫。



こちらも紙製。




キルトのタペストリー。




サハラステガ頭部復元模型と制作者のタイラー・ケイラー氏。
タイラー氏はティラノサウルスの子供・ジェーンやニジェールサウルス等の復元模型だけでなく、
それぞれの頭骨復元も手掛けた作家です。
最近ではドリプトサウルス実物大復元模型を制作されていました。
また、日本では私とケイラー氏の作品で構成された「ほんとのおおきさ恐竜博」

ケイラー氏の作品製作が紹介されている「恐竜の復元」

も出版されています(「恐竜の復元」は絶版ですが)。


私の出品作品・Citipati






ケイラー氏と一緒に。ケイラー氏のTシャツが昭和ガメラなのがポイント(?)




この博物館では、今年の SVP・古脊椎動物学会の初日のパーティが行われました。
特別展会場にも学会参加者が多くこられ、作品を見て頂きながら色々な話が出来る機会になりました。



今回の特別展のメインスタッフでもあり、イラスト作品が
この博物館の常設展示にも採用されているMatt Celeskey氏と
エダフォサウルスの新種の復元画。
地味ですが今まで発見されたエダフォサウルスとは大きな違いを持っています。
今回の学会でもCeleskey氏がその標本について発表されていました。
公式の発表が楽しみです。

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古生物アートに関して、これだけの規模で開催された展示会は
過去にもあまり例が無い試みだと思います。
私にとっては憧れの博物館の一つだったニューメキシコ自然史科学博物館で
作品が展示され、また多くの方とお話しが出来るという夢のような機会になりました。
立体の出品作品が少なかった事もあり、学会中も初対面の方に
「特別展のCitipati作りました」で結構皆さん覚えて下さっていたのも有り難かったです。



特別展の紹介動画です。私の作品も紹介されています。





パーティの折に会場に準備されていたテーブルから。

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これまで訪れた海外の博物館・学会等の様子は
「世界の恐竜博物館見聞記」で紹介しています。


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■ニューメキシコ自然史科学博物館

2018年11月8日 / SVP2018・アルバカーキ, 博物館・特別展見学, 海外

2018年10月
アメリカ・ニューメキシコ自然史科学博物館を見学しました。






古生物アートの特別展「Picturing the Past」が開催中でした。
この特別展については、こちらで紹介しています。



中央ホールにティラノサウルス”スタン”


ジュラ紀の展示。セイスモサウルス、サウロファガナクス、ステゴサウルス等。





セイスモサウルスは発見部位を別に展示していました。



サウロファガナクス。



始祖鳥の模型と鳩の剥製。
始祖鳥の模型の雰囲気が良いです。





ニューメキシコといえば三畳紀!





プラケリアスレドンダサウルス


コエロフィシスの群集化石





アエトサウルス類のティポトラックス(Typothorax)




フィトサウルス類頭骨


これだけフィトサウルス類の頭骨を一度に見られる場所は他にはそう無いでしょう。



妙に推されて(?)いるトリロフォサウルス(Trilophosaurus)


ティポトラクス・その2


昼食は館内のレストラン。





ビスタヒエヴェルソル頭骨




パラサウロロフス頭骨。
有名な恐竜ですが、これだけ状態の良い頭骨を間近で見られる事は
なかなか無いと思います(あとで博物館関係者の方とお話しした時も自慢してましたし)。



ヨロイ竜・ジアペルタ。



ペンタケラトプス頭骨。
かなり状態の良い標本から復元したもののレプリカだそうです。


中生代展示ほどの規模ではありませんが、新生代の展示もあります。

化石種ラクダのカメロプス(Camelops)子供とコロンビアマンモス。
カメロプスは全身の95%が見つかっており、
カメロプスとしては一番状態の良い標本だそうです。



両生類・エオキクロトサウルス(Eocyclotosaurus)。
2015年に新種記載された標本のようです。



ミュージアムショップ。


ニューメキシコ自然史科学博物館は、日本ではあまり見られない三畳紀の
標本が多いという事で、ずっと行きたいと思っていた博物館でした。
三畳紀の展示の幾つかは数年前に福井県立恐竜博物館の特別展等で見てはいたのですが、
フィトサウルス類の頭骨展示など、現地ならではの展示・雰囲気はやはり良いものです。
アメリカの他の自然史博物館に比べればそれほど大規模な施設ではありませんが、
展示物一つ一つに重要性や見所の多いものが多く、じっくり時間を掛けて見るには
丁度良い規模・質かと思いました。

ちなみにアクセスですが、アルバカーキにはトラムや路面電車のようなものは無く、
私は街の中心から片道徒歩40分ほどかけて往復しました。
またアルバカーキはタクシーが少ない街だそうで、ホテルや博物館で
タクシーを頼んでも少し(結構?)待たされる事もあるかと思います。


この博物館については、三畳紀ホールのリニューアル作業を紹介した
書籍が出版されています。写真も多いです。


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これまで訪れた海外の博物館・学会等の様子は
「世界の恐竜博物館見聞記」で紹介しています。


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■ヒューストン自然科学博物館

2018年11月2日 / 博物館・特別展見学, SVP・古脊椎動物学会, 海外

2018年10月
SVP・古脊椎動物学会参加前にヒューストンに寄り、
ヒューストン自然科学博物館を見学しました。


2012年に大幅な増築・リニューアルが完成した古生物ホールは
あのロバート・バッカー氏の指揮によるものだそうです。
そのせいか、展示されている恐竜・古生物骨格も全体的に
アグレッシブなポーズです。おまけに展示骨格の数も多いので
非常に見応えがあります。



そのアグレッシブな復元の代表と言えるのが、この後肢で立ち上がったステゴサウルスでしょう。


アロサウルスとの対峙、という構成です。アロサウルスはビッグ・アル2の通称で知られる個体。





こちらも後肢で立ち上がったディプロドクス。




ゴルゴサウルス。足元にあるのはブラキロフォサウルスのミイラ。





ティラノサウルス対デンバーサウルス
ティラノは愛称・Wyrexと言われている個体です。




ティラノサウルス対ケツアルコアトルス。
ケツアルコアトルスの全身骨格は、卵を守る2体と空を飛ぶ1体の計3体です。
こちらのティラノは愛称・バッキーと言われる個体。




ティラノサウルス対トリケラトプス
このティラノは愛称・スタンです。




そしてこの博物館の恐竜展示の目玉と言って良いトリケラトプス皮膚印象化石




ジュリエラプトル(julieraptor)


恐竜以外の古生物の骨格も充実。
こちらも他では見られない物・ポーズが多いです。



ポストスクス対デスマトスクス




ウィンタテリウム




泳ぐプラティベロドンを襲うメガロドン




疾走するキロテリウム。




キリンの仲間のシャンシテリウム




上から降ってくるマンモス&人間。恐らく狩で崖に追い詰められたマンモスと
巻き添えを食った人間、ではないかと(確認し忘れました)



全身骨格展示の数と迫力に圧倒されますが、もう一方で凄いのが
三葉虫コレクション展示。様々な形の三葉虫の見事なクリーニングが行われた標本が多数あります。










復元画の多くはJulius Csotonyi氏によるもの。
これは古生物ホール増築の際に製作されたものだそうです。


一方でおそらくリニューアル前からあったと思われる
ウィリアム・スタウト氏の作品も展示されていました。



スタウト氏の彩色画の原画を見たのはこれが初めてかと思います。
筆のタッチもじっくり見られて嬉しいです。



現生動物展示もしっかりしています。








こちらは驚異の部屋・ヴンダーカンマー風の展示





宝石・鉱物を加工した動物彫刻の特別展



この作風、見覚えなるな、と思ったら、昨年訪れたドイツ・イダー・オーバーシュタイン
彫刻師・Gerd Dreher氏の作品展でした。



ミュージアムショップ

まず入口にヘスペロサウルスが!


現代風のコーナーと

驚異の部屋風のスペースがあります。



隕石に立ち向かうアベンジャーズな恐竜達Tシャツ。




こちらはパックマン風。


リニューアルの際にはネットでも結構話題になっていた、アグレッシブな
ポーズの骨格組み立てを目当てに訪れた博物館でしたが、三葉虫コレクションや
その他の展示も素晴らしく、予想を大きく上回る内容でした。
ヒューストンといえばNASA=宇宙、というイメージでしたが
空港などではその宇宙関係と並んで自然科学博物館の紹介があり、
そして実際に展示を見て納得、確かにそれだけの規模・内容です。
今回ヒューストンでは宇宙関係施設までは見学出来ませんでしたが、
宇宙と恐竜・古生物、両方に興味のある方ならヒューストンは
絶対にオススメです!
アクセスも比較的簡単で、市内を走るトラムに最寄り駅があります。
ただ上りと下りで最寄り駅のホームが一つ違う通りになっていました。

ちなみに、博物館の近くには動物園もあるという事に帰国後に気が付きました。
見逃したのが残念です。


お昼は館内のマクドナルドでした。


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これまで訪れた海外の博物館・学会等の様子は
「世界の恐竜博物館見聞記」で紹介しています。


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■アメリカから帰国しました。

2018年10月24日 / 博物館・特別展見学, 海外, その他

アメリカから帰国しました。
ヒューストン自然科学博物館、ニューメキシコ自然科学博物館、
アルバカーキ動物園見学、そしてSVP(古脊椎動物学会)参加でした。









各施設・学会については、また後日このブログで紹介します。

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