カテゴリー「その他」の記事

都内某所巡り

2010年3月18日 / その他

3/15,16と東京。
15日は、まさか自分がここで買い物する事になるとは、
という、とあるお店で特殊な材料を購入し、
そのあとは某所で会議、というか懇談会?
恐竜やってて、こういう所に来ることもあるんだな~、と
なかなか不思議な感覚。
16日は、あの「骨の伊藤」こと伊藤恵夫氏の
特別授業に参加させて頂きました。
伊藤氏ならではと言っていい、牛の頭骨を題材にした実習。
伊藤氏の生徒さんである某美大の学生さんも参加されていて、
学生さんの作品を見て参考に出来るというのも良い経験に。
学生さんといえど、見せたい要素を的確に表現する
方法を技術として身に着けているのは、さすが美大生、
と面白かったですし、相手が学生さんが故に、
こちらもちょっと図々しく話が出来るのも楽しかったです。
伊藤氏も、締めるところはビシッと締めつつ、
一方で場の雰囲気を盛り上げ、学生さんたちもそれに
ちゃんと応え、実習を楽しんでいる、そんな感じでした。
実習場所も、名前は良く知っていますが、自分がそこに
行くことはあまり想像していなかったので、それも
なかなか面白かったです。
・・・・・・・・・・・・・・・
先日紹介した、台湾の造形作家さん達
ブログへのリンクを調整・追加しました。
そちらも是非、宜しくです。

『ぼくは恐竜造形家』

2010年2月20日 / その他

荒木一成さんの『ぼくは恐竜造形家』が出版されました。
これまでの日本における恐竜造形の歩み=荒木さんの活動、
みたいなものですから、最近恐竜造形に興味を
持たれた方には是非お薦めしたい本です。
もちろん、昔から荒木さんのファンだった方でも、
裏話等満載で楽しめます。
個人的には、この本を読んでいて
「恐竜造るのって結構大変なんだな~」と
妙に客観的な視点になれたのが面白かったです。
分かってるつもりのことでも、印刷物になった物を
読むと感じ方が違うものです。
それと、私もちょこっと出てきます。
ここ数年、学会に参加したり、研究者に思い切って
コンタクト取ってみたりと、随分図々しく立ち回るようになったな~、
と思ってましたが、何だ最初からそういうトコロあったんだ、と
納得したり。
・・・・・・・・・・
カーリング面白いすよね。
イギリス戦は解説含めて熱かったです、
というか解説も重要な要素。
ショットのフォームがすんごいカッコイイ。
スパイダーマンの決めポーズ的なカッコ良さ?
、、、、、東映版のほうな。

梅ヶ丘>幕張>神保町>新宿

2010年2月10日 / その他

6日
東京着 梅ヶ丘の鳥の工房つばさへ。
以前、絶滅鳥類を製作した折にバードカービングを
参考にしようとお邪魔して、いろいろとアドバイスを頂きました。
今回も先日完成したメイの写真を見て貰い、
バードカーバーの視点からの感想を聞くことが出来、
勉強になりました。また、今後の作品制作のために探していた
素材、まさにそのものも材料として売られており、
纏めて購入出来たのも嬉しかったり。
7日
ワンフェス。
前回にも増して、ほぼ自分のブースにベタ付きだったので、
レポートするネタが何もないのです。
その甲斐あって、いつも以上にいろんな方と
会えたような気がします。恐竜・古生物以外の
造形関係の友人・知人にはほとんど会えなかったけど。
残念。

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会場で唯一撮ったのがコレ。
先日の琵琶湖博物館での古生物学会にも参加されていた、
ヤマモト生物模型・ヤマモトさんによるトリケラ。
てっきりキットで販売するのかと思っていたら、
完成品、しかも塗装パターン複数。
完成品としては価格は控えめですし、
塗装も丁寧。造形もしっかりしているので、
なかなかお買い得な作品だったと思います。
とりあえず、この群れ状態を見て笑いましたが。
8日
メリベニさんと神保町で合流。
動物・自然科学系に強い古書店を梯子。
メリベニさんは哺乳類が得意分野なので、同じ書店で
物色しても微妙に私と見ているものが違いますし、
私が見落としていた本も気づいていたり。
9日
まず、某研究室へ取材、、、、なのかな。
いろいろとお話を伺っていると、疑問に思っていたことが
あっさり解決。いや~、やっぱり専門家・研究者って半端ないです。
その後は新宿に移動、昭和な喫茶店を梯子しつつ
打ち合わせ、というか雑談。
東京への出発前は
「しばらく造形から離れられるぞ~」なんて思ってましたが、
帰る頃には「早く粘土触りたい~!」となるくらい、
ヒントやネタを頂いた東京行きでした。
と、やけにあっさりなのは、帰宅に合わせて届くように
注文していたPCのセットアップで力尽きてるからです。
デスクトップマシンは約7年ぶりの購入で、
XP>7への移行でしたが、特に高度な事をパソコンでやらない
私には、あまり変わった印象がないですね~。

今年初納品

2010年1月11日 / その他

●今年、初納品。
といっても、大きな仕事では無く、
いつもの六甲昆虫館
根付風ストラップのヘノドゥス、ゲロトラックス、
ドレパナスピスを納品。

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ゲロトラについては、いろいろと解説しなければ
いけないネタがあるのですが、そこはまた後日。
で、六甲昆虫館でコレを購入。

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ペルー産の小型甲虫詰め合わせ。
どれも現地では特に珍しい虫ではないそうですが、
組み合わせ、配置のセンスでまさに宝石箱。
昆虫館に来られていた倉谷先生には
「(商品納品に来て)これ買っちゃったら、
 ミイラ取りがミイラ、だよな~」
と言われてしまいましたが、また同じような物が
作れるかどうか判らないですし、またこんな作品は
日本でもココでしか手に入りませんしね。
今回はもう私の負け(?)で良いのです。

明けました。

2010年1月1日 / その他

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       「おなじネコ科だから、、いい?」やっぱネコじゃダメだと、、、、
それでは、、、、
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、、、、、トラっぽくて、
かつサーベルタイガー(スミロドン)以外のネタを、
って事でコレを選んだら、
ティラコスミルスは有袋類で、
ネコ科ですらありませんでした。

まぁ、いいや。
今年もこんな感じで頑張りますので。
オマケ
s-R0010406.jpg
別角度。
カラースカルピー(スカルピー3)で製作。
色はスカルピーの色そのまま(牙は樹脂粘土。これも粘土の色のまま)。
画像に映らない裏側は造ってません。
このスカルピーの白色、
焼くと透明度がかなり高くなるのが誤算。
プリモの白ならそういう事無いんだけど、
ストックが無かったし。
復元に関しては、かなりナンチャッテ復元。
眼の位置がもう少し下じゃないと、ティラコスミルスらしく
ないかな、と。コッチよりもデビルねこくんのほうが
手間かかったんやけどね。
(元旦の記事はコメント不可なのは毎年の事なので)

きしわだホネホネワークショップ2009

2009年12月15日 / その他

12/13
前回に続き、きしわだホネホネワークショップ
参加してきました。
講師も前回に引き続き、なにわホネホネ団団長・西澤さん。
作業手順は、手羽先から肉を取って
>パイプ洗浄剤に約1時間漬けて、残った肉を溶かし
>さらに残った細かい部分をピンセットなどで取り除き
>漂白剤につけて、乾燥させて完成
作業に夢中になりすぎて、途中画像撮り忘れた、、、。
待ち時間に、ニワトリやタヌキの骨格、
さらには活きニワトリも登場して、鳥の骨格の
特殊性や、各部の機能などを判り易く解説。

s-s-RIMG0033.jpg
カゴに入っているニワトリは、このあと
子供たちに撫でられたり、抱っこされたり。
ムニムニいろんな所を触られても決して怒らない
本当に大人しい子で、その大人しさを買われて
このワークショップにスカウト(?)された、重要なスタッフの一員。

s-R0010361.jpg
という事で、手羽先はこうなりました。
本当は、ちゃんと板に接着剤で固定して、
ラベルも付けてなかなか本格的な標本として
完成させるのですが、いろんな角度から見たいので
私は板に固定させずに終了。
人生初自作標本。
西澤さんと言えば、今年は何と言っても
ホネホネサミットを大成功させた事でしょう。
ワークショップ終了後、恒例の飲み会で
ホネホネ団の活動や、ホネホネサミットの今後の
展望などを聴いていると、ホネでまだまだそんなに
面白い事出来るんだ、と圧倒されます。
こっち(古生物ネタ)も、もっと何か考えてみないとな~。
・・・・・・・・・・・・・・
最近、恐竜・古生物関係の洋書であまり面白そうなのが
出ないので、ネットで見つけたフランスで出版された本
Amazonフランスで注文、あっさり到着(当たり前だ)。
内容は、両棲類から恐竜以前までの脊椎動物について。
全ページフルカラー、文章も相当量なのに加えて、
イラスト・標本写真が写真集一歩手前状態で充実。
また印刷が良い上に、掲載されている標本が
質の高い物ばかりで、フランス語が読めないのが悔しい。
英語版が出たらそっちも買いますよ、コレ。

爬虫両棲類学会

2009年11月10日 / その他

週末は、泊まりがけで天理大学開催の
爬虫両棲類学会に参加して参りました。
同行者は、アクアプラント・守亜さん海洋堂・古田悟郎さん
はにわや工房さん鰐亀流工房さん
初日はあの千石正一先生の講演からスタート。
講演内容はシンプル。千石先生自ら撮影された
世界中の爬虫類・両棲類の画像と共に、その解説&
体験談。見た、触った、怒らせた、びっくりした、感動した、
噛まれた、逃げた、新種だった、等など。
こういう講演、真似できたら良いな、とか思うも、
流石に恐竜・古生物の展示物相手に
噛まれた、怒らせた、は無いわな。
今回、ちょっとした縁があってアクアプラント・守亜さんは
オリジナルTシャツを会場で販売出来る事に。
これ幸いと、販売スペースに居候していたら、
そのおかげで結構いろんな研究者さんと
お話する機会が持てました。
初日の夜は懇親会。
今回の学会参加の上での課題だったのが、
両棲類の専門家にコンタクトを取ること。
最近、化石両棲類への興味が増してきて、
その上で是非現生両棲類側からのご意見を
伺いたいことがあったのです。で、知り合いの
研究者さんから誰か紹介して頂こうかと思っていたんですが、
結局辿り着いたのが、あの松井正文先生
もう、これ門外漢だからこその図々しさかも知れない。
随分ポイントのずれた事も言ってしまったかと
思うのですが、気さくにお話して下さいました。
次に、学会に参加するなら是非ご挨拶したかった
星野一三雄さんの所へ。
今回、学会に参加してみる気になったのは、
一つは疋田先生との縁がありますが、もう一つは
星野さんのAll Aboutでの学会レポートを読んで
その内容が一般の方に学会の事を
非常に分かり易く解説されていて、かつ
私が常々古生物学会に参加して
思っていた事と一緒だったから、というのが
あったからなのです。この雰囲気ならちょっと
様子を伺いに行っても大丈夫かな、と。
星野さんの活動は、研究者ではない立場で
その分野のあまり表に出ない部分の面白さを伝える、
ということでは、とても参考になる部分が多いのです。
今回、この機会に実際にお会いしてお話を伺えて
良かったです。
今学会では高校生が発表されていたり、ただの爬虫類好きです、
なんて参加者も結構居られたり。学会というものへの敷居の高さは、
参加する側の人間の心の持ちよう次第なんだな、と。
折角興味があるんだったら、毎回とは言わなくても、
近場で学会が開催される時はちょっと思い切って
参加しても損は無いよ、というのは古生物も
爬虫両棲類も一緒ですね。
会場でお世話になった皆様、とんだ門外漢の闖入で
ご迷惑お掛けしたかと思いますが、ありがとうございました。

アクアプラント個展

2009年9月21日 / その他

19日
東京に到着してまずは帝国ホテル・アーケードへ。
今回のアクアプラント・守亜さんの個展の会場・
花影抄さんのブログで知った皆川禎子さんの
作品
を見に。
ガラスならではの柔らかいラインと、
昆虫のシャープなデザインが調和した作品。
次に新宿へ。買い物ついでに、オオゴシさんのブログで
紹介されていた模型ファクトリーへ

品揃えが豊富な模型専門店、というより、
模型や模型制作を軸とした趣味の広がりをサポート
するという感じの、ちょっと面白いコンセプト、かな?
マルイの中の立地という事で、ちょっとシックな内装と、
塗装ブースも備えた作業スペースを前面に配置した
店舗作りが、いままでの模型店に無い方向性。
ちょうど私が訪れた時は、小学生くらいの子供さんが
恐竜骨格模型の塗装体験をしていて、
それを通りすがりの女性客が興味深そうに
見てました。あの立地ならではの風景かも。
さて、いろいろ寄り道をして、ようやく守亜さんの個展会場へ。
ブログで告知したとはいえ、特に個別に誘った訳でも無いのに、
久正人さんRC GEAR横山さんと、いつもの面子が
ちゃんと集まるのが流石というか。
20日
午前中は国立科学博物館へ。
もう何回行ったか分かりませんが、何か新しい造形ネタが
決まると「そいうえば科博に骨格あったよな。
でも、ちゃんと画像撮ってないから、また撮り直さなきゃ」
を繰り返してるような。
科博ではメリベニさんと合流。現生・絶滅種共に
哺乳類に関しての知識は私よりずっと上なので、
いろいろと解説して貰いながらの見学。
午後は、メリベニさんと、再び守亜さん個展へ。
ここでまた、知り合いとお会い出来たり、
思わぬ人と会う事が出来たり。
いや、人の個展で何やってんだか、という感じでは
ありますが。
今回、個展会場の画像は撮ってませんので
悪しからず。実際に見て、手にとって貰って、
作者本人にお話を伺うに越したことがないので、
是非会場へ足をお運び下さい。

化石両生類本と化石象類本

2009年8月14日 / その他

「The RISE of AMPHIBIANS」が届きました。
化石両棲類の専門書。
骨格図も多数掲載。それぞれはネットや他の専門書にも
あると思うのですが、やはり纏まっていると嬉しい。
恐らく文章もかなり興味深い内容と思われます。
で、トキメキポイント。

RIMG03790001.jpg
みんな大好きゲロトラックス!
頭部のみならネットにも画像はありますし、
ちょっと前にJVPにも詳細な論文が出てましたが、
一般書で胴体付きなかなか見られないはずです。
「Note heavy armor plating,both dorsally and ventrally」
という一文がヒジョーに気になります。
そういや、コイツの特徴である3対の外鰓の
根拠って何なんだろう、、、。
とにかく他に類書が無いですし、化石両棲類好きの方は
押さえておいて損のない本かな、と。
●もう一冊
「マンモスが地球を歩いてきたとき」翻訳版の発行は2005年なのですが、今年になって
きしわだ自然資料館のショップで初めて存在に気づき購入。
マンモスの進化と発見史が簡潔に纏まっています。
翻訳の高橋啓一先生に先日お会いしたのですが、
「文章は子供向けですが、内容のレベルは結構高いですよ」
との事でした。
マンモスに興味はあるけれど、専門書はまだちょっと
ハードルが高い、という方には是非お勧めです。

北海道 2日目~3日目

2009年7月21日 / その他

前回からの続きです。
講演会の会場はほろしん温泉のホール。
北海道大学博士課程で首長竜の研究を
されている望月さんも駆けつけて下さいました。
札幌から車で3時間かけて来て下さり感謝なのですが、
そこはやっぱりいろいろと私の手伝いをさせられるハメに(笑)。

RIMG01760006.jpg
講演中。撮影は望月さん。
望月さんは、カメラ係だけではなく、ワークショップに
遅れて参加された方への対応や、講演中に専門的な部分での
補足をお願いしたりと、いろいろと助けて下さいました。
講演参加の方は、日頃から化石館の活動に参加されている方が
多かったそうなのですが、それだけに熱心に話を聞いて下さり、
こちらも楽しくお話させて頂けました。
時間が前後しますが、講演前、温泉のレストランで
昼食を取っていると、望月さんが温泉の名前が
印刷されている割りばしの袋を持って帰る、と。
理由を聞くと「ほろしん=Holocene、つまり完新世。
ぜひ大学の先生方に見せたい」との事。
感心すると共に、今まで気づかなかった自分の
勉強不足も痛感。
新生代については、まだまだ知識が足りません。
講演のあとは、タラソメドンの骨格をさまざまな
角度から観察しつつ、望月さんによる首長竜に関する
レクチャー。望月さんは首長竜の泳ぎ方について
研究されているので、復元模型を造る者にとっては
直結するネタが続々と。
化石体験館ジオラマ用に制作した首長竜は
望月さんの復元に関する見解をいろいろと取り入れています。
上手く纏められたか不安だったのですが、
作品を直に見て望月さんも大変喜んで下さったようで、
ホッとしました。

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一周年記念、サメの歯化石封入ストラップ。
化石館スタッフが制作した物です。
こういう小物から全身骨格まで、
化石館学芸員の篠原さんとレプリカーズの皆さんは
大概の物を自前で用意してしまいます。
そして結局、札幌への帰路も望月さんにお世話になる事に。
化石館を出発して少しすると望月さんが
「これ、画像撮っておくべきでしょ!」
RIMG02060011.jpg
北海道だし、ナコルルと組み合わせると
かなりの破壊力の観光資源になるよーな。
ちょっと先にある「とまれ」の表示が
「あんまり夢中になりすぎるなよ」のメッセージかのよう。
札幌に到着後は2人でジンギスカンで夕食で1日終了。
北海道最終日は、北海道大学総合博物館で望月さんと
合流。学食で昼食食べたり、植物園を見学したり。
いろいろと面白かったんですが、長くなりそうなので
今回はここらへんで。

RIMG02850014.jpg
こんな物が空港にあるんだから、
すごい浸透っぷりだ。

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