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「モササウルス研究会」&「解剖医ハンター」

2011年1月20日 / その他

今週の日曜(23日)、きしわだ自然資料館にて
「第4回 モササウルス研究会」が開催、私も講師やります。
「モササウルス研究会」もこれで最後になりますので、
是非ご参加下さい!
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『解剖医ハンター』 良いよ、って話をツイッターで
していたら、思わぬ展開になったので、その辺を
纏めました。
「『解剖医ハンター』おススメです!」

1巻の時から、作画にあたっての資料の読み込みや考証が
相当大変そうで、でもそれをしっかりこなしつつも、
特に強調も説明もせずサラりと描いているスマートさ、
そしてマンガとしての面白さが両立している事に
感心していましたし、その辺、こちらの仕事と共通する
部分にも感じていたので、今回ツイッターを通じてご本人と
お話出来たのはとても嬉しかったです。
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ついでに、これまでも紹介していますが、
ツイッターでは恐竜・古生物関連企画をやっています。
そちらも宜しくです。
そろそろ次の企画も準備しなければ。

久々の古生物本紹介

2011年1月8日 / その他

「The Artist & The Scientists」
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 オーストラリアのアーティストと2人の古生物学者が共同で関わった仕事を、それぞれの立場の見解も含めて紹介しています、、、、と思うんですが、何せ英語なんで「って感じかな~」な理解です。各仕事の項が研究者サイドとアーティストサイドの2つに分けられた構成になっています。
アーティストのPeter Trusler氏は
「Magnificent Mihirungs」「Wildlife of Gondwana」の表紙を含むイラスト等、オーストラリアの古生物本ではお馴染みと言って良い人。今回紹介の本は氏の画集という面もあり、見るだけでも十分楽しめます。
 で、そのTrusler氏のイラストを使った切手が発行されていまして、それは随分前に入手していたのですが、これがまたなかなか凝ったもので。小冊子(といっても、しっかりした作り)状態で、切手に採用されているイラストも別枠で大きく紹介されており、なおかつ
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 と、骨格から始まり、その上に下の透ける紙に印刷された筋肉図、生体図が重なっていくページも(画像は2枚だけ。全部見たい方は、是非その切手か、同じイラストが掲載されている「The Artist & The Scientists」を)。先にあげたオーストラリアの古生物本もどちらも非常に良い内容ですし、良い作品が良い本(造本も含めて)に使われている、見ていて嬉しくなる仕事の数々です。
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 6日は、きしわだ自然資料館特別展「モササウルス」会場にて、古生物の話題を通じてツイッターでやり取りをするようになったお二人とプチオフ会。普段、ほとんど関わる事が無い分野のお話をいろいろと伺えた上に、それが自分にとって参考になる話題も多く楽しい集まりになりました。

明けました。

2011年1月1日 / その他

エピガウルスEpigaulus2
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今年のネタはケラトガウルス(Ceratogaulus)、、、
というかエピガウルス(Epigaulus)のほうが通りが良いかも。
今はエピガウルスはケラトガウルスとして
扱われているようです。系統としては齧歯類、現生では
ヤマビーバーが比較的近縁種(かな?)、
とにかくウサギネタとしてはかなりのお題違いです。
と言って、次の子年はまだまだ先ですし、
化石種のウサギ類ネタで良いのが無かったので、
ウサギっぽい雰囲気の古生物という事でコレにしました。
とは言え、今回は雰囲気先行&デフォルメデザインの
造形なので、正確性は全くないです。
色も正月&ウサギっぽく、って事で白です。
材料はカラースカルピー。
スカルピーの色をそのまま使っているので、
塗装は一切していません。

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国立科学博物館のエピガウルス全身骨格。
もう一度、しっかりと造ってみたいです。
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ではでは、今年も宜しくお願い致します!
(大晦日・元旦の記事にコメント欄が無いのは毎年恒例ですので)

大晦日

2010年12月31日 / その他

23日の「モササウルス展」ギャラリートークの後は、
忘年会に2つほど出た以外は、ほぼ外出無しでした。
年末年始の時間がある内に、いろいろ作業を進めたい、
来年に向けて下準備を出来るだけしてしまいたいと
欲張りすぎた感が。先ほど、やっと一息つけた所です。

という事で、来年に向けての景気づけに。
「全力全開イイ湯加減 全力全身ぬるま湯加減♪」
良い歌詞です!
今年もあと残すところ僅か。
皆さん、良いお年を~。

来年もしゃべります

2010年12月28日 / その他

●来年1月28~30日開催の日本古生物学会例会の
プログラム
が発表になりました。
29日には今年冬の学会に続き、夜間小集会・
「研究者×博物館×アーティスト 小規模特別展の可能性
~きしわだ自然資料館特別展「モササウルス」の事例より~」
を行います。私も特別展「モササウルス」関係者として
参加、お話する予定です。
同じ時間ある他の夜間小集会も面白そうで、
そっちに参加出来ないのが残念だったり。
●その特別展「モササウルス」の会期は1月30日まで。
1月9日と23日には「モササウルス研究会」を行います。
どちらも私が講師の一人として参加します。
こちらも是非宜しくお願い致します。
特別展「モササウルス」公式ツイッターも宜しく。
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●恐竜・古生物ブログ「Extinct Creatures」更新。
 今回はヘリコプリオンです。
イラストはヤマモトさん、文章は私です。
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アクロカントサウルス、年内に造形は終わらせて、
年明けに塗装開始と思ってたんですが、ちょっと無理かな~。

忘年会梯子

2010年12月25日 / その他

12月21日。
この日は毎回お世話になっている京都大学・
近畿古脊椎動物学ゼミの今年最後の発表&忘年会。
本来ならこれに参加するのが礼儀というものなのですが、、、、
日本酒とスッポンと魚に釣られ疋田努先生の
京都大学・動物系統学研究室の忘年会へ!
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疋田研の飲み会と言えば日本酒。
アルコールは弱くて、普段は日本酒は全く飲まない
私ですが、この集まりで出される日本酒は大丈夫。
美味しいし悪酔いもしない。といっても、トータルで
紙コップ2杯くらいが限度ですが。また皆さんの
日本酒談義も楽しいのです。

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スッポン!疋田先生が捌きました。美味い!
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魚!これがまた美味い!
で、そんな御馳走を頂きながら現生動物や古生物の
話をいろいろと伺い、頭もお腹も一杯に。
といっても、やっぱり自分のメインの古生物をおろそかに
してはイケません。という事で、疋田研の忘年会を
少し早目に切り上げ、いつも古脊椎動物学ゼミの懇親会で
使う居酒屋さんに行ってみると、皆さん居られました。
お世話になっている松岡廣繁先生他、学生さん方にも
一年のお礼を言う事が出来て良かった。
オマケ
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とうぜんでしょー。

御所浦滞在記 その5(御船編)

2010年9月1日 / その他

8/24
午前中は、御所浦白亜紀資料館の資料部屋で
学会誌漁り。

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これも今回の御所浦滞在の目的の一つ。
時間があるので、自分の持っていない学会誌の
バックナンバー等にゆっくり目を通せるのです。
午後に熊本市内へ移動。
船、電車で約2時間半。
その日は市内のホテル泊。
8/25
バスで御船へ。

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御船町恐竜博物館到着。
なかなか出来の良いティラノが出迎えてくれます。
学芸員・池上直樹さんの案内で恐竜化石発掘地を見学。

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この露頭は天然記念物に指定されています。
もちろん、きっちりとガードされています。
博物館の展示は撮影可ですが、ネット公開は不可との事。
現在、まさに研究中の化石も展示されているので、
いろいろと難しい面もあるのでしょう。
それだけ貴重な物が展示されているという事でもあるので、
是非、実際に博物館を見学されるのをオススメします。
また、展示室の様子は博物館サイトで見る事が出来ます。
数多くの内容の恐竜・化石関連のワークショップが
用意されているのもこの博物館の特徴。
見学に行かれる時には、ワークショップの日程を
チェックされると良いかと。
この日は博物館近くの旅館泊。
夕食で隣の席に居られた男性が、とても気さくで、
かつ歴史等に造詣の深い方で、いろいろと話が盛り上がり、
楽しい食事になりました。
8/26
御船町恐竜博物館で、恐竜復元画挑戦ワークショップと
恐竜造形教室
を担当。
相変わらず、画像撮り忘れてますが。
県外の博物館から見学に来て下さった方も居られて、
教室の感想等、いろいろとお話を伺えて勉強になりました。
夜は、皆さんと地元料理で食事。
オススメのお店だけに、これまた美味しい料理ばかり。

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熊本といえば馬刺し&馬レバー刺し。

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だご入り馬汁。
熊本編続く

SF大会2日目

2010年8月9日 / その他

前日の「SF古代生物の部屋」、感想を書いて下さっている
ブログを発見。
しのしの記
nigatu23の日記ありがとうございます!
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8/8
SF大会2日目。
今日の目的は
「もはやSF!?台湾人形劇『霹靂』がやってくる」参加。

3月の台湾訪問の折に「霹靂」の事を知り、
その際、案内して下さった方に基本的な事は一通り教わっていて、
日本に帰って来てから動画はちょくちょく見てるんですが、
アメコミヒーロー物並の歴史とストーリーの蓄積があり、
さらに言葉の壁もあって、「なんだかわからんがカッコイイ」
程度の楽しみ方しか出来ていなかったのです。
今回の企画では、その今までの歴史をざっくり解説されて、
世界観をなんとなく把握。
その後は、解説・通訳付きのクライマックスシーン鑑賞会。

かなりの強力キャラの上、悪に対しての容赦無さっぷりに
「暴力和尚」と揶揄されていると言う一頁書VSこの時の物語上
最強キャラらしい源武蔵の決戦シーン。どんな理由で闘って、
どういう理屈で決着が付いたか判らなかったんですが、
今回の解説でスッキリ。
エエ話しや、、、、。
すべてのキャラクターの声を一人で演じているのも見所。
元々が街頭劇から始まっているので、その頃からの伝統なのだとか。
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モモーイライヴは、整理券の競争率高そうなので、
諦めました。生モモーイは一度見てみたかったんだけどな~。
来年のSF大会は静岡、9/3、4開催。
ムムム、、、(←何か企んでる)。

六本木>幕張>京都

2010年7月28日 / その他

●7/24
六本木ヒルズで開催の「世界最古の恐竜展」に合わせて
開催の恐竜折紙教室見学、のつもりが遅れて到着してしまい、
すでに教室は終了。スタッフの方と私が担当の教室の打ち合わせの後、
その日の教室を担当されていた折紙作家・高井弘明さんと飲み会。
●7/25
幕張メッセで開催の
ワンダーフェスティバルにディーラー参加。
今回は徹底した篭城戦。多分、10分程度しか外に出てないはず。
という事で、毎回見に来て下さる方や知り合いとは、確実に
お会い出来たはずですが、一方で他のディーラーさんの作品は
近くで出展していた知人のものさえ見れてません。

「Extinct Creatures」を私と主催しているMeribenniさんが、
最近手に入れたという洋書を自慢するためにワンフェス会場に。
実際に非常に良い本なんですが、Meribenniさんの
「この本、知らなかったでしょ~」という、
してやったり感が悔しいので、その本に加えてMeribenniさんが
購入を見送ったという同シリーズの他の巻も即発注。
造形で負けるより、情報・資料収集戦で負けるほうが悔しい。
(造形作家としては、どうかと思うなぁ)。
●7/26
東京から京都で新幹線を下車して京都大学へ。
近畿古脊椎動物学ゼミ・通称「骨ゼミ」に参加。
発表終了後、ゼミに参加されていた学生さんからの
情報で、某研究室のパーティー(学生さんの修士論文完成記念だとか)に
図々しく押しかけ、美味しい日本酒と魚料理を頂き、
でも短い時間で切り上げて、骨ゼミの飲み会へ。
こちらはこちらで、今日の発表についてや、
その他古生物話&御所浦感想報告、SF大会の打ち合わせ等など。

頂きました!

2010年6月6日 / その他

先日の台湾訪問の折に大変御世話になった
Suchusさんより、1/48アジアゾウが送られてきました。

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レジンで複製したものを塗装をして、ベースまで
付けて下さっています。
この作品は、単に「アジアゾウ」を造った訳ではなく、
「林旺」という名前の、台湾市立動物園で飼育されていて、
台湾の方には馴染み深い個体を再現しています。
形だけでなく、体色・模様までも細かく観察、表現しているそうです。
また、ディテールも、レジン複製後に気になった部分は、
レジン版に更に手を加えて完成させるという拘り。

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1/48という事で、全長約10cm程度の小さなサイズですし、
またポーズや見せ方等に派手さはありませんが、
造形の丁寧さ、「林旺」というゾウへの思い入れと
こだわりが詰まっていて、さらには作者であるsuchusさんの
人柄まで伝わってくるようです。
お宅にお邪魔させて頂いたSkinkさんも、
あの後、素晴らしい作品を制作されています。
こちらの完成品も実際に見てみたいですね~。

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