古生物学会 in 沖縄 その2

2009年2月2日 / 日本古生物学会


沖縄2日目。
この日は琉球大学で口頭&ポスター発表。

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大学構内の建物もシーサーに守られてます。
今回も興味深い発表がいくつか。
先日、神戸大丸でのワークショップを手伝って頂いた
京大院生・黒須さんはプロトケラトプスの歯に関する
発表をされてました。
林原古生物学研究センター・松本幸英さんによる
サウロロフスの足の復元に関するポスター発表は
復元イラストや造形の人間にとっては、直結する内容。
これからの研究如何によっては、地味な部分ですが
復元が変わりそうです。
ポスター賞に選ばれた東大・冨田武照さんの
現生サメの呼吸システムの研究は、化石種の復元にも
応用できるもの。というか、冨田さんは化石種の
生態復元のために現生種の研究を精力的に
続けられています。化石種のサメの復元についてなら、
日本なら冨田さん、って感じですね。
そして、今回何といってもインパクトが大きいのは
国立科学博物館・甲能先生その他によるデスモスチルスに
関する発表。これもこれからの研究の進展が非常に気になります。
やっぱり、デスモスチルスは一筋縄ではいきませんねぇ。
毎回恒例、大学食堂で食事。

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チキンカツ卵とじ。かなり美味しい!
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食堂のテラスから。
今晩はどこの飲み会に紛れ込もうかと思案していると、
高桑先生から
「今日の夜は、ヤギで良いですよね、、、、」
ヤギ!? えーと、カプリコーン・シュラの、あの山羊ですか?
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そう、山羊なんです。

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山羊の刺身。
臭みもなく、結構美味しい。

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山羊の心臓、、、、、と最初にお店の方から
説明されましたが、全員が食べたのを確認した後で
「実は○○○マ」とネタバラし。

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山羊汁。
人によって好み分かれる味、、、っていうか匂い。
沖縄の人でも苦手な人が多いんだそうで。
私はちょっとダメでした(でも完食しましたよ)。

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「カメのきた道」「最新恐竜学」の著者・早稲田大学・平山先生、
「シーラカンス」著者・北九州市立自然史・歴史博物館・薮本先生
「恐竜ハンター」日本語版監修・群馬県博・高桑先生等等の
研究者に我々のようなアマチュアの恐竜・古生物好きが
一緒になって盛り上がっております。
飲み会終了後、ホテルまでの帰りのモノレールで
薮本先と一緒になったので、いろいろとシーラカンス話を。
薮本先生は、著書のシーラカンスのイラストを
ご自分で描かれただけあって、造形屋としての
こちらの質問の意図もよく分かって頂けるのです。
当面シーラカンスは造る予定は無いのですが、
やはり押さえておきたいメジャーキャラですから、
こういう機会は嬉しい。
ちなみに、こういう質問をしてみました
「藪本先生がシーラカンスの復元画や模型を見る時、
 どこを一番のポイントにしてます?」
さて、答えは、、、、、、、、秘密(笑)。
別に口止めされてる訳でもないですが、
思い切って質問した人間の役得って事で。
続く

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