御所浦滞在記 その7

2010年9月6日 / 恐竜・古生物

ここで、御所浦白亜紀資料館の展示紹介。
以前の紹介(その1その2)と合わせてどうぞ。

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恐竜展示。小規模ながら、恐竜に関しては一通り
解説&展示があります。

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御所浦で発見された植物食恐竜展示。
全身の各部が見つかっています。

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翼竜・トゥプスクアラ。
地上姿勢の骨格はちょっと珍しいかも。

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御所浦産の恐竜化石展示。
日本でも最大級の肉食恐竜の歯が見つかっています。
アクロカントサウルス頭骨は、御所浦産の歯との
大きさ対比用。

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御所浦で発見された哺乳類・コリフォドン。
かなり状態の良い頭骨が見つかっています。

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御所浦の各地層の化石の展示。
御所浦編、あと一回続きます。

御所浦滞在記 その6

2010年9月4日 / 恐竜・古生物

8/30、31
この2日間は予定無し。
チェックした資料を纏めたり、
クルージングツアーに参加したり。

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恐竜足跡化石発掘地。
実際の化石は掘り出され、同じ場所にレプリカが設置されています。

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御所浦で最初に恐竜化石が発見された場所
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白亜紀の壁
各地点の詳細はこちらを。
31日の夜はアクアマリンまつながさん主催の飲み会
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料理しか画像撮ってないや。
アクアマリンまつながさんは、御所浦白亜紀資料館前の
港に設置されている恐竜モニュメント等を
製作されています。
リアルかつ凝った見せ方の作品は地元では有名。
アクアマリンまつながさん作品を見て回るのも
ちょっとした観光になっているとか。
私が御所浦に滞在している間にも、地元テレビ局のニュースで
2度、作品が登場していました。
これからは、さらに復元としても精度の高い恐竜作品を
製作したい、という事で、私のワークショップにも参加して下さり、
またこうして一緒に食事する機会も作って頂きました。
御所浦編 続く

御所浦滞在記 その5(熊本ー御所浦)

2010年9月3日 / 恐竜・古生物

御船町恐竜博物館での
ワークショップの画像を送って頂きました。

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8/27
さて、熊本と言えば阿蘇山、
阿蘇山と言えばラドン、は当然な訳ですが、
熊本市内&熊本城と言えば
ウルトラマンティガ・イーヴィルティガ編
忘れてはいけません!!
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「観光」ではない、「義務」なのだ!
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お!
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という訳で、今回の「スイーツと城」。
売店では、このブログにコメントして下さっている
たくぼん。さんが製作に関わった
拘りの再現度を誇る「熊本城プラモデル」
威風堂々と販売されていました。
城マニア、必携です!
で、夕食前に御所浦へ帰還。
8/28、29
夏休み最後の週末は御所浦白亜紀資料館にて
「恐竜復元画ワークショップ」を開催。
午前中はいつもの内容を行いましたが、
午後は折角博物館での開催という事で、
展示物の大型肉食恐竜の頭骨をスケッチして、
それを元に復元画を描いて貰うという内容に。
初めての試みで、対象年齢は少し上げたものの
それでも難易度が高いかな、と不安もあったのですが、
結果的にはこちらの予想を上回る作品に仕上がっていました。
また、実際に頭骨を間近に見てのスケッチ作業なので、
その作業中にいろいろと頭骨の事や恐竜の事を
話していて説得力があったように思います。

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資料館見学に来ていた子供さんと。
可愛いリアクションだ(笑)。

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お姉ちゃんも一緒に。
御所浦編 続く

御所浦滞在記 その5(御船編)

2010年9月1日 / その他

8/24
午前中は、御所浦白亜紀資料館の資料部屋で
学会誌漁り。

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これも今回の御所浦滞在の目的の一つ。
時間があるので、自分の持っていない学会誌の
バックナンバー等にゆっくり目を通せるのです。
午後に熊本市内へ移動。
船、電車で約2時間半。
その日は市内のホテル泊。
8/25
バスで御船へ。

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御船町恐竜博物館到着。
なかなか出来の良いティラノが出迎えてくれます。
学芸員・池上直樹さんの案内で恐竜化石発掘地を見学。

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この露頭は天然記念物に指定されています。
もちろん、きっちりとガードされています。
博物館の展示は撮影可ですが、ネット公開は不可との事。
現在、まさに研究中の化石も展示されているので、
いろいろと難しい面もあるのでしょう。
それだけ貴重な物が展示されているという事でもあるので、
是非、実際に博物館を見学されるのをオススメします。
また、展示室の様子は博物館サイトで見る事が出来ます。
数多くの内容の恐竜・化石関連のワークショップが
用意されているのもこの博物館の特徴。
見学に行かれる時には、ワークショップの日程を
チェックされると良いかと。
この日は博物館近くの旅館泊。
夕食で隣の席に居られた男性が、とても気さくで、
かつ歴史等に造詣の深い方で、いろいろと話が盛り上がり、
楽しい食事になりました。
8/26
御船町恐竜博物館で、恐竜復元画挑戦ワークショップと
恐竜造形教室
を担当。
相変わらず、画像撮り忘れてますが。
県外の博物館から見学に来て下さった方も居られて、
教室の感想等、いろいろとお話を伺えて勉強になりました。
夜は、皆さんと地元料理で食事。
オススメのお店だけに、これまた美味しい料理ばかり。

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熊本といえば馬刺し&馬レバー刺し。

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だご入り馬汁。
熊本編続く

御所浦滞在記 その4

2010年8月31日 / 恐竜・古生物

8/23
この日も、資料館学芸員さんのご好意で
御所浦巡りの続き。

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御所浦町で一番高い烏峠展望台から。

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ここにも化石が。

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アンモナイト館。
地層から露出している大きなアンモナイトの
その上に立てられています。

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上から見下ろすとこんな感じ。

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前回のパラサウロロフスに続き、ギガノトサウルス鉄骨製骨格
資料館に戻ってからは、展示骨格を元にイラストを製作。
疑問があれば、すぐに展示物を見て確認出来るのが嬉しい。
製作途中の物を学芸員さんに見てもらって、
いろいろ話し合えるのも楽しいのです。

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この日の夕食。地元で採れたアジ等の魚料理。
御所浦編 続く

とりあえずの報告と、お知らせ(追記有り)

2010年8月30日 / 恐竜・古生物

●御所浦滞在記の途中ですが、
昨日(29日)で夏期の講演、ワークショップ、
すべて無事終了しました!
お手伝いして下さった皆さん、参加して下さった皆さん、
ありがとうございました。
この夏は、講演・ワークショップ共に新ネタが多く、不安な部分も
ありましたが、お手伝いの皆さんのサポートと
参加者の皆さんの予想以上の反応・集中力に助けられました。
持ちネタが増えた分、これからもこういう機会が増やせれば
良いな、と思っています。

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御所浦白亜紀資料館でのワークショップから。
その他、ブログでレポート済みのワークショップ、講演纏め
六本木ヒルズ・京都大学総合博物館・日本SF大会・板橋区立教育科学館
●学芸員の方から連絡頂きましたので紹介。
葛生化石館にて開催中の『植物の進化展』にあわせ、
講演会「植物進化のはなし」が開催されます。
講師の大花先生は、学会等でもお話させて頂いた事がありますが、
とても気さくでお話も楽しい方です。
恐竜や古生物を楽しむ上で、絵や模型の背景としても、また
動物達の餌としても植物は重要です。
また、葛生化石館にはペルム紀の最大級の肉食動物と言われている
イノストランケビアの全身骨格が展示されています。
全身組み立て骨格の常設展示は日本国内では
珍しい(唯一?)ですので、未見の方はこれを機会に是非。

御所浦滞在記 その3

2010年8月27日 / 恐竜・古生物

8/22
この日の午前中は、化石セミナーの一環として
私の復元画ワークショップと講演。
前日の化石採集が本当に楽しそうだっただけに、
ワークショップと講演は物足りないかな、
と心配しましたが、結構楽しんで頂けたようで
安心しました。
(自分のデジカメでの撮影を頼むの忘れてしまったので、
画像は無しです)。

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続いては、化石クリーニング体験。
前日、自分で採集した化石をクリーニング。
簡単な道具を使った、簡易な方法ですが、
それでもなかなか奇麗にクリーニングしてしまう子も。
閉会式の後は、資料館スタッフと一緒に参加者皆さんを港で見送り。
船が見えなくなるまで大きく手を振って見送ります。
セミナーに参加出来ただけでなく、参加者を見送る側になれた事も
とても良い経験になりました。
さて、セミナーも終わり、一息ついた所で、
今度は私の御所浦めぐりがスタート。

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地層が奇麗に見えている露頭。

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「ニガキ公園」
化石が入った岩石をそのまま設置しています。

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島内に幾つか設置されている鉄製骨格の中の一つ。
どれも単純なラインにアレンジされているものの、
とても出来が良いのです。特にこのパラサウロロフスは
設置場所が良く、とても絵になる画像が撮れるのです。
まさに「恐竜の島・御所浦」です。

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さて、夕食。
この日は「流石に魚料理ばかりでは飽きるでしょう」という
気遣いで、焼肉です。焼肉のタレは使わず、塩胡椒に甘酢、
という味付けなのですが、これが美味しい!
化石セミナーで他の民宿等に宿泊された方も、
皆さん「食事がおいしかった」と言っておられました。
きっと、各宿で自慢のお魚料理が振る舞われたのでしょう。
御所浦編 続く

御所浦滞在記 その2

2010年8月24日 / 恐竜・古生物

8/21
この日から2日館、御所浦白亜紀資料館の
人気企画・夏休み化石セミナー後期日程。
今回は、セミナーの一環として、私のワークショップ&講演が
組み込まれています。
という事で、初日の化石採取にも同行。

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船で移動。
今回の採取地は車では行けない場所なのです。

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まず船で20分、そこから徒歩10分程度。
船で移動、というと大変そうですが、町から数十分で
化石採集地到着はかなり良いロケーションでは。

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学芸員&専門家の指導の元の採集活動。
指導があっての安全かつ効率の良い採集。
もちろん、許可がなければ化石採集は出来ません。
詳しい調査、研究が必要な物は資料館へ納める事になりますが、
持ち帰れないくらい貝化石が見つかります。
あまり荷物を増やすと大変なので、最後には持ち帰る化石を
選ぶ事になるのですが、選び切れなくて悩む参加者続出。

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夕食。地元の鯛&蛸がメイン。
化石セミナー参加の方が一組、同じ民宿に宿泊。
以前、ここに宿泊した事があるとの事。
この男の子とは、食事中や部屋に戻っても
恐竜話をいろいろと。
一泊二日のスケジュールで時間に余裕もあるので、
参加者同士で仲良くなりますし、地元の方との交流の機会も増えます。
御所浦編 続く

御所浦滞在記 その1

2010年8月21日 / 恐竜・古生物

8/20
先月に続き、再び御所浦へ。

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離島という事での船でのアクセス、港には恐竜のオブジェ、
そして目の前に御所浦白亜紀資料館
日本で一番ジュラシックパークのテーマ曲が似合う
シチュエーションかも。
今回は資料館すぐ側の民宿に滞在。
御所浦についたのは午後6時前。
資料館の皆さんに簡単に挨拶の後は、早速宿泊先で夕食。

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地の物を使った料理が並びます。
素材も味付けも抜群!
連泊の場合は、昼食も出ます。
ついでに、無線LANでネット環境もバッチリ。
すぐ側は資料館ですから、
言わば「三食・ネット・恐竜付き」。
私のような人間にはパーフェクトな条件なのです。
熊本・御所浦編、続く

熊本での予定&ワークショプat御船恐竜博物館

2010年8月19日 / 恐竜・古生物

先月に続き、再び熊本県御所浦です。
今回は約2週間の熊本滞在。
滞在期間中は、
8/21-23 御所浦(御所浦白亜紀資料館)
8/24   御所浦から熊本市内へ移動
8/25-26 御船(御船町恐竜博物館)
8/27   熊本市内から御所浦へ移動
8/28-31 御所浦(御所浦白亜紀資料館)
となります。
御所浦白亜紀資料館での作品展と
ワークショップ開催に関してはこちら
加えて、8/26には御船恐竜博物館にて
ワークショップ開催です。

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会場にお越しの際には遠慮なくお声をおかけ下さい。

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