【恐竜・化石グッズトークのお知らせ】
2014年7月18日 / お知らせ
【恐竜・化石グッズトークのお知らせ】
7月23日 東急ハンズ梅田店・ハンズカフェにて18:30〜
申し込みはこちらから。
ハンズカフェでの恐竜・古生物トーク企画も、もう8回目。
来月も開催を予定医しています。
夏休み中は、ハンズカフェは「恐竜カフェ」として
恐竜メニューも。
2014年7月18日 / お知らせ
【恐竜・化石グッズトークのお知らせ】
7月23日 東急ハンズ梅田店・ハンズカフェにて18:30〜
申し込みはこちらから。
ハンズカフェでの恐竜・古生物トーク企画も、もう8回目。
来月も開催を予定医しています。
夏休み中は、ハンズカフェは「恐竜カフェ」として
恐竜メニューも。
2014年7月16日 / 原型担当商品
フェバリット社より新シリーズ
「プレヒストリック・ライフ」がスタート、
私が原型を担当したスミロドン、ケナガマンモス、
アノマロカリス、ダンクレオステウスのソフビモデルが販売中
(以下、画像は、フェバリット社HPから)
また、大きいサイズで柔らかい素材のビニールモデルシリーズも
スタート。私が製作した原型を元に商品が開発されています。
現時点ではケナガマンモスが先行して販売中ですが、
この後、スミロドン、アノマロカリス、ダンクレオステウスも続きます。
ソフトモデル、ビニールモデル共に、それぞれの古生物に造詣の深い
研究者さん方の監修・協力の元に原型を製作しています。
ソフトモデルのスミロドン、ケナガマンモス、ビニールモデルのケナガマンモスは
国立科学博物館で開催の特別展「太古の哺乳類展」会場でも販売中です。
宜しくお願いします!
2014年7月13日 / 博物館・特別展見学
●7月11日
東京・国立科学博物館で開催の特別展
「太古の哺乳類展」の内覧会に出席してきました。
開会式の挨拶。
デスモスチルス等の束柱類は日本を代表する
古生物の一つ。その束柱類の展示。
埼玉県立自然の博物館のパレオパラドキシアと
束柱類の展示では恐らく世界一の北海道・足寄化石動物博物館の
展示が科博に集合。科博には常設展示にも束柱類があるため、
この特別展期間中は科博の束柱類展示が世界一のはず。
古生物好きなら見逃せません。
ベヘモトプス!
これを見るためだけに足寄に行っても良いかも、と
思っていたのに、まさか東京で見る事になるとは、、、。
ナウマン象の成体オス・メス、そして子供。
この組み合わせもまず他では見られません。
今回、私が製作した復元模型3体も展示されています。
ヒゴテリウム(下は納品前に撮った画像。以下同じ)。
クシロムカシバク。
ザイサンアミノドン
(下の画像は仕上げ直前の目の塗装前)。
ヒゴテリウム、クシロムカシバクは見つかった化石が
アゴの部分という事、またザイサンアミノドンは資料として
歯の化石も見せて頂いたという事で、完成後&展示時には
あまり見えなくなる可能性もある奥歯も簡易ではありますが、
製作しました。結果的には、展示でもよく見れば見えるように
なっており、造っておいて良かったです。
ムカシバクとヒサクニヒコ先生。
真鍋真先生と。
そして、今回の特別展の監修・冨田幸光先生と。
冨田先生の著書「絶滅哺乳類図鑑」は、化石哺乳類を
扱った本としては洋書にも類書が無い、古生物好きなら
必携の一冊と言って良いでしょう。
特別展ショップでは、私が原型を製作した
スミロドン、ケナガマンモスフィギュア(フェバリット社)も
販売されています。
日本では世界的にも貴重な哺乳類化石は数多く発見されていますが、
それがコレだけ一同に会する機会は今回は初めてかと。
普段、まず外へ出ない展示物が元の場所を離れ
東京に集まったのも、今回の企画主旨だからこそでしょう。
日本でしか出来ない&見れない展示内容となっています。
この夏は科博に是非!
(恐竜展示室が9月からしばらく閉鎖・リニューアルだそうなので、
リニューアル前の展示見学もお忘れなく)
海洋堂製・頭骨ストラップに挑戦するも
3回連続でデスモスチルスが出て凹む某化石哺乳類研究中の
学生さん&それを冷ややかに見下ろす(?)デスモ頭骨。
2014年7月1日 / 日本古生物学会
6月27〜29日に九州大学で開催の
日本古生物学会・2014年年会に参加してきました。
と、学会前日の26日に某研究者さんお二人が我が家へ。
翌日、一緒に会場へ移動するという事だったのですが、、、
お土産がドリアン!
まさか、あのキング・オブ・フルーツが来るとは。
以前、タイの学会に参加したおりに「ドリアンを食べたい!」と訴えるも
時期が外れており食べられず残念がっていた事を覚えていた
研究者さん・タピオカさんがわざわざ直前のタイ調査の際に
入手して下さったのです、、、、、って、箱やビニール袋で
何重にもくるんでいるにも関わらず、特有の匂いが。
で、タピオカさんが慣れた手つきでバサバサ捌いてくれました。
堪能しました(いろいろと)。
翌日、早朝に出発、昼過ぎには九州大学着。
今回の出店ブース
おかげさまで、丹波竜フィギュアは持ち込んだ分は完売。
元学会会長や恐竜研究者さんも購入、「宣伝しとくよ〜」
と仰って下さったのがありがたかったのです。
初日夜の懇親会では、「恐竜・古生物トーク配信」にも
参加して下さった河部壮一郎さん(岐阜県博物館)の論文賞受賞の
挨拶も。河部さんは7月26日には岐阜県博物館にて
講演をされるそうです>詳細
二次会は中洲の屋台。
会場で配布のチラシから。
葛生化石館の今夏の企画展は単弓類!
葛生化石館は恐らく国内唯一のイノストランケビア骨格の展示が
あるという事で、元々単弓類好きには外せない場所ですが、
ついに小規模とは言え企画展が行われる事に。
チラシを見ながら学芸員さんとも
「やりましたね、、、」「ウチじゃないと、なかなか出来ないでしょう〜」
とニヤニヤしておりました。
私も少し関わっておりますので、宜しくです。
最終日は、研究発表講演終了後の化石友の会企画「プロフェッ サー前田の超マニアック化石講座」に参加。
想像以上に「超マニアック」で驚きの内容。
といっても、前田先生の解説は決して難しくはなく、むしろ
非常に判りやすく、加えて貴重な標本を惜しげも無く見せて下さり、
濃い時間でした。
化石友の会のイベントが始まってから、学会会場に来られる方の
顔ぶれが随分変わったように思います。
特に以前はまず見られなかった小学生や中学生が
増えたのは嬉しいですし、先生方の話を聞く皆さんの
真剣さ・集中力には感心します。
次回の友の会企画も楽しみです。
2014年6月23日 / 恐竜・古生物
恐竜 (学研の図鑑LIVE(ライブ)) が発売になりました。
今回は、恐竜データ製作をメインに原稿執筆として
当社が関わっています。
今回も、データ製作に関してはインターン的なポジションで
当社に来ていた学生さんが手伝ってくれたのですが、
論文等をサクサク読んで情報集めるのは、流石は博士課程。
また、元々子供の頃から恐竜や古生物全般が好き、という事で
この本の読者層を考慮した情報の取捨選択や提案にも関心しました。
非常に心強い助っ人でした。
また、今回はスマホアプリ用の恐竜3D骨格データの
トリケラトプス・ステゴサウルス・パラサウロロフス・ディプロドクス・
エウオプロケファルスは当社製作のものを基に造られています。
これが予想以上に遊べます。
購入された方は、是非スマホやタブレット端末でお試しを!
2014年6月19日 / イベント・教室・講演
●6月14−15日
埼玉県立自然の博物館にて開催の
「長瀞恐竜フェスタ2014」と化石研究会に参加してきました。
13日
翌日のワークショップ講師&シンポジウム発表に備え
前日に秩父入り。
日本地質学発表の地の碑
埼玉県立自然の博物館に着くと、ちょうど特別展の
内覧&展示説明会の時間という事で、参加させて頂く事に。
学芸員・北川さんによる解説中。
左は常設展示のカルカロドン・メガロドンのアゴ。
右には特別展展示のカルカロドントサウルスの頭部復元模型。
カルカロドントサウルスと、その学名の由来にあったカルカロドンを
比較出来るように、という配置。
常設展示のカルカロドン復元模型。全長12m。
特別展示のマラウィサウルス。
こちらは常設展示のパレオパラドキシア。
本来は、この博物館はこのパレオパラドキシアが複数展示されているのが
目玉なのですが、現在はこの1体を除き出張中。
そのお留守の間に特別展の恐竜達が来ている、という事なのです。
パレオパラドキシア属に限定すると、ここまで展示が充実しているのは、
恐らく世界でも例が無いのでは?
14日は午前中は丹波竜骨格組み立てワークショップの
講師を担当。
午後からはシンポジウム「最新恐竜研究~発掘から復元まで~」
群馬県立自然史博物館・高桑氏の発表
早稲田大学・平山氏の発表
最後が私でした。(画像は平山氏撮影)
翌15日は、化石研究会の一般講演。
会場の一角には、朝比奈考古学研究所のプレートと
ヒロミチ・ファルコネリー氏(笑)
念のために言っておくと、埼玉県立自然の博物館にあるのは
古生物学の展示であって、考古学系の展示はありません。
化石研究会は、古生物学会に比べれば小規模な
学会ですが、その分一人の方とじっくり話す事が出来るのが
良いところ。またその化石研究会と埼玉県立自然の博物館の
共催のシンポジウムで発表出来たのは、自分の活動を纏める意味でも
良い機会になりました。
2014年6月11日 / イベント・教室・講演
2014年6月9日 / 2014年 コロラド・ユタ
クリーブランド・ロイド発掘地
恐竜、その中でもアロサウルスの聖地といって
良い場所。約70体以上の恐竜が発見され、
そのうちの46体がアロサウルス・フラギリス。
日本で初めて公開された恐竜骨格である
国立科学博物館所蔵のアロサウルスもここで
発掘されたものです。
(ちなみに、日本に最初に来たレプリカ恐竜骨格は
大阪市立自然史博物館のステゴサウルス)。
クリーブランド・ロイドで発見された肉食恐竜の頭骨。
左からトルヴォサウルス、(ワニ)、アロサウルス、ケラトサウルス。
ケラトサウルスがデカい!
こんなに大きな恐竜だったかな?
大きさが分かりやすいよう、スケール代わりに立ってもらいました。
アロサウルスはそれほど大きい個体では無いようですが。
アロサウルスが46体見つかっているのに、トルヴォやケラトは1体だけらしいです。
これも不思議です。
化石が発見された状態を記録した産状図。
緑色がアロサウルス。
アロサウルス全身骨格。
今回の集会で結局5回、アロサウルス全身骨格を見る事に。
そしてティラノはゼロ。さすがユタ&コロラド(ソルトレイクに行かなかったし)。
ゴム製のアロサウルス頭骨バラバラ状態を
組み立てる、というハンズオン。
アロサウルスの各成長段階の大腿骨。
壁からこっちに”出て来て”いるディプロドクス。
これも面白い展示。
発掘現場にそのまま建物を建てています。
先日、新属新種のティラノサウルス類・リトロナクスを
発表したマーク・ローウェン氏が解説中。
化石レプリカが支柱で支えられ、発見された時の状態を
3次元的に見せている一角。
この場所は恐竜研究史にとっては勿論、
日本の恐竜好きにとっても重要な場所かと。
先に紹介した通り、恐竜の全身骨格として日本で最初に展示された
アロサウルスは、ここで発掘されたもの。
46体という数が見つかっているからこそ、
日本にも1体来る事が出来たとも言えるのでは。
もし、この地での発見が無ければ、日本に恐竜が来るのが
何年か遅くなっていたかも知れません。
となると、日本での恐竜のイメージの浸透にも
何年かのズレ・遅れがあったのかも、と想像してしまいます
>「世界の恐竜博物館見聞記」ホームへ
2014年6月7日 / 2014年 コロラド・ユタ
なんか、大変な事になってます。
ユタラプトル
エントランスホールにユタラプトル全身骨格。
先の画像のモニュメントとポーズが
揃えられています。
足下には模式標本!
2階から背中を見れるのも嬉しい。
恐竜ホール。
カマラサウルス・ステゴサウルスは組み立て途中で
バラバラのパーツが並べられています。
作業途中を見られる、というのも良いですね。
アロサウルス&カンプトサウルス
アロサウルスがガストラリア(腹肋骨・腹側の骨)付きなのが
ポイント高し。
ヨロイ竜コーナー。
手前からペロロプリテス、ガストニア、アニマンタルクス。
ヨロイ竜の専門家で、ガストニアの記載命名者でもある
ジム・カークランド氏による解説。
カスモサウルス全身骨格と、前肢と足跡を組み合わせた展示。
かなり珍しいです。
ジョン・ウェスレイ・パウエル・リバー歴史博物館にも作品が
展示されていたクリフ・グリーン氏の作品。
こちらは新生代ホール
ショップ。小規模ですが、品揃えはかなりしっかりしています。
ジム・カークランド氏、この博物館の研究者・ケネス・カーペンター氏、
この集会に一緒に参加した日本人研究者さんと記念撮影。
カーペンター氏には、これまでいろいろお世話になっている
お礼に丹波竜フィギュアを。
いかにも大学付属、という落ち着いた雰囲気が良い
博物館。ステゴサウルス、カマラサウルスが組み上がった後に
もう一度来れれば良いなぁ、と。
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