群馬県立自然史博物館・企画展「恐竜時代の海の支配者」

2015年9月1日 / 作品展示

群馬県立自然史博物館・企画展「恐竜時代の海の支配者」を
見学してきました(企画展は2015年8月31日に終了)。

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Futabasaurus
今回新たに組まれたフタバサウルス(フタバスズキリュウ)。
これまでに組まれた骨格とポーズが違ます。
この頭を下げて水中を進んでいる感じがカッコイイです。
骨格の下には産状再現のレプリカも。

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私の作品も展示されています。
また「フタバスズキリュウ発掘物語」の著者・長谷川善和先生は
この群馬県立自然史博物館の名誉館長でもあります。

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ヒドロテロサウルスレプリカ展示。
大型首長竜では素晴らしい保存状態で有名な標本。
レプリカとはいえ、これが見られるとは!
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小規模とはいえ、ちょっと珍しい板歯類コーナー。
シノキアモドゥスとプラコドゥス頭骨。
シノキアモドゥスの近縁のキアモドゥスについて>こちら

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Utatsusaurus
ウタツサウルス。
私の模型も展示されています。

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Goniopholis
中生代のワニ・ゴニオフォリス。
復元画は小田隆さん。
また、展示の骨格は実物化石を組み立てたもので、
この組立作業は小田さん率いる成安造形大学チームで行われました。
モササウルス類のクリダステスの実物化石。
見事な保存状態。

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当社所蔵のクリダステス骨格レプリカ。
このクリダステスの再組立と輸送用ケースの製作も
小田さんと成安造形大学チームによるもの>詳細
中生代の海棲爬虫類全般をメインにした特別展は、これまでも
ほとんど前例が無いものと思います。
フタバサウルスやモササウルス類、もちろんウタツサウルス等と
日本は恐竜以上に海棲爬虫類の化石は多く発見され、貴重なものも
多数含まれます。今回の企画展は、その集大成の1つにも思えました。
また、この企画展の図録もオススメ。
中生代の海棲爬虫類全般について古生物学者が執筆&日本語で
読める資料としては希有なもののはずです。
博物館ミュージアムショップでは企画展終了後も販売しているようなので、
来館の際はチェックをお忘れなく。

恐竜ワークショップ at Active Learning Studio

2015年8月28日 / イベント・教室・講演

●8月24日
大阪・千里中央のActive Learning Studio内の
サイエンス・ラボの企画として恐竜復元ワークショップの講師を
大阪市立大学大学院の大野さんと一緒に担当しました。
今回はディノケシ・ティラノサウルス頭部復元模型製作です。

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粘土での作業に使う水を入れるのに、
会場の備品でもあるビーカー&シャーレを使わせて貰えたのが
妙に嬉しかったです(笑)
科学実験教室を行っているサイエンス・ラボさんからの
依頼という事で、理科教育の1つとしてのワークショップ開催というのは、
嬉しい事でしたし、またその面をもうちょっと加味したトークや
スライドを意識してみる機会になりました。
スタッフの皆さんからは、科学実験教室の様子や工夫等を
いろいろとお話を聞く事が出来、それも良い勉強になりました。

8月30日・きしわだ恐竜教室・大人の部、開催です。

2015年8月19日 / お知らせ

先日の「恐竜教室・子どもの部」告知では、
大人の部の開催予定は無し、としましたが
折角なので今回も開催する事にしました。
今回は海外の博物館のミュージアムショップのお話をしようかと。
参加希望者は当日・8月30日の16時くらいにきしわだ自然資料館へ。
時間は約1時間30分。
特に事前申し込みの必要はありませんが、
当日は受付で大人の部参加の旨、お知らせ下さい。
毎度おなじみ?のまったり進行の集まりです。
宜しくです。

「体のふしぎ」 ブラキオサウルス編

2015年8月17日 / 書籍・商品原型・グッズ

「体のふしぎ」恐竜・動物編のブラキオサウルス編が発売中です。

監修は平山廉先生(早稲田大学)。
これまでに続き、付属解説本の資料集めや記事製作、イラスト手配等の
協力をしています。宜しくです!

恐竜・古生物イラストサイト更新。

2015年8月16日 / その他

恐竜・古生物イラストサイト「Extinct Creatures」更新。
今回はゾウの先祖の系統の動物・メリテリウム
今回の記事のイラストは山本浩司さん、解説文は
某大学博士課程のKris Sさんです。

恐竜復元画ワークショップ at ドアーズ9th

2015年8月16日 / イベント・教室・講演

●8月14日
ワークショップフェスティバル・ドアーズ9th
プログラムの一つとして恐竜復元画ワークショップを開催しました。
ドアーズは大阪で開催されているイベントで、様々なワークショップが
一律90分・参加費500円、という条件で開催される企画。
今年の開催は8月12〜18日で、その間に100のワークショップが
行われます。
今回、私はゲスト講師としてのワークショップ開催でした。

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私の恐竜ワークショッププログラムの中の恐竜復元画ワークショップで
約80分という時間は長め。なので、今回はいろいろとスライド画像も用意して
復元の歴史や最近の恐竜・古生物復元の変化も紹介しました。
終了後も質問等も多く、結局は時間ギリギリ(というか少しオーバーして
次の講演者さんにご迷惑お掛けしてしまったり・・・)という事に。
普段の博物館や図書館での教室と違い、こうしたイベントでの
ワークショップ開催は、その準備段階や告知方法等も含めて
参考になる事も多くありました。
ワークショップに参加の皆さんも、子供さんも付き添いの大人も
イベント慣れされているのか、積極的に質問や手を挙げる方が多く
こちらも楽しませて頂きました。是非またこういう機会があればと
思っています。

「第3回・恐竜女子会」のお知らせ

2015年8月15日 / お知らせ

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「第3回・恐竜女子会」
東急ハンズ梅田店ハンズカフェにて9月10日開催です。
紹介・申込はこちらから。 
前回の様子はこちら

「ゲーム・オブ・スローンズ」のドラゴン

2015年8月11日 / その他


「ゲーム・オブ・スローンズ」のドラゴン、本編見たこと無いんですが、
以前からドラゴンは良く出来てるなぁ、と。
今回のドラゴンも横顔の口のラインを見て、
「これは閉口時に歯が露出しないトカゲ型復元(?)だな」と思って
確認したらその通り。理屈がちゃんと形になってるのが良いです
トカゲ型復元について

「ゲーム・オブ・スローンズ」ドラゴン、動画をもう一つ。
私のお気に入りのドラゴン、
「ドラゴンスレイヤー」のバーミスラックス>こちら

イイ顔と言えば ,

2015年8月9日 / その他

前回の記事からの続きで、「イイ顔」と言えば
ガーゴイルを忘れてはイケナイ。

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主にヨーロッパの建物の端っこにいる連中。
日本だと鬼瓦+狛犬な感じ?
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スタンダードなものもいる一方で、
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イイ顔のものや
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職人さんが数造っているウチに、何かが「降りて」来ちゃったのでは、
な妄想も膨らむものも。

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これは、私がドイツ・シュトットガルトで撮影したもの。
カッコイイ。
ガーゴイルが多そうなヨーロッパの街を訪れる旅も
一度やってみたいです。

古地図の海の怪物達

2015年8月8日 / その他

「Sea Monsters on Medieval and Renaissance Maps」
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古地図に潜む怪物達を集めた本。
現実と想像(妄想?)の境界のあやふや感がイイのです。

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ちゃんと元ネタ?の動物が分かるもの、有名な絵、
その劣化コピーで更に可笑しさが増しちゃったもの、
これ何?、なものまで。当時の人は真剣だったのだろうけど、
今見るとどれも「イイ顔」。

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