■疋田努先生・最終講義&退官記念パーティー

2016年3月24日 / その他

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京都大学・疋田努先生の最終講義・退官記念パーティーに参加。
最終講義は立ち見も出るほどの盛況。

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記念パーティーの記念品は、疋田先生と松井正文先生が
監修された日本の爬虫類・両生類の本。
アクアプラント・守亜さんのイラスト入りの封筒に入っていました。
疋田先生の研究の、ニホントカゲ・
ヒガシニホントカゲのウロコの違いを
表現している2バージョン用意されていたのが流石です。


パーティー会場にて、先日出版された「クジラの鼻から進化を覗く」
著者・岸田先生にサインを頂きました。
岸田先生は化石鯨類の研究で著名なテーヴィセン氏と共同研究をされているという事もあり、
疋田先生主催の飲み会では私にとっては古生物と現生動物の両サイドの話が
出来るありがたい存在でした。今回の著書からもお人柄が伝わってくるような気がします。



日は遡りますが、
最終講義・記念パーティーの先立って開催された
疋田努先生主催の飲み会にも参加して来ました。
今年度で疋田先生は退官されるという事で、この飲み会も
今回で一区切り、という事かと思います。
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先生にプレゼントされた特注ヘビマフラー。
腹板もあるコダワリの品。


この飲み会は毎回本当に楽しみで、その時期になると
候補日を予想して予定を開けて待っていたものです。
また現生動物研究者メインの集まりという事で、日頃は
古生物関係の集まりがメインの私にとっては、
現生動物の知識や研究を学べる重要な機会でもありました。

一方で日本酒メインの集まりでもあり、おかげでほとんど
日本酒は飲めない&味もわからなかった私も、
今では少しですが日本酒の楽しさが分かるようになりました。
疋田先生のご実家から送られてくるお魚、参加の皆さんが持ち寄る料理、
疋田研究室名物(?)の餃子も格別でした。
そして何より疋田先生ご自身と、先生を慕って様々な
分野・業界から集まられる参加者の皆さんが
魅力的な方ばかりでした。

この集まりの今後は未定とは思いますが、ここで生まれた
様々な業界を横断する人のつながりは、この先も続いて行く事と
思います、、、、、というか、この集まりは続いて貰わないと
寂しい!
また、疋田先生も退官されたとはいえ、研究は継続されるそうですし、
研究者の皆さんは退官されてからもお忙しいのです。
私も今後も何かとお世話になるかと思いますので、宜しくお願い致します!




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■作品展示 at 兵庫県立人と自然の博物館

2016年3月13日 / 作品展示

兵庫県立人と自然の博物館で開催のセミナー「 中生代陸上革命と篠山層群の化石 」を聴講してきました。
中生代の被子植物の繁栄を軸に同時代の動物の生態等の考察まで。
様々なデータを元に理論が構築されていく研究の面白さが伝わるお話でした。


また、常設展示のほうには、2014年の国立科学博物館の特別展「太古の哺乳類展」用に
私が製作し、その後人博所蔵になったザイサンアミノドンの模型が展示に加わっていました。
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展示室の撮影は禁止でしたので、ザイサンアミノドン模型の納品前に
撮影した画像をアップしておきます。
展示されている模型は、この画像から眼、爪、口内に塗装が加えられています。
模型の傍にはザイサンアミノドンの化石も展示されています
(というか、化石がメインなのですが)。




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■知り合いの改造作品紹介・インドミナス編

2016年2月26日 / 造形・イラスト作品

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模型業界の大先輩(恐竜方面では無く)が製作したインドミナス。
ハズブロ社製トイの改造です。
個人的にインドミナス自体には思い入れはあまり無いんですが、
この作品はツボりました。

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元のトイと見比べて見ると、それほどの大改造ではなく、
最小限のディテールアップとバランス調整、そして塗装で
インドミナスのデザインのツボと、トイとしてのアレンジの
良い部分を更に引き出して両立させています。
あのトイを見て、その隠れたポテンシャルを見出すあたりが、
この方らしいなぁ、と。

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ラプトル姉妹はPAPO、Collectaの商品をリペイント。
そのチョイスも流石&良く判っておられる(笑)

私宛にメールされて来た画像ですが、あまりにツボだったので
許可を頂いて、こちらでも紹介させて貰う事に。
この方の他の作品にも素敵な物がありますので、そちらもまた
次の機会に紹介する予定です。


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■第4回・海外自然史系施設見学情報交換会 特別編「恐竜が博物館にやって来るまで」

2016年2月22日 / NHFM, イベント・教室・講演

2月20日
当社の企画として
第4回・海外自然史系施設見学情報交換会 特別編「恐竜が博物館にやって来るまで」
を大阪・グランフロント内ナレッジサロン・プレゼンラウンジで
開催しました。

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講師は前回に続き渡部真人先生。
ゴビ砂漠での恐竜発掘から博物館での展示までを
纏めたお話は、あまり他に例の無い内容だったかと思いますし、
大学であれば博物館学の講義にもなるのかな、と。
また、サロンスタッフの恐竜好きの方が前回から続けて
この集まりの担当になって下さっていて、何かと
助けて頂いています。

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渡部先生のチームも発見・発掘したヨロイ竜・ピナコサウルスの頭骨レプリカと、
私が原型製作・渡部先生監修のタルボサウルス&サウロロフスフィギュア
渡部先生の監修で当社が試作したイグアノドン旧復元骨格模型を会場に展示。

次回は、通常のスタイルの海外の施設見学情報交換会か、
ゲストをお呼びしての特別編かは未定ですが(一応、ゲストの
方には目星を付けてはいるのですが)、また開催したいと考えています。
宜しくお願い致します。


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■第4回・恐竜女子会 at ハンズカフェ

2016年2月13日 / 恐竜女子会, イベント・教室・講演

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2月10日
東急ハンズ大阪梅田店ハンズカフェにて
恐竜女子会の第4回を開催しました。
前回の様子はこちら

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今回も大阪市立大学・恐竜愛好会の大野さんの
恐竜グッズコレクションをメインに、私の持ち物や作品を加えテーブルに広げました。
本を読むのに没頭したり、グッズをネタに他の参加者さんとお話したり、
講師の大野さんや私に質問したりと、皆さんそれぞれに楽しんで頂こうという主旨です。



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光っているのは、大野さん製作の恐竜電飾。
100均で売っているものを組み合わせて作ったそうです。


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定員10人の小さな集まりですが、参加者の皆さんは毎回
「同じ趣味の人とお話出来る」事を本当に楽しんで下さっているかと思います。
こちらも参加者の皆さんとの会話で気付かされる事も多く、それが作品制作の
参考にもなっています。
また次回の開催も予定しておりますので、宜しくお願い致します。



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■講演会「「恐竜」を仕事にする」at ナレッジサロン

2016年2月6日 / イベント・教室・講演

2月4日

大阪・梅田グランフロント内の会員制サロン・ナレッジサロンにて
「「恐竜」を仕事にする-サイエンス×アートの新しい形を目指して-」
というテーマでお話をしました。

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私の復元模型製作の話から始まり、国内外の学会への参加と
そこで生まれた人間関係、さらにそこから広がった書籍編集や展示企画協力、
イベント開催や教室・講演等の仕事を紹介し、今後の展望へと話を進めました。
司会進行の方が美術の先生もされているという事で、私の話を補足する合いの手もバッチリで、
楽しく話す事が出来ました。

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恐竜研究者の渡部真人先生も来場して下さり、
講演終了後は渡部先生にもさまざまな質問が。
渡部先生には、同じナレッジサロンて2月20日開催のイベントでも、
たっぷりとお話して頂きます。
恐竜そのものより、恐竜発掘・研究・展示をとりまくアレやコレやの業界裏話(?)になりそうです。

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会場ではコミュニケーターさんが、私の話した内容をどんどん板書して行きます。
内容を相当盛ったので、時間内に終わるようかなりのハイテンポで話していたはずなのですが、
見事に纏まっていただけでなく、要所要所で補足が入っていて、より判り易くなっています。お見事!



会員制のサロンでの講演という事で、普段の講演とは客層がかなり違うため、
こちらも勉強になりました。また今回は発表内容の構想の中で、自分の活動の方向性を
改めて見極める良い機会にもなったかと思います。

■日本古生物学会 at 京都大学

2016年2月5日 / 日本古生物学会, 学会

1月29−31日に京都大学で開催された日本古生物学会に
参加して来ました。

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初日夜の懇親会。



今回もRC GEARさんと一緒に出展をしました。

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今回は当社の企画で製作した古生物骨格復元模型を展示。


今回の学会で個人的に興味深い発表の1つはコリストデラ類のもの。
発表された研究者さんともお話出来ましたが、ワニとの比較、
原始的な仲間の形態(頭が小さく、首が長い)等、凄く面白いです

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画像はコリストデラ類の代表と言って良いチャンプソサウルス(国立科学博物館)。
頭骨を見る度に「昔、こういう形の布団叩きがウチにあったなぁ〜」と。

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アメリカの学会で購入した、チャンプソサウルス頭骨ピンバッジ。

ヘスペロルニス類の話も面白かったです。学会では、図鑑やネットではあまり情報量が
多く無い古生物の事が、その分野の専門家からの「直送」で学べるのが嬉しいです。
そうして得た情報はネット上や書籍等の情報の取捨選択の基準にもなりますし。

高校生の発表もどんどんレベルが上がって来ました。
というか、高校生でタルボサウルスの脚の研究とか、凄い世の中になったものです。
小学校での古生物教室を行った際の反応等を纏めた発表もあり、
これは私の普段のワークショップの仕事にも繋がるもので、勉強&参考になりました。

学会発表については、こちらの予稿集を。

・・・・

初めて参加した古生物学会が10年前(2006年)の京都大学での学会でした。
会場では10年前は発表者さんへの質問は愚か、声を掛けるのさえ緊張して
思うように出来なかった事を思い出しました。
またその頃は、「研究者さんと一緒に博物館に展示できるだけの
学術的価値のある模型を造ってみたい」というのが目標でしたが、
あれから10年経ち、博物館展示の模型製作の夢が叶っただけでなく、
一緒に海外の学会に参加したり、海外の研究者さんに博物館を案内してもらったり、
国内外の著名な先生方と講演をしてボタン鍋も食べたり
一緒にアメリカの学会に参加した学生さんに宿泊先のホテルで毎朝ワッフルを焼いてもらったり、
メイド喫茶に行ったり、SF大会に乗り込んだりと、まさかこんな事になるとは全く想像していませんでした。
未だに学会会場では緊張もしますし、気も使いますが、そういった緊張感も含めて
やはり楽しい場ですし、私の復元模型製作の仕事の上では重要な場所です。

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今回の学会でのミッションの一つ。
現在依頼で製作中の模型について、監修の先生との直接模型を見て貰っての
ディスカッション。
監修の先生はもちろん、他の先生からもその場で意見が貰えるのが
学会の良い所です。またクライアントさんや先生の許可さえあれば、
その監修の様子を他の参加者さんにも見てもらえたりしますし、
私の仕事の進め方を見てもらえる機会にもなります。





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■寝屋川市立中央図書館「こども恐竜教室」

2016年1月28日 / 恐竜ワークショップ, イベント・教室・講演

1月24日
寝屋川市立中央図書館にて「こども恐竜教室」を開催。
大阪市立大学大学院の大野さんと一緒に講師を担当しました。
ここでの恐竜教室は4回目ですが、
今回はこれまでと内容が変わり、丹波竜骨格復元ワークショップを
メインとした内容でした。

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骨がバラバラに印刷されたシールを、順番に並べて復元骨格を作っていきます。


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シール=平面では判りにくい部分は、丹波竜と同じ竜脚類のディプロドクスの骨格オモチャ
使って立体的にも骨格を観察して貰いました。


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完成後には、恐竜復元の歴史のお話。
骨格を並べるワークショップの後なので、骨の事をより判った上で
お話が理解出来ると思います。


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皆さんの作品を見せて貰って撮影。

寝屋川市立中央図書館での教室は、回数も重なり
またスタッフの皆さんもこちらのやりたい事を良く判って下さっているので安心感があり、
その分毎回少しずつ新しい事を取り入れたりも出来ています。
図書館スタッフの皆様、そして参加者の皆様、ありがとうございました。


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■造形作家・Skinkさんアトリエ訪問(2016年1月・台北訪問その3)

2016年1月22日 / 2016年 台湾, 海外

台湾の造形作家・Skink Chenさんのアトリエにお邪魔して来ました。
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原型は勿論、塗装や作品の見せ方、そしてこのアトリエでの作品の飾り方等、
自分の作品に対して隅々まで気が行き届いています。
作品だけでなく作家活動のスタイルもカッコイイです。


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Shu-yu Hsuさん、Sun Changさんも来てくれました。
この3人を含む台湾作家さん達とは、以前一緒に京都で作品展を行っています。
Shu-yu Hsuさんには、当社製作のイグアノドン旧復元骨格模型
CGデータを製作して貰いました。

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Sun Changさんの作品。
レジン複製を頂いてしまいました。
ご本人による塗装完成品はこちら





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■第4回・恐竜女子会のお知らせ

2016年1月21日 / お知らせ, イベント・教室・講演

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東急ハンズ大阪梅田店ハンズカフェにて
2016年2月10日(水)18:30~20:00 
申込等は>こちら 
前回の様子はこちら






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