■講座:「恐竜を復元する〜その歴史と方法〜」のお知らせ

2016年5月1日 / お知らせ

「恐竜を復元する〜その歴史と方法〜」
(京都造形芸術大学・大阪サテライトキャンパス夏期公開講座)
申込等はこちら(申込受付は5月16日(月)より)。
*定員になり、ただ今キャンセル待ちだそうです。


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講師を担当します。恐竜の姿が判るのは、そして復元が変わるのは何故なのか等、
恐竜・古生物の復元に興味のある方を主な対象とした講座です。
講座内で行うワークショップ(実習)は、普段は子供向けの教室等で
行っているものと基本的に同じですが、それぞれ時間を長めにとり
内容や解説も普段よりも詳しくなります。
といっても、全体的にはこれからいろいろ恐竜や古生物に
興味を持ってみたい、楽しみ方を知りたい、という方に向けての
内容にしたいと思っています。
また、大学の講座といっても、堅苦しい雰囲気にはせず、同じような事に
興味を持っている方同士で集まり、一緒に楽しみながら学べる機会にして
頂ければと考えています。





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■恐竜博2016 at 科博(+α)

2016年4月29日 / 博物館・特別展見学

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国立科学博物館の恐竜博2016を見学してきました。
内容的には、スピノサウルスをメインに、ここ数年で話題になった発見・成果を
ごそっと集めた、という印象。小さいものも含めて、それぞれ現地まで見に行く価値がある、
というものが幾つも並んでいます。

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こちらは、クラウドファンディングで費用を集め、修復th_DSCN9973

されたチンタオサウルス。


場内はなかなかの混み具合で、あまり画像撮影に拘れる状態でも無かったので、
今回は皆さんと話しながらの気楽な見学という事に。
資料用の画像は、東京開催中にもう一度来るか、大阪開催の時に再挑戦という事で。


昨年7月にリニューアルされた常設の恐竜展示も少し見学。Cg80I06XEAAUHFy



リニューアル時の新展示骨格の組立に関わったRC GEAR・横山さんから、その時のお話等も。

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特別展のショップには、私の作品で構成されている子供向け図鑑
「きょうりゅういっぱい」「きょうりゅうデラックス」、
当社がデータ製作に協力したポプラ社「WANDA・恐竜」学研「LIVE・恐竜」等
私が関わった本が扱われていました。

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こちらは博物館のショップ。
私とシカゴ大学の古生物造形師・タイラー・ケイラーさんの
作品で構成された「ほんとのおおきさ恐竜博」が目立つ所に。

私が原型製作のフェバリット社・古生物シリーズと
アクアプラント・守亜さん原型製作の古代魚シリーズ
一緒に並んでいました。
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博物館のショップにて、守亜さんがフェバリット社・古代魚フィギュアシリーズ の見所?を
某漫画家さんSF大会の古生物企画の首謀者・富永浩史さんに解説中。


恐竜博の翌日は、「たばこと塩の博物館」に。
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移転してから初めてだったのですが、常設展示も公園沿いの立地も良いですね。
特別展も見応えありました。



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■お知らせ:夕食会in名古屋・恐竜復元ワークショップat瑞浪市化石博物館

2016年4月20日 / お知らせ, イベント・教室・講演

2016年5月29日
瑞浪市化石博物館にて恐竜復元模型制作ワークショップ
「恐竜の模型を作ろう」を行います。
午前は入門編としてディノケシを使ったティラノサウルス頭部復元、
午後は応用編としてティラノサウルス全身復元です。
それぞれ申込は4月29日から。申込等詳細はこちら



その前日、5月28日は
名古屋市科学館で開催中の特別展見学の後、
恒例?のビストロ・ラブレでの夕食会です(前回の様子)。
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申込は
lima_cina☆yahoo.co.jp(☆を@に代えて下さい)、
安藤まで。
今回のゲストの服部さんとは、一緒に御所浦に行ったり
アメリカの学会に参加したりと、お世話になっている方です。

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■特別展「生命大躍進」内覧会 at 大阪市立自然史博物館

2016年4月19日 / 博物館・特別展見学

大阪市立自然史博物館の特別展「生命大躍進」内覧会に
行って来ました。

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何度見ても、このバージェス頁岩動物群展示は展示物は小さくても圧巻です。

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展示内容は東京・名古屋開催とほぼ一緒で、
すでにそちらで見てはいるのですが、照明や展示位置が
変わるとまた見方も代わります。イノストランケビア
バックが白、照明も明るい位置での展示で、画像が
取り易くなっていたのが嬉しかったり。

ショップのほうでは、フェバリット社の古生物シリーズ
古代魚シリーズが並んでいました。古生物シリーズは私が、
古代魚シリーズはアクアプラント・守亜さんが原型製作及び
造形監修をしています。
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こちらのソフトモデルシリーズは、私と守亜さんがそれぞれ原型製作。


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こちらのビニールモデルは私と守亜さんが造形監修です。


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■新作・アノマロケリス更新

2016年4月4日 / 造形・イラスト作品

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新作・アノマロケリスをギャラリーサイトに更新しました>こちら

昨年のアメリカ・ダラスの学会に参加の際には、
製作途中の状態で持参し、いろんな方に見て頂いた作品です。




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■須磨海浜水族園見学

2016年3月29日 / その他

瑞浪市化石博物館の安藤さん(+α)と須磨海浜水族園を見学しました。

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企画展「カニ研究クラブ」にて、瑞浪市化石博物館が協力の
化石カニ展示を解説中の安藤さん。

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企画展・展示パネルから。
カニだけでなく、須磨水の「中の人」も凄い感。
中の人が楽しそうなんですから、当然展示も楽しいのです。
カニ研究だけに「クラブ」だったり(多分)、メンバー数=カニの足の数だったり(多分)と、
妙にネタが細かい。

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タカアシガニ。

小規模な企画展ですが、「カニ」という題材と
展示の工夫、キャプションの面白さのバランスが非常に楽しいです。
小規模が故に小さな展示もじっくり見てしまいますし、
パネルも全部読んでもそれほどの分量でもなく、
そこに読ませるためのネタや工夫も多く、思わずしっかり読まされてしまう、
という感じでした。
規模や展示物の質で「凄い」と思わせる企画も大切ですが、
小規模でもここまで「楽しい」「面白い」と思える展示は
凄いですし、私自身も小規模の展示企画に関わってきたので
今後の参考として勉強になりました。
そして何よりも単純に楽しませて&笑わせて頂きました。

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こちらでは安藤さんがクリオネについて解説中。

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昼食は園内のレストランでピラニアでした。



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■疋田努先生・最終講義&退官記念パーティー

2016年3月24日 / その他

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京都大学・疋田努先生の最終講義・退官記念パーティーに参加。
最終講義は立ち見も出るほどの盛況。

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記念パーティーの記念品は、疋田先生と松井正文先生が
監修された日本の爬虫類・両生類の本。
アクアプラント・守亜さんのイラスト入りの封筒に入っていました。
疋田先生の研究の、ニホントカゲ・
ヒガシニホントカゲのウロコの違いを
表現している2バージョン用意されていたのが流石です。


パーティー会場にて、先日出版された「クジラの鼻から進化を覗く」
著者・岸田先生にサインを頂きました。
岸田先生は化石鯨類の研究で著名なテーヴィセン氏と共同研究をされているという事もあり、
疋田先生主催の飲み会では私にとっては古生物と現生動物の両サイドの話が
出来るありがたい存在でした。今回の著書からもお人柄が伝わってくるような気がします。



日は遡りますが、
最終講義・記念パーティーの先立って開催された
疋田努先生主催の飲み会にも参加して来ました。
今年度で疋田先生は退官されるという事で、この飲み会も
今回で一区切り、という事かと思います。
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先生にプレゼントされた特注ヘビマフラー。
腹板もあるコダワリの品。


この飲み会は毎回本当に楽しみで、その時期になると
候補日を予想して予定を開けて待っていたものです。
また現生動物研究者メインの集まりという事で、日頃は
古生物関係の集まりがメインの私にとっては、
現生動物の知識や研究を学べる重要な機会でもありました。

一方で日本酒メインの集まりでもあり、おかげでほとんど
日本酒は飲めない&味もわからなかった私も、
今では少しですが日本酒の楽しさが分かるようになりました。
疋田先生のご実家から送られてくるお魚、参加の皆さんが持ち寄る料理、
疋田研究室名物(?)の餃子も格別でした。
そして何より疋田先生ご自身と、先生を慕って様々な
分野・業界から集まられる参加者の皆さんが
魅力的な方ばかりでした。

この集まりの今後は未定とは思いますが、ここで生まれた
様々な業界を横断する人のつながりは、この先も続いて行く事と
思います、、、、、というか、この集まりは続いて貰わないと
寂しい!
また、疋田先生も退官されたとはいえ、研究は継続されるそうですし、
研究者の皆さんは退官されてからもお忙しいのです。
私も今後も何かとお世話になるかと思いますので、宜しくお願い致します!




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■作品展示 at 兵庫県立人と自然の博物館

2016年3月13日 / 作品展示

兵庫県立人と自然の博物館で開催のセミナー「 中生代陸上革命と篠山層群の化石 」を聴講してきました。
中生代の被子植物の繁栄を軸に同時代の動物の生態等の考察まで。
様々なデータを元に理論が構築されていく研究の面白さが伝わるお話でした。


また、常設展示のほうには、2014年の国立科学博物館の特別展「太古の哺乳類展」用に
私が製作し、その後人博所蔵になったザイサンアミノドンの模型が展示に加わっていました。
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展示室の撮影は禁止でしたので、ザイサンアミノドン模型の納品前に
撮影した画像をアップしておきます。
展示されている模型は、この画像から眼、爪、口内に塗装が加えられています。
模型の傍にはザイサンアミノドンの化石も展示されています
(というか、化石がメインなのですが)。




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■知り合いの改造作品紹介・インドミナス編

2016年2月26日 / 造形・イラスト作品

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模型業界の大先輩(恐竜方面では無く)が製作したインドミナス。
ハズブロ社製トイの改造です。
個人的にインドミナス自体には思い入れはあまり無いんですが、
この作品はツボりました。

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元のトイと見比べて見ると、それほどの大改造ではなく、
最小限のディテールアップとバランス調整、そして塗装で
インドミナスのデザインのツボと、トイとしてのアレンジの
良い部分を更に引き出して両立させています。
あのトイを見て、その隠れたポテンシャルを見出すあたりが、
この方らしいなぁ、と。

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ラプトル姉妹はPAPO、Collectaの商品をリペイント。
そのチョイスも流石&良く判っておられる(笑)

私宛にメールされて来た画像ですが、あまりにツボだったので
許可を頂いて、こちらでも紹介させて貰う事に。
この方の他の作品にも素敵な物がありますので、そちらもまた
次の機会に紹介する予定です。


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■第4回・海外自然史系施設見学情報交換会 特別編「恐竜が博物館にやって来るまで」

2016年2月22日 / NHFM, イベント・教室・講演

2月20日
当社の企画として
第4回・海外自然史系施設見学情報交換会 特別編「恐竜が博物館にやって来るまで」
を大阪・グランフロント内ナレッジサロン・プレゼンラウンジで
開催しました。

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講師は前回に続き渡部真人先生。
ゴビ砂漠での恐竜発掘から博物館での展示までを
纏めたお話は、あまり他に例の無い内容だったかと思いますし、
大学であれば博物館学の講義にもなるのかな、と。
また、サロンスタッフの恐竜好きの方が前回から続けて
この集まりの担当になって下さっていて、何かと
助けて頂いています。

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渡部先生のチームも発見・発掘したヨロイ竜・ピナコサウルスの頭骨レプリカと、
私が原型製作・渡部先生監修のタルボサウルス&サウロロフスフィギュア
渡部先生の監修で当社が試作したイグアノドン旧復元骨格模型を会場に展示。

次回は、通常のスタイルの海外の施設見学情報交換会か、
ゲストをお呼びしての特別編かは未定ですが(一応、ゲストの
方には目星を付けてはいるのですが)、また開催したいと考えています。
宜しくお願い致します。


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