恐竜博2009

2009年7月28日 / 恐竜・古生物

・26日
恒例の、かつ1回休みだったので1年振りの
ワンフェス。今回は結構お客さんが多くて、
ほとんど会場を回れず。でも、いい感じで
古生物に詳しかったり、興味を持っている方が
多くて楽しかったです。
という事なので、レポートしように画像も
ほとんど撮ってないので、ネタが無いのです。
動物系のディーラーさんとか、
増えてるみたいなんだけどな~。
・27日
久正人さん恐竜博を見学。
すでに恐竜博見学済みの皆さんは一様に
「なんかいろいろとデカイよ~」と仰っていましたが、
確かにその通りで。
ここでは個人的なお気に入りを幾つか。

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スピノサウルス亜成体。
全長17mの成体スピノサウルスが今回の
恐竜博の目玉ですが、失われた標本に関する
写真や論文を手がかりに再現した成体と違い、
こちらは実際に現在発掘研究されている
数個体分合わせて約60%残っている標本から
復元されたもの。これからしばらく、
さらに保存状態の良い標本が発掘・研究される
までは、スピノと言えばこの骨格をベースに
考える事になるかも知れません。

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モノロフォサウルス。
モノロフォは割合見る機会のある恐竜ですが、
同じ恐竜でも、こんな感じでポーズや
各部分が綺麗にキマッっている展示があると
嬉しいのです。

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ゴルゴ&ティランノ(ティラノ)亜成体コンビ。

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ノスロニクス。
現在、組み立て骨格が見られるテリジノサウルス類では
この標本が一番カッコイイんじゃないかな、と。
目玉のスピノや、マメンキサウルス、ギガントラプトル、
恐竜のミイラ「ダコタ」はもちろん、
ヨロイ竜の展示やティランノ頭骨バリエーション等、
見所はまだまだ沢山あります。
また会場には成体スピノサウルスを初め、
実物大復元模型も展示されていますが、
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グアンロンにディロン、
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バハリアサウルスにカルカロドントサウルス、
と、かなり丁寧な造形です。
復元模型は、公式カタログには掲載されて
いないので、是非会場でじっくりご覧下さい。
さらに、今回のオススメは公式カタログ。
多くの研究者による、様々な分野の最新の
研究成果が収録されており、かなり内容が濃く、
専門書レベルと言っても良いかも。マメンキサウルスや
スピノサウルスの全身骨格図が収録されているのは
模型やイラストをやる人間には嬉しい所。
資料として使う事が多い人は2冊買いしても
損は無いのでは?
公式フィギュアもありましたが、今回は
これを購入。

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レジのお姉さん
「あの、首が袋から出てしまうんですが
 宜しいでしょうか、、、、、、」
「、、、、、、、、、、、、、、、は、はい、、」
中に各部可動のフレームが入っているそうで、
首、しっぽ、前後肢がグリグリ動く優れもの。
デザインも可愛いし。
でも、コレ用の大きい袋くらい用意しとこうよ(泣)。

北海道 2日目~3日目

2009年7月21日 / その他

前回からの続きです。
講演会の会場はほろしん温泉のホール。
北海道大学博士課程で首長竜の研究を
されている望月さんも駆けつけて下さいました。
札幌から車で3時間かけて来て下さり感謝なのですが、
そこはやっぱりいろいろと私の手伝いをさせられるハメに(笑)。

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講演中。撮影は望月さん。
望月さんは、カメラ係だけではなく、ワークショップに
遅れて参加された方への対応や、講演中に専門的な部分での
補足をお願いしたりと、いろいろと助けて下さいました。
講演参加の方は、日頃から化石館の活動に参加されている方が
多かったそうなのですが、それだけに熱心に話を聞いて下さり、
こちらも楽しくお話させて頂けました。
時間が前後しますが、講演前、温泉のレストランで
昼食を取っていると、望月さんが温泉の名前が
印刷されている割りばしの袋を持って帰る、と。
理由を聞くと「ほろしん=Holocene、つまり完新世。
ぜひ大学の先生方に見せたい」との事。
感心すると共に、今まで気づかなかった自分の
勉強不足も痛感。
新生代については、まだまだ知識が足りません。
講演のあとは、タラソメドンの骨格をさまざまな
角度から観察しつつ、望月さんによる首長竜に関する
レクチャー。望月さんは首長竜の泳ぎ方について
研究されているので、復元模型を造る者にとっては
直結するネタが続々と。
化石体験館ジオラマ用に制作した首長竜は
望月さんの復元に関する見解をいろいろと取り入れています。
上手く纏められたか不安だったのですが、
作品を直に見て望月さんも大変喜んで下さったようで、
ホッとしました。

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一周年記念、サメの歯化石封入ストラップ。
化石館スタッフが制作した物です。
こういう小物から全身骨格まで、
化石館学芸員の篠原さんとレプリカーズの皆さんは
大概の物を自前で用意してしまいます。
そして結局、札幌への帰路も望月さんにお世話になる事に。
化石館を出発して少しすると望月さんが
「これ、画像撮っておくべきでしょ!」
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北海道だし、ナコルルと組み合わせると
かなりの破壊力の観光資源になるよーな。
ちょっと先にある「とまれ」の表示が
「あんまり夢中になりすぎるなよ」のメッセージかのよう。
札幌に到着後は2人でジンギスカンで夕食で1日終了。
北海道最終日は、北海道大学総合博物館で望月さんと
合流。学食で昼食食べたり、植物園を見学したり。
いろいろと面白かったんですが、長くなりそうなので
今回はここらへんで。

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こんな物が空港にあるんだから、
すごい浸透っぷりだ。

北海道 2日目-沼田町化石館-

2009年7月20日 / 作品展示

19日
沼田町化石館新館「化石体験館」開館
一周年記念展示と記念講演のため再び沼田に来る事が出来ました。
この体験館常設展示用の復元模型制作はまだ継続中で、
その資料として、もう一度展示物や標本を見たいと
思っていましたし、前回沼田に来た時は、まだ体験館は
開館前でしたから、そちらも是非見ておきたかったのです。

沼田町化石館0907192
沼田町化石館0907193
「化石体験館」の様子。
これに、化石レプリカ制作体験等に使う
実習室があります。
普段はここに大型首長竜・タラソメドンも
展示されているのですが、一周年記念展示期間は、、、、、
沼田町化石館0907191
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こちら、道を挟んで向かいにある、ほろしん温泉ロビーに
出張中。2階から全身を見下ろせるのが嬉しい。
記念展示期間は私の作品も展示されています。

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沼田の地層の年代や、産出している化石に
関係のあるネタを選んでいます。

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このタラソメドンは化石体験館の宣伝用に
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温泉のフロントに常駐しています。
ワンフェスや作品展等、あちこち出張した作品なのですが、
こうしてとても良い場所に落ち着くことが
出来て嬉しいです。
体験館に戻って、常設展示されている
私が制作した復元模型。

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アミノドン。

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ジオラマに使用されているモササウルス類(クリダステスがベース)と
大型首長竜(タラソメドンがベース)。
講演の様子等はまた次回。

北海道 1日目

2009年7月19日 / 恐竜・古生物

18日
午後2時ごろに新千歳空港着。
温度は15度、涼しいを通り越して寒い!
札幌で急遽長袖を購入。
古沢仁さんを訪ねて札幌市博物館活動センターへ。
古沢さんの北海道での活動については、
去年北海道を訪れた際に、沼田町化石館の篠原さんや
北海道大学の小林快次さんに伺っていたのですが、
その後、仙台の古生物学会ですでに古沢さんとは
面識のある新村龍也さんが紹介して下さり、
今回仕事場を訪問出来ることになりました。
古沢さんは、海棲哺乳類、特に日本で発見された化石海牛に
関する研究・活動が多く、また博物館とその地域の方との
関わり合いにも熱心に取り組んでおられ、
沼田町化石館の名物の一つと言っていい
レプリカーズを立ち上げた方でもあります。

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札幌市博物館活動センターの展示物。
現在センターはビルの一部を使用しての活動で、
展示室もその中の一角です。
古沢さんには、ご専門でもある海棲哺乳類をメインに
北海道で見つかったさまざまな標本の話や、
センターの所蔵品を見せて頂きました。
クジラの系統の話は、日ごろあまり見聞きする機会が
ないので非常に興味深かったです。
センターの学芸員さんにチリモンファンがおられる事が判明。
「チリモン博物誌」も買いましたよ!」との事。
ご自分で見つけられた自慢の(?)チリモンを、
研究者らしくキチンと保存されていました。
札幌まで来てチリモン話で盛り上がる事になるとは。
札幌で古生物関係の展示というと
北海道大学総合博物館がありますが、
古生物に興味のある一般の方を受け入れる活動が
充実している点では、ぜひこの札幌市博物館活動センターも
訪れて欲しいと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あ、植物が専門という学芸員さんに
札幌のビルの上に咲いた大きなお花の事
聞くの忘れた!
地下鉄に出たという大きな虫の標本も無かった、、、、。
タクシーの運ちゃんに
「大きなカメ見ました?」って聞いても「?」な顔されたし。
そういや、ゴジラも来てましたね。

群馬行き

2009年7月13日 / 恐竜・古生物

11日
途中、電車乗り換えの高崎駅で
漫画家・所十三さん、恐竜倶楽部会員sarsaさんと
バッタリ。さらに、目的駅で恐竜倶楽部会報編集長のBa2さん、
アクアプラント・守亜さんと合流。
今回の目的は「シーラカンス展」見学と、
この日に行われる北九州市立自然史歴史博物館・籔本美孝先生
講演「シーラカンスの謎と不思議」。
講演開始前にシーラカンス展を見学していると
京都大学博士課程の黒須さん、「絶滅哺乳類大会」共同主催の
A.E.Gさんも合流。にぎやかな展示見学になりました。

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シーラカンス展のために籔本先生の監修で製作された
全長3.8mの実物大マウソニア・ラボカティの立体骨格。
今回の目玉の一つです。

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シーラカンスの中でも変わり者と言って良い姿の
アレニプテルス。復元模型はアクアプラント・守亜さん作品。
午後1時30分より籔本先生の講演。
シーラカンスと言えば、現生種が話題になる事が多いのですが、
籔本先生の講演では化石種から判明するシーラカンスの
歴史と、現生種との比較から得られる情報など、
シーラカンスという動物全体を俯瞰できる、といって内容が濃いだけでなく、
籔本先生の語り口も楽しいものでした。
講演終了後、再度シーラカンス展会場と
常設展見学。もう13年ほど前にこの博物館に
一度来ているのですが、その時は恐竜の展示の
写真ばかり撮っていて、そのほかの哺乳類などの
写真がなかったので、それを撮影するのが
今回の目的の一つ、、、、、、、だったのですが、
群馬県博・高桑先生他皆さんにいろいろと
お話を伺っているうちに時間が無くなり、
結局駆け足で撮影。
ま、展示されている物はおおよそ把握出来ましたから、
必要になればまた来れば良いのです。

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ディメトロドンの足跡。こんな展示あったんですねぇ。
群馬県博は、古生物の展示も非常に充実しており、
特にブラキサウルス、マメンチサウルス、カマラサウルスと
3体の大型竜脚類の全身骨格が展示されている
日本でも数少ない博物館です。まだ未訪という方は
シーラカンス展と一緒に是非。
博物館閉館後は、守亜さん、黒須さんと一緒に
近くにあるという美味しいと噂のケーキ屋へ。
すると、喫茶室には博物館館長・長谷川善和先生、
シーラカンス展初日を見学に来られていた
科博・真鍋真先生、所十三さんに恐竜倶楽部組が。

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という訳で記念撮影。
古生物ファン(というか、今回は籔本先生ファン?(笑))から、
日本の古脊椎動物学会の重鎮まで、年代もポジションも、
古生物への関わりかたもバラバラの皆さん。
でも、こやっていろんな人が集まって
それぞれに楽しんでいる場にご一緒させて頂くと、
古生物に関わる事をやっていて良かったな、と感じます。
その後は、守亜さんお薦めのインドカレー屋で
ご馳走になり、磯部温泉に一泊。
12日
帰宅の途中、ちょっと寄り道をして
造形作家・山崎繁さんの仕事場を訪問。
山崎さんと言えば、恐竜ファンには
海洋堂在籍の頃に手がけられた骨格シリーズが
有名かと思いますが、現在は恐竜に関わらず
様々な分野の造形をこなす造形師として
活躍されています。
といっても、個人的に気になるのは、やっぱり
恐竜・古生物ネタ。仕事場には、、、、、
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とか
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なものが。
近いうちに公式に発表されると思いますので、
皆さん、期待しましょう。
短い旅でしたが、今回も多くの方と
お会い出来て、いろいろ話も伺えて楽しかったですね。
現地でいろいろとお世話になった守亜さん、
博物館見学でご配慮いただいた高桑先生には
特にお礼申し上げます。

妖怪本・恐竜本・チリモン本

2009年7月9日 / その他

「妖怪を科学する!」マイミクの樹山さんが表紙模型(ろくろ首)を制作です。
樹山さんはワンフェスやデザフェスに出展される事もあり、
そういう場で作品を見ることが出来ますが、
出来ればもっと大勢の方に見て貰える機会があればな、と
思っていたので、本の表紙に採用というのは嬉しいですね。
「Prehistoric Life Murals」古生物復元画家としても、イラストレーターとしても
有名なウィリアム・スタウト氏の古生物壁画の画集。

クリーブランドでお会いした時にに内容を見せて頂いて、
それから発売が楽しみな本でしたが、
収録されているのは本当に素晴らしい作品ばかりです。
恐竜よりも哺乳類がメインですが、それだけに
普段あまり復元画などでは見かけない動物も多数登場で
楽しいのです。
いずれ、もっとキチンと紹介したい本です。
「チリメンモンスターをさがせ!」先日、「ホネホネたんけん隊」見学をご一緒した
「恐竜をさがせ!」のスタッフが製作した本です。
「ホネホネたんけん隊」見学の後は、
きしわだ自然資料館に本の完成報告&お披露目へ。
私達もそれに便乗して資料館に行き、お祝いの飲み会に参加。
チリモン関係者は皆さん嬉しそうだし、
また今回初めてのお店の魚料理が美味しくて、
何とも楽しい時間でした。

ホネホネたんけん隊

2009年7月7日 / その他

7/5
大阪市立自然史博物館で開催中の「ホネホネたんけん隊」見学へ。
同行者は、「恐竜をさがせ!」で仕事をご一緒した
編集者さんに出版社の担当者さん、corvoさん
鰐亀流工房さん、それに最近は「チリモン博物誌」
名前が出たり、オオゴシさんのブログに登場したりと
妙に露出が多くなっているはにわや工房さん
さて、会場の様子。

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骨とか骨とか骨が展示されてます。

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フタユビナマケモノ
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肺魚にエイにガー。

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カメカメコーナー。
この画像には写ってませんが、
corvoさんのブログにあるスッポンやワニガメの骨格も
カッコ良かったです。
変に気をてらった展示もなく、難しい解説も少なく、
とにかく骨そのものの魅力を前面に出した
シンプルでも、様々な見方も楽しみ方も出来る
良い展示と思います。この夏休みには是非!
で、会場を出たところで、ホネホネたんけん隊開催の
功労者の一人、なにわホネホネ団団長の西澤さんとバッタリ。
ホネホネたんけん隊ポスターのイラストも西澤さんの手による物。
お忙しい所、足を止めさせてしまいましたが
嬉しいサプライズでした。

日本古生物学会年会 その2

2009年6月28日 / 日本古生物学会

2日目は、科博・真鍋真先生による特別講演
「手取層群の爬虫類研究を概観する」からスタート。
タイトルだけだとちょっと難しい感じですが、
内容は至って平易で、かつ真鍋先生の柔らかく判り易い
話し方もあり、研究者でなくとも十分に興味深いと思える
内容でした。
昼過ぎからはポスターセッション会場へ。
ここで、長谷川善和先生犬塚則久先生
居られたので、アショロアの模型を見て頂くことに。
このお二方に見て頂くだけでも大変な事なのに、
またいろんな方が話に加わってくださり、さらに大変な事に。

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という事で、大変に大変な状態記念写真。
左から長谷川先生、犬塚先生、仲谷英夫先生
私、所十三さん
犬塚先生の手にアショロアがあるのが判るでしょうか?
ちなみに、この写真は、前日カメラが壊れてしまった私に代わり、
わざわざ他で話し中だった小田隆さん
無理を言って撮って頂きました。
さらにこの画像撮影後も、甲能直樹先生古沢仁先生など、
絶滅海棲哺乳類研究者が続々と。
様々な意見を頂き、本当に勉強になりました。
「こうして模型になって初めて判ること、気になることもありますね」
と言って頂けたのが、古生物造形作家冥利に尽きました。
ついでに、この日の午後には犬塚先生による
アショロア復元の新見解発表のオマケつき。
予想以上に雰囲気が変わった感じ、っていうか
「作品を 見せたその日に 新学説」
これぞ古生物造形の醍醐味! 
でも、こういう新説を見聞きするとワクワクしますね。
一般講演の後は、初めて夜間小集会を聴講し、
やっぱり飲み会。
3日目
今回は古脊椎関係の発表が最終日まで
ずれ込んでいたので、それを聴講した後帰宅しました。
今回の学会では、作品を多くの研究者に見ていただき、
本当に多くの感想を頂けたのが収穫の一つ。
それと、博物館でのワークショップについて
幾つかの博物館の方にお話を伺えたのが良かったです。
一応、私も恐竜関係のワークショップを行いますし、
きしわだ自然資料館での恐竜教室の担当でもあるので、
他の博物館の試みは気になります。私でも出来る事は取り入れて
行きたいですし、もちろんこちらからも何かが提供出来るように
なれれば良いな、と思っているのです。
という事で、次回の古生物学会は琵琶湖博物館での開催。
お気に入りの博物館、しかも関西での開催という事で
非常に楽しみなのです。

日本古生物学会年会 その1

2009年6月27日 / 日本古生物学会

初日は午後6時開始の懇親会から参加。
会場は千葉大学生協食堂。
ここ2回はホテルが会場でしたが、
個人的には大学生協での懇親会も魅力的。
豪華な感じのホテルでの懇親会には無い、
何となくのんびりした感じが好きなのです。
会場の様子
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「めんコーナー」の表示が生協感いっぱい。
っていうか、すかさずピースですか、T先生!
そんなT先生お薦めのシーラカンス展は7月11日から。
シーラカンス好きの方は是非!
今回は日ごろお世話になっている研究者・学生さんに
実際に作品を見ていただこうと、アショロアと
プセフォデルマを持ち込み会場隅のテーブルで披露。
すると他の研究者の方も興味を持ってくださり、
お陰で今までお話する機会の無かった方とも
知り合う事が出来て、思わぬ収穫。
盛り上がりついでに、その場面を画像に撮る
タイミングも逃していまいました。
懇親会の後は千葉駅に戻り、これまた
毎回恒例の有志による2次会でした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
千葉大学から最寄り駅への移動中、
うっかりデジカメを落としてしまい、
あえなくお亡くなりに、、、。
もちろん修理に出しますけれど、
どうなることやら。
という事で、2日目以降の学会レポートの
記事には画像が付けられない事に(泣)。

プラテオ&メイ

2009年6月17日 / 造形・イラスト作品

・プラテオサウルス
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後はシッポのみ。
プラテオはずっと造りたかった恐竜だったんですが、
なかなかタイミングが合わず、そのまま10年近く。
でも、結果的にはその10年の間に04年の恐竜博で
全身骨格を初めて見れましたし、意外に復元に関係する
新学説も多く出ていて(あまりちゃんと把握してないけれど)、
ある意味良い熟成期間でもあったのかな、と。

こんな本まで出ましたし。
プラテオサウルスやメラノロサウルスのような
三畳紀の初期竜脚形亜目の専門書。
かなりガッチリの専門書なんで、なかなか歯が立ちませんが。
肩や肘の可動についての考察(とおぼしき記事)が
興味深いのですが、如何せん英語が、、、、。
・メイ
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学名はメイ ロン(Mei long)。
メイというと、あの丸まりポーズで発見された化石が印象的で
復元もその状態のものが多いですが、私は通常ポーズで。
「羽毛があって小さい恐竜の模型があると嬉しいな」
という天からの声が聞こえたので製作する事に。
羽毛恐竜に関しては、そろそろ試作段階ではなく、
それなりのクオリティで仕上げられるようになりたいところ。
難しいけれど。
7,8月は、あまりじっくりと作品を造る時間が取れそうにないので、
今の間に出来る限り集中して作業を進めておきたいです。

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