日本古生物学会年会 その2

2009年6月28日 / 日本古生物学会


2日目は、科博・真鍋真先生による特別講演
「手取層群の爬虫類研究を概観する」からスタート。
タイトルだけだとちょっと難しい感じですが、
内容は至って平易で、かつ真鍋先生の柔らかく判り易い
話し方もあり、研究者でなくとも十分に興味深いと思える
内容でした。
昼過ぎからはポスターセッション会場へ。
ここで、長谷川善和先生犬塚則久先生
居られたので、アショロアの模型を見て頂くことに。
このお二方に見て頂くだけでも大変な事なのに、
またいろんな方が話に加わってくださり、さらに大変な事に。

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という事で、大変に大変な状態記念写真。
左から長谷川先生、犬塚先生、仲谷英夫先生
私、所十三さん
犬塚先生の手にアショロアがあるのが判るでしょうか?
ちなみに、この写真は、前日カメラが壊れてしまった私に代わり、
わざわざ他で話し中だった小田隆さん
無理を言って撮って頂きました。
さらにこの画像撮影後も、甲能直樹先生古沢仁先生など、
絶滅海棲哺乳類研究者が続々と。
様々な意見を頂き、本当に勉強になりました。
「こうして模型になって初めて判ること、気になることもありますね」
と言って頂けたのが、古生物造形作家冥利に尽きました。
ついでに、この日の午後には犬塚先生による
アショロア復元の新見解発表のオマケつき。
予想以上に雰囲気が変わった感じ、っていうか
「作品を 見せたその日に 新学説」
これぞ古生物造形の醍醐味! 
でも、こういう新説を見聞きするとワクワクしますね。
一般講演の後は、初めて夜間小集会を聴講し、
やっぱり飲み会。
3日目
今回は古脊椎関係の発表が最終日まで
ずれ込んでいたので、それを聴講した後帰宅しました。
今回の学会では、作品を多くの研究者に見ていただき、
本当に多くの感想を頂けたのが収穫の一つ。
それと、博物館でのワークショップについて
幾つかの博物館の方にお話を伺えたのが良かったです。
一応、私も恐竜関係のワークショップを行いますし、
きしわだ自然資料館での恐竜教室の担当でもあるので、
他の博物館の試みは気になります。私でも出来る事は取り入れて
行きたいですし、もちろんこちらからも何かが提供出来るように
なれれば良いな、と思っているのです。
という事で、次回の古生物学会は琵琶湖博物館での開催。
お気に入りの博物館、しかも関西での開催という事で
非常に楽しみなのです。

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