カテゴリー「博物館・特別展見学」の記事

■恐竜復元教室 at 沼田町化石体験館

2018年9月28日 / 恐竜ワークショップ, イベント・教室・講演, 博物館・特別展見学

2018年9月16日
北海道・沼田町化石体験館にて恐竜復元教室の講師を担当しました。


前日に沼田に到着。沼田町化石体験館前の幌新温泉ほたる館に一泊。


温泉が広くてとても気持ちいいです。




館内に化石体験館の案内・出張展示。


客室にも化石体験館の案内と沼田の化石を題材に絵本が。






沼田町化石体験館



沼田を代表する化石の一つ・ヌマタネズミイルカ。




今回の教室は沼田町化石体験館開館10周年記念イベントの一つです。


午前は講演会「古生物復元造形の仕事〜沼田から世界へ〜」





午後はティラノサウルス頭部復元ワークショップ。





教室終了後も、館内を一緒に見学しながら参加者の皆さんと色々とお話しが出来ました。



沼田町化石体験館は、私が常設用展示模型を製作した最初の博物館です。
ここでの経験がその後の仕事や活動に大きく影響しています。



館内に展示の私の作品。






これらの作品は、最後の画像の首長竜以外は、10年前の沼田町化石体験館開館に合わせて製作したものです。



前回沼田に来たのは化石体験館開館1周年の時でした。
それから9年ぶりの再訪となりましたが、館内の展示解説が更新・充実されていて
展示規模と合わせると、じっくりと全ての展示を見て解説を読むには
とても良いボリュームになっていました。また、様々な体験メニューもあり
全てを楽しむと随分と時間が過ぎてしまいます。
沼田町化石体験館&温泉という組み合わせは、遠くから来ても十分に
楽しめる場所かと思います。



10月8日には10周年記念イベント第2段も。

こちらも是非!










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■仙台市科学館

2018年6月30日 / 博物館・特別展見学

2018年6月22日
仙台市科学館を見学。




宮城県では魚竜が多く発見されています。







化石種&現生のゾウ骨格の展示が充実しています。

ナウマンゾウ



マンモス



センダイゾウ(ゴンフォテリウム)



アフリカゾウ


やはり恐竜もあります。

アロサウルス




現生の鳥類の模型が多く展示に使われていました。
羽毛などのディテールは少しシンプルにはなっていますが、ポーズや塗装が柔らかで
とても雰囲気の良い造形です。




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■ドイツ・恐竜古生物博物館見学旅行記 in パーパスジャパンHP

2018年6月2日 / 2017年 ドイツ古生物博物館ツアー, 博物館・特別展見学, 海外

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「ドイツ・シュトゥットガルトとフランクフルト8日間 恐竜・古生物博物館見学旅行」
昨年秋のドイツ旅行の際にお世話になった旅行会社・パーパスジャパンのサイトに、
その旅行のレポートを書きました。
各博物館の詳細は「世界の恐竜博物館見聞記」に纏めています。


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■台湾・日光石頭博物館

2018年5月12日 / 2018年 台湾, 博物館・特別展見学

樹谷生活科学館で合流したお二人から、「近くになかなか興味深い化石展示施設が
あるから一緒に行きませんか?」と誘われて来ました。


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入り口前のミュージアムショップ?の雰囲気からすでにタダモノでは無い感。


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入ってすぐがコレ。
ちょっと想像以上に凄い。しかし、コレはまだ序の口だったのです。


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広い!&なんか色々ある!


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地味にスゴそうなものがあるなぁ、と見ていたら、
後で同行の2人も「アレ、ちょっと凄いものじゃないですか?」と。
見てるところが一緒(笑)。


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ここからは恐竜ホールらしい・・・・。


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!!! なんかエラいことになってますが!


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恐竜と仏像。
なかなか他では見られない構図。

この博物館、個人のコレクションを陳列したものです。
展示キャプションは結構間違いがあったりですが、とにかく規模は凄い。
一度に見られる恐竜・古生物の全身骨格レプリカの量では台湾で一番かも。
ティラノサウルスに関しては、現在台湾で唯一の全身骨格なのでは、という話も。
最初は展示されているものの大きさ・量・規模に圧倒されますが、
そのうちにコレだけの物を集め、そしてそれをこうして一般に開放する
館長さんの情熱を想像してまた圧倒されます。
まさにヴンダーカンマー!!(もう「部屋」という規模でも無いですが)。


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今回はあまり紹介していませんが、とにかく色々あります。

近々この博物館は閉鎖するらしいとの事です(多分)。
見学に行きたいという方は、事前に開館状況を調べられたほうが良いかと。


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■台湾・台南・樹谷生活科学館

2018年5月8日 / 博物館・特別展見学, 海外

台南・樹谷生活科学館を見学。
台南駅からローカル線で約15分の新市駅から
タクシーで15分ほどです。

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入り口で学芸員さんと、台湾の恐竜・古生物好きのお二人と合流。
一緒に見学&案内して貰えると事になりました。


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タルボサウルス


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大型モササウルス類

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トウジャンゴサウルス


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1階に中生代展示、その真下に新生代展示があります。


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化石種ゾウ(ステゴドン類)


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グリプトドン


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Cervalces scotti(化石種ヘラジカ科の1種(?))
この全身骨格は初めて見ました。

新生代展示が予想外の充実。また周りに囲いが無いので
様々な角度から観察出来るのも嬉しいです。




現生動物の展示。
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考古学展示。
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そもそもこの科学館のある場所が考古学遺跡の発掘地の傍だそうです。



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ミュージアムショップ。


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科学館の外にマメンチサウルス全身骨格!



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ペットボトルのシールが可愛い。


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ドラゴン?の乗り物。台湾っぽいです。


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皆さんと記念撮影。
今回は古生物関連だけの見学になってしまいましたが(皆さんと色々とお話をしていて時間切れ(笑))、
まだ新しい施設という事もあって、展示・設備ともにしっかりとした科学館に感じられました。
恐竜だけでなく、新生代や現生動物の骨格展示が多いのも台湾では結構珍しいように思いますし、
屋外のマメンチサウルスなど他とはちょっと違う見せ方が楽しい施設です。
機会があれば、また行きたいです。

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科学館で合流したお二人が、
オススメの台南ローカルフードに連れて行って下さいました。
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美味しかった!

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これもオススメのタピオカミルクティー。
今回は高雄からの往復、台南は通るだけ予定でちょっと残念に思っていたので、
少しですが台南の街を見て回り、食事も出来て嬉しかったです。
国内外問わず、訪れた先で地元の方に美味しいお店を紹介して頂いたり、
食事を一緒出来ることが多いのは、恐竜・古生物に関わる事の大きな楽しみになっています。

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台南駅。良い風情の建物です。

さらに、案内して下さった方オススメの「高雄で一番美味しい小籠包」が
ホテルから近いという事で翌日行ってみたのですが・・・・
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スープが本当にタプタプでビックリ&美味しい! そして7つで200円弱! 
これだけで十分豪勢な朝食になります(営業が早朝から昼過ぎまで)。
次の日、もう一度行きました。

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これまで訪れた他の博物館・学会参加の様子は「世界の恐竜博物館見聞記」で紹介しています。
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■埼玉県東松山市・化石と自然の体験館

2018年4月4日 / 博物館・特別展見学


2018年2月に埼玉県東松山市・化石と自然の体験館を見学しました。


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化石を含んだ地層の土から化石を探す事ができます。
サメの歯が結構な確率で見つかるそうです。

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真ん中は大型のサメ・メガロドンの見事な歯。


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トイレサインもサメです。

化石と自然の体験館には、私が製作したパレオパラドキシア復元模型も展示されています。
来館の際には、そちらも是非見ていただければ。


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■岡山理科大学・恐竜学博物館開館記念シンポジウム

2018年3月26日 / 博物館・特別展見学, 学会

岡山理科大・恐竜学博物館の開館シンポジウムに参加しました。
まずは展示を見学。

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サウロロフスの後脚。


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モンゴルでの恐竜化石産状画像や竜脚類足跡を床に実物大に引き伸ばした一角。
なかなかの臨場感です。モンゴルでの発掘の様子の写真も展示されています。


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アロサウルス。


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メインの恐竜学博物館。
化石クリーニング室もあり、作業の様子を見る事が出来ます。
各展示共に、至近距離で観察出来るのが嬉しいです。


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記念シンポジウム。
サプライズゲストに小林快次先生(北海道大学博物館)も。

夜は関係者の慰労懇親会にお邪魔させて頂きました。話し相手になって下さった皆さん、
ありがとうございました。楽しかったです!
(電車の時間の関係で、最後まで居られなかったのが残念です、、、、)。


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■姫路科学館見学会

2018年2月26日 / 博物館・特別展見学

きしわだ自然友の会の企画で姫路科学館見学会。


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見学は約5年ぶりですが、常設には丹波竜展示が加わっていました。
私が原型製作の丹波竜フィギュアも展示に使われています。



今回はバックヤードも見学できました。今回は画像掲載の許可は頂いていませんので、
バックヤードに関しては5年前の様子を参考までに>こちら
国内では3番目の規模の鳥類標本や、世界トップクラスと言われる
トリバネアゲハコレクションを含む昆虫標本が見事です。


こちらは姫路科学館のモルフォ蝶展示。
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亜種の細かい説明などは、見事なコレクションがベースにあるからこそでしょう。


姫路科学館で販売の三葉虫展図録。
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もう20年近く前のものですが、これだけ三葉虫について纏まった日本語の本は現在でも多くなく、
それが500円! 執筆者の一人の徳重先生にお話しを伺いましたが、当時にこれだけの情報・資料を
集めるのには、やはり非常に苦労されたそうです。

今回はきしわだ自然友の会の企画という事で、きしわだ自然資料館の学芸員さんや
化石に詳しい友の会会員さんと一緒に見学でした。各自が専門分野について色々と
説明して下さるのが、こういう企画の楽しいところです。
また、その皆さんが一様に収蔵庫に驚いておられたので、改めて姫路科学館のコレクション・収蔵庫の
凄さを実感できました。


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■フランクフルト動物園

2018年1月29日 / 2017年 ドイツ古生物博物館ツアー, 博物館・特別展見学, 海外

ドイツ旅行の最後はフランクフルト動物園。

最寄りの動物園駅
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動物園入口
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飼育員さんが気になるコアリクイ。


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キーウィ館。と言っても、キーウィはバックヤードで飼育中で見られません。
その代りにキーウィに関する展示があります。
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鳥類の展示が非常に充実していたように思います。
ゼンケンベルグ自然史博物館も鳥類展示・研究に力を入れていますし、
歴史的に鳥類研究に重きを置く何かがフランクフルトにはあるのかも知れません。


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鏡に自分を写すことで、霊長類の系統図が完成します。


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もちろん、昼食も園内で。


ショップ
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ドイツの動物園では、爬虫類・両生類や魚類などの屋内展示を見るのが楽しみなのですが、
このフランクフルト動物園では鳥類の屋内展示、特に小型の鳥の展示が印象に残りました
(その割には画像を紹介出来ていませんが。動きが速いので、なかなか良い画像が撮れず)。
確かに小型の鳥は屋内飼育でないとなかなか至近距離で見る機会は多くはありません。
その鳥特有の行動を見せるような工夫もされていて、見始めると飽きません。
また鳥類館の建物そのものも古いもののようで、建物自体も魅力的でした。




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これまで訪れた他の博物館・学会参加の様子は「世界の恐竜博物館見聞記」で紹介しています。


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■宝石と鉱物の街 イダー・オーバーシュタイン

2018年1月5日 / 2017年 ドイツ古生物博物館ツアー, 博物館・特別展見学, 海外

ドイツ旅行5日目。
フランクフルト中央駅から電車で約2時間弱のイダー=オーバーシュタインへ。


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イダー=オーバーシュタインは宝石・鉱物加工で有名な街。
鉱物好きには聖地と言っても良い場所だそうで、今回の旅行参加者さんの
リクエストでスケジュールに入れました。
私も一箇所くらいは自分の専門外&行った事のない場所を日程に入れたかったですし、
その分野では有名な場所という事で興味もあったのです。

まずは駅の前から始まるオーバーシュタイン地区へ。
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鉱物や宝石を扱うお店が何件もあります。

本屋さん
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正面の崖にある教会が観光名所だそう。


ですが、我々の目的はこちらの鉱物博物館。
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加工品の展示も
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加工作業所。水車で研磨用機械が動いています。

こちらは鉱物そのものの展示がメイン。
イダー地区には加工品がメインの博物館があるという事で、タクシーで移動
(同じ街とはいえ、歩ける距離ではないです)


イダー地区の中心部。
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宝石国際見本市も行われるそうで、立派なホテルもありました。


博物館見学の前に昼食。
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イダー地区の博物館。こちらは宝石・鉱物を加工した工芸品・美術品がメインです。
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加工品がメインという事で、正直あまり期待していなかったのですが、
展示物の予想以上の細かさ・美しさに驚きました。
流石は世界に名高いだけはあります。

こちらは特別展。
昆虫をメインに同じような色・模様の生物・鉱物を並べる、という趣旨です。
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展示物そのものに加え、展示手法・照明の使い方が美しい展示。
時間が足りなくて、ちょっと駆け足での見学になってしまったのが残念でした。

ドイツらしい綺麗な街並みと宝石・鉱物の街の名の通りの充実した博物館で
専門外の私でも「来てよかった」と納得でした。
訪問にあたっては、あまり日本語での紹介が見当たらないなか、
いくつかのウェブサイト、特にサイト「鉱物たちの庭」の紹介ページの記事が大変参考になりました。
町の大きさ・雰囲気、交通手段、食事の出来る場所の有無等を事前に
知っておけるのはやはりとても心強かったです。
それに、この紹介ページがなければ、イダー地区・オーバーシュタイン地区に分かれている事も
知らずに訪問し、イダー地区には行かずに帰ってきてしまっていたかも知れません。

「鉱物たちの庭」管理人さんの著書です。


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これまで訪れた他の博物館・学会参加の様子は「世界の恐竜博物館見聞記」で紹介しています。

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