新作・ブロントサウルス
2014年7月26日 / 造形・イラスト作品
新作・ブロントサウルス
尻尾を伸ばせば全長約70cm
1920年代にチャールズ.R.ナイトがフィールド博物館の依頼で
描いた復元画を立体化しています。
自分で造っておいて何ですが、
「あの絵の反対側ってこうなんだなぁ」と感慨深いです。
2014年7月26日 / 造形・イラスト作品
新作・ブロントサウルス
尻尾を伸ばせば全長約70cm
1920年代にチャールズ.R.ナイトがフィールド博物館の依頼で
描いた復元画を立体化しています。
自分で造っておいて何ですが、
「あの絵の反対側ってこうなんだなぁ」と感慨深いです。
2014年7月25日 / イベント・教室・講演
●7月23日
東急ハンズ・大阪梅田店ハンズカフェにて
第8回・恐竜・古生物トーク「恐竜・化石グッズトーク」
「恐竜・化石グッズトーク」は3回目。
夏休みという事もあって、親子での参加も。
結構マニアックな話もしたんですが、子供さん達も
しっかり付き合ってくれました。
スタート直前のテーブルの一角。
この後、どんどんグッズが増えて&散乱し、
終了後の片付けがちょっと大変でした。
現在、東急ハンズ渋谷店と梅田店のハンズカフェは、
福井県立恐竜博物館とのコラボで「恐竜カフェ」
となっています。
会場のテーブル近くにも、アロサウルス、しかも
保存状態の良い事で知られる通称・ビッグアル2の頭骨レプリカが!
これだけ至近距離で見られるのも珍しいです。
(画像は参加者さんから頂きました)
参加者の一人の眼鏡。ツルの先がドラゴン!
しかも左右あるので双頭の竜!カッコイイ。
眼鏡としてもお洒落なデザイン。
恐竜グッズでは無いですが、グッズ勝負では負けた感。
その他、手作りの恐竜グッズを持参された方も居られ、
グッズを中心にいろいろな話題でお話させて頂きました。
参加者さんに楽しんで貰うのが仕事のはずの私達も
随分と楽しんでしまいました。参加者の皆さん、
そして今回も時間延長を認めて下さり、また様々なサポートを
して下さったハンズカフェの皆さん、ありがとうございました。
8月12日も、この恐竜カフェでトーク企画を予定しています。
今度は「恐竜女子会」の予定。また宜しくお願い致します。
2014年7月24日 / イベント・教室・講演
燃えろ! 俺のコスモ!!
前もやったな、コレ。
という訳で、SF大会参加のため久々の筑波。
筑波だ!
去年に続きディーラーズルームにも出店。
今年の「SF古代生物の部屋」出演者の久正人さんの作品を
出版物販売コーナーで発見。SF大会に出演の作家さんの作品を
一通り揃え、名前のポップスタンドまで用意していました(流石)。
急遽不参加になってしまった渡部先生に代わり、
講演して貰う事になった恐竜研究を専攻中の博士課程・ハットリさんと
「SF古代生物の部屋」企画者のSF作家・富永浩史さん。
二人とも偶然、パイライトスマイルの古生物Tシャツ着用。
今回の「SF古代生物の部屋」は、開会式の後の最初のコマ、
そして次の2コマ・計3時間の増量版。
今回も私はマイク&スクリーン調整を兼ねた前座担当。
むしろ、前座のポジションは他のメンバーには譲らない!
本編最初は安藤さんの発表。ミニなんとかとか言ってたような気がしますが、
ここで書くには余白が狭すぎる。
次は渡部先生の代打で発表のハットリさんによる
恐竜発掘苦労話(講演中の画像撮り忘れました、、、)。
前日の急遽の代打打診にも関わらず、
しっかり素材を用意し、笑いも取り、専門用語を巧みに平易な
言葉に言い換えて話し、そして時間ピッタリに収める。
なかなか出来る事ではありません。お見事でした。
休憩をはさみ、後半1時間半は久正人さんがメイン!
富永さんとの熱いディスカッション中。
後半の講演に関しては、久さん他、出演者の了承の上で
参加者の方がこちらに纏めておられます。興味のある方は是非。
初日夜は、「SF古代生物の部屋」出演者+その他で
オフ会「SF古代生物の居酒屋」
翌日(2日目)は、それぞれ思い思いに
分科会企画等に参加。
ポスター発表を解説する安藤さん。
古生物学的視点における進化侵略体の考察等を
発表されていました。
会場で販売されてました(流石、筑波!)
あまりにそのままで拍子抜けするほど
エビグラタン味でした。
「艦長! みんなの心の第七ハッチが開いています!」
バスターマーチが始まった頃に周りを見ると
人がめっちゃ増えてる!
「このタイミングでどうやって?」
「ワープですっ!」
鳥取から来たトリピー&リトットちゃん。
「リトットちゃんは、カニの妖精なんですぅ〜」という解説に、
その場に居た人間が一斉に「幼生? ゾエア?メガロパ?」
、、、、、、大人げない。
リトットちゃんが思いのほか可愛いく、またお付きの方との
コンビが絶妙でした。
SF大会も4回目、古生物企画に来て下さる方には顔なじみも増えて来て、
今回はオフ会として飲み会までご一緒出来るようになりました。
大会カタログには「SF大会・定番企画」の欄で紹介されていて、
歴史の長いSF大会ではまだまだ新参企画にも関わらず、
仲間として受け入れて頂けたようで嬉しかったです。
SF大会だからこそ出来るトーク、また参加者さんのリアクションあっての企画で、
参加者の皆さんに育ててもらった企画だと思っています。
来年どうするかは未定ですが、また次回の開催を企てたいと
思っています。
久さんの作品
最近、こんな事もやってたんですね
>「ノブナガンの久正人、中国映画にイラスト提供」
2014年7月23日 / 博物館・特別展見学
●葛生化石館で開催中の
企画展・「単弓類ってしってる?」に
私の作品が展示されています。
展示の様子を化石館の学芸員さんが送って下さったので紹介。
イノストランケビア。
これは葛生化石館の常設展示。
国内では恐らく唯一の常設展示。
私は海外でも見た事が無かったりします。
企画展展示のディメトロドン。
個人的にはこれが目玉の
コティロリンクス全身骨格レリーフ。
アメリカ自然史博物館で展示されているもののレプリカ。
そして、横の模型&頭骨レプリカは私の作品&所蔵品。
頭骨はオクラホマ・サムノーブル自然史博物館収蔵のものの
レプリカ。この3点が並ぶ光景が見られるとは!
というか、まさか自分のコティロリンクスが
全身骨格展示と同じ舞台に立つ日が来るとは、、、、。
8月3日(日)には関連講演会
単弓類:恐竜以前に栄えた動物たち」 も開催。
講師は平山廉先生。時間は14:00から(約1時間)。
単弓類を題材にした企画展、そして講演会は
なかなかあるものではありません。
単弓類好きは是非葛生へ!
単弓類を含むペルム紀の古生物に興味のある方には
オススメです。
2014年7月22日 / 博物館・特別展見学
7月12日
群馬県神流町・神流町恐竜センターへ。
山中竜(サンチュウリュウ)のモニュメントがお出迎え。
開館当初は中里村恐竜センターでしたが、
今は町村合併で神流町恐竜センターに。
神流町で発見された恐竜化石はもちろん、
モンゴルの恐竜に関する常設展示の充実で有名な
施設です。
現在、ここにおられる学芸員・久保田さんには国内外の学会や
書籍の仕事等でお世話になっているので、行かなければならない
場所の一つだったのですが、今までなかなかその機会が無く。
今回やっと訪問出来ました。
山中竜(サンチュウリュウ) 神流町の恐竜化石と言えば
やはりコレ。
竜脚類の歯等も見つかっています。
ちょっと予想外だったのが、このキムボスポンディルス。
魚竜の1種ですが、この種類を展示している施設はかなり珍しいような。
そして、神流町と言えば、やはりモンゴル産恐竜。
タルボサウルス。パーツの追加や研究に合わせた変更等で、
一度リニューアル(?)されています。
リニューアル前後の解説が面白いです。
ハルピミムス
ガリミムス
ガルディミムス
グルジミムス
いわゆる「ダチョウ型恐竜」が、これだけ一度に見られる場所も
珍しいです。
サイカニア
ヴェロキラプトルとプロトケラトプスの「格闘化石」
ここの展示で嬉しいのは、4方向がガラスで覆われていて、
360°観察出来る物が多い事。
特に格闘化石をあらゆる角度からジックリ見れるのは
良いですね。
いろいろと分類がややこしいが故の
「オビラプトル問題(と、勝手に呼んでますが)」についての解説シート。
獣脚類が専門の久保田先生が居られる
施設ならでは。改めて勉強になりました。
忘れては行けない博物館ご飯。
ディメトロ丼。
恐竜センター・オリジナルの恐竜フィギュアシリーズ。
ショップには、この施設の学芸員・久保田先生と
私が関わった本(両端)も。
恐竜の骨格を間近でじっくりと観察するには
うってつけの施設。照明も明るめですし、
ガラスで囲われている分、柵等で囲われる場合よりも
安心して近づいて見れる部分も多いかと。
その他、子供から大人まで楽しめる工夫も多く、
決して交通の便が良い所では無いにも関わらず
県内だけでなく、県外からの来場者が多いと言われるのも
納得の施設でした。
神流町恐竜センターの久保田先生と
私が関わった書籍です。
2014年7月18日 / お知らせ
【恐竜・化石グッズトークのお知らせ】
7月23日 東急ハンズ梅田店・ハンズカフェにて18:30〜
申し込みはこちらから。
ハンズカフェでの恐竜・古生物トーク企画も、もう8回目。
来月も開催を予定医しています。
夏休み中は、ハンズカフェは「恐竜カフェ」として
恐竜メニューも。
2014年7月16日 / 原型担当商品
フェバリット社より新シリーズ
「プレヒストリック・ライフ」がスタート、
私が原型を担当したスミロドン、ケナガマンモス、
アノマロカリス、ダンクレオステウスのソフビモデルが販売中
(以下、画像は、フェバリット社HPから)
また、大きいサイズで柔らかい素材のビニールモデルシリーズも
スタート。私が製作した原型を元に商品が開発されています。
現時点ではケナガマンモスが先行して販売中ですが、
この後、スミロドン、アノマロカリス、ダンクレオステウスも続きます。
ソフトモデル、ビニールモデル共に、それぞれの古生物に造詣の深い
研究者さん方の監修・協力の元に原型を製作しています。
ソフトモデルのスミロドン、ケナガマンモス、ビニールモデルのケナガマンモスは
国立科学博物館で開催の特別展「太古の哺乳類展」会場でも販売中です。
宜しくお願いします!
2014年7月13日 / 博物館・特別展見学
●7月11日
東京・国立科学博物館で開催の特別展
「太古の哺乳類展」の内覧会に出席してきました。
開会式の挨拶。
デスモスチルス等の束柱類は日本を代表する
古生物の一つ。その束柱類の展示。
埼玉県立自然の博物館のパレオパラドキシアと
束柱類の展示では恐らく世界一の北海道・足寄化石動物博物館の
展示が科博に集合。科博には常設展示にも束柱類があるため、
この特別展期間中は科博の束柱類展示が世界一のはず。
古生物好きなら見逃せません。
ベヘモトプス!
これを見るためだけに足寄に行っても良いかも、と
思っていたのに、まさか東京で見る事になるとは、、、。
ナウマン象の成体オス・メス、そして子供。
この組み合わせもまず他では見られません。
今回、私が製作した復元模型3体も展示されています。
ヒゴテリウム(下は納品前に撮った画像。以下同じ)。
クシロムカシバク。
ザイサンアミノドン
(下の画像は仕上げ直前の目の塗装前)。
ヒゴテリウム、クシロムカシバクは見つかった化石が
アゴの部分という事、またザイサンアミノドンは資料として
歯の化石も見せて頂いたという事で、完成後&展示時には
あまり見えなくなる可能性もある奥歯も簡易ではありますが、
製作しました。結果的には、展示でもよく見れば見えるように
なっており、造っておいて良かったです。
ムカシバクとヒサクニヒコ先生。
真鍋真先生と。
そして、今回の特別展の監修・冨田幸光先生と。
冨田先生の著書「絶滅哺乳類図鑑」は、化石哺乳類を
扱った本としては洋書にも類書が無い、古生物好きなら
必携の一冊と言って良いでしょう。
特別展ショップでは、私が原型を製作した
スミロドン、ケナガマンモスフィギュア(フェバリット社)も
販売されています。
日本では世界的にも貴重な哺乳類化石は数多く発見されていますが、
それがコレだけ一同に会する機会は今回は初めてかと。
普段、まず外へ出ない展示物が元の場所を離れ
東京に集まったのも、今回の企画主旨だからこそでしょう。
日本でしか出来ない&見れない展示内容となっています。
この夏は科博に是非!
(恐竜展示室が9月からしばらく閉鎖・リニューアルだそうなので、
リニューアル前の展示見学もお忘れなく)
海洋堂製・頭骨ストラップに挑戦するも
3回連続でデスモスチルスが出て凹む某化石哺乳類研究中の
学生さん&それを冷ややかに見下ろす(?)デスモ頭骨。
2014年7月1日 / 日本古生物学会
6月27〜29日に九州大学で開催の
日本古生物学会・2014年年会に参加してきました。
と、学会前日の26日に某研究者さんお二人が我が家へ。
翌日、一緒に会場へ移動するという事だったのですが、、、
お土産がドリアン!
まさか、あのキング・オブ・フルーツが来るとは。
以前、タイの学会に参加したおりに「ドリアンを食べたい!」と訴えるも
時期が外れており食べられず残念がっていた事を覚えていた
研究者さん・タピオカさんがわざわざ直前のタイ調査の際に
入手して下さったのです、、、、、って、箱やビニール袋で
何重にもくるんでいるにも関わらず、特有の匂いが。
で、タピオカさんが慣れた手つきでバサバサ捌いてくれました。
堪能しました(いろいろと)。
翌日、早朝に出発、昼過ぎには九州大学着。
今回の出店ブース
おかげさまで、丹波竜フィギュアは持ち込んだ分は完売。
元学会会長や恐竜研究者さんも購入、「宣伝しとくよ〜」
と仰って下さったのがありがたかったのです。
初日夜の懇親会では、「恐竜・古生物トーク配信」にも
参加して下さった河部壮一郎さん(岐阜県博物館)の論文賞受賞の
挨拶も。河部さんは7月26日には岐阜県博物館にて
講演をされるそうです>詳細
二次会は中洲の屋台。
会場で配布のチラシから。
葛生化石館の今夏の企画展は単弓類!
葛生化石館は恐らく国内唯一のイノストランケビア骨格の展示が
あるという事で、元々単弓類好きには外せない場所ですが、
ついに小規模とは言え企画展が行われる事に。
チラシを見ながら学芸員さんとも
「やりましたね、、、」「ウチじゃないと、なかなか出来ないでしょう〜」
とニヤニヤしておりました。
私も少し関わっておりますので、宜しくです。
最終日は、研究発表講演終了後の化石友の会企画「プロフェッ サー前田の超マニアック化石講座」に参加。
想像以上に「超マニアック」で驚きの内容。
といっても、前田先生の解説は決して難しくはなく、むしろ
非常に判りやすく、加えて貴重な標本を惜しげも無く見せて下さり、
濃い時間でした。
化石友の会のイベントが始まってから、学会会場に来られる方の
顔ぶれが随分変わったように思います。
特に以前はまず見られなかった小学生や中学生が
増えたのは嬉しいですし、先生方の話を聞く皆さんの
真剣さ・集中力には感心します。
次回の友の会企画も楽しみです。