ディプロドクス骨格トイ
2013年7月9日 / 恐竜・古生物
アメリカから取り寄せた
ディプロドクス全身骨格トイ。
全長140cmで、なかなかの迫力。
子供向けの組立式トイなので、全体的にはザックリな出来とはいえ、
プロポーションは良好。概ね骨格も間違ってはない
(首やシッポの骨一つ一つは相当簡略化されてますが)。
でも、歯が無かったり、前肢の爪の数が間違っているのが
惜しい。という事で、最低限の改造を施す事に。
まず、歯を追加します。
何本か支柱となる真鍮線を埋め込み、
パテを盛り、
歯の形状を削り出し、
塗装して完成。
こちらは前肢。
このディプロドクス骨格の前肢には、第1~3指までの
3本に爪の基部となる末節骨があります。
ですが、大型竜脚類の場合、基本的には末節骨は
第1指(=親指)のみ(例外あったかな?)。
より後に現れるティタノサウルス種の中のさらに進化型になると、
その1本の爪も無くなるという説も。
ちなみに、画像の資料画像はブラキオサウルスの前肢。
第2,3指の末節骨を切除して、整形・塗装。
完成です。
素材は壊れにくいもので、組立&分解も簡単なので、
恐竜教室等での解説で活躍してくれそうです。
オマケ。
改造しようと頭部と前肢を取り外すと、後肢だけで見事に
自立(判りにくいですが、シッポの先は浮いてます)。
竜脚類が後肢メインで体を支えている事をオモチャとはいえ実感。