テュービンゲン大学古生物博物館 その1
2011年4月6日 / 2011年 ドイツ
前日、ベルリンからICEでシュトゥットガルトに移動。
翌日、そのシュトゥットガルトからローカル線で1時間ほどのテュービンゲンに。
駅から歩いて十数分で、目的のテュービンゲン大学古生物学博物館。
ちなみに入場無料。というか、研究棟の一角が展示室になっています。
で、入り口すぐに、、、
「恐竜学最前線」での金子隆一氏のレポートや、事前に研究者さん方にいろいろ情報は貰っており、ある程度予測していたとは言え、ヤバい! ここは絶対にヤバい!
壁の模様と思いきや、、、
全部に化石が嵌ってる!どれも見事な保存状態。
2Fの展示室に上がった所で、フィリップ・ハブリック氏、マークス・ブラー氏と合流。ハブリック氏は、今回の訪問にあたって事前に博物館に連絡した所、その担当の方から、またベルリン自然史博のハインリヒ・マリソン氏からも紹介して頂き博物館を案内して下さる事になっていました。
ブラー氏は、古生物・現生動物・未確認動物造形が趣味で、これまではネット上でのやり取りがあったのですが、会うのは今回が初めて。
そこはかとなくクラフトワークの「マン・マシーン」のジャケット風味。向きが逆&一人足りないけれど。
とりあえず展示の撮影は後回し、お二人といろいろとお話しつつ見学。昼過ぎになり、ハブリック氏は仕事に戻られ、ブラー氏はそのまま同行して頂ける事に。そこで「展示の画像を撮る前に、ランチ食べたいです。 どこかこの近所で美味しいテュービンゲンな料理食べられる所あります?」と聞くと「特にテュービンゲン料理的なものは無いけど、案内しますよ」と中心街へ。
と移動し始めてすぐに、、
大学の動物学研究棟だそうで、骨格・剥製等の展示があるとの事。
「一応一般開放もしているけど、担当者の許可がいるから、もし見たいなら後で聞いてあげますよ」とブラー氏。
昼食。普通の観光客だとまず入らないようなお店。
日本なら、肉一枚で一人分、なボリューム。旨い!
食事中、肉食恐竜の唇の話に。ブラー氏の見解を聞いてみると、「軟組織の痕が見つかってないと思うし、なんとも言えないかな。でも、そういう話なら私はバシロサウルスの頭部の復元に興味があって、、、」 そう来たか! 私もいろいろ考えていた所です。解説の為にブラー氏が描いたバシロ頭骨は、ちゃんと歯の形状が合ってました。この人、ちゃんと判ってる!「クジラって言えば、日本でも凄く面白いのが見つかってますよね。ナントカカントカって学名で、、、」「?????、、、ちょっと学名を書いて貰えます?」で、その学名見ながら氏の説明を聞く事、2~3分、、、、「Brygmophyseter shigensis、、、、シガマッコウか!」 もっとはやく気付よ、俺。というか、和名だけ覚えてちゃダメだ。反省。
Buhler氏自作のペンダント。かわいい。
食事の後は、ちょっと観光。中心街すぐそばのホーエンテュービンゲン城へ。
らしくなく、観光旅行な感じ。
という事で、長くなったので展示の画像がほとんど無いまま次回に。
次回予告
ついに念願の!