骨ゼミ

2009年3月28日 / 恐竜・古生物


3/27
毎月恒例の近畿古脊椎動物学ゼミ・通称「骨ゼミ」参加のため、
京都大学へ。
少し早めに京大に到着して、「骨ゼミ」開始前まで
疋田努先生の研究室へ。
と、そこで今まさに私が仕事で製作中の、
ある動物の研究をされている方が。
その日、京都に向かう直前まで作業しながら悩んでいた部分について、
資料を見せて頂くことが出来てほぼ解決。
自分の運の良さに一寸驚く。
今回の骨ゼミは現生のマレーバクの歯についての発表。
古脊椎動物のゼミですが、こうして現生動物の
研究も聴けるのが「骨ゼミ」の面白いところ。
復元模型を造る人間にとっては、化石種・現生種両方の
研究を定期的に聴けるのが嬉しいです。
ゼミ終了後は、これも恒例の懇親会(=飲み会)。

絶滅哺乳類大会用に隠しネタとして製作した作品を持参。
哺乳類造形はまだあまり経験が無いですし、
ネタがネタだけに、研究者の方々にお見せするのは
ちょっと勇気がいったのですが、皆さんの反応は予想以上に良く、
特にある若手研究者の方が非常に興味を持たれて、
「こうやって立体で見るからこそ、考える事、気づく事も
 あるんですよね~。
 僕、この模型で6時間は喋れますよ! 良い作品です」と
嬉しい感想が。
模型を介してのディスカッション、本当に参考になりますし、
楽しかったですね。それだけ研究者から話題を引き出せる
作品を造れたという事は、今後の製作の自信にもなります。
次は10時間くらいしゃべれる作品、目指します(笑)。
その研究者さんからは
「一度で良いから、大型哺乳類の解剖やっておくべきです!
 機会があれば一緒に是非」と。
正直、解剖は苦手で避けていたんですが、
そう言われてしまっては、そろそろ腹括るべきでしょうね~。
と、その前に、その作品をその動物の専門家に御見せする
という難関が待っているのですが。

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