マチカネワニ・シンポジウム

2006年12月12日 / 恐竜・古生物


マチカネワニ・シンポジウム1日目
初日は各分野の研究者による講演。
どの先生の話も、非常に分かりやすく、
内容も興味深いものばかり。
また、先生方の話の展開や纏め方に無駄が無く、
この手の講演としては珍しく、スケジュールよりも
若干早く進みました。
そのため、質問時間も結構しっかりとあり、
また最後には、来年新設される大阪大学総合博物館に
展示されるマチカネワニ復元図の草案を
見ながらのディスカッションの時間があったため、
かなり充実した質疑応答が参加者と研究者の間で
行われました。
今回のシンポジウムでは、マチカネワニそのもの
だけの研究についての発表だけではなく、
百原先生による、マチカネワニが棲息していた頃
の植生についての講演、
冨田先生によるマチカネワニと同時代の
哺乳類についての講演と、マチカネワニを取り巻く環境まで
含んだ内容だった事が良かったですね。
桂先生の、マチカネワニの骨格に残る
傷跡からの生態の類推も、先生の話術の巧みさもあり、
非常に面白い(御本人によると、大阪での講演という事で、
笑いの要素を意識して講演内容を組み立てたとの事)。
最後のディスカッションでは、参加者からの
質問に、先生同士でさらにそれを発展させながら
答えを導き出されて行く所に、古生物学の面白さを実感ました。
2日目については、次回

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