SVPレポート その1
2006年10月19日 / SVP・古脊椎動物学会, SVP2006・オタワ
17日、東京で1泊。
ウチのサイトや名刺等のデザインを担当してくれている
友人を含め、関東在住の中学高校からの親友達が
壮行会を開いてくれました。
ついでに、海外対応の新デザイン名刺を
受け取り、用意万端。
とか言いつつ、財布を家に忘れてきたり
(まぁ、あまり困らないので、全く問題無しなんですが)。
18日、成田にてcorvoさんこと小田隆さんと合流。
いよいよ初海外&初SVPへ!頼むぞユナイテッド。
ちなみに、今回のレポート、corvoさんの
ブログとは裏表的な形になると思われます。
もちろん、内容的には向こうが表でこっちが裏。
是非、corvoさんのブログのほうも
合わせてご覧下さい。
さて、乗り継ぎのシカゴまでは約10時間のフライト。
乗る前までは結構キツいんだろうな、と覚悟してましたが、
5時間ほど寝て、残りは機内食タイムに小田さんとの話で、
意外に退屈する事なく到着。
ここで初の入国手続き(まぁ、今回は何でもが「初」なんですが)。
「どういう目的でシカゴに?」
「オタワへの乗り換え」
「なんでオタワ?」
「観光(ベタ)」
「ふ~~~~ん(なんか訝しげ)。
誰か連れがいるの?」
「1人友人が」
「OK」
とパスポートに初ハンコ。
次はオタワへの飛行機へ乗り換え。
靴まで脱いでX線にかける入念な持ち物検査
をパスすると、目の前には
そう、ブラキオサウルス・アルティソラックスが!
(BGMはグラント博士、ブラキオと初対面のシーンで宜しく)。
京都駅のイリスを彷彿とさせるロケーション。
このブラキオ、元々はシカゴにあるフィールド博物館に展示されて
いたのですが、その展示場所にあのティラノサウルス・SUEが
収まってしまい、その影響なのか、シカゴ・オヘア国際空港に
来てしまった、ちょっと不憫(?)な標本。
でも空港に大型竜脚類、しかもブラキオの全身骨格って、
いかにもアメリカな感じで素敵すぎ。
オタワまでは約2時間。
トイレに立った時に、何気に目に入った
のが前の席の乗客の読んでいる本。
なんか、マンモスの本っぽい。
折角なので、声をかけてみると(ちなみに一応英語)、
やっぱりSVP参加者。コロラド大学の学生さんで、発表もするとの事。
さぁ、ついに現地時間18日午後7時半、オタワ到着。
恐竜好きが講じて、ついに地球の裏側に来ちゃいましたよ。
我ながらアホなんだかエラいんだか~、と感慨深い。
先ほどの学生さんと会場での再会を約束して
今回2度目の入国手続き。
列に並んでいる間、
「シカゴの時に「オタワへは観光が目的だ」って言ったら
ちょっと怪訝な顔されたんですよ~」と
corvoさんに言うと「だって、オタワって観光地じゃないしなぁ」。
そこで、今回はちょっと頑張ってみる事に。
「で、目的は?」
「学会なり」
「何の学会よ?」
「古生物なりよ」
「学生さん?」
「(やっぱ、そう見えるか、、)。違うなり」
「で、何が専門? 哺乳類? 爬虫類?」
「(なんだよ、その質問)あ~、え~と爬虫類」
「発表すんの?」
「いや、しないなりよ」
「ウム、OK。通ってよし」
うわ~緊張した~、と思って
振り返るとcorvoさんがえらく長く質問されてる。
無事パスしたものの、かなり細かい事聞かれたらしい。
ともかく、これで一件落着と最後のゲートを
通ろうとすると、ゲート係員に「おまえ、あっちに行け」
と命令されるcorvoさん。
おとがめ無しだった私が外で待つ事約10分。
その間、先の学生さんとまた会って「じゃあ、後でね~」
なんて声をかけてもらったり、
「ハニ~!」「会いたかったわ~!」なんていう
テレビでしか見た事ないような再会シーンを
目撃するも、それ見て心温まるような余裕ないっての、こっちは!
単に抜き打ち検査の対象に
選ばれちゃっただけなんですが、
短い時間とはいえ、大変だったそうです。
タクシーでホテルへ。
学会会場でもあるホテルから、歩いて
約15分のカナダ自然史博物館では
歓迎レセプションがもう始まってる!
一旦チェックインして、荷物を纏め直して
レセプションへ!
とりあえずここで一区切りで、次回に続く。