カテゴリー「恐竜・古生物」の記事

ケラトプシア(角竜)類・頭部イラスト

2015年9月11日 / 恐竜・古生物

ケラトプシア頭部
付属解説本のお手伝いをしている「体のふしぎ」
トリケラトプス1号目の付属解説本用に描いたものです。
ケラトプシア(角竜)類の頭部のバリエーションを表すイラストが急遽必要となり、
私が描きました。といっても、この時の解説本協力の
藤原慎一さん(名古屋大学博物館)が資料と自ら描かれた
お手本イラストを提供して下さり、それに沿って描いたものなのです。
資料の精査判断の手間が無かった分、
迷い無く短時間で描く事が出来、楽しい仕事でした。

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(左のトリケラトプスは、「体のふしぎ」恐竜編のメインビジュアル担当の
柏崎義明さんのCG)

国立科学博物館・リニューアル展示

2015年8月1日 / 恐竜・古生物

●7月27日
国立科学博物館のリニューアル展示を見学。
広報の方に案内して頂き、展示リニューアルの際の苦労話や
工夫等のお話も聞きながらの見学になりました。

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座ったポーズのティラノサウルス。

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トリケラトプス。前肢はいわゆる藤原復元です。
科博には、これまでも世界でもトップクラスの保存状態の
トリケラトプス・愛称レイモンドが展示されていますが、
その傍にこの立体骨格が加わった事で、よりトリケラトプスの
姿が掴みやすくなったかと思います。

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K−T境界の部分のはぎ取り。今回のリニューアルの目玉の1つ。

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地球館一階のアロサウルス。
日本で初めて展示された恐竜骨格で、
以前は科博の旧入口ホールに展示されていたものを
現在の復元のスタイルに組み直したもの。

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「親と子のたんけんひろば・コンパス」のティラノサウルス幼体の骨格。
今回のリニューアルのために新たに復元・組み立てられたものです。
以前恐竜ホールに展示されていたティラノサウルス成体と並んでいます。
「コンパス」コーナーは親子一緒で無ければ入れませんが、
このティラノ骨格はコーナーの外からも見られるようになっています
(アップで画像を撮れないのが、ちょっと残念)。

「きょうりゅう デラックス」

2015年7月15日 / 恐竜・古生物

きょうりゅうデラックス
私の作品だけで構成された子供向け恐竜図鑑です。
先日紹介した「きょうりゅうベスト50」から掲載作品数が増え、
対象年齢も少し上になっています。
監修は神流町恐竜センターの久保田先生。宜しくです。

「生命大躍進」展・内覧会

2015年7月8日 / 恐竜・古生物

●7月6日
東京・国立科学博物館特別展「生命大躍進」展の内覧会に参加。

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大物もいますが、、、、
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個人的には小さい標本により魅力を感じました。
特にバージェス頁岩の標本の充実度は凄い。
大きさが実感出来るのが良いですね。
有名どころはほぼ揃っている&並んでいるので
大きさの違いが判りやすい。
科博の内覧会といえば、
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レセプションパーティ。
これはなかなか他の博物館では無い企画です。
この日は,そのまま研究者の皆さんとアメ横で飲み会。
翌日は、再度特別展を見学、ヨルン・フールム教授の講演
「霊長類化石“イーダ”進化の象徴」を聴講してきました。

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会場で購入、サインも貰って来ました。
特別展のショップから。

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私が原型担当及び原型監修したフェバリット社の
古生物シリーズ
が販売中。

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また、当社が開発に関わった1/100 建築模型添景シリーズ・古生物編
販売中です。

新作・アロサウルス(「恐竜100万年」版)

2015年7月6日 / 恐竜・古生物

アロサウルス恐竜100万年
新作・アロサウルス(「恐竜100万年」版)をギャラリーサイトに追加しました。
作品詳細はこちら

名古屋大学博物館

2015年6月1日 / 恐竜・古生物

●5月30日
名古屋大学博物館を見学
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ウミユリ化石。
名古屋大学博物館には、日本古生物学会会長で
ウミユリがご専門の大路先生がおられます。

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エドモントサウルスのボーンベッド状態。
恐竜も多くは有りませんが、貴重なものが展示されています。
去年の大阪市立自然史博物館の特別展「トリケラトプス展」の
監修
を担当され、トリケラトプスの、そして恐竜の前肢の研究で
著名な藤原先生にもご挨拶出来ました。
特別展
「関戸弥太郎と宇宙線望遠鏡」
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宇宙線望遠鏡模型
宇宙線研究に関しては、流石にしっかりと理解するほどの
知識も無いのですが、望遠鏡ドームの構造や
関戸弥太郎氏の人柄と研究の人生が興味深く。
ちょうど、少し前に同じ名古屋大学に在籍されていた
大沢文夫氏の著書を読んでいた事もあり、なんとなく
戦後の名古屋大学の雰囲気が感じ取れたような気がします。

ブロントサウルス復活?

2015年4月10日 / 恐竜・古生物

一度は名前が消えてしまったブロントサウルスという学名が
復活するかも、という研究が出ました。
詳細はこちら等。
ブロントサウルス復活の研究&論文紹介(「恐竜の楽園」より) 
ディプロドクス科の恐竜の系統解析を新たに行った、という研究です。
その結果の1つとしてブロントサウルスの属名復活があります。
恐竜の研究に興味のある方なら、英語苦手でも論文ダウンロードしてても良いかと。 
画像も多めですし、ブロントサウルス、アパトサウルスが属する
ディプロドクス科一覧表も判りやすいです。
ちなみにアパトサウルス属とブロントサウルス属の違いは、
現生動物だとゾウ科の中のアジアゾウとアフリカゾウの違いになります。
と考えると、結構大きい違いですね。
ここからは、私がこれまで見たアパトサウルスいろいろ。

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アメリカ自然史博物館のアパトサウルス・エクスケルスス
元々ブロントサウルスとして展示されていたものが、アパトサウルスになり、
今回の研究に基づくと再びブロントサウルスに戻る事になる骨格。

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ブロントサウルス時代の頃の骨格をイメージした模型。
実際の展示では、首はもっと真っすぐでしたが。

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シカゴ・フィールド博物館のアパトサウルス
種は.sp(種不明)だったかな?(解説パネル、撮り忘れた)。
ブロントサウルスとして展示されていたころに
チャールズ R ナイトによって描かれた壁画が飾られています。
カーネギー自然史博物館のアパトサウルス・ルイザエ
カーネギ自然史博には一度行って、このアパトサウルスも見ては
いるのですが、画像のネット掲載は基本ダメらしいので、
スミソニアン博物館のブログから。
こちらは最初からアパトサウルスとして報告されているので、
今回の論文でもアパトサウルスのまま。

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オクラホマ・サムノーブル自然史博物館のアパトサウルス。
手前にサウロファガナクスが被っていて分かりにくいですが。
解説パネルを撮り忘れて種名が確認できないのですが
(アヤクス種で良いのかな?)、
アパトサウルスとしては最大の個体だそう。
今回の論文では、ブロントはアパトよりも基本的には
小さいそうなので、このアパトは多分アパトのまま。
というか、このアパトの画像、良いのが撮れてないんですよね。
もう一回、撮り直しに行きたい。
ペルム紀展示もリニューアルしたようですし。

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東京・国立科学博物館のアパトサウルス・アヤクス。
頭部とシッポの後ろ半分、胴体の左半分は無いのですが、
それ以外はほぼ完全に残った標本を基に復元された骨格。
今回の論文では、アパトサウルスともブロントサウルスとも違う新属新種に
なる可能性があるのだとか。
現在(2015年4月)は国立科学博物館の恐竜ホールは
リニューアル作業中。終了後には展示に戻ってくるのでしょうか?
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私が製作したブロントサウルス旧復元とアパトサウルス現代版復元。
このアパトサウルスは、エクスケルスス種ベースの骨格図と
アメリカ自然史博とフィールド自然史博の骨格を参考にしているので、
今回の論文に合わせるとブロントサウルスに近いタイプかと。
アパトサウルスはサイトのギャラリーへのアップをサボっている間に
名前が変わってしまいそうです。
勿論「ブロントサウルスが復活」 といっても、名前(属名)が
有効になるんであって、ブロントサウルスと呼ばれた頃の
アノ姿(丸顔&山なりの背中)で戻って来る訳じゃないんですよね〜(笑)。
「覚えてる〜? ブロントだよ! 何十年ぶりかなぁ」「・・・って誰?」状態、です。
ブロント>アパトが一般化した頃(1970年代かな?)は、研究の進展で
恐竜復元の変化が大きかった時期(温血説&シッポが上がった頃)ですし、
頭骨もカマラサウルスタイプの丸顔からディプロドクスタイプの
細い顔になりましたから。
こういった系統解析の結果は、反論も想定されるのですが、
大凡納得されている感じがします。
というか、結構研究者の皆さんもブロントサウルス復活を歓迎してるような。

「丹波竜の里公園」開園

2015年3月30日 / 恐竜・古生物

●3月29日
兵庫県丹波市の丹波竜(タンバティタニス)発掘地近くの
元気村かみくげに「丹波竜の里公園」が開園、
そのオープンセレモニーに参加しました。
というか、セレモニーのお知らせが来たので、
セレモニーを”見る”つもりで気楽に現地に到着してみると
来賓席に自分の名前があって驚いたり
(&セレモニーで来賓者として名前も呼ばれて2度ビックリ)。

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「丹波竜の里公園」の目玉は、なんといってもこの
丹波竜・タンバティタニスの実物大模型。
私が製作した模型と小田隆さんが篠山層群・丹波プロジェクトで
製作した復元画を基に、恐竜ロボットで有名なココロ社が製作したものです。
私の製作した模型、フィギュア、小田さんの復元画(全身、頭部、環境復元図)
それぞれの良いとこ取りになっている感もあり、丹波竜・タンバティタニスの
イメージとして最後発ならではの出来にもなっているかと思います。
勿論、それもこれまでの模型や復元画、すべてを監修された
三枝先生の監修があっての事ですが。
全長15mは竜脚類としては中型とは言いますが、こうして実物大で見ると
十分大きいなぁ〜と。
丹波竜の里公園については、こちらの記事も。

パイライトスマイル製・角竜トートバッグ

2014年10月29日 / 恐竜・古生物

パイライトスマイル製・角竜トートバッグの一般販売が
11月10日からスタート>詳細
今年5月25日まで大阪市立自然史博物館で
開催されていた特別展「トリケラトプス展」に合わせ
博物館でも先行販売されていましたが、それが通常販売になります。
当社も監修として少し協力致しました。
「カワイイ」恐竜バッグというのも、なかなか無いですし、
各恐竜もそれぞれの特徴を押さえたアレンジになっています。
是非、宜しくです。

「第二回・たんば恐竜塾」のお知らせ

2014年10月26日 / 恐竜・古生物

今年3月に開催された「たんば恐竜塾」の
第二回開催が決定しました。
日程は12月6、7日の一泊二日。
その他、詳細はこちら
私も前回に続き、講師として参加致します。
宜しくです!

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