■きしわだ恐竜教室 2018年12月

2018年12月30日 / 恐竜ワークショップ, イベント・教室・講演

2018年12月16日
きしわだ自然資料館にて開催の「きしわだ恐竜教室・子供の部」の
講師を担当しました。



最初は大阪市立大学・恐竜愛好会の学生さんが
恐竜についてのお話。



次は私が担当の恐竜復元イラスト製作








最後は恐竜フィギュア塗装です。






今回も小学生の頃にこの教室に参加、いまは高校生や大学生になった方が
3人も手伝いに来てくれました。皆さん、教室の内容も熟知しているので手伝いも
手馴れたもの。本当に助かりました。


きしわだ自然資料館での恐竜・古生物は今後も定期的に開催予定です。



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■作品展示 at あわジオフェスティバル

2018年12月17日 / お知らせ, 作品展示

2018年12月8日~2019年1月14日に淡路島・明石海峡公園にて開催の
あわジオフェスティバルにてパキリノサウルス、アロサウルス等の私の作品が
展示されています。



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■京都・龍岸寺特別展「仏教と自然」

2018年12月17日 / 作品展示

平成30年12月14日(金)~ 24日(月・祝)
兵庫県立人と自然の博物館主催で京都・龍岸寺で開催の
特別展「仏教と自然 Where culture meets nature~日本文化を育んだ自然~」
の展示の一部に私の作品が使用されました。


展示を見学された方から画像を頂きました。
生物の系統樹の一部として作品が使われています。




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■■毎日小学生新聞「大昔のいきもの」71〜73回

2018年12月11日 / お知らせ, 大昔のいきもの・毎日小学生新聞, 書籍・商品原型・グッズ



毎日小学生新聞「大昔のいきもの」
第71回のマメンチサウルスには山本浩司さんのイラストが、第72回のベルサウルス、
第73回のフクイティタンには私のイラストが掲載されました。



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■SVP・古脊椎動物学会 in アルバカーキ

2018年12月5日 / SVP2018・アルバカーキ, SVP・古脊椎動物学会

2018年10月17~20日にアメリカ・ニューメキシコ州
アルバカーキで開催の古脊椎動物学会に参加しました。
4日間で口頭・ポスター合わせて800以上の発表が行われます。
また展示・レプリカ製作業者や化石クリーニング機器、書籍・出版関係や
アーティスト等が出展するディーラースペースもあります。



会場のコンベンションセンター。





初日の夜は、ニューメキシコ自然史科学博物館でウェルカムパーティー。



博物館で食事をしながら&もちろん展示を見ながら、研究者さんや同業者、
友人とアレコレお話が出来ます。このパーティーがSVP参加の大きな楽しみの一つです。
また、今年は特別展「Picturing the Past」に私の作品も展示されているという事で、
いつも以上に沢山の方とお話が出来ました。


特別展にサハラステガ頭部復元模型が展示されているタイラー・ケイラー氏と。
ケイラー氏のTシャツが良いですね(良くこんなの持ってるなぁ)。


ディーラースペースにはお馴染みの古本屋さん。

古生物から現生動物まで、書籍や論文が扱われています。




ユタラプトルヌイグルミ。



テスケロサウルス”Jonathan”復元骨格レプリカ。



ニジェールサウルス復元頭骨と、その復元作業を担当したタイラー・ケイラーさん。
ウエルカムパーティーに続きTシャツが良いです。

3日目の夜はオークション。参加者が持ち寄った品をオークションにかけ、
売り上げは学会への寄付となります。


まずはサイレントオークション。
机に並べられた出品物の横に置かれた紙に希望額を記入、一番高額で入札した人が落札です。
オモチャから論文、レプリカまで様々なものが並びます。



小田隆さんの出品。
原画ではなく印刷したものにも関わらず、最終的に結構スゴイ金額になっていました。


私はちょうどアメリカへの出発当日に届いたフェバリット社・恐竜スカルシリーズを
幾つか出品しました。





次はライブオークション。オークショニアが進行、落札希望者は手をあげて参加です。
毎年恒例のオークションスタッフの皆さんのコスプレ。今年はドラマ「ドクター・フー」でした。



大物の出品も。


オークション会場で見かけた「やっぱり居ますよね」な方。



こちらは参加者さんが連れていたアンズー。

良くできてる&カワイイ。


最終日の夜は夕食会〜各賞授賞式〜打ち上げパーティー。


今年は宮下哲人さんが学生の口頭発表の中から選ばれるローマー賞を
受賞されていました。日本人のローマー賞受賞は3人目(かな?)。
私がSVPへの参加を始めてからは初めてです。
おめでとうございます!



毎年楽しいSVPですが、今年は昔から来たかったニューメキシコ自然史科学博物館を
訪問出来ただけでなく、そこで自分の作品の展示があるという嬉しい機会になりました。
今回も日本からの参加の先生方・学生さんには大変お世話になりました。
美味しいお店や交通の面でのアドバイス、とても助かりました(今年は特に!)。


そして来年は、、、

行きたいな〜。赤道越えたことないんですよね。

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これまで訪れた海外の博物館・学会等の様子は
「世界の恐竜博物館見聞記」で紹介しています。

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■丹波竜フェスタ2018「日本の若き古生物学者」

2018年12月5日 / イベント・教室・講演

2018年12月2日
丹波市にて丹波竜フェスタ2018「日本の若き古生物学者」が開催されました。








ポークバーガー・美味しかったです!


丹波市の小学生がこども恐竜大使としてむかわ町を訪問、様々な活動を行なった「竜学」の活動報告。



午後からは講演会。恐竜協議会の報告、竜学参加の小学生みなさんからの報告、そして
若手古生物学者の皆さんの講演。



講演会終了後は講演をされた皆さんと参加者の交流の時間もありました。


美味しい食べ物を食べて最新の研究を聞けるのが丹波竜フェスタの
贅沢なところ。出店される食べ物も毎年種類が増えているようです。
今年は天気にも恵まれ、楽しい1日でした。



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■恐竜ワークショップ at 丹波竜化石工房

2018年11月21日 / 恐竜ワークショップ, イベント・教室・講演

2018年11月4日
丹波竜化石工房にて開催の恐竜ワークショップの講師を担当しました。

午前は恐竜フィギュア塗装。




午後はティラノサウルス頭部復元。
ホネケシ・ティラノサウルスにカラー粘土で肉付けをします。






リピーターの方も増えて、今回はその中に自作の恐竜図鑑を見せて下さる
子供さんも。恐竜のイラストや説明だけでなく、本として表紙等の作りも
しっかりしているのに驚きました。



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■古生物アート特別展「Picturing the Past」at ニューメキシコ自然史科学博物館

2018年11月11日 / SVP2018・アルバカーキ, 作品展示, 博物館・特別展見学, 海外

2018年10月〜2019年1月までアメリカ・アルバカーキの
ニューメキシコ自然史科学博物館で古生物アートの特別展「Picturing the Past」が開催。
私の作品も展示される事になりました。

入口にはRJ Palmer氏のティラノサウルス。







2つの部屋に80点以上の作品が展示されています。


ほとんどがイラスト作品ですが、変わった手法の作品も幾つか。


紙製の三葉虫。



こちらも紙製。




キルトのタペストリー。




サハラステガ頭部復元模型と制作者のタイラー・ケイラー氏。
タイラー氏はティラノサウルスの子供・ジェーンやニジェールサウルス等の復元模型だけでなく、
それぞれの頭骨復元も手掛けた作家です。
最近ではドリプトサウルス実物大復元模型を制作されていました。
また、日本では私とケイラー氏の作品で構成された「ほんとのおおきさ恐竜博」

ケイラー氏の作品製作が紹介されている「恐竜の復元」

も出版されています(「恐竜の復元」は絶版ですが)。


私の出品作品・Citipati






ケイラー氏と一緒に。ケイラー氏のTシャツが昭和ガメラなのがポイント(?)




この博物館では、今年の SVP・古脊椎動物学会の初日のパーティが行われました。
特別展会場にも学会参加者が多くこられ、作品を見て頂きながら色々な話が出来る機会になりました。



今回の特別展のメインスタッフでもあり、イラスト作品が
この博物館の常設展示にも採用されているMatt Celeskey氏と
エダフォサウルスの新種の復元画。
地味ですが今まで発見されたエダフォサウルスとは大きな違いを持っています。
今回の学会でもCeleskey氏がその標本について発表されていました。
公式の発表が楽しみです。

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古生物アートに関して、これだけの規模で開催された展示会は
過去にもあまり例が無い試みだと思います。
私にとっては憧れの博物館の一つだったニューメキシコ自然史科学博物館で
作品が展示され、また多くの方とお話しが出来るという夢のような機会になりました。
立体の出品作品が少なかった事もあり、学会中も初対面の方に
「特別展のCitipati作りました」で結構皆さん覚えて下さっていたのも有り難かったです。



特別展の紹介動画です。私の作品も紹介されています。





パーティの折に会場に準備されていたテーブルから。

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これまで訪れた海外の博物館・学会等の様子は
「世界の恐竜博物館見聞記」で紹介しています。


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■ニューメキシコ自然史科学博物館

2018年11月8日 / SVP2018・アルバカーキ, 博物館・特別展見学, 海外

2018年10月
アメリカ・ニューメキシコ自然史科学博物館を見学しました。






古生物アートの特別展「Picturing the Past」が開催中でした。
この特別展については、こちらで紹介しています。



中央ホールにティラノサウルス”スタン”


ジュラ紀の展示。セイスモサウルス、サウロファガナクス、ステゴサウルス等。





セイスモサウルスは発見部位を別に展示していました。



サウロファガナクス。



始祖鳥の模型と鳩の剥製。
始祖鳥の模型の雰囲気が良いです。





ニューメキシコといえば三畳紀!





プラケリアスレドンダサウルス


コエロフィシスの群集化石





アエトサウルス類のティポトラックス(Typothorax)




フィトサウルス類頭骨


これだけフィトサウルス類の頭骨を一度に見られる場所は他にはそう無いでしょう。



妙に推されて(?)いるトリロフォサウルス(Trilophosaurus)


ティポトラクス・その2


昼食は館内のレストラン。





ビスタヒエヴェルソル頭骨




パラサウロロフス頭骨。
有名な恐竜ですが、これだけ状態の良い頭骨を間近で見られる事は
なかなか無いと思います(あとで博物館関係者の方とお話しした時も自慢してましたし)。



ヨロイ竜・ジアペルタ。



ペンタケラトプス頭骨。
かなり状態の良い標本から復元したもののレプリカだそうです。


中生代展示ほどの規模ではありませんが、新生代の展示もあります。

化石種ラクダのカメロプス(Camelops)子供とコロンビアマンモス。
カメロプスは全身の95%が見つかっており、
カメロプスとしては一番状態の良い標本だそうです。



両生類・エオキクロトサウルス(Eocyclotosaurus)。
2015年に新種記載された標本のようです。



ミュージアムショップ。


ニューメキシコ自然史科学博物館は、日本ではあまり見られない三畳紀の
標本が多いという事で、ずっと行きたいと思っていた博物館でした。
三畳紀の展示の幾つかは数年前に福井県立恐竜博物館の特別展等で見てはいたのですが、
フィトサウルス類の頭骨展示など、現地ならではの展示・雰囲気はやはり良いものです。
アメリカの他の自然史博物館に比べればそれほど大規模な施設ではありませんが、
展示物一つ一つに重要性や見所の多いものが多く、じっくり時間を掛けて見るには
丁度良い規模・質かと思いました。

ちなみにアクセスですが、アルバカーキにはトラムや路面電車のようなものは無く、
私は街の中心から片道徒歩40分ほどかけて往復しました。
またアルバカーキはタクシーが少ない街だそうで、ホテルや博物館で
タクシーを頼んでも少し(結構?)待たされる事もあるかと思います。


この博物館については、三畳紀ホールのリニューアル作業を紹介した
書籍が出版されています。写真も多いです。


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これまで訪れた海外の博物館・学会等の様子は
「世界の恐竜博物館見聞記」で紹介しています。


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■ヒューストン自然科学博物館

2018年11月2日 / 博物館・特別展見学, SVP・古脊椎動物学会, 海外

2018年10月
SVP・古脊椎動物学会参加前にヒューストンに寄り、
ヒューストン自然科学博物館を見学しました。


2012年に大幅な増築・リニューアルが完成した古生物ホールは
あのロバート・バッカー氏の指揮によるものだそうです。
そのせいか、展示されている恐竜・古生物骨格も全体的に
アグレッシブなポーズです。おまけに展示骨格の数も多いので
非常に見応えがあります。



そのアグレッシブな復元の代表と言えるのが、この後肢で立ち上がったステゴサウルスでしょう。


アロサウルスとの対峙、という構成です。アロサウルスはビッグ・アル2の通称で知られる個体。





こちらも後肢で立ち上がったディプロドクス。




ゴルゴサウルス。足元にあるのはブラキロフォサウルスのミイラ。





ティラノサウルス対デンバーサウルス
ティラノは愛称・Wyrexと言われている個体です。




ティラノサウルス対ケツアルコアトルス。
ケツアルコアトルスの全身骨格は、卵を守る2体と空を飛ぶ1体の計3体です。
こちらのティラノは愛称・バッキーと言われる個体。




ティラノサウルス対トリケラトプス
このティラノは愛称・スタンです。




そしてこの博物館の恐竜展示の目玉と言って良いトリケラトプス皮膚印象化石




ジュリエラプトル(julieraptor)


恐竜以外の古生物の骨格も充実。
こちらも他では見られない物・ポーズが多いです。



ポストスクス対デスマトスクス




ウィンタテリウム




泳ぐプラティベロドンを襲うメガロドン




疾走するキロテリウム。




キリンの仲間のシャンシテリウム




上から降ってくるマンモス&人間。恐らく狩で崖に追い詰められたマンモスと
巻き添えを食った人間、ではないかと(確認し忘れました)



全身骨格展示の数と迫力に圧倒されますが、もう一方で凄いのが
三葉虫コレクション展示。様々な形の三葉虫の見事なクリーニングが行われた標本が多数あります。










復元画の多くはJulius Csotonyi氏によるもの。
これは古生物ホール増築の際に製作されたものだそうです。


一方でおそらくリニューアル前からあったと思われる
ウィリアム・スタウト氏の作品も展示されていました。



スタウト氏の彩色画の原画を見たのはこれが初めてかと思います。
筆のタッチもじっくり見られて嬉しいです。



現生動物展示もしっかりしています。








こちらは驚異の部屋・ヴンダーカンマー風の展示





宝石・鉱物を加工した動物彫刻の特別展



この作風、見覚えなるな、と思ったら、昨年訪れたドイツ・イダー・オーバーシュタイン
彫刻師・Gerd Dreher氏の作品展でした。



ミュージアムショップ

まず入口にヘスペロサウルスが!


現代風のコーナーと

驚異の部屋風のスペースがあります。



隕石に立ち向かうアベンジャーズな恐竜達Tシャツ。




こちらはパックマン風。


リニューアルの際にはネットでも結構話題になっていた、アグレッシブな
ポーズの骨格組み立てを目当てに訪れた博物館でしたが、三葉虫コレクションや
その他の展示も素晴らしく、予想を大きく上回る内容でした。
ヒューストンといえばNASA=宇宙、というイメージでしたが
空港などではその宇宙関係と並んで自然科学博物館の紹介があり、
そして実際に展示を見て納得、確かにそれだけの規模・内容です。
今回ヒューストンでは宇宙関係施設までは見学出来ませんでしたが、
宇宙と恐竜・古生物、両方に興味のある方ならヒューストンは
絶対にオススメです!
アクセスも比較的簡単で、市内を走るトラムに最寄り駅があります。
ただ上りと下りで最寄り駅のホームが一つ違う通りになっていました。

ちなみに、博物館の近くには動物園もあるという事に帰国後に気が付きました。
見逃したのが残念です。


お昼は館内のマクドナルドでした。


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これまで訪れた海外の博物館・学会等の様子は
「世界の恐竜博物館見聞記」で紹介しています。


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