台湾編 まとめ
2010年3月12日 / 2010年 台湾
台湾編 まとめ
台湾で購入した本。
一番左は、去年発行された「台灣兩棲爬行類圖鑑」。
この本の著者の一人と、先日紹介したSkinkさんが
お知り合いとの事。
中央は、「自然老師没教的事」。
台湾の自然・生物を紹介した本。
この本のイラスト担当の林松霖氏が、
今、台湾で自然史系イラストではトップクラスだと、
suchusさんの奥さんが教えて下さったので購入。
右は「藝術方舟:畫家彩筆下的台灣與全球生態圖像」。
台湾では有名な水彩画家なんだそうです。
skinkさんのお宅にお邪魔した時も、
皆さん、去年の10月に出たばかりの、
この本の話をしていたのだとか。
suchusさん夫妻の説明のお陰で、良い本を
ピンポイントで購入出来たのが嬉しい。
で、私が購入した訳ではありませんが、、、、
こういうのも(笑)。
suchusさんが購入。
台湾では、この手の本もビニールパックされる事が
多いみたいで、中身を見て判断、というのが
なかなか難しいようです。
・・・・・・・・・・・・
suchusさんのブログを知ったのは1年くらい前(かな?)。
自分の名前で検索するという自意識過剰な事(笑)をしている時に
見つけました。suchusさんがこちらのサイトにリンクして下さって
いたのです。
記事を読むとお分かりになると思いますが、凄く正攻法で
丁寧に真剣に作品を制作されています。
一体、どんな人なんだろうと興味が湧き、ブログにコメントを
書き込んだのが去年の10月。それからはメールでも
やりとりをするようになりました。
で、丁度その頃、台中の博物館で海棲爬虫類の特別展が
開催される事を知り、さらにその準備中の様子を見た方から
「アレはかなりのもんですよ」という話も伺ってしまい、
もうこれは台湾に行くしかない、と。
そこでsuchusさんと連絡を取り合っていると、
その間に
「台北で恐竜展もありますよ」
「もう一つ始まりました」
「さらに、別の展示がオープンしました」
と、台湾の方も驚く状態に。
もう、あまりにタイミング良すぎて吃驚なのでした。
という事で、最後になってしまいましたが
suchusさんの作品です。
ティラノサウルス 1/48
完成品が手元に無いという事で、複製の
塗装途中のものです。
ギガノトサウルス 1/48
インド象 1/48
台湾の動物園で長く飼われていた、
台湾の方にとって馴染み深いゾウがモデルだそうです。
縮尺を考慮した皺の表現に苦労されたのだと。
まだ作品数は少ないのですが、
どの作品も非常に丁寧に、繊細に造られています。
ポーズも大人しめのポーズを、とても自然な感じに、
かつ重量感も表現しています。こういうのは
派手なポーズより難しいと個人的には思っているので、
この作風は見ていて嬉しい。
suchusさんとお会いして、最初に受けた造形的な
質問が、縮尺を考えたときの鱗や皺の表現について
だったのが、彼の作風を思うと凄く納得だったのが
印象的でした。
また、復元に関しても、彼の質問の多くが、
私自身が小田隆さんやその他の友人、研究者の
皆さんに質問したり、話し合ったりした事ばかりでした。
suchusさんと知り合っていなければ、これほど楽しく
台湾を旅行出来なかったでしょうし、そもそも台湾行き自体を
考えなかったかも知れません。
また、suchusさんご夫妻共に芸術や文化等にも造詣が深く、
こちらの聞きたいことに的確、かつ楽しく話して下さり、
初めての台湾にも関わらず、本当に沢山のことを
見聞きし、学び、楽しめた旅でした。
多くの方々と知り合えましたし、沢山の展示物も見れましたし、
食事も美味しかったですが、
何よりもお二人といろいろとお話し出来たのが、
台湾で一番嬉しかった事です。
また行きたい、と言うか、
行かねばなりますまい、台湾へ。
近いしね。