■ケラトサウルス
2020年5月14日 / 造形・イラスト作品
ケラトサウルス
ユタ大学自然史博物館の全身骨格
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2020年5月14日 / 造形・イラスト作品
ケラトサウルス
ユタ大学自然史博物館の全身骨格
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2020年5月13日 / 造形・イラスト作品
アロサウルス
クリーブランド・ロイド発掘地の全身骨格
国立恐竜記念公園の頭骨。
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2020年5月9日 / 造形・イラスト作品
トルヴォサウルス
Torvosaurus
ジュラ紀後期・北米のモリソン層の恐竜イラストシリーズです。
トルヴォサウルス骨格 at ブリガム・ヤング大学古生物博物館
トルヴォサウルス骨格 at 北米古代生物博物館。
2016年のSVPのオプションツアーで上記の2つの博物館を見学出来ました。
自力ではちょっと行くのが難しい博物館を研究者さん達といっしょに
見学出来る、場合によっては収蔵庫まで入れて貰える、というのは
学会ならではの楽しみです。
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2020年5月6日 / 造形・イラスト作品, イベント・教室・講演
市販の始祖鳥スケルトントイに肉付けしてみました。
この始祖鳥のスケルトントイがそこそこ出来がいいので、
新しいワークショッププログラムの素材になるかな?と思って
試してみたのですが、さすがに数時間~1日内に収まるような
簡単な内容に出来るものではなく(まぁ予想はしていましたが)。
なので、途中で方針変更、ワークショップ化検討は諦めて、
そこそこしっかりと、でもあまり時間を掛けずに気楽に造ってみる事にしました。
粘土はティラノサウルス全身復元ワークショップの時と
同じ軽量粘土。普通の紙粘土、石粉粘土では重すぎて
自立出来なくなるはずです。ただ軽量粘土では細かい
ディテールはあまり入れられないのが難点。
骨格は前述の通り、そこそこの出来の良さではあるのですが、
前肢の第一指(親指)の長さだけはどうにも気になったので
短く修正しています。
塗装も少しシンプルに。ディテールが足りない分を補う塗装も
考えましたが、そこまでするのも逆に面白みが無い&作品の雰囲気に
似合わないかな、と思ったので。
歯が細かく表現されているのが高ポイント。
全体のバランスが結構良いのと、この歯に感心して
ワークショップ教材に出来たら色々解説も出来て
学習面でも良いな〜、と思ったんですが。
塗装前。
同じシリーズのティラノサウルスに肉付けしたものと。
ティラノサウルスは普段ワークショップのプログラムの一つにしているものです。
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2020年4月25日 / 造形・イラスト作品
ステナウロリンクス
Stenaulorhynchus
主竜形類であるリンコサウルスの仲間です。
テュービンゲン大学古生物博物館の展示骨格を元に描いています。
テュービンゲン大学古生物博物館のステナウロリンクス骨格展示
テュービンゲンは博物館だけでなく街も素敵な所です。
機会があればまた訪問、出来ればゆっくり滞在したいです。
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2020年4月22日 / 造形・イラスト作品
私が小学生~中学生の頃に恐竜を作っていた方法です。
ワークショップや講演等で時間があったりした際に
オマケ的に紹介したりもしています。
今でも作品の雛形やイラストのポーズや構図検討用の
小さな模型を作る時はこの方法です。
金属線や瞬間接着剤等、小学生が一人で使うにはちょっと
ハードルが高い材料を使わずに済みます(あれば尚良しですが)。
材料は石粉粘土・石塑粘土ならどれでも良いです。
普通の紙粘土でもゆっくり焦らずやれば大丈夫かと思いますが、
軽量粘土は細かい部分が作りにくいかも、です。
今回作るのはアロサウルス。
粘土で芯を作ります。この状態でしっかり乾燥させます。
全体のバランス、手足の長さ等は骨格図等を参考にしましょう。
芯=簡単な骨格です。
一度自分で完成予想のイラストを描いてみるのも良いですね。
前足の芯その2。
最初に作ってしっかり乾燥させたもの(左上)に
指を追加します。そしてまた乾燥。
同じように後足の芯も造ります。
最初に作ったもの(左上)に指を追加。
前足・後足の芯がしっかり乾燥したら、
柔らかい粘土&少しの水を接着剤代わりに
胴体に付け、しっかり乾燥させます。
右側・左側、片方ずつ行います。
全身の芯が乾燥したら、肉付け&細かい部分を作ります、
一度に作ると、新しい粘土の水分で芯が柔らかくなってしまう時があるので、
頭&乾燥>首&乾燥>胴体&乾燥>前足&乾燥・・・・
と少しずつ作る&乾燥を繰り返します。
筋肉やシワも毎日少しの部分を丁寧に作ると
集中力も続き細かく作れるかと思います。
シワや皮膚の表現は造形的なテクニックも重要ですが、
それ以前に観察力と落ち着いて作る事が大事だと思っています。
今生きているゾウやワニ、オオトカゲ、鳥等を
実際に見たり写真を見てシワや皮膚の参考にしましょう。
下から
・芯の第一段階(本体・前足・後足・指を別に製作)
・手足と本体の芯を粘土&水で接着
・芯に肉付け&細部製作、塗装前状態
芯の状態。頭は肉付けする前に、資料を見ながら
頭の骨の形をもう少し丁寧に再現しています。
絵の具で色を塗って完成。
絵の具も普通の水彩絵の具で大丈夫ですが、
あまり絵の具を水で薄めすぎると粘土が
柔らかくなってしまうので、ちょっと濃い目の絵の具で
塗るのが良いでしょう。
上手く作るコツは、毎日少しずつ作る&しっかり乾燥、を繰り返す事です。
特に芯がしっかりしていると、その後の作業が楽です。
製作時間は1日10~20分の作業でも良いくらいです。
そうして何匹も造ると粘土の使い方や恐竜の体の事が
分かってきて、いろんなポーズも作れたり
一度により広い部分を作れるようになってきます。
ただし、この方法は大きな作品には向きません。
肉食恐竜だと大きくて全長(頭からシッポの先まで)が
30cmくらいが目安でしょう。
また竜脚類や首長竜などの首や尻尾などの細長い部分には
芯に金属線を使わないと壊れやすく(折れやすく)なるでしょう。
・・・・
小学生の頃、休みの日(春休みだったかな?)に粘土はあるんだけど、
針金とか接着剤は無いし、買いに行くのもメンドクサイ、と思って
この方法で作り始めたのを思い出しました。
良く考えたら、粘土の乾燥待ちの時間があるなら
材料買いに行ったら良いのに、なんですけれどね。
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2020年4月19日 / 造形・イラスト作品
アロサウルス(「恐竜100万年」版)
作品サイズ 高さ 20cm
*以前製作した作品のディテールを少し修正、画像を撮り直したものです。
ハリーハウゼン映画のアロサウルスと言えば、グワンジとこの100万年版アロ。主役という事もあってかグワンジの方が人気&知名度があるようですが、私は子供の頃からずっと100万年派です(勿論、グワンジも好きですが)。口角の上がった口や目つきに悪役らしい厭らしさ&格好良さが満ちています。あと、微妙に(良い感じに)小さいのも良いですね。人間が何とか一人で倒せるという。「ジュラシック・パーク」のラプトルやティラノ以前では人類が眼にした一番怖い恐竜だったんじゃないかな、と。
この背中側からの構図が特に気に入ってます。
口は開口・閉口を変えられるようにしています。
ちなみに、ハリーハウゼンの商業作品にティラノサウルスって出て来ないんですよね。師匠のウィリス・オブライエンとの共作?の「動物の世界」には出て来ますが、個人的にはあれはハリーハウゼン恐竜に入れるのが微妙な感じ。
「100万年」や「グワンジ」の恐竜をデザイン・製作したのはロンドン自然史博物館の恐竜模型を手がけたアーサー・ヘイワード。
博物館の模型を手掛けていただけあって、非常に説得力のある造形だな、と今回のアロサウルスを造ってみて改めて実感。かつ、それにハリーハウゼンのアニメート&演技が加わり、まさに生きている恐竜でした。この辺りは、ジュラシック・パークのティラノサウルスのマケットを(上層部の恐竜を判っていない要望に対抗しながら)製作し、後日、古脊椎学会から復元模型で賞を貰ったマイケル・ターシックと、ジュラシック・パーク製作現場で唯一恐竜の動きを演出出来る知識と経験があったフィル・ティペットの組み合わせを彷彿させます。そのティペットはハリーハウゼンのバースデイお祝いムービー作ったりしてますしね。
巻頭のカラー写真がアーサー・ヘイワードの作品集のようになっています。子供の頃からこの本の存在は知っていましたが手に入らなかった本。その後、知り合いの編集者さんから頂きました。子供の頃の夢が叶った&アーサー・ヘイワードの作品が見られるだけでも十分嬉しかったのですが
このあとがき!なんてカッコイイ!
恐竜の本に関わる意気込みをシンプルに表現した素晴らしい文章。
原型師の仕事を始めた時に、いずれハリーハウゼン映画のモンスターの商品原型を作って、それを持ってご本人に会う、というのが夢の1つでした。原型製作までは叶いましたが、ご本人には会う事は出来ませんでした。ですので、2013年のSVP(古脊椎動物学会)での、その年に亡くなられた氏への追悼では、いろいろと感慨深いものがありましたが、恐竜・古生物復元を自分なりに真剣にやっていた御陰であの場に立ち会えたんだろうな、とも。
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2020年4月16日 / 造形・イラスト作品
ヴァラヌス・プリスカ
Varanus prisca
以前はメガラニアと呼ばれていたオーストラリアの絶滅した大型トカゲ。
全長4~6mと推測されているようです。
クイーンズランド博物館の展示。
現生のコモドオオトカゲの骨格も並べて展示されていました。
体に対する手足の比率がコモドオオトカゲにくらべて若干短い&太いような気が。
あくまで「見た感じ」なので、気のせいかも知れませんが。
アメリカ自然史博物館の剥製を参考に、頭の形状や手足のバランスを変更して
イラストを描いています。
このジオラマを含め、アメリカ自然史博物館の剥製・ジオラマは
相当古いものが多いと思うのですが、どれも凄いクオリティなんですよね。
メガラニアを記載したラルフ・E・モルナー氏の著書。
ラルフ・E・モルナー氏にはSVP・古脊椎動物学会参加の際に
平山廉先生に紹介して頂き、少しお話しする事が出来ました。
不思議に思っていたメガラニアの頭部の形状について伺い、
またその翌年に実際に標本で確認する事が出来ました。
この本が無かったら、実際に標本を見てもその特徴に
気がつかなかったかも知れません。
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2020年4月14日 / 造形・イラスト作品
2020年4月9日 / 大昔のいきもの・毎日小学生新聞, 造形・イラスト作品, 書籍・商品原型・グッズ
私のイラストも使用されていた
毎日小学生新聞の連載記事「大昔のいきもの」が終了しました。
私がイラスト担当の最後の2号。
前回の紹介記事からこの画像の号まで、各号の紹介をサボっていたので、
その途中の号で掲載されたイラスト一覧を上げておきます。
スケジュールにとても余裕のある仕事で、
通常のペースの仕事とはまた違った楽しさがありました。
他の仕事の合間に息抜き的に出来きましたし。
監修の冨田幸光先生の指示や見せ方のアイディアも
毎回楽しみでした。私も最後まで完走出来て良かったです。
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