カテゴリー「造形・イラスト作品」の記事

■バジャダサウルス

2021年6月21日 / 造形・イラスト作品


バジャダサウルス
Bajadasaurus
論文にある頭~首の骨格図をベースに描いていますが、
実際に発見されている首の長いトゲは一本だけのようです。
とはいえ、その一本だけでもなかなかのインパクトですが。
前向きのトゲ、というのが怪獣感強いです。


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■モスコプス

2021年5月31日 / 造形・イラスト作品


Moschops capensis
モスコプス・カペンシス
全長 約3m
南アフリカ
ペルム紀後期

哺乳類を含む単弓類の中の恐頭類の1種。ペルム紀後期では大型の陸棲動物でもあります。もちろん恐竜ではありません(恐竜が現れるのは、ペルム紀の後の三畳紀)。

私が子供のころ、「大昔の動物」的な古生物図鑑ではかなりの頻度で紹介されていた動物。ペルム紀の哺乳類型爬虫類(今ではあまり使われない用語ですが)といえば、ディメトロドン、エダフォサウルス、そしてこのモスコプスでした。その後、ディメトロドンやエダフォサウルスは国内でも展示があり見る事も出来ましたが、モスコプスを見る機会がありませんでした。書籍でネットで見るモスコプスの展示はいつもアメリカ自然史博物館のもの。2011年にニューヨーク行きを決めた理由の何割かは、モスコプスを見るためだった、、、、、ような気がします。

今回のイラストは、その念願叶って見ることが出来たアメリカ自然史博物館の骨格を基にしています。このモスコプスの骨格、1920年代に組み立てられて以来、恐らく復元に修正等は加えられていません。また、他の近縁種を見ても、それほど大きく復元が変わってもいません。約90年以上復元が変わっていない、というのは古脊椎動物では結構珍しい部類かも。もちろん、私のリサーチ不足なのかも知れませんが、、。とはいえ、私にとってはこの復元骨格が憧れの展示だったので、その想いも含めての今回のイラストになっています。


2011年 アメリカ自然史博物館にて撮影)


主な参考資料

・”The skeleton of Moschops capensis Broom, a dinocephalian reptile from the Permian of South Africa”
  Gregory, William K. (1926)

・” Anomodontia (Encyclopedia of Paleoherpetology, Part 17c/Handbuch Der Palaoherpetologie, Teil 17c)” Gillian M. King

・「哺乳類型爬虫類」(金子隆一 朝日選書)
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■御所浦白亜紀資料館展示用鳥脚類模型

2021年5月9日 / 作品展示, 造形・イラスト作品



御所浦白亜紀資料館展示用の模型を製作しました。
御所浦島で発見されている鳥脚類化石の展示に合わせたものです。
プロバクトロサウルス等を基にしています。





御所浦白亜紀資料館での展示の様子





御所浦白亜紀資料館リニューアルオープンに向けてのお知らせ


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■カルノタウルス

2021年5月2日 / 造形・イラスト作品

カルノタウルス
2パターンの作風で彩色しました。









カルノタウルス復元骨格
ロサンゼルス郡立自然史博物館


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■魚竜展示・南三陸歌津公民館&発掘ミュージアム

2021年4月20日 / お知らせ, 作品展示, 造形・イラスト作品


歌津公民館と発掘ミュージアムでの魚竜展示の様子が
ツイッターで紹介されていました>こちら
3枚目の画像には、私が制作したウタツサウルス模型も写っています。
レプリカとは言えベサノサウルスは珍しい&見てみたいです。




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■御所浦白亜紀資料館展示用竜脚類模型

2021年4月4日 / 作品展示, 造形・イラスト作品


御所浦白亜紀資料館展示用の模型を製作しました。
御所浦島で発見されている竜脚類肋骨化石の展示に合わせたもので、
近い年代で中国で発見されているエウヘロプスを元にしています。


   御所浦白亜紀資料館での展示


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■徳島県産小型獣脚類化石プレスリリース

2021年3月13日 / お知らせ, 造形・イラスト作品

徳島県で発見された小型獣脚類化石の発表
私の作品の画像が小型獣脚類のイメージとして使われています。



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■Hoploparia hinokunika 復元画を担当しました。

2021年2月24日 / 作品展示, 造形・イラスト作品

熊本県天草市御所浦から見つかった新種の白亜紀のエビ、
Hoploparia hinokunika の復元画を担当しました。
新種記載と復元画監修は安藤佑介先生(瑞浪市化石博物館)。
天草市立御所浦白亜紀資料館の展示に使われています。



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■学研の図鑑LIVE「地球・宇宙探検」

2021年1月12日 / お知らせ, 造形・イラスト作品, 書籍・商品原型・グッズ

学研の図鑑LIVE「地球・宇宙探検」用に
ウィリアム・バックランド、ギデオン・マンテル、
リチャード・ウーウェン、
メガロサウルス&イグアノドン各新旧復元のイラストを描きました。






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■「なぞにせまれ!世界の恐竜」

2020年9月8日 / お知らせ, 造形・イラスト作品, 書籍・商品原型・グッズ

汐文社「なぞにせまれ!世界の恐竜」




私の模型作品・イラストも掲載されています。




今回私が新たに描いたイラストは渡部真人先生に監修して頂きました。


渡部先生による監修指示の一部。
モンゴルの発掘で思入れのあるピナコサウルスには特に色々な書き込みがありますが、
全てが修正指示ではなく私信や標本を見たときの感想などもあり、
とても面白いのです。とはいえ、流石にこのピナコサウルスは一から描き直しましたが
(渡部先生の許可を頂いて掲載。作業中のもの&個人的な話の部分もあるので、
書き込み内容はボカしています)。



こちらはOKが出た時に頂いたもの。
「OK」だけでもホッとするのに、さらに一言コメントもあり
これも楽しかったです。


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