■ 新作・シデロプス
2016年9月12日 / 造形・イラスト作品
新作・シデロプスをギャラリーサイトに更新。
作品詳細はこちら。
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2016年9月12日 / 造形・イラスト作品
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2016年8月26日 / 造形・イラスト作品, 書籍・商品原型・グッズ
フェバリット社・カンブリアモンスターミニモデルが発売になりました。
私が原型製作を担当、監修は大路樹生先生(名古屋大学博物館・日本古生物学会前会長)です。
商品サンプルも届きました。
ラインナップはアノマロカリス・オパビニア・ハルキゲニア・
ピカイア・マルレラ・カナダスピス・ウィアクシア・オレノイデス
フェバリット公式サイトのインタビューにもありますが、
ちょうどこのシリーズの原型製作を始めた頃に
監修の大路先生と名古屋で「生命大躍進」展を見学する事が出来、
有名な実物化石の展示を前にして、フィギュア化を前提とした
復元の方向性や表現、問題点を打ち合わせ出来たのは貴重な経験になりました。
オパビニアのエラ(ヒレの上のクシ状の部分)の形状・位置は
諸説有る中から2007年の論文を参考に(恐らく現状では最新の説)、
ウィアクシアは2014−15年の論文の新復元ベース、
ハルキゲニアは勿論2015年発表の新復元がベースになっています。
その他の復元に関するアレコレも、後日紹介出来ればと思います。
という事で、これまでのバージェス商品・プレヒストリックライフシリーズと
共に宜しくお願いします!
監修の大路先生の著作です。
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2016年7月5日 / 造形・イラスト作品
新作・クリダステスをギャラリーサイトに更新しました>こちら
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2016年4月4日 / 造形・イラスト作品
新作・アノマロケリスをギャラリーサイトに更新しました>こちら
昨年のアメリカ・ダラスの学会に参加の際には、
製作途中の状態で持参し、いろんな方に見て頂いた作品です。
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2016年2月26日 / 造形・イラスト作品
模型業界の大先輩(恐竜方面では無く)が製作したインドミナス。
ハズブロ社製トイの改造です。
個人的にインドミナス自体には思い入れはあまり無いんですが、
この作品はツボりました。
元のトイと見比べて見ると、それほどの大改造ではなく、
最小限のディテールアップとバランス調整、そして塗装で
インドミナスのデザインのツボと、トイとしてのアレンジの
良い部分を更に引き出して両立させています。
あのトイを見て、その隠れたポテンシャルを見出すあたりが、
この方らしいなぁ、と。
ラプトル姉妹はPAPO、Collectaの商品をリペイント。
そのチョイスも流石&良く判っておられる(笑)
私宛にメールされて来た画像ですが、あまりにツボだったので
許可を頂いて、こちらでも紹介させて貰う事に。
この方の他の作品にも素敵な物がありますので、そちらもまた
次の機会に紹介する予定です。
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2015年12月18日 / 造形・イラスト作品
ACTOWの恐竜・古生物骨格復元模型制作企画として
デスモスチルスとイグアノドンを製作。
研究者の監修の元、恐竜・古生物に造詣の深い作家により
骨格を3DCGにて製作、それを3Dプリンターで打ち出す、という手法です。
企画その1 デスモスチルス
全長約20cm
CG製作は荻野慎諧さん。
荻野さん自身も古生物学者なので、古脊椎動物として復元の難しさで
知られる束柱類・デスモスチルスをお願いしました。
監修は「デスモスチルスの復元」「恐竜の骨をよむ 」等の著者で、
古脊椎動物復元そして束柱類の権威でもある犬塚則久先生。
パーツはほぼ実物通り、バラバラで製作、それを金属線で組み立ててあるので、
関節の角度の調整等の検討がし易くなっています。
また組立前状態で再出力(3Dプリントアウト)する事も
可能ですし、サイズを変更する事も出来ます。
CG製作最初の段階。
途中段階。
組立の姿勢だけでなく、各骨のバランス、形状も
かなり変更されています。完成までには更にここから多くの修正が入りました。
監修作業での荻野&犬塚両氏のメールのやりとりがまた圧巻。
研究者同士が故の容赦ない専門用語と修正指示の応酬。
あの修正指示を理解&対応出来るのは古生物学者の荻野さんだからこそ。
企画その2 イグアノドン(旧復元)
頭高 26cm
3DCGデータ製作は台湾の許書毓さん。
監修は渡部真人先生(大阪市立大学)。
許さんの骨格CGは学研の図鑑「LIVE 恐竜」のARアプリにも採用されています。
今回のイグアノドン製作では、監修チェックは一発で通ったにも関わらず
「もっと細部まで作りたい」と追加資料を希望して、
自主的に精度を上げたという拘り。
旧復元とはいえ、関節の仕方、ポーズの自然さに抜かり無し。
指のゆるいカーブとかたまりません。
私は資料提供しただけで、その後細かい指示は出していません
(というか、出す必要がなかった)。
こちらは元になった3DCG。
なぜ旧復元かというと、恐竜復元の歴史を説明する教材として、
というのが第一ですが、ベルギーで見た旧復元イグアノドン展示が
素晴らしかった、という個人的な想いも入っています。
もちろん、今回のCG上で新復元に組み直し、それをプリントアウトすれば
新復元骨格模型も製作出来る訳です。
CGを担当してもらった2人は、古生物学者である荻野さんは勿論、
許さんも研究者のチェックに十分対応出来る知識と経験、また普段からの
「学術的な復元」を意識した作品制作の積み重ねがあるため、
予想以上に作業はスムーズに進みました。
逆に言えば、それだけの知識や興味が無ければ、例え良い資料があったとしても
なかなか今回のようなクオリティのものは製作出来ないかと思います。
今後も、こうした研究者と作家の良い組み合わせによる作品制作は
機会があればまた取り組みたいと考えています。
日本を代表する古生物の一つであり、また日本で古脊椎動物の復元を学ぶ時に
避けては通れないデスモスチルス、そして恐竜復元の歴史において重要な位置にある
イグアノドン旧復元の、恐らく世界で他に無いレベルで再現した縮尺骨格模型が
手元にある、というのは、古生物復元に関わる者として嬉しい&贅沢な事です。
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2015年12月1日 / 造形・イラスト作品
新作・パラサウロロフスを
ギャラリーサイトに更新しました>こちら
好きな恐竜の1つなのですが、大きいサイズでは
今まできちんと造った事の無かった恐竜でもあります。
子供の化石も良い物が報告されているので、
メスと子供も揃えてみたいです。