国際古生物・層序学会議 in タイ その1
2011年12月4日 / 2011年 タイ学会
The World Conference on Paleontology
and Stratigraphy(WCPS2011)、
国際古生物・層序会議に参加のためタイへ行ってきました。
SVPで知り合った研究者さんからこの学会のお知らせを貰い、
こんな機会でもなければタイに行く事も無いだろうしな、と
参加する事に。
11月26日、タイへ。この日は空港近くのホテルに一泊。
とりあえずタイ式トイレの洗礼を受ける。
シャワー付き、紙無しの新しいタイプでしたが。
翌日、空港に戻り、学会会場のナコン・ラチャシマへ
チャーターバスで移動。
空港からしばらくは、洪水の影響で道の両側は冠水部分が多い。
隣の席はインドネシアから来られた女性の学生さん。
お話していると、共通の知り合いも居る事が判ったり。
また、化石象の研究をされているという事で、今回の
三枝春生さんの講演(後述)が楽しみ、とも。
4時間ほどで会場のホテル、シマ・タニ着。
現地でも老舗の立派なホテルです。
夕食はホテルのレストランで。学会参加者は無料。
11月28日
学会初日。午前中は口頭発表。
午後は、王女様が御出席のセレモニー&講演。
ドレスコード有、入場前には体温測定、手を消毒、
金属探知機で持ち物チェック、携帯・カメラ類は持ち込み禁止で
撮影ももちろん禁止。
王女様は化石や恐竜に興味があられるそうで。
また、タイ国内での王室への敬意は大変なもので、
街中の至る所に国王様始め王室の方々の
肖像画が飾られています。
王女様への発表に選ばれた2人のうち、1人が
三枝春生さん(兵庫県立・人と自然の博物館)。
現在は丹波竜の研究で有名ですが、元々は象が専門。
今回の発表もタイで発見された象化石に関するものでした。
という事で、学会中、「三枝先生の居られる博物館で
作品展やりました」と言うと感心される事も。
セレモニーのための展示。タイから見つかった化石と
研究、関わった研究者が紹介されています。
王女様もメモを取りながらご覧になられたとか。
三枝さんの紹介。
柴田正輝さん(福井県立恐竜博物館)の紹介。
先日発表された、タイ産のイグアノドン類について。
復元頭骨も展示されていました。
福井県立恐竜博は、毎年タイに発掘隊を出しているので、
タイでの知名度も高いのです。
折角のタイでのスーツ姿という事で、記念撮影。
左は池上直樹さん(熊本・御船町恐竜博物館)、
中央は平山廉さん(早稲田大学)。
夜は歓迎パーティー。
大きな池のある公園の一角で開催。
お出迎え。なんか、いつものこの手のパーティーとは
雰囲気違うな、と思ったら、
これでもか!と出てくる料理と踊り。
準備は地元の大学生が担当されたそうで、
給仕や踊りもほとんどが学生さんだとか。
途中、ちょっと会場の外をウロウロしていると、
出番待ちの皆さんが。友達同士で記念撮影していたりが
微笑ましい。
で、その中でなんか別格な雰囲気な方が。
この方と一緒に記念撮影をした学生さんと
「画像送りたいのでメアド教えて、とかダメですかね~」
なんて冗談言ってたら、後で去年のミス・タイランドだった事が
判明。
パーティー中、一つ不思議だったのは、これだけの
料理が出て、飲み物にアルコールが一切無い事。
これは、学生さんがパーティーを担当したから、
という点と、タイでは寺院、役所、学校、公園など
ではアルコール飲料の販売は禁止されているという事が
理由かな、と。
最後は参加者も一緒に踊って終了。