ニューヨーク・アメリカ自然史博物館

2011年10月31日 / 2011年 ニューヨーク


前回の記事ですっかり忘れていましたが、

そうです、怪獣王も来ていました。
流石はニューヨーク!
到着当日、NYは天気が大荒れだったそうで、その影響で乗り換えのサンフランシスコで4時間余計に待つ事に。JFK空港に着いたのは日付も変わった頃。
翌朝、ホテルのすぐ側のアメリカ自然史博物館へ、、、とその前に開館(10時)より早めに出て、セントラルパークへ。っていうか、博物館がセントラルパークの側なんだけど。

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道には昨日の雪が積もり、シャーベット状。

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博物館の外に止まっていたバス。
開館10分前に博物館に。

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今では恐竜の博物館と言えばロイヤルティレル等も有名ですが、私の子供の頃はなんと言ってもここアメリカ自然史博物館でした。その前にこうして立つ事が出来きる日が来るとは!開館を待っている時間も貴重な経験に思えて来るのです。
開館! もちろんエントランスホールには
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もう現在の恐竜業界のシンボル的な存在の一つと言って良いでしょう。バロサウルスのような竜脚類がこのように体を持ち上げる事が出来たかは、現在では否定的な考えが主流。この展示を計画した時ならではの、時代を表す展示とも言えます。まさに、理屈抜きにカッコイイ。

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で、撮った! ツイッターの恐竜クラスタではお馴染みの「荒ぶるバロサウルスポーズ」。ポージングが甘いのはご容赦を。連れと一緒なら、打ち合わせしながらもっとポーズをバッチリ合わせたり出来たんですけどね(んじゃ、この画像はどうやって撮ったのか?の答えは後ほど)次に挑戦される方、より精度の高い「荒バロ」を!
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もう一方の主人公、アロサウルス。

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でも、このエントランスの展示でコレは!なのはアロでも、親バロでもなく、この仔バロだと。このくらいの成長段階の竜脚類て他になかなか無いですよね。
この博物館の古脊椎動物展示は、時代別ではなく系統関係で構成されているのが特色。

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竜盤類展示室。
ディアトリマ(ガストルニス)等の化石鳥類もこの部屋。

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ティラノサウルス。
展示リニューアル時に新しい復元で組直されたもの。

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アパトサウルス旧復元=ブロントサウルススタイルを再現した縮尺模型。これ凄い良い!欲しい!
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鳥盤類展示室。

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アナトティタン(名前が消えるかも、と言われていますが)
私が子供の時もトラコドンだったりアナトサウルスだったり。骨格は私の子供の頃に本等で見たのと変わらない古い復元。ですが、それも今となっては珍しいですし、昔からの知り合いに会えたようで嬉しかったり。っていうか、数あるエドモントサウルス系の骨格でも、この2体は美男or美女です。

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哺乳類展示室。
恐竜に負けない充実度。そういや、この博物館の古脊椎部門を創設したオズボーンって、ティラノやベロキラプトルの記載で恐竜的には有名ですが、本来は哺乳類が専門。ウマやサイ、長鼻類の化石の研究で有名ですから。

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ウマの進化
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化石種地上性ナマケモノの一群(で良いのかな?)。近縁種や同じ分類群を並べて比較する、という展示コンセプトが全体に一環しています。

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なので、哺乳類括りでこういう事も。系統的に展示するとエダフォサウルスがここに来るのは納得。

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その他、爬虫類、両生類、魚類。
他では見られない骨格がゴロゴロしてます。この辺は、書籍やネットでもあまり画像を見ないので、新鮮感が強くて嬉しい。

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竜脚類の特別展「The World’s Largest Dinosaurs」が開催中。
竜脚類、特にマメンチサウルスをメインに、現在の大型竜脚類の身体機能や生態に関する研究を集めた内容。実物大のマメンチサウルス復元模型が迫力あります。

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ちょっと遅い朝食。地下にある結構大きなフードコートで、タコスが自分で作れたり、いろいろ楽しい。さらに館内には、他にもカフェ等が点在。
午後1時、バロサウルスの下で待ち合わせ。以前から私の恐竜ガレージキットを完成品で購入して下さっている方がNY在住。そこで、今回お宅にお邪魔する事になったのです。待ち合わせ場所には奥様が来て下さりました。到着してからは、ピザを昼食に頂きながら、恐竜話、、、、、、と思ったら、途中、お互い怪獣好きなのが判りさらに盛り上がる。「どのゴジラ映画が一番お気に入りですか?」の質問に「最初のメカゴジラですね」と答えたら「ああ、1974年の奴だね。キングシーサーだ!」と即答。スゲエ!これまでもSVP(古脊椎動物学会)にも参加されていたり、研究者さんとも交流があるそうで、かなりの見識の持ち主。こちらの片言の英語も上手く補って理解して下さり、とにかく話が途切れる事のない数時間。とはいえ、やはりそこは私にとっては不慣れな英語。最後には、簡単な英語ですら呂律が回らなくなるほどに。自分の英語力&英語体力不足を痛感。
という事で、先ほどの「荒バロ」ポーズ画像は、この時迎えに来て下さった奥様に撮って貰ったのです。初対面の方に会うなり、「この恐竜と同じポーズで画層撮りたいので、このアングルでお願いします!」と頼んだのでした。
5時前に、再度博物館へ。閉館は5時45分なので、それまで再度見学&画像撮影。博物館の後、何処かに出かけようかとも思いましたが、疲れと時差ボケが出始めたので、大事を取ってホテルへ。まだ展示をすべて見れていませんし、さらに画像も撮りまくらなければなりませんから、体力温存です。

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メインのミュージアムショップ。
画像は1Fで3Fまであります。

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3Fはこんな感じ。

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こちらは天文系のミュージアムショップ。
さらに他にも小さな(と言っても、他の博物館なら普通の広さ)のショップが。
とりあえず、軽く他の展示も回りましたが、、、、
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広い! 恐ろしいほどに広い!
次の日も開館から5時頃まで居ましたが、結局古生物展示の撮影にほとんど時間使ってしまい、他の展示はじっくり見れなかった、、、、。
閉館時に「出口の判らない方は近くの係員に」と日本語を含め数カ国後でアナウンスされるのも頷けます。
続く
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