■古生物アート特別展「Picturing the Past」at ニューメキシコ自然史科学博物館
2018年11月11日 / SVP2018・アルバカーキ, 作品展示, 博物館・特別展見学, 海外
2018年10月〜2019年1月までアメリカ・アルバカーキの
ニューメキシコ自然史科学博物館で古生物アートの特別展「Picturing the Past」が開催。
私の作品も展示される事になりました。
入口にはRJ Palmer氏のティラノサウルス。
2つの部屋に80点以上の作品が展示されています。
ほとんどがイラスト作品ですが、変わった手法の作品も幾つか。
紙製の三葉虫。
こちらも紙製。
キルトのタペストリー。
サハラステガ頭部復元模型と制作者のタイラー・ケイラー氏。
タイラー氏はティラノサウルスの子供・ジェーンやニジェールサウルス等の復元模型だけでなく、
それぞれの頭骨復元も手掛けた作家です。
最近ではドリプトサウルス実物大復元模型を制作されていました。
また、日本では私とケイラー氏の作品で構成された「ほんとのおおきさ恐竜博」
ケイラー氏の作品製作が紹介されている「恐竜の復元」
も出版されています(「恐竜の復元」は絶版ですが)。
私の出品作品・Citipati
ケイラー氏と一緒に。ケイラー氏のTシャツが昭和ガメラなのがポイント(?)
この博物館では、今年の SVP・古脊椎動物学会の初日のパーティが行われました。
特別展会場にも学会参加者が多くこられ、作品を見て頂きながら色々な話が出来る機会になりました。
今回の特別展のメインスタッフでもあり、イラスト作品が
この博物館の常設展示にも採用されているMatt Celeskey氏と
エダフォサウルスの新種の復元画。
地味ですが今まで発見されたエダフォサウルスとは大きな違いを持っています。
今回の学会でもCeleskey氏がその標本について発表されていました。
公式の発表が楽しみです。
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古生物アートに関して、これだけの規模で開催された展示会は
過去にもあまり例が無い試みだと思います。
私にとっては憧れの博物館の一つだったニューメキシコ自然史科学博物館で
作品が展示され、また多くの方とお話しが出来るという夢のような機会になりました。
立体の出品作品が少なかった事もあり、学会中も初対面の方に
「特別展のCitipati作りました」で結構皆さん覚えて下さっていたのも有り難かったです。
特別展の紹介動画です。私の作品も紹介されています。
パーティの折に会場に準備されていたテーブルから。
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これまで訪れた海外の博物館・学会等の様子は
「世界の恐竜博物館見聞記」で紹介しています。
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