■国立台湾大学で講演をしました。
2018年4月30日 / 2018年 台湾, イベント・教室・講演, 海外
2018年4月18日
国立台湾大学で講演をしました。
タイトルは日本語だと
「過去を作る:パレオアーティスト・古生物作家としての仕事」
という感じです。
まず前日の17日に、友人の台湾人古生物作家・許書毓さんと一緒に
今回の講演を企画して下さった台湾大学の古生物研究者・蔡政修さんの研究室にお邪魔しました。
構内の植物の違いに、ここが沖縄よりも南なことを実感します。
その緑の濃さもあってか、とても雰囲気の良い大学構内です。
左が友人の作家・許さん。右が蔡さん。
許さんとは、これまでも一緒に色々と仕事をしています。
台中で昨年に開催された国際マンモス学会の参加者への記念品になった
マンモスフィギュアの原型データ製作も担当されています。
蔡さんは化石ヒゲクジラが専門。
このすぐ後に最古のヒゲクジラ化石の論文を発表されました。
今回の私の講演タイトルの「彫塑過去(Sculpting the Past)」も蔡さんの案です。
講演当日。
少し早めに大学に到着。大学内で遅めの昼食。
ビュッフェ式の学食。安くて美味しい!
学食すぐそばの図書館前の芝生で食事。
蔡さんお気に入りに場所だそう。
確かに良い場所で、私たちが食事をしている間にも
2組の結婚記念撮影が行われていました。
と、そこへ他の先生方が合流。「ピクニックなんでしょ〜」とオヤツも持参。
蔡さんの研究室、動物学博物館、そして今回の会場のある生命科学棟。
講演会場受付。
基本的には英語での講演でしたが、私がとっさに言葉が出ないときなどは
蔡さんが助けて下さいました。
私の講演自体は午後6時30分に始まり予定時間に収まりましたが、その後の質疑応答、
さらにその後のアレコレで、結局完全にお開きになったのは午後10時過ぎでした。
翌日も1日、蔡さんの研究室にお邪魔しました。
台湾師範大学の動物研究者・林思民先生(画像右端)の研究室にも
お邪魔しました。
夜は古環境研究者の羅立さんと合流、夕食をご一緒しました。
羅立さんとは昨年の新潟で行われた国際放散虫集会で知り合ったのですが、
今回たまたま私と同じタイミングで台北滞在という事で思わぬ再会に。
今は中国の研究所所属ですが、台湾出身という事で、羅立さんオススメの夕食&ビアバーへ。
この日が今回の台湾滞在最終日でしたが、最後の最後まで本当に美味しい&楽しい旅行になりました。
私の講演の時、林思民先生と台湾大学の郭典翰先生が一番前の席に座っておられました。
講演の時は、やはり一番前の席が目に入るのですが、林先生と郭先生が終始ニコニコして
おられるので、「自分の講演はなんとかなっているんだな」と随分安心出来ました。
ああいう励まし方、リラックスのさせ方もあるのだなぁ、と、終わってしみじみしたり。
海外での本格的な講演・しかも英語で、というのは初めての経験でしたが、
蔡さんはじめ皆さんの協力・サポート、そして参加の皆さんの理解力のおかげで、
自分の出来ることは出し切れた、ベストは尽くせたと思います。楽しかったです!
国立台湾大学・博物館群10周年記念バッグがカワイイです。
台湾大学には、それぞれ規模は小さいながら、地質・動物・昆虫・人類学など、
10分野の博物館が独立してあります。なので博物館「群」です>博物館群紹介サイト
ですが、今回は動物学博物館を含め、一つも見学出来ず!
というのも、約2日半の大学滞在中は、講演の時以外にもいろんな先生方・学生さん・
その他の方が遊びに来て下さり&研究室に誘って頂いたりで、楽しすぎて気が付いたら時間が無くなっていました。
でも、次回の楽しみが増えた訳でもありますから、これはこれで良し、なのです。
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