■ロイヤルティレル古生物博物館
2017年9月10日 / 博物館・特別展見学, SVP・古脊椎動物学会
2017年8月22日
カナダ・ロイヤルティレル古生物博物館を見学。
SVP・古脊椎動物学会のオプションツアーとしての見学です。
午前8時、バスで出発
カルガリーから2時間
まずはツアー参加者に挨拶&博物館紹介
見事な保存状態で話題になったボレアロペルタが展示されていました。
レガリケラトプス頭骨
ゴルゴサウルス。このゴルゴサウルスを含め、館内で展示されている
ゴルゴサウルス・リブラトゥスは以前はアルバートサウルス・リブラトゥスとして
紹介されていました。アルバートサウルスの模式種はサルコファグスなので、
アルバートサウルス属が消えた訳ではありませんが、
ロイヤル・ティレルの展示を始め、アルバートサウルスと言えば
リブラトゥス種、という世代でもありますし、名前からもアルバータ州を
代表する恐竜というイメージが強いので、ゴルゴサウルスになったのは
ちょっと勿体ない気もします。
ティラノサウルス、愛称”ブラック・ビューティー”。
1992年の大阪の恐竜博以来の対面。
メインホール
ティラノサウルス
1990年の幕張メッセの大恐竜博に来ていたこのティラノサウルスが
私が初めて見たティラノ全身骨格でした
(当時は国内で常設のティラノ骨格は北海道・滝川市美術自然史館だけだったはず)。
あれから国内でもティラノの展示は増え、海外でも何体もティラノは見ましたが、
こうしてロイヤル・ティレルでこのティラノに再会するといろいろと感慨深いものが。
パキリノサウルス
角竜展示コーナー
ランベオサウルス
ゴルゴサウルス、、、、ですが、
個人的には、ヤラレ役のセントロサウルスがツボ。
セントロサウルスの骨格をこのアングルで見られるのが嬉しいのです。
学会のツアーという事で、収蔵庫見学も出来ました。
私は研究者でないので、収蔵庫の画像、特に標本の詳細な画像は基本的にネットには、
アップしない事にしているので、画像は雰囲気の判るこれくらいで。
現場でも本当に撮影禁止の物は、標本毎に注意書きが出ていましたが。
学会ツアー参加者のランチタイム
海生爬虫類コーナーのトリナクロメルム。
見せ方がカッコイイです。お気に入りの一つ。
ブロントプス(メガケロプス)
ショニサウルス。現時点では世界最大級の魚竜化石だそうです。
>白亜紀の植物を想定した温室。
お約束の博物館のレストランでの食事。
ミュージアムショップ。
”ロイヤル”ティレル、ですから!
有名な博物館だけに、様々なメディアで何度も詳しく紹介されている事もあってか、
主要な恐竜の展示物の多くは本やネットで見たアレだ!という印象。
なので目新しさ・意外性は他の博物館訪問の時ほどでは無かったかも。
とはいえ、それでも自分の見たい角度・部分を存分に見れる&画像を撮れるのは嬉しいもの。
それにボレアロペルタも見れましたし、バックヤード見学が出来たのは学会ツアーだからこそ。
自力で来るのは結構難しい場所でもあるので、今回は自分にとってはこれ以上無い機会でした。
また、恐竜好きが高じて今の仕事になり、海外の博物館もいろいろ回っていながら
ロイヤル・ティレルに行った事が無い、というのは、何となく引け目になっていたので、
今回の最良といって良いチャンスでの訪問でそれが解消出来た事&達成感は大きかったです。
ドラムヘラーの町の恐竜物件
「ポーラーボーラ」を彷彿させます。
仲良し(こちらは「UNKNOWN ISLAND」感)。
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これまで訪れた他の博物館・学会参加の様子は「世界の恐竜博物館見聞記」で紹介しています。
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