■福井県立恐竜博物館・特別展「恐竜の大移動」
2016年9月28日 / 博物館・特別展見学
福井県立恐竜博物館の特別展「恐竜の大移動」を見て来ました。
入口近くのレドンダサウルス。
以前にカーネギー博物館でも全身骨格は見ていたのですが
(画像のネット上アップは禁止らしかったので、ブログ等では
紹介出来なかったのです)、こちらのほうがポーズが若干躍動的かな?
今回の目玉の一つ・ビスタヒエヴェルソル。
実物からの3Dデータを基に造られたレプリカだそうです。
ユウティラヌス全身骨格模型。
今回の特別展は、様々な場所から実物化石が集められている事に驚きました。
グアンロン
ディロング。左が実物。
インロン。
シノケラトプス。
会場でバッタリ会った研究員の方のお話では、実物化石の中には
ホロタイプ(完模式標本)も幾つかあるのだとか!
個人的に今回の目玉の一つ・ティポトラクス。
頭以外ほぼ完全なアエトサウルス類。
以前、ブリストル(だったかな?)のSVP(古脊椎動物学会)で
この標本の発表を見たときは驚いたものです。
その本物が見られるとは!(SVPについては、こちらの参加レポートの記事を)
ここまで完全で、なぜ頭だけが!惜しい!
(別個体では頭もあるだけに余計に)
教科書的に有名な実物化石がゾロゾロ並んでいる特別展でしたが、
やはり見学者さんの多くの眼を引いているのは恐竜ロボット。
まぁ仕方ないですよね。私が子供の時も(というか結構な年になるまで)そうでしたし、
恐竜展での楽しみでもありました。
とはいえ、例え流し見であれ貴重な標本・化石を見た事が少しでも記憶に残れば、
次に良いものを見る時の助けになると思いますし、
恐竜ロボットを含めていろいろな見方で楽しんで貰った上で、
研究上で重要な凄い標本もしっかり見て貰おうという
研究者・スタッフの皆さんの思いが表れている展示標本の数々と感じました。
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