国立恐竜記念公園
2014年5月16日 / 2014年 コロラド・ユタ
アメリカ・ユタ州にある国立恐竜記念公園
(Dinosaur National Monument)。
ジュラ紀後期の恐竜化石が大量に発見された露頭を
そのまま展示にしたこの場所は、私が子供の頃から
書籍等で繰り返し見た、憧れの場所の一つです。
ビジターセンターの前のステゴサウルス。
何故かホルスタインカラー。昔、本で見た時はこんな色じゃ
無かったはず、と思っていたら
これまでのカラーバリエーションの記録がありました。
なかなか過酷な環境なので、定期的な塗り直しが必要なのかも。
展示室2階から。
こちらは1階から。途中、露頭、そして露頭に現れている
実物化石を触る事が出来る一角も。
ここのシンボルとも言えるカマラサウルス頭部。
頭部も見事ですが、左下の後肢も凄い保存状態。
どこを見ても何か凄いものがあります。
カマラサウルス幼体。
最も完璧な保存状態の竜脚類化石の一つ
(発見状態そのままではないようですが)。
これはレプリカ。発見されたのはこの公園内ですが、
化石の収蔵はカーネギ博物館だったはず。
2000年に新種のアロサウルスとして報告された
アロサウルス・ジマッドセニ(jimmadseni)
見事な胴体部。
頭部の内側が見えます。
そして、世界で最も完全なアロサウルスの頭骨の一つ。
補修された部分の色が違うので、その部分の少なさが
保存状態の見事さを現しています。
歪みも無く、まさにアロ顔!
ステゴサウルスの赤ちゃん。
露頭に埋まったままの大量の化石を見ると
「なんでこれ、取り出して研究しないんだろう?」と思ってしまいます。
が、この後のコロラド・ユタの博物館見学で
様々な展示・収蔵標本を見るうちに
「アレくらいはあのままで良いんだろうなぁ」と納得するほど、
とにかく凄まじい量の化石が見つかった事に驚きます。
そういった感想が持てた事、そしてこの地域でも
代表的な化石の産出状態を見られたという事でも、
今回の集会で最初にここを訪問出来たのは良かったです。
ビジターセンターのショップ。
この後の野外見学に備えて、ここで帽子を買いました。
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